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テーマパークで相次ぐパワハラ告発 長崎ハウステンボスはH.I.S.も撤退か
https://wezz-y.com/archives/62042
2018.12.14 H.I.S.も撤退か ハウステンボスの悲惨な末路 wezzy
ハウステンボス(写真:アフロ)
今月13日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、長崎県にある有名テーマパーク・ハウステンボスの“パワハラ”が横行する内情を報道した。「週刊文春」によると、ハウステンボス顧問の女性S氏によるパワハラで、多くの社員が悲鳴をあげているという。
たとえばハウステンボスの社長代理を務めるA氏は、S氏から日常的にパワハラを受けていたとして、「だからアホだって言われるのよ、社長から」「能力がない人間だから、ポジションを二つ下げてもいいのよ」といった罵声を浴び続けていたそうだ。
A氏は精神状態が不安定となり今年9月には「適応障害」の診断を受け、現在は出勤できない状態だという。過去に2度、S氏に対して社員が退任要求を出したことがあるが、退任要求に関わった社員は左遷か退職せざるを得ない状況に追いこまれたそう。
S氏は大勢のスタッフに夜明けまでの残業を強いることもあるといい、健全とはいえない職場環境が影響してか、ハウステンボスの社員の証言によると、この8年間で幹部クラスの社員は半分以上が退職し、ここ3年だけで毎年250人もの社員が辞めているという。
さらにハウステンボスでは、従業員の不足が重大な事故を発生させている。昨年8月にはバンジージャンプのアトラクションに参加した男性が、一度落下して跳ね上がった際に、ゴム製ロープを固定するワイヤーが切れるという事故が起こった。幸い、男性は右肩打撲の軽症で済んだようだが、ワイヤーが切れるタイミングが違えば、死亡事故を引き起こしていた可能性もある。
また同誌では、S氏と社長の親密な関係も、S氏のパワハラを助長させているとみている。ハウステンボス社は18年間にわたり続いた赤字で経営破たんに陥った2010年、長崎市長が株式会社H.I.S.の澤田秀雄社長に頼み込み子会社化。大規模な改革をいくつも断行し、経営をV字回復させた。
しかし近年は業績不振。にもかかわらず、「文春」の直撃取材を受けた澤田社長は、「ほぼ再生が終わった」として、ハウステンボスからの撤退を宣言している。
澤田社長は2010年にハウステンボスを訪れた際、「従業員がみんな暗すぎる」と感じ、「嘘でもいいから明るくやってほしい。そうすれば黒字化し、ボーナスも出る」と鼓舞したという。だが現在、従業員たちは嘘でも明るくなど振る舞えない心境なのかもしれない。
来客を楽しませることが第一義であるはずのテーマパーク運営の舞台裏で、目を覆いたくなるようなパワハラが横行しているとすれば、その世界を素直に楽しむことはできない。世界的人気を誇るテーマパーク・ディズニーランドにおいてもパワハラ裁判が起きており、徐々にその裏側が明らかにされている。
■ディズニーランドは就業中の怪我でも労災申請を許可しない?
ディズニーランドでのパワハラを報じたのは、今年9月発売の「FLASH」(光文社)だ。
「FLASH」では千葉県の労働組合「なのはなユニオン」代表・鴨桃代氏の言を掲載。鴨桃代氏によると、キャストとして契約社員で働くAさんは2013年、着ぐるみを着用しながらの勤務中に、客のいたずらにより指を負傷したという。しかし、ディズニーランドを経営するオリエンタルランド社は「我慢すべき」として労災申請を許可しなかった。その後、Aさんは、暴言を吐かれるようになり精神的に追い詰められ、休職を余儀なくされたようだ。
また、同じくディズニーランド従業員のBさんも、着ぐるみを着てショーなどに出演していたが、2017年ごろに腕に激痛が走り病院を受診。キャラクターを演じるために絶えず腕を上げ続けていたことによる血流障害「胸郭出口症候群」と診断されたという。この際も、オリエンタルランド社は労災申請手続き・休業補償はしなかったという。
ディズニーランドのパワハラ告発&ブラックバイト横行、夢の国は崩壊寸前 9月18日発売の「FLASH」(光文社)が、「東京ディズニーランド」の暗部を報じている。ディズニーランドで働くキャスト2名が、度重なるパワハラ… ウェジー 2018.09.20 |
「なのはなユニオン」はオリエンタルランド社と数回にわたり団体交渉をしたが、会社側は労災は認めたものの安全配慮義務は怠っていないと主張。AさんとBさんはオリエンタルランド社を提訴した。初公判は先月13日に行われたが、オリエンタルランド社の主張は変わらず、原告側の請求棄却を求めたという。
会社組織の中で常態化する暴力
今年は過酷な労働環境や暴言といったパワハラだけでなく、暴力によるパワハラ動画も問題となったが、その数々はもはやパワハラではなく“暴行”であった。なかでも衝撃的だったのは、熱されたしゃぶしゃぶ鍋のなかに顔を突っ込まれる動画だ。
今年11月発売の「週刊新潮」(新潮社)は、渋谷区にある芸能プロダクションの社長である20代男性が、「熱湯が入ったしゃぶしゃぶの鍋に従業員の顔を突っ込むパワハラ」をはたらいたと、ショッキングな動画つきで報じた。
被害者の男性は、取引先を招いた2015年の忘年会で「何か面白いことをやれ」と社長に指示され、鍋に顔を入れざるを得なかったという。男性は後遺症や傷跡などが残る可能性のあるU度の火傷を負うこととなった。また、被害者の男性は日常的に社長からパワハラを受けたという。
煮えたぎる鍋に従業員の顔突っ込み大火傷、鉄パイプで殴打…明らかな暴行を「遊び」「悪ふざけ」と弁解する会社 「週刊新潮」2018年11月29日号(新潮社)が、渋谷区にある芸能プロダクションの社長である20代男性が、「熱湯が入ったしゃぶしゃぶの鍋に従業員の顔を… ウェジー 2018.11.21 |
同誌の取材に社長は「ふざけてやった」と主張しているが、被害者男性は今年12月に会見を開き、刑事告訴や損害賠償請求の民事訴訟も検討していると公表。決して“悪ふざけ”で済まされることではない。
また同じく11月には、従業員の男性が手をロープで吊るし上げられ、上司によって鉄パイプで殴打される動画がネット上に流出した。動画には、会社名と殴打している上司の名前が記載されており、情報番組『ビビット』(TBS系)は、兵庫県にある会社の社長を直撃した。
社長は、殴打されている男性が罰として自ら殴られることを望んだとしながらも、上司と男性の間では“和解”が成立しており、金銭の受け渡しもあったと弁解した。しかし、自ら望んだことなのに“和解”をするとは違和感が強く、不可解な点が残る説明であった。
パワハラどころか“傷害罪”ではないのか 従業員を吊るし上げ鉄パイプで殴打する動画が流失 先週、兵庫県にある会社の従業員が手をロープで吊るし上げられ、上司から鉄パイプで殴打されている動画がネット上にアップされた。動画をアップした人物… ウェジー 2018.11.14 |
最近では「ハラミ会」といって、「男性社員が飲み会に女性社員を誘わないことでハラスメントを未然に防ぐ会」の是非がネット上で注目を集めた。「ハラミ会」には賛否両論あれど、社会のハラスメントへの意識が向上していることは確かだろう。
しかし依然として上記のような酷いパワハラが横行する会社が世の中には存在し、さらに第三者に知られても問題化しないという低い意識で動画を撮影しさえする。低賃金で過酷な労働環境を強いることも、権力や暴力で従業員を脅し従わせることも、会社組織としてあってはならないことであると、どうしたら理解されるのだろうか。
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