http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/391.html
Tweet |
スルガ銀行 第三者委が組織的不正を認定 岡野会長ら辞任
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180907/k10011617021000.html
2018年9月7日 17時44分 NHK
静岡県のスルガ銀行によるシェアハウスのオーナーなどへのずさんな融資について、第三者委員会が7日調査結果を公表し、融資の書類の改ざんなどに多くの行員が組織的に関与していたとして経営責任を厳しく指摘しました。これを受けて、創業家出身の岡野光喜会長ら銀行の経営トップが7日付けで辞任しました。
7日公表されたスルガ銀行の第三者委員会の調査結果では、融資の審査を通りやすくするための書類の偽装などについて、「支店長レベルが一部の偽装行為に直接関与するなど、多くの行員が偽装に関与していた」として、組織的に不正が行われていたと認定しました。
偽装の件数については、2014年以降の一定の融資を調べた調査で延べ795件に上ったとして、「投資用不動産ローンの全般にまん延していた」としました。
不正が広がった原因については、融資に疑問を示した審査の担当者に営業担当の幹部が威圧的に反論して融資を実行させるなど、審査体制に問題があったこと、営業現場の実態を考慮しない厳しい営業ノルマがあったことなどを挙げました。
そのうえで創業家出身の岡野光喜会長について、取締役会などで十分な対応を取っていなかったことが一部、法令違反にあたるとし、最も重い経営責任があると指摘しました。
調査結果を受けてスルガ銀行は、経営責任を明らかにするため、7日付けで岡野会長と米山明広社長を含む5人の取締役が辞任したと発表しました。
スルガ銀行は個人向けの融資に特化する独自のビジネスモデルで高い収益を上げてきましたが、その陰で組織的に不正が広がっていたことになり、銀行の経営体制が厳しく問われる事態になりました。
第三者委は経営者の責任 厳しく指摘
スルガ銀行によるずさんな融資について調査を行った第三者委員会の委員長の中村直人弁護士は、多くの行員が関与していたことを認定したうえで、「大切な現場の情報が全く経営陣に届かない、情報の断絶が起きていた。営業を担当する専務執行役員が分隊長のように現場で暴れ回っていたが、ほかに誰も文句を言える人がいなかった。今回の問題のいちばんの責任は無責任な営業推進体制をつくった経営陣にある」と述べて経営陣の責任を厳しく指摘しました。
実際の書類の改ざんは
問題の融資では、シェアハウスに投資してオーナーになろうとするサラリーマンらに対して、1億円を超える多額の融資が行われ、審査に使われた書類の改ざんが相次いで見つかりました。
これらの書類はシェアハウスの販売会社を通じてスルガ銀行に提出されていて、改ざんされたことを知らなかったオーナーもいたということです。
あるオーナーの預金口座の残高を示す書類では、実際には29万円余りだった残高が、441万円余りに書き換えられていました。
確定申告の書類でも収入を示す欄が改ざんされていました。
本来は690万円でしたが、「6」の数字が書き換えられて1090万円とされていました。
また、預金通帳のコピーでは、95万円程度だった残高の数字に「3」と「0」の数字が書き加えられ、残高が3000万円も水増しされたケースもありました。
これらの改ざんは、審査を通りやすくするために行われたと見られています。
「地銀の優等生」の転落
スルガ銀行は、歴史的な低金利で地方銀行の経営環境が厳しさを増す中でも独自のビジネスモデルで高い収益を上げて来たことから、「地方銀行の優等生」とも言われてきました。
金融庁によりますと、全国に106ある地方銀行は、融資などの本業で半数以上が赤字になっていて、人口減少や長引く低金利を背景に厳しい経営環境が続いています。
こうした中でスルガ銀行は去年3月期まで、5年連続で過去最高益を更新するなど、地方銀行の中で、際だって収益力が高いことで知られていました。
好業績を支えていたのは、個人向けの融資に特化した独自の経営方針で、勤続年数などの審査基準を緩めた住宅ローンや女性向けの住宅ローンなど、ほかの銀行になかった特徴的な商品で顧客層を広げていきました。
また最近では、今回、問題となったシェアハウス向けのローンなど、不動産投資向けの融資も大きく伸ばしていました。
一定のリスクを取った融資を増やしてきたことで、スルガ銀行の貸出金利は平均で3%台と、ほかの地方銀行に比べて高い水準になっていました。
独自のビジネスモデルを収益につなげる経営姿勢は、金融庁幹部も高く評価していましたが、今回の問題で、そのビジネスモデルは根本から揺らぐことになりました。
ことし3月期の決算では、シェアハウス関連の損失などを計上したことで最終利益が一転して80%を超える減益になったほか、ことし1月には2500円を上回る水準だったスルガ銀行の株価も、6日の終値で568円と、大幅に下落しています。
金融庁行政処分へ
金融庁は、ことし4月からスルガ銀行に立ち入り検査に入っていて、7日公表された調査結果も踏まえ、近く、業務の一部停止命令を含む厳しい行政処分を行う方針です。
金融庁は、シェアハウスのオーナーへのずさんな融資が明らかになったことを受けてことし4月、スルガ銀行に立ち入り検査に入り融資の審査や業務管理の実態を調べてきました。
検査はまもなく終わる見通しで、7日公表された第三者委員会の報告書も踏まえ、近く、業務の一部停止命令を含む厳しい行政処分を行う方針です。
また、シェアハウスのような投資用の不動産向け融資について、ほかの金融機関でも問題がないか、今後、調査を行うことも検討しています。
スルガ銀行 第三者委が組織的不正を認定 岡野会長ら辞任 | NHKニュース https://t.co/G2I3kohxt4 ”融資に疑問を示した審査の担当者に営業担当の幹部が威圧的に反論して融資を実行させるなど、審査体制に問題があったこと、営業現場の実態を考慮しない厳しい営業ノルマがあったことなど”
— kitagawa (@kinaoto) 2018年9月7日
スルガ銀行 第三者委が組織的不正を認定 岡野会長ら辞任
— オリオンの風 (@orion1223star) 2018年9月7日
「支店長レベルが一部の偽装行為に直接関与するなど、多くの行員が偽装に関与していた」として、組織的に不正が行われていたと認定しました。https://t.co/tUrJbAWrqz
■スルガ銀第三者委、不適切融資「全般にまん延」
— 【公式】経済ニュース ARATA (@newsarata) 2018年9月7日
やはりか・・・という印象。銀行で不適切融資がまん延している状態であれば、それは闇金と一緒だろう。スルガ銀行の不適切融資を調べてきた第三者委員会は7日、調査報告書を・・
つづきはこちら:https://t.co/OdzJq6BuFFhttps://t.co/y7X4Q0BksZ
スルガ銀第三者委、不適切融資「全般にまん延」 (日経)https://t.co/GQcd5fhpxb
— 滝田洋一(日本経済新聞・WBS) (@yoichitakita) 2018年9月7日
報告書をまとめた第三者委の会見で、「組織的な問題か?」との問いに、「そう思う。法人としての意思と指示があった」とキッパリ。歯切れの良い記者会見だった。
次は金融庁の処分がどうなるか、ですがーースルガ銀第三者委、不適切融資「全般にまん延」:日本経済新聞 https://t.co/fMqW6ZmZlx
— 清水功哉(日本経済新聞) (@IsayaShimizu) 2018年9月7日
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民128掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民128掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。