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http://31634308.at.webry.info/201707/article_24.html
2017/07/25 20:54
今日の安倍首相と野党の勝負は、完全に野党の勝ちであった。昨日の衆議院の質疑を踏まえて、参議院での野党の質問は鋭どかった。今日、最も、安倍首相が攻められたのは、加計学園が戦略特区に応募したかを安倍首相が知った日についてであった。昨日、安倍首相は、今年1月20日に初めて知ったと述べている。しかし、今日の質問で、福島議員、平井議員、森議員から安倍首相が知った日を聞かれており、安倍首相、それぞれ今年の1月以前に知ったと回答している。
安倍首相は、その矛盾をいろいろ、言い訳をしていたが、シドロモドロ状態であった。本人は、1月20日としたかったのは、それ以前に加計学園に便宜を図る余地は無かったと言いたい意図だろうと思うが、昨年から知っていたと論破された。昨年は公式記録でも、7回も会っているというに、学園開設について全く話が出なかったとは信じられない。国民は信じない。
民進の桜井議員が山本農相、松野文科相、山本創生相が、昨年8、9月に加計氏に面会し、学園開設について話を聞いているのに、当の安倍首相は全く知らないなどというのは、世間では通らないと批判した。この答弁光景を実際に見れば、誰が嘘を言っているかは明白である。
今日の審議は他にも見所満載であったが、これぞ加計学園疑惑の見本答弁は、元首相秘書であった柳瀬氏のそれであった。昨日も今治市の職員と会ったか?を問われて、「記憶にないので、会っていない」と何回も述べていた。今日も追及された。
桜井議員が、民主党政権時代、柳瀬氏と会ったどうかを質問した。柳瀬氏は、7、8年に会ったことを認め、夜会食したことも覚えていると述べた。桜井氏は、柳瀬氏が随分昔のことでも覚えていることを示す高等戦術であった。しかし、柳瀬氏は、7年も8年も前のことは覚えているが、昨年4月のことは記憶にないという。桜井議員も、記憶にないということは、「会っていない」ということかと随分追及したが、柳瀬氏は回答の冒頭に必ず「記憶をたどる限り」を付けて「会っていない」としか言わなかった。
「この記憶にない」を使い始めた元祖は、ロッキード事件での小佐野賢治氏であった。「記憶にない」ということは、解釈的には「やった」、「やらない」の断定的な状態を逃れるいい方である。「記録にない」とは、明確な「否定」ではない。記憶が戻れば、違う結果になる含みを含んでいる。
特に、偽証罪を問われるとき、「魔法の言葉」となる。柳瀬氏も、否定も肯定もしない言い方として使っている。ただ、この表現を使っておけば、後で法律的に偽証罪にはならない。しかし、これを使うことは、「明確な否定」でないので「やった」ということを示している。
今回、加計、森友を含めて、「記憶にない」、「記録にない」の答弁で、満たされており、誰が見ても、安倍首相が真っ黒であると思う。
安倍首相が、辞任、辞職しない限り、この問題は、決して解決しない。
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