それか、赤字経営が状態化ならJR東日本との統合を国が命じるべきだろう。

JR四国や九州なども同じだ。

もう今更、400億円を支援しようが、もう遅い。あれだけ人員を減らしておいて、もはや線路を維持するだけの人員も資材も残っていないのだから。

継続的に若者を採用し、現場で経験を積んで技術を継承しなければ、事業は続いていかない。それを全て否定し、短期的な赤字削減のために人件費を削って人材が払底してしまったのが今日の三島JR各社である。

北海道は冬の気温と夏の気温の差が60℃に達する。冬になれば世界的な積雪地だ。この中で安定的な輸送を行なうのは、膨大な人員と資金が必要である。

北海道の鉄道輸送の特徴は、貨物輸送が多いことだ。元々、殖産産業のために鉄道が敷設されたではないか。蝦夷地経営は国策であり、それならば鉄道を民営にする議論自体が無謀だ。政府が北海道に産業を根付かせるために、自ら鉄道の経営を行なうことを決定したのだ。それを政府自ら破ってどうする。

テレビ北海道のシリーズ報道をご覧下さい。

#けいざいナビ #テレビ北海道
＜JR北海道・鉄路半減の未来＞＃５ 貨物との共存�@ 2018年1月27日放送
https://www.youtube.com/watch?v=uzLoXmWJC90

＜JR北海道・鉄路半減の未来＞＃５ 貨物との共存�A 2018年1月27日放送
https://www.youtube.com/watch?v=tkkHNJQEsfg

＜JR北海道・鉄路半減の未来＞＃５ 貨物との共存�B 2018年1月27日放送
https://www.youtube.com/watch?v=x6Bk7_WtbYU

●うちがJRをやめてNZ南島に移り住んだ時、ここも国鉄民営化で設備投資が減り、貨物輸送は多いのに本数を減らさざるを得なくなり深刻な社会問題化。結局、政府は線路施設だけを国有に戻し、経営は民間に行なわせる「上下分離」を行ない、運営会社としてKiwi Railが発足して今日に至っています。

NZ南島の鉄道輸送は、ほとんどが貨物で、旅客は観光用くらいしかありません。元々、鉄道は貨物輸送のために存在するというのが世界の常識。旅客偏重は日本だけですよ。

New Zealand Trains: Kiwi Rail on the South Island, May 2018
https://www.youtube.com/watch?v=wOHjr6gGObY
●観光列車とすれ違うのは貨物列車ばかり。その観光列車だって、貨物列車の機関車で引っ張っています。

New Zealand Trains: The Tranz Alpine departs Greymouth
https://www.youtube.com/watch?v=FQQwC_nXGg4
●まるで北海道を思わせる光景が車窓に広がっています。

KiwiRail Trains in New Zealand's Southern Alps (HD)
https://www.youtube.com/watch?v=AFo49HoKZPQ
●北海道の鉄道のあり方を考えるうえで参考になる動画だと思います。