http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/380.html
Tweet |
北朝鮮のミサイル発射とマティス長官の発言
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51720168.html
2017年05月29日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
北朝鮮がまたミサイルを打ち上げたと報じられています。
最近、ミサイル発射の頻度が高まり、むしろそれほど驚かなくなってしまいました。
いずれにしても、政府は対応に追われているようです。
安倍総理は神妙な顔で言っています。
「北朝鮮を抑止するため米国とともに具体的な行動を取る」
まあ、それが良いか悪いかは論じませんが、でも、北朝鮮は、米国が韓国や日本と共同で軍事訓練などをすることを挑発とみなし、だから自国防衛のためにミサイルの発射実験をするのだ、という理屈になっているのです。
読売新聞を見ると、次のような記事を掲載しています。
米軍「同盟国の安全に一部の隙もなく関与」
米太平洋軍は28日(日本時間29日)、北朝鮮のミサイル発射を受け、今後も北朝鮮の行動を監視し続けるとし、「韓国や日本などの同盟国の安全に一分の隙もなく関与していく」と表明した。
そして、その後、マティス国防長官がミサイル発射直前に発言したことを紹介するのです。
マティス国防長官は次のように言っています。(他のソースからのものです)
War with North Korea -- should tensions ever come to that -- would be "catastrophic."
「北朝鮮と衝突が起きれば…仮に緊張がそこまで高まった場合…破滅的なものとなろう」
A conflict in North Korea would be probably the worst kind of fighting in most people's lifetimes.
「北朝鮮での衝突は、恐らく殆どの人々が生涯経験したことのないような最悪の戦いになろう」
This regime is a threat to the region, to Japan and South Korea and in the event of war they would bring danger to China and to Russia as well. But the bottom line is it would be a catastrophic war if this turns into a combat if we're not able to resolve this situation through diplomatic means.
「北朝鮮の現政権は、当該地域、日本、韓国にとっての脅威であり、戦争が起きれば、中国やロシアにも危険をもたらすであろう。しかし、結論は、もし、我々が外交的手段でこの状態を解決することができず戦いになった場合、破滅的な戦争になるということである」
We don't have to wait until they have an intercontinental ballistic missile with a nuclear weapon on it to say that now it has manifested completely.
「我々は、北朝鮮が核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルを北朝鮮が保有するようになるまで待つ必要がない。というのも、それは今や明らかなのであるから」
We always assume that with a testing program they get better with each test.
「彼らは実験の度に技術を向上させていると我々は常に想定している」
私、思うのですが、読売の報道、つまり、米国は日本の安全に一部の隙もなく関与していくというのはミスリーディングではないかと。
だって、マティス長官は、そんなこと一言も言っていませんので。言っているのは、米太平洋軍の関係者です。
それにマティス長官は、戦争になれば破滅的な事態になろうとまで言っているのです。だから、そうならないように外交努力が必要だ、と。
さらに、肝心のトランプ大統領は、本日も盛んにフェイクニュースについてツイートしているのですが、北朝鮮については何も言っていません。
総理「米国と具体的な行動取る」 圧力徹底も指示(2017/05/29 11:46) ANN
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000101803.html
北朝鮮が29日朝早く、弾道ミサイルを発射し、日本のEEZ(排他的経済水域)内に落下したとみられると発表しました。日本政府はNSC(国家安全保障会議)を開き、安倍総理大臣は北朝鮮への圧力を徹底するよう指示しました。
(政治部・原慎太郎記者報告)
安倍総理は北朝鮮を強く非難するとともに、アメリカをはじめ、国際社会との連携を強化していく考えを強調しました。
安倍総理大臣:「度重なる警告を無視して挑発を続けていることは、断じて許すことはできません。北朝鮮を抑止するために、米国とともに具体的な行動を取っていきます」
政府は北朝鮮に対して厳重に抗議を行いました。また、安倍総理は北朝鮮への圧力を強めるよう指示を出しています。今回、発射されたミサイルについて稲田防衛大臣は、高度が約100キロという低い軌道で飛んだことを明らかにしました。政府は北朝鮮がミサイルを発射した狙いや、これまで3週連続で発射したこととの関連性について分析を進めています。ただ、確定的ではないものの、今回、発射されたミサイルは複数だったという情報もあります。政府高官は日本のEEZのぎりぎり内側に落としたと推測していて、北朝鮮のミサイルの精度が高まっていることを示唆しています。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。