http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/116.html
Tweet |
自動運転技術の現在 2020年までにハンドル手離し走行は可能か
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180804-00000001-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 8/4(土) 7:00配信 女性セブン2018年8月16日号
政府が描く「完全自動運転」までのステップ
「自動運転」の実現に向けた取り組みは、安倍晋三首相直轄の行政機関である内閣官房が全体の指揮を執っている。2025年をめどに高速道路での完全自動運転化に向け、官民一体でプロジェクトに取り組んでいるという。
自動運転というと、“自動”の2文字がひとり歩きし、“自動ブレーキ”というと、車が勝手に停止する機能…と勘違いしている人も多いが、実際のところはどうなのか。
「自動運転」には5つのレベルがある。レベル0は自動運転機能が一切ついていない車。そこから始まり、レベル5は車が自律的に走行する「完全自動運転車」、無人走行も可能なレベルだ。以下、レベルごとの内容を解説しよう。
【レベル1】車による運転サポート
ハンドル操作や加速・減速などを、車が支援(サポート)するレベル。前方車にぶつかるなど事故が起きそうな状況を車が判断し、自動でブレーキをかけて衝突を回避する「自動ブレーキ」機能や、前方車と一定の車間距離を保ちながら追従走行する「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」、車線からはみ出さずに走行する「車線維持支援システム(LKAS)」などがこれに分類される。
【レベル2】高速道路での部分運転自動化
自動ブレーキやACC、LKASなど複数の支援機能の組み合わせによって、運転者の安全な運転操作をサポートしてくれるレベル。
「予防安全技術」と呼ばれるセーフティー機能を搭載した車で、現時点での“自動運転”がこのレベルだ。さらに、まだごく一部の高級車にしか搭載されていないが、高速道路での自動車線変更の機能など、高機能運転支援もここに分類される。
【レベル3】条件付き自動運転
このレベルから、車が運転を本格的に制御することになる。高速道路に限定されるが、「自動パイロット」「プロパイロット」などの自動運転機能によって、実質的に運転者はハンドルから手を離しての走行が可能となる。ただし、緊急時には手動に切り替える義務が伴う。カメラやレーダー、センサーなどでの運転環境の確認が大前提で、交通量が少ない、天候や視界がよい、車線がはっきり見える…などの条件が揃っていることがマスト。
【レベル4】高速道路での完全自動運転
レベル3がさらに進化したもので、運転手不在の無人運転も可能になる。ただし、レベル3同様、運転しやすい環境が整っていることが必須条件。高速道路の環境によっては、自動運転ができないエリアも出てくる。2025年が実施目標。なお、地域限定ながら、バスやタクシーといった無人自動運転移動サービスが、2020年までに実施開始予定だ。
ちなみにレベル3以降、事故を起こした際の操作責任の所在が、運転者からシステム(車)へと移行する予定だという。つまり、車が何らかの原因で事故を起こした際、車メーカーは問答無用で責任を問われることになりかねない。保険請求の問題と併せ、まだまだ議論の余地がありそうだ。
【レベル5】完全自動運転
道路や環境条件を選ばない自動運転が可能となり、一般道でも高速道路でも、運転を車に任せられるようになる。ただし、一般道には歩行者や自転車、バイクが加わる。交差点などでは、通信機能を駆使した車両の一括コントロールも必要になってくる。まずインフラを整備することが絶対条件となるが、現在の道路状況を考えると、一般道での完全自動運転はかなり先のことになると見られる。
レベルは5段階あり現在はレベル2〜3あたり
ここまで5つのレベルを解説してきたが、現在、国内メーカーの車に搭載されている自動運転機能は、レベル2とレベル3の中間あたりだ。つまり、多くの車が自動運転に対応可能な状況にある。
「システム、つまり車の機能だけで言えば、どのメーカーもずっと研究と検証を重ねていますし、完全自動運転車の開発自体はそんなに難しいことではないはずです。ただし、どんなに技術が進化しても、“絶対に事故を起こさない”車はあり得ませんが」と語るのは、モータージャーナリストの渡辺敏史さん。
「問題は、道路交通法による制約と、道路や通信ネットワークなどのインフラ整備。現在の日本は、完全自動運転車が円滑に走行できる環境が整っていないのです」(渡辺さん)
道路交通法(以後「道交法」)第70条には、「運転者はハンドル、ブレーキ等を確実に操作し…」というくだりがあり、2020年をめどにレベル3を実現するには、道交法の改正が絶対条件になるだろう。
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民128掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民128掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。