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ゴーン逮捕の副産物
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2018年11月26日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
今回のゴーン氏の逮捕劇ですが…容疑事実のなかに日産の不正検査の件が含まれていたのであれば少しは分かるのですが、漏れ伝わってくるのは、如何にゴーン氏がお金に汚いかというようなものばかり。 しかし、そうした容疑も、ゴーン氏一人ではできないようなものばかり。 ゴーン氏の姉とコンサル契約を結んで年間1千万円以上の報酬を支払っていたとか、娘の大学に日産が寄付したとか、という事実が暴露されていますが、そうしたことの殆どが日産の事務方の協力がないとできいと言っていいでしょう。 有価証券報告書の虚偽記載も、ずっと以前から事務方も一体となって行っていたものと考えるべきで、何故ゴーン氏だけに罪をなすりつけるのか意味が分かりません。 ゴーン氏がお金に汚いことがこれで分かったとしても、これほど大騒ぎするほどのことかと思ってしまうのです。 まあ、罰金を支払えば許してもらえるようなことではないのでしょうか? 何十億円も横領したというのであれば別ですが、日産という会社が了解したうえで虚偽記載をしただけである訳ですから。 先日も書きましたが、このような世界的にも著名な経営者の逮捕を総理に報せずに行う筈がない、と。 官邸は事前に逮捕を了解したと考えるべきでしょう。 そして、了解が得られたから…或いは無言の指示が官邸からあったから東京地検も動かざるを得なかったと考えるべきではないでしょうか? 森友事件や加計疑惑などでで、如何に検察と官邸が密接な関係にあるかが明らかになっている訳ですが、国会を騙しつづけて公文書の改ざんまで行ったのに検察は動かなかったのに、今回は極めて積極的だ、と。 逆に、単なる不実記載程度に過ぎないのに、検察はいろいろ情報を流して印象操作をしている、と。 いずれにしても、官邸は、検察とタッグマッチを組むことで如何様にでも世の中のことを操作できると考えたのかもしれませんが…しかし、官邸は大切なことに気が付いていなかったかもしれません。 つまり、官邸は、日本の検察の取り調べの手法が時代遅れで人権を無視したものであることを知らなかった、と。 ゴーン氏を逮捕し、ゴーン氏が自白しない場合には別の容疑で再逮捕して、さらに拘留を延長する手法が如何に国際的にみて時代遅れであることか、と。 ですから、仮に逮捕されたものが外国人の大物である場合には、そうした取り調べの手法が厳しく批判される恐れがあることを知らなかった、と。 日本の取り調べ手法が余りにも自白に頼り過ぎであり、また、可視化も相当に遅れているのですが、そうした欠点が今回の事件により明らかになり、フランス側が日本のそうした点を批判をすることになるのではないでしょうか? 最後に一点付け加えておきますが… 今回の件が、仮に国策捜査であろうとも、フランスが日産を乗っ取ろうとしたから日本側がそれに対抗しただけだ、つまり、日本の国益を守るためだとの考え方があろうかと思うのですが… 西川社長をはじめとする日産のプロパーの幹部たちは、本当に国益のために動いたと考えるべきなのでしょうか? 私は、そのようには思えません。 だって、西川社長をはじめ、プロパーの幹部たちもゴーンのご機嫌取りに気を使ってばかりいたと言われているからです。 ゴーン氏が多額の報酬等を得ていた点を暴露することで、如何にも貧しい労働者の味方であるかの如く振る舞っているようにも見える訳ですが、プロパーの幹部たちも、ゴーン氏と一緒になって、レイオフや工場閉鎖等をしてきた人物なのです。 でしょう? 彼らは、国益というよりも、日産が完全に経営統合されると自分たちの首が危うくなると考えたからそうしただけではないでしょうか? 日産の取締役には、経済産業省OBもいますが、経営統合されるとそうしたこともしにくくなるかもしれない、と。 国益とか正義とかいうのであれば、何故日産で不正検査など行われたのか、説明がつきません。 ゴーン氏がお金に関して汚かったという事実があったとしても、今回の逮捕劇は不自然なことが多すぎると思う方、クリックをお願い致します。 ↓↓↓ 人気blogランキングへ ※リンク省略 |
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