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サウジの原油政策転換 一段の相場上昇目指す
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51746906.html
2018年05月07日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
The Wall Street Journal の記事です。
サウジは今年、原油価格を少なくとも80ドルに押し上げようとしている。同国は国際エネルギー相場の安定役という長年の役割を手放す見通しだ。
サウジ高官によると、政府は経済改革に取り組んでおり、相場を上昇させることで歳入を増やす狙いだ。背後には実権を握るムハンマド・ビン・サルマン皇太子の存在がある。
幾らサウジアラビアが原油価格政策を転換して、今後さらなる価格の上昇を目指そうとも、実際にどうなるかは定かではありません。
例えば、価格が上がることによって米国でのシェールオイルの生産活動が再び勢いづく可能性があるからです。
さらにイランも、生産削減による価格の引き上げに反対すると表明しています。
ロシアも、これまでは生産削減に協調的な行動を取ってきましたが、今後はどうなるか分からない、と。
しかし、そうはいっても、サウジがまだまだ価格を引き上げたいと表明していることの意味は決して小さなものではありません。
多分、原油価格は上がり続けるでしょう。
しかし、そうして原油価格が世界的に今後も上がり続けると…
今まで当たり前だった低インフレ率が当たり前でなくなる恐れが出てくるのです。
つまり原油価格が物価全体を押し上げ、インフレ率が例えば米国で目標とされている2%を超えることが普通になる、と。
そして、そうなれば日本でも物価目標値の2%に達することが不可能ではなくなる、と。
リフレ派も、そして誰よりも安倍総理は大喜びする?
なんと安倍総理の運の強いこと!
しかし、そうなれば日本でも金融政策の転換を強いられることは必至。
仮に徐々に政策転換をするにしても、今のような禁じ手である長期金利の誘導は即座に停止することが求められるでしょう。
そうなると、様々な歪が顕在化してくることになるでしょう。
どんな歪、或いは弊害が生じるかは既に何度も言ってきており、本日は言いません。
でも、インフレが起きることが経済を活性化させ、国民生活を救う、なんていい加減なことを言ってきた人たちが間違っていたことを証明するいい機会になるでしょう。
リフレ派政策が失敗したことは既に証明済みですが、さらにダメ押しになるということなのです。
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