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日経平均2万4000円の勢いは本物か?2018年度下期の日本経済を予想(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/628.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 9 月 29 日 15:12:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

日経平均2万4000円の勢いは本物か?2018年度下期の日本経済を予想
https://diamond.jp/articles/-/180860
2018.9.29 三井住友アセットマネジメント 調査部  ダイヤモンド・オンライン




 皆さんこんにちは。三井住友アセットマネジメント調査部です。毎週土曜日に「ビジネスマン注目!来週の経済、ここがポイント」をお届けしています。

 今週で9月も終わり、いよいよ来週からは2018年度も下期に入ります。今年度はこれまでのところ、米国トランプ大統領の強硬的な通商政策が話題となっているものの、世界的に景気はむしろ堅調で、企業業績も順調に伸びています。日本や米国などの主要国では、雇用や賃金も比較的順調に伸びていて、人々の景気に対する感じ方も前向きなものとなっています。

 株式市場についても、追加関税などのニュースで下落することはありましたが調整は短期間で終わり、好業績を背景に上昇傾向にあります。米国のSP500やダウ平均は最高値を更新していて、日本株も日経平均が2万4000円台に乗り、1991年以来の高値を期待する声も聞かれるようになっています。

 そこで今週は、2018年度の下期に入る前に、景気の先行きを示す主要な経済指標をいくつか確認して、今後の経済状況について考えてみたいと思います。

 今回確認する指標は、米国のISM製造業新規受注指数、台湾電子製品輸出、OECD景気先行指数、日本の実質輸出、景気ウォッチャー調査・製造業です。

米国経済は絶好調だが、
IT産業はやや停滞気味


 まず、米ISM製造業新規受注指数を見ていきましょう。ISMとは全米供給管理協会(ISM=Institute for Supply Management)のことで、この協会が算出する製造業の景況感を示す指数です。米国の主要景気指標の中では発表されるタイミングが最も早く、景気の転換をよく示す先行指標とされることから、高く注目されています。指数が50を上回ると景気拡大を示唆し、下回ると景気後退を示唆するといわれています。

 直近のデータは8月分で、前月の60.2から65.1へと大きく上昇しています。また上昇しただけではなく水準も50を大きく上回っているため、米国では製造業の堅調な拡大が続いていると見られます。ISMに寄せられたコメントを見ても、事業環境の強さを指摘する声が目立ちます。米国経済はしばらく好調を維持すると見てよさそうです。

 次は、台湾の電子製品輸出です。台湾は世界のIT産業にとって重要な部品の調達先ですので、台湾からの電子部品の輸出動向は世界のIT業界の先行きを推し量る有力なデータと見られています。

 こちらも8月分が直近の値ですが、米国のISM製造業新規受注指数とは異なり、前年比は1.3%と、7月の同7.2%に比べて伸びが大きく鈍化しました。3ヵ月移動平均の伸びも鈍化し、3ヵ月前や6ヵ月前の状況と比べて勢いが落ちてきています。

 なお、IT業界については、三井住友アセットマネジメント独自の分析によると、今後、スマートフォンの新製品の生産が本格化することもあり、上向きの動きが期待できるセグメントがある一方で、半導体製造装置関連では受注の弱まりや部品在庫の増加を懸念する声が出ています。世界的にIT業界の動向はやや鈍化しつつあると見られます。

世界経済は拡大が続いているものの、勢いは低下

 3つ目はOECD景気先行指数です。こちらは足元の経済全般の流れを把握するには適している経済指標です。足元の指標の強弱感を把握しやすくするために、6ヵ月前比年率が注目されますが、直近の7月分を見ますと▲0.9%(6月同▲0.7%)となり、前月からマイナスが一段と拡大しました。

 地域別の6ヵ月前比年率の動きは、ユーロ圏、日本でマイナスが拡大しているほか、米国もマイナスに転じています。OECD以外の新興国を見てみると、中国、インドは改善が続いているものの、ブラジルは鈍化傾向、ロシアはマイナスが拡大しています。このように、国・地域によってまちまちな状況となっています。世界経済は株式市場が示唆するほどは好調な状況ではないことが読み取れます。

 4つ目は日本の輸出動向で、8月の実質輸出(為替変動、物価変動を調整した上で、三井住友アセットマネジメント調査部にて季節調整)は前月比0.0%(7月0.3%)と、3ヵ月連続で足踏みとなりました。7月については西日本豪雨や台風の影響による出荷の遅れの影響もあったと見られますが、それが解消した8月も横ばいにとどまったため、実勢として足元の輸出は低調になると見られます。なお、9月についても、台風21号による被害で関西国際空港の機能が滞った影響が下押しに寄与すると見られるため、現時点では日本の輸出は勢いが落ちることになりそうです。

 地域別では、8月は、米国向けが前月比6.2%(7月0.1%)と大きく増加しました。一般機械や輸送用機器の輸出が大きく増加しており、豪雨や台風による出荷の遅れが解消したことなどが寄与したと見られます。ただし、7月と8月を均して4−6月期と比べると▲0.7%減少しており(1−3月期の前期比は+1.8%)、米景気が堅調で推移している割には、日本からの米国向け輸出は冴えない状況です。

 一方、米国以外の地域向けの輸出も総じて減少し、7月と8月を均して4−6月期と比べて見ても精彩を欠いています。

 財別では、輸出がしっかりしているのは、電気機器やはん用・生産用・業務用機器などの一般機械です。一方、自動車などの輸送用機器はEU向けや米国向けを中心に弱含んでいます。

日本経済は安定的に推移しているが、
株価の上昇継続には業績の伸びが必要


 最後に取り上げるのが日本の景気ウォッチャー調査で、特に製造業DIの季節調整値に注目します。こちらの8月分データは、「現状」が1.7ポイント改善(7月は0.8ポイントの改善)の50.1で、「先行き」も2.5ポイント改善(7月は▲1.0ポイントの低下)の51.6となりました。この数値も、50が景気判断の分岐点となります。8月は、現状も先行きもいずれも50を上回りました。

 西日本豪雨の影響により7月の景気ウォッチャー調査・製造業DI(季節調整値)は落ち込みましたが、その影響が晴れたため改善につながった模様です。 9月は台風や地震の影響があったため、同DIは再び低下する可能性がありますが、災害以外の要因で悪化していることはないと見られますので、基調としては景気ウォッチャー調査・製造業DIは概ね堅調と考えられます。ただし、目覚ましく前向きとも言い難く、景気動向は安定的な推移が示唆されている状況といえます。

 以上のように、いくつかの重要な先行指標を見ますと、日本を取り巻く海外景気は米国以外は力強さを欠き、日本経済の成長の勢いがどんどん増していく状況とは言い切れないようです。株価は、高値を更新する米国株式市場に連動するように足元で上昇ペースを速めました。また、8月ごろに発表された4−6月期の日本企業の業績も堅調な増収増益となっており、これまでのところ、利益に対する株価の割高感は出ていません。今後も、株価上昇が続くかは、経済の勢いがやや減速している環境下でも企業が業績を伸ばし続けられるかどうかが重要と考えられます。

(三井住友アセットマネジメント 調査部長 渡辺英茂)


 

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コメント
1. 2018年9月29日 15:25:15 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8244] 報告
年金資金を犠牲投入して株価を24000円を超えさせて単に日本が北朝鮮並みの統制経済へと移行したという結果を見せられているだけで誇るようなものだとはいえない。むしろ一寸先は闇だということに警戒心を抱いたほうがよい。

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理
2. 2018年9月29日 15:31:40 : 4IAefPNuTA : ryCGJl4TdLo[6] 報告
マスコミが絶対 報道しない 不都合な真実
 AIに魂を売ったヘッジファンド ...

[世界の株と為替 大暴落の大本命はドイツから!?
 3つの超巨大な危機
 ドイツ銀行問題とフォルクスワーゲン(VW)とメルケル首相
 そして ...]
 2018.09.25 / 神王TV
 https://www.youtube.com/watch?v=2fvco--p1Us (24分31秒)

世界経済を壊滅させる超・巨大爆弾であるドイツ銀行問題と、
それを抱えるドイツという国の最新情報
ドイツという国が抱える、3つの超大問題の正体とは?
 トルコショック、
 アルゼンチン通貨危機、
 中国経済、
 サウジアラビアなどの中東、
 ギリシャ危機、
 リーマンショックも、
全てはここに集約される!?

フォルクスワーゲン(VW)問題がヤバい本当の理由とは?
 数兆円規模の制裁金とリコール費用、訴訟問題など

メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)と、
ゼホーファー内相のキリスト教社会連盟(CSU)の連立政権が抱える、
移民問題を始めとした政治不安とは?
極右政党ドイツの為の選択肢(AfD)とは?

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マイケル・スナイダーはCDS問題には言及していません。
それは有料メルマガの役割と自制しているのでしょう。

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株式市場はイタリアで崩壊。
アルゼンチンの金利は65%にパニック上昇。
[The Stock Market Just Crashed In Italy,
And Argentina Has Panic-Raised Interest Rates To 65 Percent]
 2018.09.28 / The Economic Collapse / マイケル・スナイダー
http://theeconomiccollapseblog.com/archives/the-stock-market-just-crashed-in-italy-and-argentina-has-panic-raised-interest-rates-to-65-percent

世界第9位の経済大国では、金融市場が崩壊しており、
世界で21番目の経済大国である中央銀行は、
完全に崩壊している通貨を支援するために金利を65%に引き上げたばかりです。

米国の主流メディアは Kavanaughにすべて執着し続けているが、
( https://www.youtube.com/results?search_query=Kavanaugh )
国際的な金融危機は制御不能に脅かされる恐れがある。
株価は下落しており、通貨は世界全体に崩壊しているが、
アメリカは今のところほとんど影響を受けていないため、
主流のメディアはほとんど 何が起こっているのか無視する方針。
しかし、真実はこれが深刻だということです。

イタリアの金融危機は、文字通りEUを切り裂く恐れがあり、
南米は経済的なホラーショーになっています。
アルゼンチンの状況はさらに悪化し続けており、金利65%に、
ベネズエラでは飢えている人々は文字通り生き残るために猫と犬を食べています。
人々が注意を払う前に、どれくらい悪材料が現れているか?


金曜日、イタリアの株式は2年以上で最悪の日だったし、
それは大金の最先端にあった大きな金融株だった ...

 大手ソブリン債券ポートフォリオが
 政治的リスクに敏感なFTIT8300は、国債売却に伴い売り圧力が7.3%低下し、
 格付け機関が注目。

 イタリアの主要株価指数.FTMIBに加えて、
 銀行は2016年6月のBrexit投票が市場を横断した売りを引き起こして以来最悪の日だった。
 イタリアの債券も非常に厳しい打撃を受けた。

以下はビジネスインサイダーから ...

 債券市場も苦しんでいる。
 金曜日の午前の取引では、ベンチマーク10年イタリア債の利回りが急騰した。
 利回りは価格に反比例し、利回りは債券保有プレミアムを反映している。
 早朝貿易で10年物利回りは3.22%となり、10%以上の上昇となった。

だから突然の売りを誘発したのは何ですか?

 まあ、新しいイタリア政府とEUはお互いに対立的で、
 ヨーロッパのエリートは
 予想以上に大きな新しい予算をイタリアが承認したとき 大いに不快だった...

 政府の昇格 6カ月後の木曜日の夜、
 イタリアの大衆連立政権五輪運動と北部リーグ連邦政府は
 最終的に最初の予算の重要な教義に合意した。

 同連盟は声明の中で、
 イタリアの財政赤字をGDPの2.4%に設定することに同意したと発表した。
 これは現行水準の上昇であり、
 Giovanni Triaが資金を貸した1.6%をはるかに上回っている。

イタリアを批判するのは容易ですが、米国だって五十歩百歩。
DCで新たに8540億ドルの歳出法が施行され、
国家債務の規模が爆発的に拡大していくだろう。
私たちは、他の国々のすべてが崩壊したのとまったく同じ道を歩み、
その過程で文字どおり国の自殺を約束しています。


アルゼンチンで何が起こっているかを見てみましょう。
何年もの野性的な支出は景気後退の深刻な経済をもたらしました。
アルゼンチンのペソは2018年までに現在までの約50%の価値を失っており、
アルゼンチンの中央銀行への出血を止めようとする絶望的な試みでは、
金利は恐るべき 65%に上昇するだけです。
金利が65%になると、本当にもう経済を持ちません。無限の悪夢です。

緊急の動きとして、国際通貨基金(IMF)は、
アルゼンチンの救済措置の規模を570億ドルに拡大することに合意した。

 国際通貨基金(IMF)とアルゼンチンは
 水曜日 $19億 南米の国に利用可能なリソースを増加させ措置を発表しました。

IMF執行委員会の承認を待つこの協定は、
プログラムの下で利用可能な総額を、
2021年末までに560億ドルから574億ドルに引き上げる。
それはアルゼンチンで状況を変えるのにはほとんど足りないだろうし、
IMFはおそらくそれを知っているだろう。

長い間、私たちの多くは、今後の世界的な金融危機を警告しておりましたが、
その日が到来しました。
長い間、私たちの多くはイタリアを注視させてきました。
そして今、その具現化が ここにあります。
そして、米国にとっても大きな問題が起こっています。
差し迫った経済危機の兆しが現れ続け、
2008年に目撃したよりも はるかに悪化する新たな金融危機に ...

3. 2018年9月29日 19:06:13 : iHxdjNnDoE : n@HzeCuCX3s[29] 報告
焦らすのだ 不安の声を 抑えつけ

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