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米政府に関税をかけられた米企業が戻りたくないほど米国は荒廃している(櫻井ジャーナル) :国際板リンク 
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/440.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 9 月 12 日 13:12:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

米政府に関税をかけられた米企業が戻りたくないほど米国は荒廃している(櫻井ジャーナル) 

http://www.asyura2.com/18/kokusai23/msg/836.html


 

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1. 佐助[6089] jbKPlQ 2018年9月12日 14:48:34 : RbPZf2tsH6 : K9EhTpDjOxI[508] 報告
残念ながら安倍政権で
後進国と先進国の間で、40年ごとに商品の優位性は交代する

商品の世界的優位性は、40年ごとの「ルールの破壊/創造」周期によって、後進国が先進国に追い付き追い抜くことによって誕生する。

後進国はルールの破壊期に、伝統慣習を破壊する度合いが、先進国よりも広く深いため、新しい流行を積極的に受け入れるために、商品の世界的優位性を獲得する。

日本のマスコミは、後進国は永遠に欧米を追い抜くことはできないと反論するが,2019から、中国の大都市・朝鮮半島をはじめ東南アジアの工業国と工業都市は、日欧米に追いつき追い越すことになる。

日米欧は次々と後進工業国にイニシアチブを奪われる。しかし、米国のようにサービス産業の優位は維持できる。


しかし
円は、米国に気兼ねし、政治的に立ち遅れるが,安倍政権が崩壊して産業革命が前倒しされると
「日本商品の世界的優位性の法則」が2040年まで継続することができる。

ともあれ、紆余曲折があるが,円を新基軸通貨にすることを必然的にする。

それは、日本が、外国への農漁業など食品の輸入依存度を、実質25%に以下にしてまで、工業製品を外国に輸出する国であること、そして、原材料の75%以上を外国に頼る輸入大国であることだ。

ところが,日本の安倍総理と日銀と官僚は,国家的大損失を発生させるのに匹敵する大失敗をする。


中国とインドと?アフリカとロシアは、溜め込んだドル・ユーロ・円の基軸通貨と保有キンのバスケットのペッグ制によって、間接的に為替レートに、自国通貨を固定化することができる。そうして、その輸出大国を維持することが可能となる。

2. 金城[1] i@CP6Q 2018年9月12日 16:52:55 : gjHFRjTsLw : oWVfSy_Uq5Q[1] 報告
かつてのNEVADAブログ執筆者和田英之の最新経済レポート
マンスリーレポート
http://www.globaleye-world.com/2018/09/6789.html
3. 2018年9月12日 18:47:05 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1475] 報告

リーマン・ショックから10年、銀行にとって「失われた10年」か
Lu Wang、Felice Maranz
2018年9月12日 5:55 JST
• 株価やファンド、投資信託のポジションは金融株敬遠の継続示唆
• 長年の超低金利政策も大きく影響か、テクノロジー株の後塵拝する

Photographer: Chris Hondros/Getty Images North America
あらゆる傷は時がたてば癒えるものかもしれないが、米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破綻から10年が過ぎても、銀行に対する投資家の信頼感は十分に回復したとは言えない。
  世界金融危機の引き金になったと広く信じられているリーマン破綻から、ちょうど10年となる今週。株価やファンドのポジションのデータは、金融セクターを敬遠する傾向が消えていない状況を示唆する。
  S&P500種株価指数を構成する主要業種別指数で、弱気相場から完全な立ち直りを見せていない唯一の指数が金融株だ。2007年の高値を約8%下回っている。6月末時点でヘッジファンドに最も嫌われた業種だったほか、投資信託も持ち分を5年ぶり低水準まで減らした。ゴールドマン・サックスのデータが示した。

  ファースト・アメリカン・トラストのジェリー・ブラークマン最高投資責任者(CIO)は、「センチメントに関して言えば、銀行にとって失われた10年だろう」と話した。
  S&P500種が値上がりし、07年の高値を約80%上回って取引される現在、かつて市場全体の時価総額の5分の1余りを占め一大セクターだった金融株が、今はテクノロジー株の後塵を拝している。高リスクの事業を削減し流動性に富む資産の保有を求める規制強化により金融機関はショックへの耐性に優れるようになったが、利益は落ち込み、融資も伸び悩み、政策金利は過去最低付近で推移と、弱気派には敬遠する理由がそろう。

  「ここまでひどい状況になるとは思っていなかった」と語るのは、フェデレーテッド・インベスターズのチーフ株式ストラテジスト、 フィリップ・オーランド氏だ。「米金融当局が政策を正常化させるのにこれほど時間がかかるとは思っていなかった。当局による異例の低金利政策が金融機関の利益を生み出す能力を恐らく損ねた」と付け加えた。
  ゴールドマンのデータによると、第3四半期(7−9月)初めの時点でヘッジファンドが金融株に振り向けていた資産の割合は10%と、ベンチマークでの比率を4.5ポイント下回った。昨年は銀行株を選好した投資信託も売りに回り、ポートフォリオに占める金融株の比重は第2四半期に平均して1.1ポイント低下と、11セクター中で最大の落ち込みを示した。

 
  減税による恩恵もあり、銀行や保険会社は今年、利益が26%伸びると予想される。この見通しはS&P500種企業の予想におおむね沿っているが、収入は4.8%増の見込みで、公益や生活必需品を除く全ての業種を下回っている。ブル−ムバーグがまとめたアナリスト予想が示した。
  株価収益率(PER)が約16倍で1株当たり純資産倍率(PBR)は1.6倍と、金融株はS&P500種のセクター別で最下位。成長が大ブームの今、投資家にとって割安であるというだけでは十分でない。 
  サスケハナ・インターナショナル・グループの銀行アナリスト、ジャック・ミシェンコ氏は「金融業は名声を失った」とし、経営大学院の卒業生も「10年から15年前と比べ、ウォール街よりテクノロジー企業を選択する。それと同じだ」と述べた。
原題:A Decade After Lehman Collapse, Investors Still Shun Bank Stocks (抜粋)
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6.


 

2018年9月12日 / 15:09 / 3時間前更新
コラム:リーマン・ショック10周年、次なる危機の姿は
Jamie McGeever
3 分で読む

[ロンドン 11日 ロイター] - リーマン・ブラザーズ破綻から10年の節目を迎えた今、当時に思いをはせる金融市場参加者の間では、あれほどの惨事は二度と起きないだろうという意見がコンセンサスだ。その根拠と言えば概して、当局がそれを許さないということに尽きる。

なるほどリーマン破綻をきっかけにした金融システム崩壊と経済の壊滅は、何十年に一度あるかどうかというゆゆしき事態だったので、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁のかつての発言を拝借すれば、再発を確実に防ぐために、当局は「できることは何でもやる」だろう。痛みを伴った教訓はしっかりと刻み込まれている。

ただし10年前の規模の金融危機の再発があり得ないという考え方は論理の飛躍であり、かなり認識が甘い。実際、当時の危機につながった根っこの多くの部分は今なお健在だ。

ある程度の確実性をもってわれわれが言えるのは、次のクラッシュは恐らく、金融システムの中の従来と違う箇所で生まれ、広がっていくということでしかない。おなじみの警戒信号は灯るかもしれないが、ある危機のきっかけは、別の危機の引き金にはならないのではないか。

金融システムの崩壊は通常、以下に示すうちの1つ、ないしは複数の要因がもたらす。つまり(1)家計もしくは企業部門の高水準の債務とレバレッジ(2)リスクテーク拡大の動き(3)低ボラティリティーが助長した投資家の過剰な自己満足や貪欲さおよび熱狂(4)金利上昇(5)企業利益下振れ──だ。

それぞれ程度の差こそあれ、これらは現在顕現化している。債務水準は金融危機前よりも高く、マッキンゼーによると昨年の世界の債務総額は169兆ドル、2007年は97兆ドルだった。

銀行のレバレッジは下がっているものの、10年にわたる実質ゼロ金利と超低水準のボラティリティーが金融システム全体に投機とリスクテークをまん延させた。アルゼンチンが鳴り物入りで100年債の発行を開始したのはわずか1年前だった点を思い出してほしい。

世界の経済、市場、金融・財政政策はリーマン破綻に象徴される金融危機以降に急速に変化した。金利は極めて低くなり、中央銀行のバランスシートが肥大化、公的債務も大きく膨らんだことで、相対的に言えば危機に対して政策担当者が使える手段は少なくなりつつあるだろう。

中銀は金融市場において恒常的な存在となっており、もはや金利水準やバランスシートの規模を金融危機前の「正常」水準に戻す公算は非常に乏しい。

日本の経験、すなわち過去20年間で量的緩和(QE)とゼロ金利を含む異例の政策措置を打ち出しながらも経済成長が精彩を欠いたままだということこそ、先進国全般のこれからを予測する有益な手掛かりになる。

<既知の未知>

新たな市場リスクも出てきている。例えばアルゴリズム取引の急速な発達や、パッシブ運用型の上場投資信託(ETF)主導の投資規模が数兆ドルに拡大していること、仮想通貨の登場、AI(人工知能)とビッグデータの普及などだ。

それに加え、政治と社会構造はどんどん脆弱になっている。ポピュリズム(大衆迎合主義)や極右、強権的な政治家が台頭する一方、グローバリズムは風前のともしびと化し、政府や公的機関に対する一般の信頼は低下し続けている。

こうした構図は、有害な組み合わせとなりかねない。

米連邦準備理事会(FRB)が先導する形で世界的に借り入れコストは上昇しつつある。ペースは緩やかだが、過去最低水準を起点としている点は、今までにない意味合いを持っている。米金利上昇は、たとえどんなにゆっくりと進行しても、資産市場にとって良い面はほとんどない。

社債市場はとりわけ中国において、借り入れコスト上昇とドル高の悪影響を受けやすい。また新興国市場は、特に経常赤字の穴埋めを海外資金に依存している場合、同様の影響を受けやすい。トルコやアルゼンチンを見れば分かる。

ブラジル、インドネシア、南アフリカといった新興国に対する圧力も強まっているが、現段階では動揺の広がりは限定的。先進国市場は、理由は判然としないがおおむね落ち着きを保っている。

それはもしかすると、08年以降に中銀が市場に次々に流し込んだ多額の流動性によって経済成長と企業の収益力、資産価格が押し上げられているからかもしれない。しかしこの流れは緩やかに逆転しつつある。

金融市場には相当な自己満足感が漂う。ボラティリティーが過去にほとんど例がないほど下がっているのだ。そうした中、多くのリスクや危機の火種が何度も警告されてきた。それらはどれも、ラムズフェルド元米国防長官の定義に従えば「既知の未知」だ。

既知の未知には、中国における社債市場の崩壊や米金利上昇とドル高をきっかけとした新興国資産の暴落、米企業利益の落ち込み、ユーロ解体、世界的な貿易戦争、原油価格急落、インフレ高騰などが含まれる。

もちろん、危機のきっかけとなりそうな材料を予測できるからといって、その対応策を練り上げられるとは限らない。イタリアが将来の未知の時点にユーロを離脱するかもしれないという可能性に対し、どうすれば十分に備えられるというのだろう。

その是非はさておき、投資家は単純に最善の事態を期待している。2012年にはギリシャのユーロ圏離脱とユーロ解体を避けられたのだから、次も大丈夫なはずだ。ホワイトハウスではだれも全面的な貿易戦争など望んでいないはずだと。

そうかもしれないが、そうでないかもしれない。

*筆者はロイターのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。


 


米金融当局の利上げ見通しを市場は信奉、年内あと2回との見方強める
Jeanna Smialek
2018年9月12日 11:48 JST
• FF金利先物は年内あと2回、今年の合計で4回の利上げを示唆
• 予想通りなら利上げ回数は2006年以降最多へ
米連邦準備制度の当局者らは、景気予測に基づき2018年の利上げを計4回と予想しているが、市場関係者もその見通しをますます信奉している。
  当局は今年既に2回利上げし、年末までに0.25ポイントの利上げをあと2回実施すると予測している。年末の政策金利水準に関する市場の見方を映すとされるフェデラルファンド(FF)金利先物1月限のインプライド金利は11日に2.36%に上昇し、年内に44ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)程度の追加引き締めの可能性を示唆した。10月限の動きを見ると、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25ポイント利上げはほぼ確実と織り込まれている。

  市場が政策引き締め見通しに自信を強めている背景には、米経済の堅調さを示す多数のデータがある。失業率は3.9%に低下し、政策当局者が長期的に持続可能と見る水準をかなり下回っており、インフレ率は米金融当局の2%目標に向かって収束している。当局は今年3月と6月に利上げしたが、1年に4回の利上げは金融危機発生の2年前に当たる2006年以降実施していない。
原題:Markets See Highest Chance Yet of Two More Fed Hikes in 2018(抜粋)
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6.

 
ガンドラック氏:ドル下落の公算、年末は恐らく今より安いと予想
John Gittelsohn、Emily Barrett
2018年9月12日 10:08 JST
• ドル値下がりなら新興市場国などの株式には朗報
• 銀行ローンとMBS勧める−年末S&P500、年初下回るとも予想
ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)によれば、ドルは今後値下がりする公算が大きい。そうなれば、新興国の株式など米国以外の株式には朗報かもしれない。
  ガンドラック氏は11日、自身が運用するトータル・リターン・ボンド・ファンド向けウェブキャストで、「まずは下に向かう新たな動きを見ることなく、新高値をドルが付けにいくとは思わない」とし、「ドルは恐らく年末時点で現在より安いだろう」と続けた。

  トランプ大統領がドル安を望んでいるのも一因で、ドル高を見込む向きは読み間違える結果に終わるだろうとも指摘。景気先行指数はリセッション(景気後退)が迫る兆候を示してはいないが、新興市場の状況が悪化すれば、世界市場は幅広い問題に見舞われる可能性があるとも話した。
  ドル以外についてガンドラック氏は、以下の内容も指摘した。
• 米10年債利回りが2.25%まで低下するとは予想しないが、投機的なショートがとてつもない規模になっているため、大規模ショートスクイーズが起きればあり得る
• 現在の市場で購入するのに最適な債権は銀行ローンと民間発行の住宅ローン担保証券(MBS)
• ポートフォリオに商品を加えるのに良い時期の可能性−商品は通常、景気サイクル終盤にパフォーマンスが良い
• S&P500種株価指数は年初より低い水準で年末を迎える可能性−マイナスとなっている他の株価指数との乖離(かいり)が縮む
原題:DoubleLine’s Gundlach Says Dollar’s Next Move May Be Downward(抜粋)

 

ドルは上昇する米国株頼り、「脆弱な」基盤浮き彫りに−TD
Luke Kawa
2018年9月12日 10:28 JST
• 株高が米連邦準備制度の政策よりドルの動きに関係
• 株価を支えているのは自社株買いや財政刺激など「一時的要因」
米ドルを動かしているのは何だろうか?米連邦準備制度のことは忘れて、株式市場に注目してみよう。
  TDセキュリティーズによると、最近は米国株の急上昇が米金融引き締めよりはるかに大きな力で米ドルをけん引している。為替戦略北米責任者、マーク・マコーミック氏は11日付リポートで、「米国株が運転席に移動したのは明らかだ」と指摘した。

  世界の他の地域と比較したドルと米国株の3カ月間の相関関係は強まっている。一方、ドルと他の先進国の短期金利スプレッドの相関関係はマイナスに転じた。
  マコーミック氏の分析によると、リターンが向上していることで日本を中心に海外の投資家がヘッジなしのベースで米国へのエクスポージャーを高めている。高い金利ではなく高いリターンがドルの大きな追い風だ。こうした傾向は2015年夏にも見られた。当時、中国・人民元の実質切り下げが新たに安全資産への逃避を招き、新興市場資産は激しく打ちのめされた。
  マコーミック氏は「自社株買いや財政刺激、FANG銘柄の突出した株価動向、企業のレパトリはいずれも大抵が一時的要因にとどまることを踏まえると、為替の材料が株式に集中していることはドルを支える基盤の脆弱(ぜいじゃく)性を浮き彫りにしている」と書いている。
  一方でTDは、賃金上昇や海外からの影響波及が材料となり、米国株と他の地域・国のギャップが縮小して結果的にドルを下押しする可能性にも言及した。マコーミック氏は「少なくとも欧州や日本など他の先進国に対して、米国株の違いが現在の規模で続くかどうかはは分からない」とした上で、今後は円やユーロ、スイス・フランに追い風が吹くとの見通しを示した。

原題:Reliance on Soaring Stocks Leaves U.S. Dollar in ‘Fragile’ State(抜粋)
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5. 米金融当局の利上げ見通しを市場は信奉、年内あと2回との見方強める
6.


 

債券は小幅安、米長期金利上昇が重し−日銀オペ結果受け下値限定
三浦和美
2018年9月12日 7:59 JST 更新日時 2018年9月12日 16:14 JST
• 先物1銭安の150円29銭で終了、長期金利は0.11%に小幅上昇
• 米長期金利3%上抜ければ円金利に上昇圧力も−メリル日本証
債券相場は小幅安。前日の海外市場で米国の長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行した。半面、日本銀行が実施した国債買い入れオペが現物債需給の引き締まりを示したことを受けて、相場の下値は限定的となった。
  12日の長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比5銭安の150円25銭で取引を開始し、一時は150円23銭まで下落。午後に入ると、日銀オペの結果を受けて下げ幅を縮小し、結局は1銭安の150円29銭で取引を終えた。
  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「前日の海外市場はリスクオン的な雰囲気になり、海外の債券が売られた。米長期金利は利上げのタイミングで3%を抜ける可能性もあり、そうなれば円金利にもやや上昇圧力が掛かる可能性がある」と指摘。一方、「今日の日銀オペでは応札倍率が低下するなど若干需給の引き締まりを示す結果となり、午後には少し買い戻しが入った」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは0.11%と、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高く始まり、その後も同水準で推移した。
  11日の米株式相場は上昇。テクノロジー株や原油高を受けたエネルギー関連銘柄が上げを主導した。ダウ工業株30種平均は前日比0.4%高の25971.06ドルで引けた。一方、米国債相場は下落。株高や原油高が相場の重しとなり、米10年国債利回りは4bp高い2.98%程度となった。
日銀オペ
  日銀は午前の金融調節で、長期と超長期ゾーンを対象に国債買い入れオペを実施。買い入れ額は残存期間5年超10年以下が4500億円、10年超25年以下が1800億円、25年超が600億円といずれも前回と同額だった。オペ結果によると、応札倍率は5年超10年以下が2.3倍と昨年5月以来の水準に低下し、売り需要が弱いことが示された。10年超25年以下、25年超も前回を下回った。
  メリル日本証の大崎氏は、「5−10年は1回当たりのオファー額が増えたこともあるが、7月末から8月初めにかけて2兆円程度吸収された影響がまだ残っている面もある」と指摘した。
過去の日銀オペの結果はこちらをご覧下さい。
新発国債利回り(午後3時時点)
前日比
2年債 不成立
5年債 不成立
10年債 0.110% +0.5bp
20年債 0.610% 横ばい
30年債 0.830% 横ばい
40年債 0.965% 横ばい

ビットコイン強気派が冷や汗−最後の砦、今度こそ割り込む恐れ
Olga Kharif
2018年9月12日 13:07 JST
• トレンドの転換点を特定するGTI・VERA収束拡散法で分析
• 7月以降で最長の買いトレンドがちょうど終わったところ

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
仮想通貨ビットコインの最近の不振は全面的な急落に発展し、強気派の最後の砦(とりで)である重要な抵抗線をまたも試す恐れがある。テクニカル指標が示唆した。
  ビットコインは2月以降、6000ドルの節目を4回試し、そのたびに反発。これを割り込めば一段安のシグナルとなり得る。トレンドの転換点を特定するGTI・VERA収束拡散法に基づくと、7月以降で最長の買いトレンドがちょうど終わったところで、一層の下落が示唆される。
  ビットコインは今年に入ってから既に半値以下になっている。仮想資産が広く受け入れられるの先のことになるとの見方が一般的になる中で、機関投資家からも個人投資家からも関心が薄れた。

原題:Bitcoin Bulls Are Sweating Latest Test of Key Resistance Level(抜粋)

4. 2018年9月13日 18:57:30 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1480] 報告
米地区連銀景況報告:関税の影響に警鐘、経済成長緩やか

FRBが公表したベージュブックによると、米経済は緩やかなペースで拡大した

By Sarah Chaney and Sharon Nunn
2018 年 9 月 13 日 05:12 JST

 【ワシントン】米連邦準備制度理事会(FRB)が12日公表した地区連銀景況報告(ベージュブック)によると、最近発動された関税や今後の関税計画を受け、米企業は投入コスト上昇への対応を強いられる中、貿易を巡る緊張の高まりに懸念を示している。

 全米12地区の経済情勢について8月31日以前に収集した事例報告をまとめた今回の報告によると、米経済は緩やかなペースで成長した。

 トランプ政権は多額の輸入品に対して関税を発動したうえ、追加関税を課す構えも示し、米製品に対する報復関税の発動を招いた。

 企業は景気の先行きにおおむね楽観的な見方を維持しているものの、貿易摩擦を背景に多くは不確実性を指摘している。貿易を巡る懸念が強まっていることから、事業投資を先送りしたケースも見られた。

 多くの企業は、関税による原材料費の上昇を価格に転嫁することはできないと述べている。一例として、メリーランド州の缶製造業者は「値上げすれば顧客が別のパッケージ形式を探し、永遠にビジネスを失うことになると懸念」している。

 ニューヨーク地区の企業に関しては、最近発動された関税が製造業や運輸セクターの投入コスト上昇につながった。同地区の企業は貿易政策が事業に及ぼす影響に懸念の声を上げている。

 リッチモンド地区の空港運営会社は、新たな関税を背景に事業が減速しかねないとの恐れから、設備投資に慎重になっている。

 ただ、企業によっては関税の影響は最小限にとどまっている。ボストン地区の銃器メーカーは、事前に向こう2年の鉄鋼価格を固定したと述べた。

 全般的には、消費者信頼感が高水準となる中、需要をけん引している面もあると企業は指摘している。バージニア州の窓メーカーは数年ぶりの堅調な業績を達成し、力強い消費者信頼感が寄与したとの見方を示した。

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ゴールドマン、米株弱気相場入りの可能性を警告−貿易摩擦激化で
Lu Wang
2018年9月13日 8:38 JST
• JPモルガンやUBSも貿易摩擦で予想される打撃を強調
• 米国株は他市場を上回る好調さでも、ウォール街の慎重姿勢は強まる
今年に入り貿易摩擦がエスカレートする中で米国株の投資家は冷静さを保っているが、ウォール街から聞こえてくる警告は強まるばかりだ。
  最近、ゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェースもそれに加わり、全面的な貿易戦争が起きた場合に米企業が被るリスクを強調している。今週それぞれ発表したリポートで両社のストラテジストは、企業利益への打撃に関する試算を示した。ゴールドマンの米国株チーフストラテジスト、デービッド・コスティン氏は米国が全輸入品に10%の関税をかけるシナリオでは弱気相場入りを想定していると指摘した。
  UBSグループのストラテジストのキース・パーカー氏も先週、トランプ米大統領が中国の輸入品に対する新たな関税発動を検討する中で米国株の際立った強靱(きょうじん)さが危険にさらされていると投資家に警告を発した。S&P500種株価指数が今年、世界の他の地域との比較で2014年以来最高の年に向かっていることを踏まえれば、こうした懸念は投資家の姿勢と食い違っているように見えるが、企業幹部の間で高まりつつある不安感とは重なる。
  7000件余りの決算報告書と電話会議の内容を調査したJPモルガンの分析結果によると、前回の決算シーズンでは減税より関税の方が頻繁に話題となり、35%の企業が関税を脅威と指摘した。ドブラフコ・ラコスブハス氏ら同行のストラテジストは25%の二国間関税が実施された場合、S&P500種株価指数の構成企業全体で1株利益は最大10ドル落ち込む可能性があると予想。今年の予想は1株当たり165ドルだ。
  ラコスブハス氏はリポートで「貿易摩擦の高まりが今後、特に来年について1株利益を大きく押し下げる恐れがある」と分析している。
  一方、ゴールドマンのコスティン氏が描くのはもっと暗いシナリオだ。中国製品への25%関税賦課でS&P500種構成企業の来年の成長は吹き飛びかねないとした。米国が海外からの全ての輸入品に10%の関税をかけるというより極端なケースでは、米国側のコスト上昇で企業利益は10%落ち込む可能性もあるという。
  投資家のセンチメントも悪化し、バリュエーションは下がりかねない。結果的にその最悪のシナリオではS&P500種株価指数は2230に下落し得ると、コスティン氏は今週のリポートに書いている。これは先月付けた過去最高値2914を23%下回る水準で、従来の弱気相場入りの定義を満たす。

出典:ゴールドマン・サックス
原題:Goldman Warns of Bear Market in Latest Wall Street Trade Alarm(抜粋)

 

 


トランプ氏支えるポピュリズム、金融危機が原因でない−バーナンキ氏
Jesse Hamilton、Christopher Condon
2018年9月13日 12:56 JST
現在の政治動向の起源を10年前の信用市場崩壊に求める考えに異議
一般の人々の不満は過去数十年間にわたり高まっていたと指摘
バーナンキ元米連邦準備制度理事会(FRB)議長は12日、2016年米大統領選でドナルド・トランプ氏を勝利に導いたポピュリズムの躍進や左派の進歩主義者の台頭について、08年の金融危機への米政策当局の対応が引き金となったものではないとの考えを示した。

  バーナンキ氏はブルッキングズ研究所で開かれたイベントで、現在の政治動向の起源を10年前の信用市場崩壊に求める考えに対し、賃金の伸び悩みや社会的地位の向上機会の縮小などを背景に一般の人々の不満は過去数十年間にわたり高まっていたと指摘。経済のメルトダウンとそれに続いた銀行救済は助けにならなかったが、それらが主な要因となったというわけでなく、「前提に誤りがある」と論じた。

  同イベントには、バーナンキ氏と共に最前線で危機対応を指揮したポールソン元財務長官と、ポールソン氏の後任として財務長官に就任したガイトナー元ニューヨーク連銀総裁も参加し、グレートリセッション時の被害を食い止めるために取った措置のほか、その後に講じられた施策が危機再発を防ぐことができるかどうかなどを巡り議論を交わした。

原題:Bernanke Rejects Tie of 2008 Crisis to Trump-Aiding Populism (1)(抜粋)


 

トルコ中銀、利上げ判断 通貨下落歯止め焦点に
トルコショック 中東・アフリカ
2018/9/13 17:11
 【イスタンブール=佐野彰洋】トルコ中央銀行は13日、金融政策決定会合を開き、通貨リラの急落や物価高騰を受けて、政策金利を引き上げるかどうかを判断する。金融引き締めを嫌うエルドアン大統領からの圧力が続く中、金融市場は3〜4%程度の利上げを予想している。通貨安に歯止めを掛けることができるかが焦点だ。

 中銀は7月の前回会合で市場予想の大勢に反し、主要な政策金利である1週間物レポ金利を年17.75%で据え置いていた。8月にはトルコ在住の米国人牧師拘束問題を原因にリラが急落する「トルコショック」が発生し、新興国を中心に世界の金融市場を揺さぶった。

 信用不安が再燃したアルゼンチンの中銀は8月末の追加利上げで政策金利が年60%に達した。トルコやアルゼンチンだけでなく、ブラジルやインドの通貨も過去最安値に沈んだ。

 トルコ中銀は市中銀行への資金供給を中心となる1週間物レポ金利よりも割高な翌日物貸出金利(19.25%)に切り替え済みだ。

 しかし、リラ安の進行で8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比17.9%に達し、9月以降の20%超えが確実とみられている。中銀は3日の声明で「物価安定への重大なリスク」に言及、「必要な措置を講じる」と利上げを示唆していた。

 年初から4割下落したリラの対ドル相場は、13日朝、決定会合を控え1ドル=6.3リラ台と9月に入ってから最もリラ高の水準で推移した。市場は利上げを織り込み済みだが、小幅な利上げにとどまれば、中銀への信認が一段と低下し、資金流出を招く恐れがある。

 リラ売りを抑え込もうと政府が小手先の対策を繰り返していることも実体経済の重荷となっている。8月、銀行監督当局は国内銀行が外国投資家と行う為替スワップの取引量を、規制上の自己資本の25%までに制限した。

 投機筋によるリラ売りを封じる狙いだったが、相場変動のリスクをヘッジしたい企業や銀行の取引まで制限する副作用が発生。「3カ月先のリラ相場や金利水準が算出できず、銀行同士で資金の貸し借りができない」(外銀関係者)

 その結果起きたのが、市中金利の高騰だ。中銀によると、8月末時点での企業向け貸出金利は加重平均で年32%。3カ月で13%近く上昇した。

 エルドアン氏は13日公表の大統領令で、不動産取引や賃貸契約をリラ建てとするよう定めた。既存契約も30日以内の改定が必要となる。リラ相場の下支えと同時に外貨建て契約が一般的な小売りチェーン救済が狙いとみられるが、商慣行の突然の変更で混乱が生じそうだ。

 自動車リースや電力、小売りなど「借り入れは外貨、収入はリラ」という内需型企業を中心に破綻や社債償還の不履行が相次ぎ表面化している。資金繰りの悪化や資材コストの上昇で、建設工事の中断や遅延も目立つ。

 10日発表の4〜6月期の実質成長率は前年同期比5.2%増と1〜3月期に比べ約2%減速した。消費や投資の落ち込みで2019年にはマイナス成長に転じる可能性が指摘されている。

 不良債権の増加は金融システムの健全性を損ないかねない。米JPモルガンによると、トルコの民間部門は19年6月までの1年間で1464億ドル(約16兆円)の対外債務を返済する必要がある。このうち3分の1を銀行などの金融部門が負う。協調融資や社債の借り換えが順調に進むか、市場は注視している。

 


 
米が中国に新たな通商交渉を提案、摩擦激化回避で
Bloomberg News
2018年9月13日 4:24 JST 更新日時 2018年9月13日 18:01 JST
米国からの招きを受け具体的作業を開始−中国商務省の報道官
協議はワシントンで行われる可能性が高い−関係者
米中両国政府は新たな通商協議に向けて具体的な作業に取り組んでいる。両国が緊張を和らげ、貿易摩擦のさらなる激化を回避できるかもしれないとの期待が浮上している。

  中国商務省の高峰報道官は13日、北京での定例記者会見で、中国が米国からの招きを受け、両国が具体的作業に取り掛かっていると明らかにした。事情に詳しい関係者3人によれば、ムニューシン財務長官の主導で米政府高官らが最近、中国側を協議に招請した。匿名を条件に語った関係者の1人によると、中国側が同意すれば新協議はワシントンで行われる可能性が高い。

  米国による通商交渉の提案については先に、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が匿名の情報源を引用して報じていた。クドロー国家経済会議(NEC)委員長は同報道を確認し、「これは前向きな事態だ」と発言。「われわれは現在、連絡を取り合っており、意思の疎通は密になったと言える」と述べた。

原題:U.S. and China Signal Another Round of Trade Talks Is Coming (抜粋)

 

中国:8月のファイナンス規模は予想以上に拡大、政策が後押し
Bloomberg News
2018年9月12日 19:24 JST
中国経済全体のファイナンス規模は8月に予想以上に拡大した。緩和的な政策が効果を表し始めた。

  中国人民銀行(中央銀行)が12日発表した8月のファイナンス規模は1兆5000億元(約24兆3400億円)と、ブルームバーグがまとめた市場予想の1兆3000億元を上回った。7月は1兆400億元だった。

  8月の人民元建て新規融資は1兆3000億元。市場予想は1兆4000億元。7月は1兆4500億元だった。8月のマネーサプライ(通貨供給量)M2は前年同月比8.2%増で、市場予想の8.6%増を下回った。

原題:China’s Funding to Economy Rises in August on Policy Support(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE


 

 

ドル・円は上昇、米中協議期待やトルコ利上げ観測でー株高も追い風
池田 祐美
2018年9月13日 12:32 JST 更新日時 2018年9月13日 15:31 JST
• 朝方に付けた111円17銭から午後に一時111円47銭まで上昇
• これまでネガティブにみていたものが好転する期待ー東海東京証
東京外国為替市場のドル・円相場は上昇。米中貿易協議への期待やトルコの利上げ観測などを背景とした新興国懸念が後退した。日本株が大幅上昇し、リスク選好のムードが広がったことも相場の追い風になった。
  13日午後3時18分現在のドル・円は前日比0.1%高の1ドル=111円42銭。朝方に付けた111円17銭を日中安値に水準を切り上げ、午後には一時111円47銭まで上昇した。
  東海東京証券金融市場部外貨管理グループの吉田幹彦グループリーダーは、「市場全体でこれまでネガティブにみていたものが好転する期待が高まっている。北米自由貿易協定(NAFTA)交渉、英国の欧州連合(EU)離脱交渉、そして新たに出てきたのが米中通商交渉再開に対する期待」と説明。「ドル・円は、日本株が株価指数先物とオプションの特別清算日が重なるメジャーSQを控えた短期的な需給で上げたことにつられている感じがする。クロス円も上げている」と述べた。  
米政権による中国への通商交渉提案に関する記事はこちらをご覧下さい。
  この日の東京株式相場は反発。日経平均株価は前日比216円71銭(1%)高の2万2821円32銭で引けたほか、中国上海総合指数も4営業日ぶりに反発している。米長期金利は時間外取引で一時1ベーシスポイント(bp)高の2.97%を付けた。
  外為どっとコム総研の神田卓也調査部長は、「米雇用統計以降、流れが変わったと感じていて、賃金が伸び始めたことによって、米長期金利が上がり始めている。これがドル高・円安、円が全般的に売られる一つの要因になっている」と分析。「将来的には米金利の方向に目が向かって、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降は、最終的な米長期金利と米利上げの到達点がどこになるのかという論争になっていくだろう」と述べた。
  米国ではこの日、8月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想は前月比0.3%上昇が見込まれている。7月は0.2%上昇だった。

  欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)、トルコ中央銀行はこの日、金融政策会合を開く。市場ではECBとBOEは現状維持、トルコ中銀は1週間物レポ金利を17.75%から21.00%へ引き上げると見込まれている。
  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、ほぼ変わらずの1ユーロ=1.1624ドル。ポンド・ドル相場は0.1%安の1ポンド=1.3033ドル。ドル・トルコリラ相場は0.4%高の1ドル=6.3673リラ。前日に一時6.3319リラと8月29日以来のリラ高・ドル安水準を付けた。
  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、トルコ金融政策の相場への影響について「予想以上の3%超え利上げなら、真剣と受け止められるだろう。ショートがたまっているので、トルコリラは上昇すると思う。欧州はトルコに近いのでユーロ・ドルにも波及すると思う」と指摘。ただ「ユーロは1.1650ドルでは上値が重い」と語った。


日本株反発、米中交渉の再開期待広がる−資源セクター中心幅広く上げ
長谷川敏郎
2018年9月13日 7:56 JST 更新日時 2018年9月13日 15:31 JST
• 米国が中国に対し新たな通商交渉を提案、海外原油や非鉄市況上げ
• SQ控え先物主導の買い戻しと市場関係者、売買は盛り上がり欠く
13日の東京株式相場は反発。米国と中国の通商問題改善への期待が広がり、国際商品市況の上昇も好感された。中国経済の動向に敏感な鉱業や石油、非鉄金属、商社、海運株など資源セクター中心に情報・通信や電力、小売株など内需セクターも上げ、東証1部33業種中、32業種が高い。
  TOPIXの終値は前日比18.70ポイント(1.1%)高の1710.02、日経平均株価は216円71銭(1%)高の2万2821円32銭。TOPIXは5日以来の1700ポイント回復、日経平均は8月31日以来の高値。
  三井住友アセットマネジメント株式運用グループの平川康彦シニアファンドマネージャーは、「貿易問題や国内の通信や医薬品の政策リスクなどさまざまな面で不透明感が強い。景況感からは日本株がレンジの上値を抜けるほど力強くない」とし、「下げに備えている投資家が多く、話し合いなど通商交渉に対する多少の期待感が出るだけでも買い戻しが入りやすい」と話した。

東証内
Photographer: Junko Kimura/Bloomberg
  米中貿易摩擦の激化を避けようと、米政府は中国に対し新たな通商交渉を提案した。中国が同意すれば、協議はワシントンで行われる可能性が高い。次官級で米中通商協議が8月22日から再開された前回のケースでは、過度の通商懸念が後退する格好で、日本株は8月末まで反発傾向を強めた経緯がある。
  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鮎貝正弘シニア投資ストラテジストは、「今回の米中交渉は閣僚級と伝えられている。次官級の際も交渉見通し後はショートカバーが入っており、前回と同様の相場パターン」とみている。
  東証1部の売買代金上位ではソフトバンクグループやファーストリテイリング、トヨタ自動車など株価指数のウエート構成比が高い銘柄が上昇。先物上昇に絡むインデックス主導の相場展開をうかがわせた。あす14日には株価指数先物・オプション9月限の特別清算値(SQ)算出も控え、三菱モルガンの鮎貝氏は「裁定業者の巻き戻しが加わり、裁定買いを誘発した」と言う。
  また、12日のニューヨーク原油先物は1.6%高の1バレル=70.37ドルと続伸。米国の制裁でイラン産原油の輸出が乱れた上、米原油在庫が落ち込んだことも材料視された。米中新協議への期待で同日のロンドン、ニューヨーク市場で銅など非鉄金属価格も上昇、きょうの日本株市場で資源セクターが買われる要因となった。取引開始前に発表された日本の7月の機械受注は、前年同月比13.9%増と市場予想の4.3%増から上振れ、機械など設備投資関連業種も堅調。
  ただ、売買代金は盛り上がりを欠くなど先行き不透明感の強さも顕著だ。野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「トランプ米大統領が日本に対し通商交渉でどういう要求をしてくるのか。たとえ厳しい要求であっても、悪影響によるボトムがはっきりすれば、相場の先行きは見通せるようになる。大統領の手のうちのカードが見えないうちは霧が晴れない」としている。
• 東証1部の売買高は13億4675万株、売買代金は2兆3464億円、売買高は前日から8%弱減った、値上がり銘柄数は1511、値下がりは513
• 東証1部33業種は鉱業、ゴム製品、海運、石油・石炭製品、卸売、電気・ガス、非鉄金属など32業種が上昇、下落はその他製品の1業種
• 売買代金上位では三菱商事、武田薬品工業、ダイキン工業、ブリヂストン、住友金属鉱山が高い、これに対しゴールドマン・サックス証券が投資判断を下げた東京エレクトロン、野村証券が判断を下げたSUMCOは安い


 
2018年9月13日 / 16:54 / 30分前更新
焦点:オプションは膠着継続を示唆、日経2万3500円超えの確率15%
2 分で読む

[東京 13日 ロイター] - 日本株は再び上昇局面に入っているが、オプション市場の動きが示唆するのは膠着相場の継続だ。貿易戦争への懸念が根強いとみられ、日経平均.N225が2万3500円を超える確率は15%となっている。一方、2万1000円を下回る確率も9%と小さい。堅調な企業業績などから大幅な株安も見込まれておらず、上下に動きにくい展開が続きそうだ。

<2万3500円のコールが活況>

日経平均が300円近く上昇し、NT倍率.NTIDXが13.30倍を超えた11日、オプション市場のトレーダーの間で話題になったのが、10月限の権利行使価格2万3500円のコール・オプション(買う権利)だ。出来高は前日比6倍の3911枚、プレミアムは同64%高の46円と急伸した。

9月限の株価指数先物・オプションは13日が取引最終日となり、日経平均先物ミニとオプションは10月限に限月交代する。SQ(特別清算指数)算出週では期近物から期先物へのロールオーバーが進むが、2万3500円コールの商い急増は「日経平均を押し上げたい投資家の存在を意識させた」(国内証券トレーダー)という。

しかし、建玉の中身をみる限り、2万3500円を超えるような株高は、強く想定されているわけではない。オプションSQ算出日(10月限は10月12日)に、イン・ザ・マネー(コールの場合、権利行使価格が原資産の日経平均を下回る状態)となる確率を示すデルタは、足元で2万3500円コールでは約0.15、2万3000円コールで約0.34となっている。

簡単に言えば、10月12日に日経平均が2万3500円を超える確率は15%、2万3000円を超える確率は34%と市場は予想していることになる。

9月末には配当権利落ちがあり、その影響額は「160円程度」(銀行系証券)とみられている。13日の日経平均終値から160円引くと2万2661円。これを基準とすれば2万3500円は3.7%程度高い水準にすぎない。

eワラント証券の投資情報室長、小野田慎氏は「上昇局面では(2万3500円の)コールを手仕舞い、アップサイドのもの買う動きが出ることも考えられる。だが、デルタは低く、到達の確率もそれほど高くない。売り手も結構出てくる水準だ」と指摘。「短期的な主戦場はやはり2万3000円」と話す。

<2万1000円割れの確率は9%>

一方、10月限プット・オプション(売る権利)は、権利行使価格2万1000円の建玉が12日時点で1万1945枚。2万2000円が8815枚となっている。2万円以下の建玉ではこれらよりも多いところもあるが、その多くはリンク債に絡んだポジションの影響を受けたとみられている。

2万1000円プットの出来高は11日に2809枚、12日に2927枚となり、10日の8倍以上に膨らんだ。にもかかわらず、12日のプレミアムは10日比33%安。2万3500円コールのプレミアムの変動と比較すると大人しい。

日経平均
22821.32
.N225NIKKEI INDEX
+216.71(+0.96%)
.N225
.N225
足元のデルタは2万1000円プットで約マイナス0.09。日経平均が2万1000円を下回る確率は9%という計算になる。

米中貿易戦争への懸念もあるが、足元の企業業績は堅調との見方も多い。ちばぎんアセットマネジメント調査部長の奥村義弘氏は「仮に米国による2000億ドル規模の対中関税が実際に発動されれば、一時的に株価が大きく調整するリスクがあるが、市場の織り込みも進んでおり、下値の堅さをみせる可能性もある」とみる。

長田善行 編集:伊賀大記

5. 2018年9月14日 23:43:45 : Y5pOfV1JzU : keOfvM8bnjI[20] 報告
米経済は
米0金利住宅テロで金融封鎖のブラック経済。

嫌気をさした、

製造業は中国に移転で,

アメリカの現状は、

ブラック雇用のブラック賃金となっている。

0金利、

住宅テロの終わりで、ブラック経済の終わりとなって、

穴の開いた、

教育インフラも、社会インフラも修復で正常回帰となる。


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