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2017/11/16 09:53
<学校法人「加計学園」が運営する岡山理科大の獣医学部新設が認可されたことをめぐり、衆院文部科学委員会で15日に審議が開かれた。野党側は獣医学部の新設の前提として、政府が国家戦略特区で規制緩和を認めた過程を問題視し、「特区の条件は満たされていない」などと追及したが、政府・与党側は「手続きに問題はなかった」と主張。議論は平行線をたどった。
政府は2015年6月、獣医学部新設の検討のためとして「獣医師が新たに対応すべき具体的需要が明らかになる」「既存の大学・学部では対応が困難」などの4条件を閣議決定した。その条件を満たしたとして愛媛県今治市が国家戦略特区に選ばれ、加計学園の獣医学部申請につながった。
しかし、11月9日付の答申で獣医学部新設を認めた大学設置・学校法人審議会の審査の過程では、「獣医師の需要が不明だ」として加計学園に説明が求められたことが判明。15日の審議では野党側が「4条件はクリアされないまま特区が決まった」(社民党の吉川元氏)などと主張した。
こうした指摘に対し、長坂康正内閣府政務官は「設置審の指摘についてのコメントは控える」と答弁。林芳正文部科学相も「特区が適切な手続きを経て認められているという前提で、設置審に議論していただいた結果だ」と述べ、手続きに問題はなかったとの認識を示した。
特別国会では17日に安倍晋三首相による所信表明演説があり、それに対する各会派の代表質問が20〜22日に行われる。今月下旬には衆参両院の予算委員会が想定されており、今後、国会論戦が本格化していく。参院で加計問題を審議する文教科学委員会は12月初旬に開かれる見通しだ。野党側は引き続きこのテーマで政府を追及する構えだが、与党側は質問時間の配分見直しを進める姿勢を崩しておらず、質問時間の確保も焦点となる>(以上「朝日新聞」より引用)
設置審の審議内容は公開できないが、適切に審議されて決定された、というのは有権者を余りに馬鹿にしていないか。林芳正文部科学相も「特区が適切な手続きを経て認められているという前提で、設置審に議論していただいた結果だ」というのも政治家による民間委員や「特区」のあり方に一切疑問を挟まない結論ありきの文科大臣はお飾りだと自ら暴露したに過ぎない。
何のために管掌大臣が任命されているのか。大臣の見解が総理大臣の見解と異なるなら、潔く国民のために身を退くのが政治家としてのありようだ。しかし林氏は国民よりも総理の「意向」を忖度した、と思われても仕方ないだろう。
上記記事にはないが、自民党の義家某が30分間も「質問」して前川氏批判を繰り広げたのは、まさしくヤンキー体質を政治の場に持ち込んだ類のもので委員会質疑に値しない。なぜ委員長は「会議の趣旨」から外れるとして義家某の発言を止めないまでも注意しなかったのだろうか。
国会議員諸氏は「国家戦略特区」がいかに民主主義をないがしろにした官邸独裁政治である、との批判の声を上げないのだろうか。長坂康正内閣府政務官は「設置審の指摘についてのコメントは控える」との発言の前に、設置審の議事録を提出させるべきだ。それが設置審委員の個々人を委縮させるだとか、馬鹿げた理由を縷々述べていたが、増長慢もここに極まれりだ。国民の税の使途を国民の税によって運営される公的な機関で、公的な報酬を得ている委員の個々人が「委縮する」などという極めて個人的な理由で国民の知る権利に優越させるなどという本末転倒が許されて良いはずがない。国政調査権を使ってでも明らかにすべきだ。
まだまだ「モリ、カケ」疑惑を幕引きさせてはならない。安倍氏夫人や加計氏本人など当事者を国会招致して、事実経過を時系列に沿って筋道立てて官邸政治がいかに独裁的・恣意的かを国民の目の前に開示する義務が野党政治家諸氏には課されている。
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