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ノーベル賞受賞の本庶教授、仰天の「研究費ばらまき発言」の胸の内 ほんとにヤバイ、日本の「研究費減」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57982
2018.10.21 ドクターZ 週刊現代 :現代ビジネス
3つ当たれば御の字の世界
「僕は、(基礎研究費を)もうちょっとばらまくべきだと思う」
こうメディアに語ったのは、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑・京大特別教授である。
本庶教授はがん治療薬「オプジーボ」の開発で有名だが、日本の先進医療の先駆者がこのような発言をしたのは興味深い。事実、日本の研究費は削減傾向にあり、教育機関としての大学も世界の最先端から徐々に後れを取っているのが現状だ。
本庶教授の発言から、あらためて研究費の重要性を考えてみたい。
2016年に同じくノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典東工大名誉教授も、ノーベル賞受賞以前に、科研費や研究環境の問題について訴えている。
「現在の科研費、とりわけ基盤研究の絶対額が不足しており、採択率がまだ圧倒的に低い。今の2〜3倍になれば大学などの雰囲気も変わる」との発言があった。
現在、自然科学の基礎研究への財政資金や人材の投入について、「選択と集中」が言われている。有望な研究を見つけ出し、そこに資金を投じようとしているわけだが、これは前提からして間違っている。というのも、官僚に限らず、研究者でさえ、どの基礎研究が将来有望なのかどうかはわからないからだ。
本庶教授も、記者会見の中で、「何が正しいのか、何が重要なのかわからないところで、『この山に向かってみんなで攻めよう』ということはナンセンスで、多くの人にできるだけ、たくさんの山を踏破して、そこに何があるかをまず理解した上で、『どの山が本当に重要な山か』ということを調べる」と言っている。
どのような方向で研究したらいいかわからない―。これが研究者の裏腹な本心だ。基礎研究では、官僚の嫌う「無駄」が多い。1000の研究があれば3つも当たらない世界なのだから、極端な言い方をすればほとんど「無駄」だ。
だからといって基礎研究の総量を減らせば、そもそも有望な研究に当たらなくなり、社会への貢献もありえなくなる。この感覚は、自然科学を勉強したり、研究したりした人なら共感できるはずだ。しかし、多くの文系官僚は理解できないのだろう。
最近、日本人のノーベル賞が相次いでいるが、これは20〜30年前の研究成果である。そのころは、いまよりも潤沢な研究費が国から出ていて、その投資効果が活きているのだ。
財政として、基礎研究に回すおカネがないのであれば、未来への投資として国債発行を考えるべきだ。基礎研究のように「懐妊期間」が長く、大規模で広範囲に行う必要のある投資は、税金ではなく国債がいいだろう。
将来に見返りがあるから、国債発行して財源にするという話は、社会インフラ整備では、「建設国債」ということでこれまでもやられてきたことだ。財務省内にもこういう考え方はあったが、緊縮財政思想が蔓延したいまでは難しくなった。
「ばらまき」というワードには悪いイメージがあるが、それも「緊縮傾向」の財務省がマスコミに広く行き渡らせた結果だ。
研究開発については、正しくばらまかないと、取り返しがつかないことになる。このままであれば、あと10年もすると、日本人からノーベル賞は出なくなるかもしれない。
『週刊現代』2018年10月27日号より
ノーベル賞受賞の本庶教授、仰天の「研究費ばらまき発言」の胸の内 https://t.co/Dt7RWFpuIo #マネー現代 研究開発については、正しくばらまかないと、取り返しがつかないことになる。
— がやこ (@gayako2) 2018年10月21日
このわかりやすい単純明快なことを、なぜ御役人官僚様の皆さんは理解できないのでしょうか? 議論の積み重ねが変な方向を向いていませんか?
— Karchives (@Karchives) 2018年10月21日
→ノーベル賞受賞の本庶教授、仰天の「研究費ばらまき発言」の胸の内 https://t.co/12i5hI2x4V #マネー現代
地方ベンチャーも同じ。
— ATS★KABASAWA (@ats084) 2018年10月21日
予算削減でチャンスを潰す町が20年後に姿を消す。姿を消すというか支配されて生きることになる。
ノーベル賞受賞の本庶教授、仰天の「研究費ばらまき発言」の胸の内 https://t.co/XE0hOln2RW #マネー現代
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