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安倍政権と物価2%、社会変化への「おびえ」が高い壁に 金融緩和批判に潜む「懸念の水増し」の矛盾
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/541.html
投稿者 うまき 日時 2018 年 9 月 21 日 18:04:06: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

(回答先: リーマン破綻10年、霧晴れぬ「危機発生メカニズム」 リーマン危機が招いた「中国バブル」、歴史は繰り返すか 投稿者 うまき 日時 2018 年 9 月 21 日 17:58:08)

https://jp.reuters.com/opinion
コラム 2018年9月20日 / 19:55 / 4時間前更新 

安倍政権と物価2%、社会変化への「おびえ」が高い壁に
田巻 一彦
2 分で読む

[東京 20日 ロイター] - 安倍晋三首相が20日、自民党総裁選に勝利して、歴代1位の長期政権が視野に入った。その一方、アベノミクスの果実として約束してきた物価2%は達成できないままだ。その大きな要因は、社会に内在する変化に対する「おびえ」ではないか。

特に賃上げを渋る経営者が、経済拡大の起爆剤を不発のままとし、デフレと決別する力を弱めていると考える。

<多くの経済データ塗り替えた安倍政権、クリアできない物価目標>

2021年9月まで安倍氏が首相を務めれば、日露戦争を勝利に導いた同じ長州出身の桂太郎元首相の在任期間を2019年11月に突破。歴代最長記録を更新する。

経済面では、株価を押し上げ、過去最高益の企業が相次ぎ、失業率や有効求人倍率などの労働関連データも軒並み大幅に改善している。

ただ、クリアできない指標もある。過去5年間のアベノミクスの1丁目1番地と位置づけた金融政策において、政府・日銀がともに目指すとしてきた物価2%の達成だ。

日銀の黒田東彦総裁は19日の会見で、物価上昇が当初の想定よりも下ぶれてきた要因として、複数の現象を挙げた。1つは原油価格が大幅に下がり、物価自体を押し下げ、それが期待インフレ率を抑制した点。

また、長く続いたデフレ的環境の中で、企業経営者や個人がデフレ的なマインドに慣れ親しんでしまったことにも触れた。

最近では、主婦や高齢者などの労働参加が予想よりも多く、労働力が相応に確保されていることや、企業の省力化投資が活発化し、労働生産性が上がり、賃金上昇の圧力が想定よりも弱くなったことなども挙げた。

さらに企業と労組との間で、雇用の安定に重きを置く慣行が根強く、企業収益の増加テンポに比べ、地銀の上昇が鈍いことにも言及した。

ただ、原油価格下落の影響は、米国や欧州にも及んでおり、日本だけが特筆して大きく影響を受けたわけではない。

にもかかわらず、米国が利上げ局面に移行し、欧州では資産買入が年内で終了するのに、日本は物価上昇率の鈍さを背景に、緩和の長期化に備え、副作用をより小さくする政策調整を開始した。

米欧に比べ、物価上昇の基調が弱いことは明らかだ。この差は、どこに起因しているのか──。

<大幅賃上げ後の変化恐れる経営者>

黒田総裁は婉曲に触れたが、私はもっと「過激」に表現したい。それは、経営者の「消極性」ないし「変化への恐れ」の強さではないかと考える。

世界的な経済の好環境や円高圧力が顕在化しない市場環境の下で、過去最高益を稼ぎ出しているにもかかわらず、企業経営者は大幅な賃上げを渋った。

その結果、今年の春闘が終わっても、消費者心理が企業収益並みに拡大方向にシフトすることはなく、個人消費は落ち込まないまでも小幅な動きに終始している。

もし、政府が要望している3%の賃上げを大企業ベースに限定しても、実行していれば、消費を起点に久しぶりに日本経済の大きな歯車が回りだした可能性がある。

企業経営者の心理を類推してみると、海外経済の減速リスクや円高、新たに目立ち出した貿易戦争の影響など、いつ顕在化するかもしれない懸念材料を考えると「大幅な賃上げは無理」ということになるのだろう。

しかし、この心理は言い換えれば、海外経済の好調さや円安がなくなれば、自分の企業は持ちこたえることが難しく、実は自社の本当の実力は「下駄を脱ぐと大したことがない」と自覚していることと同じではないか。

<思い切った人的投資、生き残りに不可欠>

一方で高い給与を提示しないと、これからの設備投資競争の中で欠かせないIT知識を豊富に備えた理系人材を確保できないと言う現実も、目の前に広がり出した。その意味で一律の賃上げシステムを主体にした現在の「春闘」方式自体も、時代の波にさらされている。

人材と設備への投資を不連続と思えるほど、思い切って実行していく経営者に率いられた企業が、この先の市場で高い評価を受けることになるだろう。

こうした変化を促すような政策を政府は、積極的に打っていくべきではないか。変化を恐れずにリスクを取っていく企業の背中を後押しする政策メニューを並べて欲しい。

マインドの変化を端緒として、低い賃金上昇率と低い物価上昇率のリンクが外れたとき、安倍首相が目指してきたデフレ脱却と経済成長が実現する道筋が見えてくる。
 


外為フォーラムコラム2018年9月20日 / 17:55 / 4時間前更新

金融緩和批判に潜む「懸念の水増し」の矛盾

嶋津洋樹 MCP チーフストラテジスト
4 分で読む

[東京 20日] - 国土交通省の「平成30年地価公示」によると、2018年7月1日時点の地価動向は、住宅地や商業地など全国の全用途平均が前年比プラス0.1%と27年ぶりの上昇に転じた。

三大都市圏で上昇基調が強まったうえ、地方圏はそのペースを上回った。その他の地域でも下落幅が縮小し、全体の上昇につながった。日本がデフレ脱却に向けてさらに一歩前進したと評価できるだろう。

もっとも、19日の金融政策決定会合後の黒田日銀総裁の記者会見では、さっそく「不動産市場が過熱しているのではないか」との質問が登場。興味深いのは、こうした過熱を懸念する指摘が出る一方で、「都市部も地方も二極化の傾向が続いている」(9月18日、日本経済新聞電子版)、「人口減少などで土地需要が少ない地方圏は下落が続き、格差が広がっている」(9月18日、共同通信)という格差に焦点を当てて批判する論調も少なくないことだ。

国土交通省は地価上昇の背景として、全国的に、1)雇用と所得が改善する中で、交通の利便性や住環境の優れた地域を中心に住宅需要が堅調であること、2)外国人観光客の増加で店舗やホテルの需要が高まるとともに、再開発事業などの進展を背景に投資需要が拡大していることを挙げている。つまり、地価上昇の背景には合理的な理由に基づく需要があり、格差はその濃淡から生じている。足元の地価の上昇は過熱というよりも、健全な上昇と言えるだろう。

<「異次元緩和」批判への違和感>

筆者はこの地価を巡る批判について、「不動産市場の過熱」という懸念とともに、それと矛盾する「二極化」や「格差拡大」という別の懸念を指摘することで、あたかも地価の上昇そのものが大きな問題をはらんでいるかのように見せる「懸念の水増し」ではないかと考えている。そして、この「懸念の水増し」という手法こそ、日銀の「異次元緩和」が大きな成果を挙げているにもかかわらず、批判や懸念が絶えない要因の1つだろう。

もちろん、こうした懸念や批判が様々な立場から出るということはあるだろう。しかし、「不動産市場の過熱」と平行して、「二極化」や「格差拡大」をもたらしていると批判するケースも少なくないように思う。誤解を恐れずにいえば、それは「異次元緩和」がもたらした地価の健全な上昇に対する「難癖」とも言えるだろう。

同じようなことは、「異次元緩和」に対する当初にみられた「すでに金利が十分に低いのに追加緩和をしても効果がない」という典型的な批判にも当てはまる。ここで言う効果がないという指摘には、日銀が目標として掲げる物価安定を達成できないというものから、投資や消費などの需要、雇用や賃金まで幅広く含まれている。わずかな金利低下でどんな効果が望めるのかという指摘には確かに説得力があるだろう。

一方で、「為替市場で円が暴落する」、「ハイパーインフレが起こる」、「財政規律が弛緩し、日本経済が破たんする」などといった趣旨の指摘もあった。筆者は当時、効果がないと指摘しつつ極端な結果に飛躍してクローズアップすることに疑問を感じたのを覚えている。

こうした論法は、「異次元緩和」の副作用を巡る最近の懸念や批判にもみられるものだ。例えば、「異次元緩和」が市場の価格発見機能を阻害しているという指摘は、そもそも金融政策が、政策金利を実質ベースで実体経済に中立的な水準よりも意図的に緩和気味、あるいは引き締め気味に操作するものだということを無視している。つまり、金融政策の効果とは、中央銀行が市場の価格発見機能に介入することで得られるものである。市場の価格発見機能に介入することを否定した金融政策に効果がないのは当然だろう。

低金利の長期化が金融機関の収益悪化を通じて、金融システムを不安定化させるという批判にも疑問がある。というのも、そうした批判を受けて、金利を引き上げれば、経済にブレーキがかかるからだ。しかも、デフレマインドが十分に払しょくされないままでの金利の引き上げは、金融機関の本業ともいえる貸出の増加を抑制し、最悪の場合、企業倒産を通じて、不良債権を増加させる。金融機関の経営は本来、市場の金利水準やイールドカーブの形状ではなく、貸出に絡む信用リスクをいかに管理するかで決まるはずなのだ。

また最近は、金融機関が収益悪化を回避するために、過度なリスクテイクに走ることを問題視する風潮が強まっている。しかし、上述した通り、金融機関の経営は本来、貸出における信用リスクを適切に管理することである。過度なリスクテイクは確かに問題といえるが、金融機関が国債の購入を通じて、一般企業よりも格段にリスクの低い国と取引を続けるだけでは、信用リスクの管理能力に磨きがかかるとは思えない。そうした金融機関の経営が苦しいのはある意味で当然だろう。

<「枠組み強化」は副作用を深刻化>

こうしたことは、金融機関を一般企業に置き換えて考えてみるとわかりやすい。日本の企業はデフレ下で長らく販売価格の低下と円高に悩まされてきた。そのなかで、ある企業は海外に進出し、ある企業は事業の見直しや再編を繰り返してきた。徹底したコスト削減に踏み切り、復活した企業、志半ばで倒産の憂き目にあった企業もあるだろう。金融機関も大手を中心に再編があったものの、他の業界と比べると、組織にしても、ビジネスモデルにしても、劇的な変化とは言えない。

もちろん、金融機関の経営はそのまま金融システムの健全性に影響を与えるリスクがあるという意味で、一般企業とは立ち位置が異なる。しかし、足元の金融機関の収益悪化には、低金利の長期化と同じか、それ以上に、業界や事業の再編の遅れに起因する供給過剰という根本的な問題が横たわるように思える。

企業に対しては、低金利の長期化が採算性の低い安易な投資や、生産性に見合わないコスト、競争力の乏しい事業の継続を許していると批判しつつ、その低金利で露呈した自らの構造問題を「異次元緩和」の副作用とするのは、あまりに一方的だろう。

取引先の企業には外部環境の変化に耐える必要性を説き、時には淘汰という運命を受け入れさせるのに、自らは金融システムという立場を打ち出して、それを回避しようとする姿勢は公平とは言えない。「金融は裏方に徹するべき」と教えられてきた筆者にとって、それを金融機関自らが声高に叫ぶことには大きな違和感を覚える。

しかも、金融緩和の副作用を大きく取り上げる「懸念の水増し」に対して日銀が出した答えは、「枠組み強化」という「金融緩和を粘り強く続ける」仕組みである。筆者は、低金利の長期化がもたらす副作用という批判に対し、その副作用をさらに深刻化させかねない政策が打ち出されたことに驚きを覚えている。それに金融機関が一定の評価を下しているとすれば、それはまさに「異次元緩和」の副作用という主張が「懸念の水増し」によってもたらされた批判のための批判に過ぎないことを物語っているように思える。

嶋津洋樹氏(写真は筆者提供)
*嶋津洋樹氏は、1998年に三和銀行へ入行後、シンクタンク、証券会社へ出向。その後、みずほ証券、BNPパリバアセットマネジメントなどを経て2016年より現職。エコノミスト、ストラテジスト、ポートフォリオマネジャーとしての経験を活かし、経済、金融市場、政治の分析に携わる。共著に「アベノミクスは進化する」(中央経済社)

*本コラムは、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-boj-hiroki-shimazu-idJPKCN1M015C


ワールド2018年9月21日 / 16:12 / 2時間前更新
英国民の6割が公的支出拡大・増税を支持、緊縮策の反動=世論調査
1 分で読む

[ロンドン 21日 ロイター] - 英国立社会調査センターが21日公表した世論調査によると、英国で公的支出の拡大を目的とする増税を支持する国民が60%となり、15年ぶりの高水準を記録した。政府が過去10年近く取り組んできた財政再建への反動がみられた。

同センターは2017年に実施したヒアリング調査を基に結果を出した。公的支出拡大と増税を支持する割合は2016年は49%、10年は31%だった。

同センターで市民の態度に関する調査の責任者を務めるロジャー・ハーディング氏は「2010年から税金と公的支出の増加を求める人々の割合は2倍近く増えた。国民は明らかに、緊縮策にうんざりしている」と分析した。

与党・保守党の支持者の間でも政府が税金と支出を引き上げるべきとする人の割合が過半数となっており、同センターによると、これは2002年以来のこと。

メイ首相は6月に公共医療サービスへの予算を増やすと表明している。

英政府は財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を2010年時点の約10%から約2%まで削減している。

国立社会調査センターの調査によると、回答者の54%が医療サービス向け支出の拡大が最優先課題としており、これに続く26%が教育を選んだ。

一方、回答者の3分の1は税金と公的支出の水準は据え置くべきだとし、4%が減らすべきとの見方を示した。

調査は昨年7─10月に2963人を対象に実施した。
https://jp.reuters.com/article/gb-survey-idJPKCN1M10MM
 

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コメント
1. 2018年9月21日 18:14:11 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1526] 報告
日銀が超長期債の買い入れ減額、40年債利回りは昨年11月以来の高水準
野沢茂樹
2018年9月21日 11:54 JST
残存期間25年超を600億円から500億円に減額、他ゾーンは据え置き
意図的に金利を上げようとしていると捉えられかねない−SBI証
日本銀行は21日、金融緩和策の実施手段の1つである超長期国債の買い入れ規模を縮小した。市場では緩やかな金利上昇を促す狙いがあるのではないかといった見方が出ている。

  日銀は午前10時10分の金融調節で、残存期間が25年を超える国債の買い入れ金額を前回までの600億円から100億円少ない500億円にすると通知した。同ゾーンの減額は日銀が国債買い入れの「弾力化」を決める前の7月19日以来。一方、同時に通知した残存1年超3年以下と3年超5年以下、10年超25年以下は前回と同じ金額とした。

  SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、金利が下がっているような環境ではない中での減額なので、意図的に金利を上げようとしていると捉えられかねないと指摘。きょうは20年債入札の翌日とあって、40年債入札がある来週も残存10年超25年以下の減額があるのではないかとの見方は出てくるだろうと述べた。

  日銀のオペ通知を受け、新発40年国債利回りは1.025%と昨年11月以来の水準に上昇。新発30年債も昨年10月以来で初めて0.885%を付けた。長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは0.125%と日銀の政策修正直後に当たる8月3日以来の高水準を付けた。

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LIBOR上昇、2営業日で3月以来の大きさ−米利上げ期待反映
Alexandra Harris
2018年9月21日 13:54 JST
• 9月と12月の年内2回の米利上げ見通しを反映する動き
• FF金利先物は年内46bp前後の利上げを織り込んでいる
ドル建て3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)が2営業日連続で上昇し、今年5月4日以来の高水準に達した。米連邦準備制度による利上げ見通しの高まりが、LIBORの動きにも反映された格好だ。
  20日発表のドル建て3カ月物LIBORは前日比1.3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、2.3664%となった。9月と12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の25bp引き上げがそれぞれ決定されるという確信が短期金利市場でますます高まり、LIBORの上昇は2営業日としては3月以来の大きさとなった。
  シカゴの先物オプションブローカー、アンブロシノ・ブラザーズのシニアバイスプレジデント、トッド・コルビン氏はLIBORの上昇について、「恐らくキャッチアップ(追い付く動き)であり、なお若干上げ余地がある」との見方を示した。
  FF金利先物は、来週のFOMCでの利上げを完全に織り込み、年末までの期間については46bp前後(2週間前は41bp前後)の利上げ見通しを反映している。

原題:Libor Spike Suggests Benchmark Catching Up With Rising Fed Odds(抜粋)


 

中国の目標は達成不可能か−減税と支出増、赤字削減は同時実現できず
Bloomberg News
2018年9月21日 16:41 JST
• 今年は減税と支出拡大、財政赤字削減を一気に狙う−矛盾も浮き彫り
• 18年の財政赤字目標を達成しても来年に反動の恐れ
中国政府は不都合な真実に直面している。減税と支出拡大、財政赤字の削減を今年達成しようとしているが、3つを同時に実現することはできない。
  景気減速に対米貿易戦争が加わり、中国政府の目標を巡る矛盾が浮き彫りとなっている。不十分な減税や社会保障負担の拡大で消費者の購買力への下押し圧力も強まっている。
  李克強首相は20日、中国政府がこの状況を注視していると表明。今年後半の税収が比較的大きく減少すると政府はみている。追加減税や社会保障負担の軽減も計画していると李首相は話した。
  同首相が指摘するように、一連の施策で消費は促されるはずだが、財政赤字の削減目標の達成を後押しするものではない。財政赤字は中国当局が目標として今年厳しめに設定した対国内総生産(GDP)比2.6%を満たす見込みだが、その反動が来年に表面化する可能性はある。
  ゴールドマン・サックス・グループの本土合弁パートナー、北京高華証券の中国担当チーフエコノミスト、宋宇氏は「財政赤字を調整せずに減税と政府支出の拡大維持を実現することは不可能だ」と指摘。支出を大幅に減らさないとすれば、減税に向けた有効な手立ては財政赤字の拡大だけであり、中国政府はその点について明確にする必要があるとコメントした。
Taxes Grow Faster Than Economy

Source: National Bureau of Statistics, Bloomberg Calculations
Note: Revenue data shows year-on-year change in quarterly revenue.
原題:China Is Hitting Reality Now on ‘Impossible’ Tax, Deficit Goals(抜粋)
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米が全面的な対中貿易戦争に踏み切る確率、60%に上げ−ゴールドマン
Ye Xie
2018年9月21日 10:40 JST
2000億ドル相当の関税発動直後に、新たな関税発表の可能性も
米中両国が全面対決の場合、市場に全く影響なしと想像するのは困難
関税合戦を繰り広げる米国と中国はこれまで一定の自制の兆しを示してきたが、近いうちに解決に至るとする見方はほとんどない。

  一例を挙げれば、ゴールドマン・サックスは、トランプ米大統領が中国に対し全面的な対決に踏み切り、さらに2670億ドル(約30兆400億円)相当の中国製品輸入の全てもしくは大半に追加関税を賦課する確率を55%から60%に引き上げた。

  ゴールドマンのアナリストであるアレック・フィリップス、ブレーク・テーラー両氏は、24日に2000億ドル相当の対中関税が発動された直後にも、新たな関税の発表があるかもしれないと指摘した。

  これまでのところ、米経済や企業利益に米中貿易摩擦の影響がほとんど見られないため、米国の投資家が通商懸念を無視するようにしてきたのも理解できる。

  だが、世界1位と2位の経済大国同士が全面対決することになれば、それでも市場に全く影響がないと想像するのは困難だ。

原題:Goldman Sees 60% Probability of Trump All In on Trade War(抜粋)

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FOMC、リセッション懸念を否定か−ドイツ銀エコノミスト
Steve Matthews
2018年9月21日 13:06 JST
• 米金融当局者は26日に最新の経済予測を公表する
• 当局が軟着陸を達成する可能性はそこそこある−フーパー氏ら
米経済が2020年までにリセッション(景気後退)に陥るかもしれないとの懸念が投資家の間で深まる中、米金融当局は来週開く連邦公開市場委員会(FOMC)後の発表で、丸9年が経過した現行の景気拡大局面があと数年続くとの見通しを示すと見込まれている。
  FOMCは25、26両日の会合後に経済成長率やインフレ率、政策金利の誘導目標などについて当局者の最新経済予測を公表する。今回の予測では21年の見通しが初めて示される。ピーター・フーパー氏率いるドイツ銀行のエコノミストは20日のリポートで、FOMCが景気鈍化の可能性を指摘しつつもマイナス成長を予想することはなさそうだとの見方を示した。
  フーパー氏らは「リセッションを引き起こさずに、失業率を自然失業率の水準に押し戻すという、下方からのソフトランディング(軟着陸)を米金融当局がこれまでに達成できたことはない」と論評。「当社としては20年の景気鈍化を予想しつつ、『今回は違う』と宣言する覚悟で、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる当局が歴史的ソフトランディングを成し遂げる可能性はそこそこあると見込んでいる」と記した。
  セントルイス連銀のブラード総裁やアトランタ連銀のボスティック総裁らは、イールドカーブ(利回り曲線)の長短逆転がリセッションの前触れとなってきたとして、逆イールドが起きて景気悪化のシグナルとなる可能性に懸念を表明している。

  米金融当局者は6月の前回予測で、景気拡大ペースの減速に向けて政策金利の誘導目標を20年に3.4%まで引き上げるとの予想を示した。これは当局者が長期的な中立金利と見なす中央値推計を0.5ポイントほど上回る水準だ。
  ソフトランディングは景気鈍化とともに金利の小幅な低下を意味すると考えられる。このためドイツ銀のエコノミストは、当局者が21年の予測について同誘導目標の見通しを3.4%から引き下げるかどうか関心があるとしている。
原題:Fed Likely to Push Aside Recession Worry in Unveiling 2021 View(抜粋)
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アジアは貿易戦争と金利上昇に耐えられる−通貨危機で設立のAMRO
Enda Curran
2018年9月21日 11:11 JST
AMROはASEANプラス3のチェンマイ・イニシアチブ監視部門
新興市場の混乱続くため、監視を強め各国当局と緊密に連絡−コー氏
アジア各国は金利上昇や限定的な米中貿易戦争に対処できると、約20年前のアジア通貨危機を受けて設立されたチェンマイ・イニシアチブのシミュレーションが示した。ただ、新興市場の混乱が続いているため、域内状況を一段と注視しているという。

  チェンマイ・イニシアチブはアジアで短期流動性の危機が起きた際、域内で融通し合える資金をプールした2400億ドル(約27兆円)規模の枠組みで、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国、韓国が参加する。ここから資金を引き出した国はまだない。

  同イニシアチブがシンガポールに置く調査・監視部門、ASEANプラス3・マクロ経済調査事務局(AMRO)のチーフ・エコノミスト、コー・ホーイー氏はインタビューで、「域内でのリスク上昇を踏まえて、AMROは域内動向の監視を強め各国当局と緊密に連絡している」と言明。その上で、アジアの新興国経済は概して土台がより強固になっており、ショックに耐えられると述べた。

  同氏はまた、アジアの新興市場経済は米金利正常化に伴うリスク回避で資本流出が加速し為替ボラティリティーが高まる可能性のほか、激化する米中通商対立リスクも抱えると指摘。AMROが限定的な米中貿易戦争と域内への影響をシミュレーションし、アジアで金利が急騰した場合の影響を分析したところ、比較的健全なアジア経済はショックによる悪影響が限られるとの見方を確認する結果が出たと付け加えた。

原題:Asia’s Emergency Cash Buffer Remains Intact If Needed(抜粋)


 

香港ドル、対米ドルで03年以来の大幅高−金利上昇観測が後押し
Tian Chen
2018年9月21日 11:27 JST 更新日時 2018年9月21日 16:27 JST
• 一時0.63%高の7.7930香港ドル−許容変動幅の中間を突破
• トレーダーらは金利が上昇し続けるとの考えに至ったか−DBS香港
香港ドルは21日、米ドルに対して15年ぶりの大幅上昇となっている。アナリストは香港の金利上昇見通しやストップロスなどが引き金となった可能性を指摘した。
  香港ドルは一時0.63%高の1米ドル=7.7930香港ドル。米ドルとのペッグ(連動)制の許容変動幅の中間水準を突破した。

  香港ドルの3カ月物香港銀行間取引金利(HIBOR)はこの日、2.12518%と10年ぶりの高水準まで上昇。香港ドルをショート(売り持ち)にする取引の妙味は下がっている。
  域内銀行は香港ドルの定期預金金利を改定しており、HSBCホールディングスが19日に3カ月−1年物の金利を10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げたと、香港経済日報が報じた。金融機関は06年以降、住宅ローン金利に影響するプライムレートを引き上げていないが、特に来週の米追加利上げが見込まれる中でその可能性は高まりつつある。
  DBS香港の国債・市場担当マネジングディレクター、トミー・オン氏は「香港ドルの急上昇は非常に妙だ」と説明。「トレーダーらは金利が今後も上昇し続けるとの考えに至り、一部が香港ドルをショートとするキャリー取引を巻き戻し、それがストップロスを誘発して通貨高に拍車が掛かった可能性がある」とコメントした。
原題:Hong Kong Dollar Jumps Most Since 2003 as Liquidity Tightens(抜粋)
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ロンドン外為:ポンド2カ月ぶり高値から下落−EU首脳会議成果なし
Charlotte Ryan
2018年9月21日 17:12 JST
21日のロンドン外国為替市場で、英ポンドが下落。前日まで2日間開かれた欧州連合(EU)首脳会議で加盟国首脳はメイ英首相のEU離脱案をきっぱりと拒絶し、合意成立のための時間はなくなりつつあると警告した。
  現地時間午前8時44分(日本時間午後4時44分)現在、ポンドは0.4%下落して1ポンド=1.3217ドル。週初の水準からは上げているが、上昇率は1.1%に縮まった。20日には1.3298ドルと、7月10日以来の高値を付けていた。対ユーロではこの日、0.3%下落して1ユーロ=89.07ペンス。週初来では0.2%安。

原題:Pound Slips From 2-Month High After EU Rejects May’s Brexit Plan(抜粋)
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スルガ銀株が19%のストップ高、創業家が保有株売却との報道で
谷口崇子
2018年9月21日 9:48 JST 更新日時 2018年9月21日 16:05 JST
• 1999年11月以来18年10カ月ぶり上昇率
• 再生シナリオの実現性高まるも行政処分を見守る−アナリスト
スルガ銀行の株価が21日急反発、前日比100円(19%)高の620円と値幅制限いっぱいまで買われて取引を終えた。1999年11月以来18年10カ月ぶりの上昇率。専門家は、創業家が関連企業などを通じて保有する約15%の株式について売却を検討していると報じられたことを市場が好感したと分析。再生シナリオの実現性が高まったとしている。
  21日付日経新聞は、創業家が保有する全ての株式を売却し、借り入れを返済する意向だと報じた。創業家出身の岡野光喜前会長は、シェアハウス不正融資問題で引責辞任したが、資本面でも関与をなくすことでガバナンス(企業統治)の立て直しを急ぐとしている。
  同行が7日に開いた会見で有国三知男社長は、創業家の保有株について「どうするかは前会長の判断だ」としていた。
  JPモルガン証券の西原里江シニアアナリストは21日付リポートで、報道が事実なら「再生シナリオの蓋然性が高まる。株価はそうした方向性を好感したのだろう」と指摘。一方、「シナリオが実現するか見極めるのは時期尚早で、今後発表される行政処分で新たな不祥事が明らかになる可能性もある」とし、投資判断アンダーウェートを継続するとした。
(第1、4段落で株価を更新し、アナリストの見方を追加します.)
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豪州の格付け見通し「安定的」に引き上げ、財政黒字化を予想−S&P
Chris Bourke
2018年9月21日 12:54 JST
従来見通し「弱含み」−現行格付けは最上級の「AAA」
2020年代の早い時期の財政黒字回復を見込む
格付け会社S&Pグローバル・レーティングは21日、オーストラリアの格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」から「安定的」に引き上げた。同国が2020年代の早い時期に財政黒字を回復すると予想している。現行格付けは最上級の「AAA」。

  S&Pは発表資料で、「力強い労働市場と比較的堅調な商品価格に支出抑制が加わり、底堅い歳入の伸びを支えると予想している」と説明。「不動産価格の秩序立った巻き戻しが続き、そうした鈍化によって個人消費や金融システムの資産の質が大きく圧迫されることはないだろう」と予想した。

  S&Pは2016年7月以来、豪州の格付け見通しを弱含みとしていた。

原題:S&P Lifts Australia’s AAA Outlook on Budget, Housing Confidence(抜粋)


 


ヘッジファンド、一番人気はマクロ戦略ー成績不振ながら1.7兆円流入
Krista Gmelich
2018年9月21日 14:26 JST
ヘッジファンドの中で今年投資家の人気が一番高いのはマクロ戦略だ。同戦略のファンドには8月末までに150億ドル(約1兆7000億円)余りが流入した。

  イーベストメントの20日のリポートによると、8月の純流入額は35億ドル。昨年は通年で94億ドルが流入した。

  イーベストメントの別のリポートによればマクロ戦略ファンドの1−8月の平均成績はマイナス0.8%と他の戦略に後れを取っているが、チューダー・インベストメントやエレメント・キャピタル・マネジメントといった著名ファンドの活躍によって、投資家を引き付けている。金利上昇、地政学的リスク、ボラティリティー上昇とマクロトレーダーに収益機会を提供する環境もそろっている。

  投資家向け文書によると、チューダーの1−8月成績はプラス8.7%だった。

戦略
2018年資金動向
マクロ 152億ドル
市場ニュートラル・エクイティ 117億ドル
マルチ戦略 (78億ドル)
マネージドフューチャーズ (89億ドル)
注:()は純流出

原題:Macro Managers Pull in $15 Billion in Year, Leading Hedge Funds(抜粋)

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【日本株週間展望】続伸、出遅れ修正急で年初来高値も−FOMC注視
長谷川敏郎
2018年9月21日 16:13 JST
米金融当局は利上げ実施へ、日米で通商交渉や首脳会談が開催予定
TOPIXや日経平均PERは13−15倍台、米国株を下回る
9月4週(25ー28日)の日本株は続伸し、市場では日経平均株価が8カ月ぶりに年初来高値を更新するとの見方が出ている。通商問題への過度な警戒が薄れる中、米国株は最高値を更新し、出遅れ感や割安感の強い日本株再評価の流れが続く。米国の金融政策や日米首脳会談は注目材料だ。


市中株価ボード前の歩行者Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
  米国では25−26日に金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)があり、経済指標は26日に8月の新築住宅販売、27日に中古住宅販売や耐久財受注が発表される。

  ブルームバーグの事前調査によると、米連邦準備制度理事会(FRB)は今回のFOMCで利上げを行う見込み。通商関連のスケジュールは24日に米中追加関税の発動、25日に日本と米国の通商交渉が予定されている。週内には自民党総裁選で3選を果たした安倍晋三首相が訪米し、日米首脳会談が開かれる見通しだ。

  国内では、28日に8月の鉱工業生産が公表予定。ブルームバーグ・データで日本株のバリュエーションをみると、向こう1年の予想PERはTOPIX13.5倍、日経平均15.9倍。最高値を更新中の米S&P500種株価指数の16.9倍を下回っている。第3週の日経平均は週間で3.4%高の2万3869円93銭と大幅続伸、1月23日に付けた終値ベースの年初来高値(2万4124円15銭)が接近している。

<市場関係者の見方>
●三井住友アセットマネジメントの金本直樹シニアファンドマネージャー
  「日経平均は2万4000円台の年初来高値を試しそうだ。米中貿易に対する不透明感がいったんピークを過ぎ、米国株の独り勝ち状況から日本株や新興国株などの出遅れ修正が起こっている。自民党総裁選での安倍首相3選で政治が安定する中、日本の企業業績は悪くなく、投資家の目が日本株の割安感に向けられている。米長期金利は利上げに向け上昇してきており、今月の米利上げでいったん上昇基調は一服、米国株が横ばう中で新興国や日本株への資金シフトが起ころう。ただ、原油価格上昇から長期金利が5月の3.1%を上回ってくると、米国株が弱含む可能性がある」

●アストマックス投信投資顧問の山田拓也執行役員
  「米国の堅調な経済が確認され、為替の安定から日経平均が年初来高値にトライする勢いが続こう。日本株はスピード違反的な上昇ペースのため、調整をこなしながら米国株の上昇を追いかけ、高値を目指す。一方、日米通商協議で米国側の強硬姿勢や米利上げピッチの変調などは警戒される。米国は中国やカナダとの交渉が長引き、代わりに日本から何か成果を得ようとすることが考えられる。特に自動車は貿易赤字の一番の象徴で、ターゲットになりやすい。今回のFOMCで米国の利上げは確実、日米金利差で為替が一気に円高に向くリスクは小さい。半面、米景気が強過ぎるとして、利上げが早まるようなアナウンスが出る可能性には注意したい」


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2. 2018年9月21日 19:34:16 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1530] 報告
緩やかな物価上昇に変調の兆し 8月消費者物価指数 上昇品目は4年9カ月ぶりの低水準
経済 2018/9/21 11:42
 緩やかな物価上昇に変調の兆しが出てきた。総務省が21日に発表した8月の消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除く総合指数が前年同月比で0.9%の上昇と20カ月連続で上がった。総合指数も1.3%上昇したが、上昇品目数は4年9カ月ぶりの少ない水準だった。値上げの動きが一服しており、物価上昇の持続性が不透明になっている。

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 8月の物価上昇をけん引したのはガソリンや灯油などエネルギー関連だ。品目別にみれば対象523(生鮮食品を除く)のうち、上昇品目数が258、下落が199。上昇品目の比率は49.3%で13年11月以来に50%を下回った。14年は消費増税の影響もあって上昇品目数は一時80%台になったが、足元は値上げの裾野が狭まっている。
 総務省は「(食品や耐久消費財などを含む)『財』の上昇が鈍い」と分析する。ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎氏の分析によると、「財の物価は為替相場に影響を受け、円高の半年から1年後に上昇が鈍くなる傾向がある」。18年2月は1ドル=105円台まで円高・ドル安が進んでおり、この影響が出た可能性がある。
 ただ、円高基調が収まっても値上げの持続性は不透明だ。今夏は猛暑や豪雨など異常気象で生鮮食品が大きく値上がりした。節約志向が強まれば不要不急の耐久財は需要が鈍くなって企業は値上げをしづらくなる。ニッセイ基礎研の斎藤氏は「物価の基調は徐々に弱まる方向」と見通す。
 物価上昇を持続するためにはサービス価格の上昇が不可欠だが、日本はサービス分野の価格が上がりづらい。訪日客増などで上昇基調の宿泊料も、持続性は不透明。8月はお盆休暇の影響などで前年同月比10.2%上昇したが、豪雨や地震の影響で訪日客が減れば宿泊料には下押し圧力もかかる。安倍晋三首相は20日、地震被害を受けた北海道で宿泊料を割引きすると表明した。
 物価上昇を後押しする賃金は上昇基調にあり「物価上昇への耐性は高まっている」(農林中金総合研究所の南武志氏)との声もあり、足元は物価が一段と上がるか天井となるかの分水嶺だ。9月以降の値上がり品目数は、消費者の物価上昇に対する意識を量る材料になる。
• 消費者物価、8月0.9%上昇 20カ月連続プラス (2018/9/21 8:31)


9月最終週の日本株相場の特色広木 隆 プロフィール Twitter(@TakashiHiroki)

ダウ平均とS&P500株価指数が揃って史上最高値を更新した。先週のレポートで、米国株の先行指標であるダウ輸送株平均が史上最高値をとってきたので、ダウ平均やS&P500も追随して高値をとってくるだろうと述べた通りの展開である。
週初の「今週のマーケット展望」では冒頭、こう述べた。
<日経平均は2月の急落時に空けた窓をほぼ埋めかかっている。2万3000円の壁を上抜けたことで、ここから先は上値抵抗がない。次は2万3500円の節目を試し、その後2万4000円台の年初来高値更新を目指していくだろう。ただ、その前に、今週は2万3000円の節目をしっかりキープすることが肝要だ。
日経平均は上放れの兆しがでてきたがTOPIXは依然として上値切り下げトレンドを崩していない。このタイミングで一目均衡表の雲を上に抜けることができれば、TOPIXも戻り歩調が強まり、日本株相場全体の地合いが一段と改善するだろう。>
TOPIXは雲を一気に上抜けた。上値切り下げのトレンド線もブレイクした。ここから本格的な戻り相場を辿るだろう。

さて来週は9月最終週である。月末、四半期末、上半期末にも当たる。需給の特殊要因を考慮すべきか?結論から言えば、そんなことはない。
まず3連休明けの25日は3・9月決算銘柄の権利付き最終売買日である。簡単に思いつくのは配当権利取りの買いで株価が上昇するということだ。アベノミクス相場開始以降、過去5年の権利付き最終売買日の日経平均、TOPIX、そしてその前日のNYダウ平均の騰落率を見たのがグラフ1である。

3勝2敗なので、なんとも言えないところであるが、2014〜2016年は確かに配当取りの影響が表れているように見える。2015、2016年と前日のNYダウが下落していても日本株はしっかりだった。しかし2013年と昨年2017年はNYダウの下落に引きずられるように日本株も下げている。ここから言えることは権利付き最終日の配当取りの動きは、相場を押し上げる場合もあれば、そうでない場合もあって、明確な傾向はない、ということである。だから配当取りをあてにして堅調との見方を持つのは禁物である。
権利付き最終日の配当取りの動きがはっきりしない理由として、既にそれ以前に配当取りに動いているから、という仮説が成り立つかもしれない。グラフ2は9月末の権利付き最終日を含む週と、その前の週の日経平均のパフォーマンスを見たものである。2015年を除いて、明確に前週のほうがパフォーマンスがよい。配当取りの効果は権利付き最終日より前に出現しているようだ。
では、9月最終週を通じてはどのようなパフォーマンスだっただろうか。これも巷間よく聞かれるのが、機関投資家の配当再投資の買いで堅調、というものだ。配当相当分が落ちても、実質的にポートフォリオの価値が下がったわけではない(3カ月程度あとに配当金が入ってくる)ので機関投資家は配当落ち分を先物を買い建ててエクスポージャを維持する。9月最終週の信託銀行によるTOPIX先物の手口を見ると、毎年決まって買い越しである。配当額の増加もあって信託銀行の買い越しも年々増加の傾向にある(グラフ3)。
では実際に信託の先物買いは相場への影響はあったのだろうか。グラフ4は9月の最終5営業日の累積リターンを1日先行させたNYダウの5営業日の累積リターンと併せて見たものだ。

これを見ると、2013〜2016年までリターンはマイナスで信託の先物買いは相場の支えとして機能していない。昨年こそはかろうじてプラスだったが。機関投資家のポートフォリオだからTOPIX先物を使うわけだが、では日経平均とTOPIXのリターンに差が出るかというと、それもない。むしろ2013、2014、2016はTOPIXのほうがリターンが悪かった。
ここでわかるのはNYダウのリターンと日本株のリターンはほぼ連動しているということだ。身も蓋もないが、配当再投資の先物買い需要より、結局、米国株次第ということだろう。
さて、その米国株だが史上最高値を更新してきた。ここまでは想定通りの動きだが、問題はここから先である。懸念は米国金利が再び3%台に上昇していることだ。
株価は最高値、金利は上昇とあって再び金利見合いの株価の割高感が台頭している。金利見合いのバリュエーションを測るには、PERの逆数である株式益利回りと国債利回りの差(=イールドスプレッド)を見るのが一般的である。今年2月初旬、米国株は史上最大の下落幅を記録する大暴落に見舞われたが、その時、S&P500と米国10年債利回りのイールドスプレッドは3%を割り込んで2.8%まで低下していた。その後、業績の向上と株価調整でPERが下がり、金利も落ち着き、イールドスプレッドが安定的に3%台となるなかで株価はじりじりとあげてきた。そして今また2月の暴落時と同じ水準である2.8%までイールドスプレッドが低下しバリュエーション面では割高感が出ている。(グラフ5)。

金利が下がらないなら、来月から始まる3Q決算で、利益の向上(バリュエーションの改善)を待つ必要があるだろう。
ただし、2月の急落はバリュエーション面の割高にくわえて上昇スピードの速さも、その後の反動(=急落)を招いた要因だった。RSI(グラフ6)がレッドラインの70を越えて強烈に買われ過ぎのシグナルを発していた。

それにくらべて足元の上昇は緩やかで、過熱感はない。昨日時点のRSIはまだ68である。したがって米国株の頭打ちはあるが(むしろ、ここで一旦頭打ちとなるほうが健全である)急落はないだろう。米国株がしばらく高値保ち合いになるとして、日本株は単独で上値を追えるか。日米閣僚級通商会議(FFR)や日米首脳会談が首尾よくいくこと、利上げが見込まれる来週のFOMCを受けてドル高円安が加速することなど、日経平均の年初来高値更新に向けた材料は豊富だと考える。
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チーフ・ストラテジスト広木 隆の<今週の相場展望>とコラム「新潮流」とチーフ・アナリスト大槻 奈那が金融市場でのさまざまな出来事を女性目線で発信する「アナリスト夜話」などを毎週原則月曜日に配信します。メールマガジンのご登録はこちらから


仮想通貨市場動向:Zaifのハッキング後も価格は堅調。リップルは急上昇大槻 奈那 プロフィール

●9/20、仮想通貨交換業者Zaif が不正アクセスを受け、約67億円の仮想通貨が流出したと発表した。6月に発生した韓国での2件のハッキング事件以来、3か月ぶりの被害となった。
●しかし、仮想通貨の価格はこのニュースにさほど影響を受けなかった。仮想通貨市場は、近時円からの流入が減少している一方、Zaifは国際的には小規模であることや、14日以降のZaifのシステム障害で、若干織り込まれていたことなどが影響したとみられる。
●弊社サーベイによれば、仮想通貨投資を増やしたい投資家は減少傾向。一方、米国では引き続き注目度は高い。足元では、米銀PNCが国際送金にリップルの商品を導入すると報じられ、リップルが30%超上昇、値動きも活発になっている。来週は米でのETF承認の是非が注目される。
3か月ぶりのハッキングでも、仮想通貨市場の下落は限定的
9/20未明、テックビューロ社傘下の仮想通貨交換業者Zaif が不正アクセスを受け、ビットコイン等約67億円が流出したと発表した。6月に発生した韓国での2件のハッキング事件以来、3か月ぶりの大規模な被害となった。これで今年報道された仮想通貨ハッキング額は約710億円となった(図表1)。
しかし、ハッキング報道に対する仮想通貨市場の下落は小幅にとどまった(図表2)。背景として、17日にZaifのサーバ障害が発表されていたことから、ある程度市場に反映されていた可能性があることや、Zaifが国際的には90位前後と大手ではなかったこと(取引高ベース、Coinmarketcap)、来週予定されている米SECによるETFの承認期待が残っていることなどがあるとみられる。

日米の投資家動向
更に、円から仮想通貨に投資をする動きが減少していることも、今回のZaifの事件の影響を小さくしたとみられる。円からビットコインへの流入比率は、この半年余りで大幅に下落した(図表3-1,3-2)。

弊社の個人投資家サーベイでも、仮想通貨に投資を増やしたいとする回答は減少し、総じて厳しい見方になっている(図表4-1,4-2)。

他国の動向:米国では一定の盛り上がり
一方、米国では引き続き注目度は高い。足元では、米銀PNCが国際送金にリップル社のシステムを導入すると報じられ、リップルが1日で30%以上上昇した(前掲図表2)。同時に、導入側のPNC(PNC US)の株価も3%程度上昇した。
更に、リップルは、新しい高速送金システムxRapidを来月リリースすると発表した。従来のシステムだと、実際の送金に使われる通貨はリップルとは限らないが、新システムではリップルを使うことが必要とされている。
また来週には、米SECが、仮想通貨ETFの上場を承認するかどうかの決定が下される。既に上場申請を却下されているファンドもあることから市場は楽観視はしていないものの、一縷の望みをかけている状態である。
今後の市場の課題
今回のZaifのハッキングは、従来から課題となっていたホットウォレットへの不正アクセスによるものだ。依然詳細は不明だが、これまでも言われてきたセキュリティ強化の必要性が改めて浮き彫りになった。
また、Zaifは、14日の17時頃から19時頃までの間に外部から不正アクセスが行われ送金されたとしている。その後、フィスコの支援とともに20日に発表した。支援を固めたいという意向があったにしても、ハッキングから発表まで6日も経っているというのはあまりにも遅かったという印象だ。その間にもし情報が漏えいしてしまったら、取引の公平性が問題になる。
今後、市場の透明性を高めるためには、取引のセキュリティの向上とともに、情報開示のあり方も問われるだろう。
【最近の仮想通貨市場の動きについては、マネックス仮想通貨研究所ウェブサイトをご参照】
(※)印刷用PDFはこちらよりダウンロードいただけます。
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就活、21年卒は6月解禁継続 経団連ルールは廃止
政府・大学主導
就活 経済
2018/9/21 1:31日本経済新聞 電子版
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 2021年春入社の学生の就職活動ルールについて、政府と経済界、大学は採用面接の解禁を6月1日とするスケジュールを維持する方針を固めた。経団連による現行ルールは廃止し、政府と大学がルールを作り企業に要請する形で調整する。経団連の中西宏明会長がルールの廃止に言及したが、就活の早期化を懸念する大学に配慮して当面はスケジュールを示す。

政府と大学が就活ルールを作り、企業に要請する形で調整する
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政府と大学が就活ルールを作り、企業に要請する形で調整する

 就活ルールは春の新卒採用における面接の時期などを定めている。拘束力はないが、企業が採用を始める時期の目安となってきた。21年春入社まではスケジュールの目安が残る一方、時期に関係なく新卒を採用する「通年採用」などとの整合性は課題として残る。

 経団連は10月初旬に、経団連としてのルールの廃止を決める。就業体験(インターンシップ)に関する規定もなくす。経団連ルールがなくなるかわりに、政府と大学関係団体がルールをつくり、業界団体や大学に要請する形式に変える方向で3者で最終調整する。外資系から中小まで幅広い企業を対象とする。

 今の就活ルールは経団連が「採用選考に関する指針」としてまとめている。20年春入社の学生までは大学3年生の3月1日に説明会を解禁し、大学4年生の6月1日に面接を始め、10月1日に内定を出す日程を示している。ルールに拘束力はなく、これまでも抜け駆けして選考を始める企業は多かった。

 このため経団連の中西宏明会長は9月3日の記者会見で就活ルールを廃止する可能性に言及した。一方で大学側は就活が長期になることを懸念し、全国の大学などでつくる就職問題懇談会で副座長の土屋恵一郎・明治大学長は「現行ルールを維持するのが最善」と主張していた。

 IT(情報技術)人材などの囲い込みは世界的に激しい。企業側には必要な人材を必要な時期に採用したいとの考えが強まっている。日本の労働市場は横並びの新卒採用からは転換期を迎えている。


554回「おひとり様を生き抜く」
配信日:2018年9月21日

損をしないために知っておくこと、得するために覚えておきたいことを、ファイナンシャル・プランナー廣澤知子がやさしく解説します。(週1回更新)

第554回「おひとり様を生き抜く」
『極上の孤独』(下重暁子著)がベストセラーになっています。死別、離別、そして元々を含めて、私の周囲にもシングルが多くいます。(この本では、夫婦であったり、パートナーがいても、独りの時間を楽しむことをすすめているわけで、シングルかどうかにポイントは置いていませんが。)

自分の時間を楽しむ「おひとり様」はとても有意義だと思いますが、FPとして気になるシングルは図らずして独りになった場合の経済的な面についてです。
自立できる程度に自分に稼ぎのある場合は経済的には大きな問題にはなりません。本書の中で筆者も繰り返されていますが、自分自身を「養える」だけ稼ぐ、これができていると安心で、収入面でのキャッシュフローがあることは精神的にも支えになります。結婚や出産で専業主婦になるのが当たり前であった世代の女性にとっては、なかなかハードルが高いかもしれません。
もちろん遺産だったり、財産分与によって資産を得たり、もともと十分な資産を持っている、つまりストックがある場合も当面心配はないでしょう。

専業主婦だった、親の年金を頼りにしていた、資産らしい資産はない、仕事の経験はほとんどない・・・こんなケースはなかなか厄介なものです。
人生100年時代ですから、今あまりお金がなければ、できるだけ長く働くことが必要となります。資格、職歴がない、年齢が高いとなると、どうしても低賃金のアルバイトなどに就かざるをえないことが多くなるでしょう。「おひとり様」を楽しむどころか、日々の生活に追い立てられることも。もちろん、資格を取ったり、勉強したりする時間的、経済的余裕があれば話は別ですし、本人の努力や才能によって大いに異なってきますが。

そこで、性別問わず、誰でも、今すぐにでも始めておくべきことは「おひとり様力」を鍛えていくこと。すなわち、精神面、経済面、生活面において、独りになった時に問題なく、生きて行けるような下地作りをしておくことです。

第497回「最後は『おひとり様力』」
https://info.monex.co.jp/lounge/money/2017/05/15-015186.html

特に経済面については、前述の通り、ストックとキャッシュフロー(収入)の下地をもつと精神的な安定にもつながります。キャッシュフローの支出部分は生きている限り発生しますので、収入部分がなければストックの切り崩しのみになりますし、当然ストックもない状態であれば日々キャッシュフローの収支バランスを取りながらの生活になってしまいます。
ストックを持つには「勝手に稼いでくれる仕組み」作りがポイントです。
収入は支出に出ていくか、現金のみで手元に、という状態では、どうやっても「勝手に稼いで」はくれません。わずかずつでも投資にお金を回し、金利収入(インカムゲイン)や、市場での売買益(キャピタルゲイン)を手に入れる仕組みが必要です。
とはいえ投資を勉強する余裕がない、経済を知らない、相場が怖い、という方もいらっしゃるでしょう。その場合、少額で投資できる投資信託、非課税投資できるNISAなどを活用することでハードルはぐっと下がります。
投資はまずは始める、そしてできるだけ早くすることで時間を味方につけること。まずは仕組み作りから始めましょう。

廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員

次の記事「第553回「新興国投資のリスク、いま一度」」
https://info.monex.co.jp/lounge/money/2018/09/21-033168.html

3. 2018年9月22日 23:02:08 : bqSxumkiHM : ojact308L1k[334] 報告
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