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人生100年時代 資産を使い切り不足分は死後に借金を残すという発想も
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180719-00000004-moneypost-bus_all&pos=2
マネーポストWEB 7/19(木) 16:00配信 週刊ポスト2018年7月20・27日号
子供が実家を相続しても住んでもらえるとは限らない(イメージ)
高齢者はお金を借りられない──多くの人がそう誤解している。しかし実際は借りられないのではなく、「借りようとしていない」だけではないだろうか。高齢者に不意の出費が必要になったとき、融資を利用することで乗り切ることができるケースも少なくない。
たとえば相続争いの解決に借金が使える。70歳のAさんは三人兄弟の末っ子。実家で同居していた母が亡くなると、兄2人が「お金が必要なので実家を売却して遺産を3等分しよう」と言ってきた。
そうなると、Aさん夫婦は住む家を失って賃貸に移らなければならない。迷った結果、不動産担保ローンで自宅を担保に銀行から融資を受け、兄2人に相続分を支払うことにした。返済は80歳までの10年払いだ。
「賃貸住宅に80歳までの10年間住むだけなら、自宅を売っても遺産の取り分で家賃は十分払えた。しかし、100歳まで生きることを考えると、借金で兄たちに遺産の取り分を支払っても、家賃のない自宅に住み続けたほうが得だと計算したからです」(Aさん)
年金生活の高齢者は借金に抵抗がある。返済分だけ年金の手取りが減って生活が苦しくなるのだから当然だ。しかし「借金で賄う」という選択を視野に入れれば貯金に頼らなくても、年金、資産を担保に不意の出費を乗り切ることは不可能ではない。
相沢幸悦・埼玉学園大学経済経営学部教授は、人生100年時代に余生を充実させるためには、高齢者は「子供に資産を残す」と考えるのではなく、思いきって「借金を残す」といった意識の転換が必要だと指摘する。
「高齢者には、子供たちに家屋敷を残したいとか、せめて自分の葬式代くらいは残してやりたいと考えてつましい生活をして、かなりの資産を蓄えている人が多い。人生80年の時代は、それでも充実した老後の生活は可能でした。しかし、人生100年となると、そうはいかない。定年前からギリギリの生活を続けなければ、子供たちに資産を残すのは難しいでしょう」
そうした生活は充実した人生と言えるだろうか。リタイア後の長い期間を考えると、カネも多くかかる。子供の側も、実家から離れた都会で就職し、マンションも買っているから実家を相続しても住むことはないというケースが非常に多い。
「それなら無理に子供に資産を残す必要もないわけです。これからの高齢者の意識は、持っている資産は“自分たちのために使い切る”という方向に変わっていく。むしろ、資産を使い切って“足りない分は借金を残す”というくらいの発想をしなければ、100年時代の人生を充実させることはできないのかもしれません」(同前)
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