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トヨタ、章男社長の「私情」経営…提携相手のいすず見放し、邪魔者の有力OB一斉排除(Business Journal)
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/199.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 8 月 16 日 11:16:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

トヨタ、章男社長の「私情」経営…提携相手のいすず見放し、邪魔者の有力OB一斉排除
https://biz-journal.jp/2018/08/post_24430.html
2018.08.15 文=河村靖史/ジャーナリスト Business Journal


      トヨタの豊田章男社長(写真:つのだよしお/アフロ)


 トヨタ自動車といすず自動車【編注:「ず」の正式表記は踊り字】が資本関係を解消することで合意した。約12年にわたって提携関係にありながらも具体的な協業の成果がゼロだっただけに、いずれは提携解消に向かうと見られていた。ここにきての合意に「前社長の痕跡をなくす」ことにこだわるトヨタの豊田章男社長の執念が見え隠れする。結果的に突き放されたかっこうのいすずの今後の動向が注目される。

「技術的に得るものはあり、(今のいすずにとって)プラスになっている」

 いすずが都内で開いた2018年4−6月期決算発表の記者会見で、いすずの瀬戸貢一常務執行役員は、トヨタとの資本提携解消について複雑な表情で語った。トヨタといすずが提携したのは2006年11月。それ以前まで、いすずは35年の長期にわたって米ゼネラルモーターズ(GM)の傘下にあったが、GMは業績不振に陥ると、富士重工業(現・スバル)、スズキと同様、いすずの株式を売却して資本提携解消となった。

 GMグループから離脱したいすずは単独での生き残りが難しいことから提携相手を模索、そこに手を差し伸べたのがトヨタだった。トヨタはいすずの株式5.9%を取得して、いすずの後ろ盾となり、グループの商用車メーカー日野自動車と連携することで「日の丸商用車メーカー」として存在感を高めることを狙っていた。

 資本提携したトヨタといすずは、ディーゼルエンジンや環境技術の共同開発で合意した。なかでもメインとなったのが欧州市場向けトヨタ車に搭載する乗用車用1.6リッターディーゼルエンジンの共同開発だった。当時、欧州市場はディーゼル車の比率が国によっては半分以上を占めており、欧州市場攻略にはディーゼル車のラインナップ拡充が必須だった。そこでトヨタはディーゼルエンジンに強みを持ついすずの技術力に期待した。しかし、このプロジェクトはエンジンのプロトタイプまで製作しながら途中で立ち消えとなる。

 いすずの瀬戸常務執行役員は「トヨタが(環境対応車として)ハイブリッド車に舵を切ったため」と説明。しかし、実態は異なる。いすずとの資本提携を決めたのが当時の社長だった渡辺捷昭氏だったからだ。

■「渡辺憎し」

 創業家の豊田章一郎名誉会長は、子息である章男氏を評価しない渡辺氏を疑問視。そこにリーマンショックによる金融危機の影響でトヨタが2009年3月期に71年ぶりに最終赤字に転落すると、ここがチャンスとばかりに渡辺氏を更迭、章男氏を社長に据えることに成功した。渡辺氏は社長出身でありながら会長にもなれず、社長退任後も冷遇され続けた。トップを奪取しながらも章男氏の「渡辺憎し」の炎は消えず、それがいすずとの提携事業にも影響したという。実際「章男社長に、いすずとの協業案件を持ち出すと、とたんに不機嫌になると言う社員はいる」という。結果的に、いすずとの協業は棚上げされ、株式は持ち続けながら協業の成果は実質ゼロという状態が長く続いた。

 ここにきて提携解消に動いたのには、7月に章男社長が、力を持つOBの大量粛清を断行したことがある。トヨタは7月1日付けで61人いた名誉会長や相談役、顧問を9人にまで減らした。退任したのは元社長の奥田碩氏、渡辺氏など、有力OBだ。顧問として残った9人は、93歳の章一郎名誉会長や、章男氏の社長昇格の最大功労者である張富士夫相談役など、章男氏と関係が深い人脈が中心。海外の投資家などが大企業の不透明な相談役・顧問制度を問題視しているのにかこつけて「章男社長が邪魔者を排除した」と見られている。そして有力OBが不在となったことでトヨタは、いすずとの資本提携を解消。トヨタの歴史から渡辺氏の功績を完全に抹消した。

 一方のいすずは、これまでトヨタに協業を打診してきたものの、ことごとく袖にされてきただけに、資本提携解消の申し出もすんなり受け入れた。ただ、トヨタとの提携でもっとも大きな効果は「他社からの敵対的な買収を防止できた」(いすず)ことだけに、今後、単独で生き残るには不安が残る。いすずはトヨタと資本提携しながらも、GMと米国事業など相次いで協業するなど、トヨタとの提携解消後を視野に入れた動きを進めてきた。今後、GMと再び資本提携に動くのかは見通せないが、商用車業界の再編は続く。

(文=河村靖史/ジャーナリスト)


 

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コメント
1. 2018年8月16日 11:44:25 : 0URAHOb0AM : WNqZFRhkQhU[531] 報告
ついに地が出たか。 売国企業の面目若如、いや売国奴の面目若如だな。

コイツらの仲間は、全員ブタ箱にブチ込め!!!!!
 

2. 2018年8月19日 14:31:35 : 5pYyeCd9nA : C_zQeGtrqAE[11] 報告
いすゞ自動車は戦前の日本の自動車産業の御三家のひとつ。日本で最も古い自動車メーカーです。(註 東京自動車と呼ばれていました。いすゞは登録商標です。他は自動車製造→日産と、豊田自動織機自動車部→トヨタ。)

東京自動車から1942年に日野自動車が独立しているから、いすゞ自動車がトヨタグループに入ったことで、かつての東京自動車が復活したのである。日野自動車といすゞ自動車は、市場が縮小したバス部門を統合して、共同生産しています。

御曹司社長は、自らのグループに大型商用車メーカーはふたつもいらないと考えたのでしょうが、今回のことで自動車業界人の哲学とか思想を持っていないことを露呈してしまいましたね。

いすゞ自動車の最大の株主は、意外や意外、三菱商事です。その次が伊藤忠商事で、トヨタは3位。なので影響はそれほどないように見えますが、自動車メーカーであることに意味があるのです。

いすゞ自動車は1960年代の自動車資本自由化で、外資から守ることを目的に「いすゞ・三菱重工・富士重工」のIMF構想を考えていましたが、航空機分野でのライバルだった三菱重工・富士重工との統合が無理だと言うことになり、それぞれ別々の道を歩みました。富士重工は日産と提携。三菱重工は自動車部門をクライスラーとの合弁企業として独立させ、三菱自動車工業に移行。いすゞ自動車はアメリカのGMの傘下に入りました。(註 この提携は、宮澤エマさんのおじいさんが仲介した。)

そのGMが長年筆頭株主だったいすゞ自動車ですが、GMの衰退で持株を全部売却したことから、ようやく日本側に戻ってきた名門いすゞでありました。だから株式を持つだけで意味がある。それを売るとは、御曹司、全然意味が分かっていないね。

豪州、NZでも最大の商用車メーカーであるいすゞ。こちらじゃベレット今でも走っています。うちも何か買って応援しようかな。

Isuzu N Series Servicepack Range Walkaround: Isuzu Australia Limited
https://www.youtube.com/watch?v=tezvj11ByGA
●日本ではいすゞエルフと呼ばれています。

Isuzu F Series Off Road Range: No Road, No Worries - Isuzu Australia Limited
https://www.youtube.com/watch?v=bp2-qnFTJ9U
●日本のフォワードです。

Isuzu D-MAX Showcase Video - Isuzu UTE Australia
https://www.youtube.com/watch?v=7s9KTesWMKE
●日本では販売されていませんが、大人気のUTE(ユーティ)です。

2018 Isuzu MU-X vs Mitsubishi Pajero Sport 4x4 comparison review | 4X4 Australia
https://www.youtube.com/watch?v=BGQCx8aJDEU
●SUV主力の豪州市場において、最良のSUVを競う2台です。

Isuzu Bellett - Shannons Club TV - Episode 14
https://www.youtube.com/watch?v=5Sv9hV6Dyp0
●伊藤忠商事の手で、日本と同じ右ハンドルであることから豪州に輸出されたペレット。しかし第二次世界大戦で交戦国であったことから、販売は相当苦労したようです。息子が買ったら、日本と戦った父と喧嘩になったそうです。

Isuzu Car Club 50th Anniversary Event: Classic Restos - Series 37
https://www.youtube.com/watch?v=45Hc-o9npX4
●豪州のいすゞ自動車クラブは、今年で創立50周年を迎えました。日本で廃車解体される運命だったベレットを買い付けて豪州で再生して走らせています。

Bellett Car Club (unofficial page)
http://www.carnut.info/bellett/BCCV/belletclub.htm
●いすゞペレットのクラブです。

宮澤エマ オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/emma-miyazawa/
●おじいさんの宮澤喜一氏が、いすゞとGMの資本提携の仲介をしたそうです。

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