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名護市長選の結果に関係なく、安倍政権は米国のために戦争の準備を粛々と進める (前半)
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201802050003/
2018.02.05 櫻井ジャーナル
沖縄県名護市の市長選挙で渡具知武豊が稲嶺進を破り、初当選した。渡具知はアメリカ軍普天間飛行場移設計画を事実上容認している人物だというが、これでアメリカや日本の戦略に変化が生じることはないだろう。
本ブログでは何度も指摘しているように、アメリカでは好戦派のネオコンが国防総省のDPG草案として1992年2月に世界制覇プランを作成した。当時、国防次官だったネオコンのポール・ウォルフォウィッツが中心になっていたことから、ウォルフォウィッツ・ドクトリンとも呼ばれている。その直後からアメリカの有力メディアは戦争熱を煽る報道を続けているが、1992年の大統領選挙で選ばれたビル・クリントンは当初、戦争に消極的だった。
しかし、1997年1月に流れが大きく変化する。国務長官が戦争に消極的だったクリストファー・ウォーレンから好戦的なマデリーン・オルブライトに交代したのだ。この人事を大統領に働きかけたのはヒラリー・クリントンだと言われている。
オルブライトはズビグネフ・ブレジンスキーの教え子で、ヒラリーの友人。この政権にはネオコンのビクトリア・ヌランドが国務副長官首席補佐官を務めているが、このヌランドもヒラリーと親しい。ちなみに、ヌランドの夫であるロバート・ケーガンもネオコンの大物として知られている。
1998年の秋にオルブライトはユーゴスラビア空爆を支持すると表明、その年の10月にビル・クリントン大統領はリチャード・ホルブルックをセルビアに派遣してコソボから軍隊を引き揚げなければセルビアを空爆するとスロボダン・ミロシェビッチ大統領を脅し挙げた。そして1999年3月、NATO軍はユーゴスラビアを先制攻撃した。
この攻撃ではアメリカ軍のB2ステルス爆撃機がスロボダン・ミロシェビッチ大統領の自宅のほか、中国大使館も爆撃している。目標を設定したのはCIAで、大使館へは3方向からミサイルが撃ち込まれた。アメリカ側は例によって「誤爆」だとしているが、計画的な爆撃だった可能性が高い。
ウォルフォウィッツ・ドクトリンの前、1991年9月に第1草稿が書かれているが、そのころにウォルフォウィッツはイラク、シリア、イランを殲滅すると語っていたという。これはウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官が2007年に語っている。(3月、10月)
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