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辺野古新基地の建設を止める沖縄県の「闘いはこれから」 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206480
2017年6月1日 日刊ゲンダイ
辺野古新基地反対デモ(C)日刊ゲンダイ
先週末から数日間、那覇に滞在して、県庁中枢、経済界指導者、地元紙編集幹部など要路の方々と翁長県政の行方について集中的に意見交換した。
結論を端的に言えば、辺野古の新基地建設をしゃにむに推進しようとする官邸と司法が一体となった攻勢によって、翁長雄志知事がかなり苦しい立場に追い込まれているのは確かだけれども、まだ対抗手段はいろいろ残されていて専門家チームによる検討が進んでいるし、何よりも翁長自身の気力も衰えていないので、まさに「闘いはこれから」だということである。
目前の問題は、知事が前知事による「埋め立て承認の撤回」に踏み切るかどうかである。すでに国と県との間では、その埋め立て承認に法的な瑕疵があったかどうかを争う裁判が行われ、昨年末に県の主張を退ける最高裁判決が下った。それに対して「撤回」とは、その埋め立て承認が適法であったとしても、その後の工事などに重大な違反があれば知事権限で承認を無効とすることができる行政手続きである。知事がそれを発動すれば、国は当然、県を訴えてまたもや裁判になり、しかし日本は司法の独立が確立された法治国家ではないので、これもまた県の敗訴になる可能性が高い。
そうなってしまうと、行政手続きを巡って裁判で争うという抵抗形態は打ち止めになり、その先はどう闘いを続けるのかという難題が迫る。そのため、知事周辺はすぐにでも「撤回」を発動することに慎重で、他の手段とうまく絡ませながら、タイミングを計ろうとしている。ところが、反対運動の陣営や過激な文化人の間からは、「何で撤回に打って出ないんだ」「知事は日和見を始めたのではないか」などと批判の声が出始めて、それが余計に翁長を苦しめているという。
私が今回会った方々は、誰もが「撤回」を早急に発動することには反対で、じっくり構えていくべきだという意見だった。そうはいっても、法的・行政的措置で対抗して万策尽きた時にはどうするのか。ある人はこう答えた。
「以前、翁長知事夫人が辺野古のゲート前集会でマイクを握って、『最後の最後は私たち夫婦でここに座り込みます』と言った、そのおふたりの覚悟に変わりはないと思う」
なるほど。辺野古のゲート前に現職の知事夫妻が座り込んだら、まさか沖縄県警はそのふたりをゴボウ抜きで排除したり逮捕したりすることはできないだろう。辺野古基地に反対する鳩山由起夫元首相やオリバー・ストーン監督ら内外の著名人数百人が一緒に座り込んで2人を防衛し、その映像が全世界に流れれば、これは衝撃的だ。18年1月の名護市長選、同年11月の県知事選に向けてこの状況が煮詰まっていく。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
連載【永田町の裏を読む/高野孟】辺野古新基地の建設を止める沖縄県の「闘いはこれから」 https://t.co/VpTGWv2Gwc #日刊ゲンダイDIGITAL
― 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2017年5月31日
日刊ゲンダイ|辺野古新基地の建設を止める沖縄県の「闘いはこれから」https://t.co/Sua26LAa24
― 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2017年6月1日
『以前、翁長知事夫人が辺野古のゲート前集会でマイクを握って、『最後の最後は私たち夫婦でここに座り込みます』と言った、そのおふたりの覚悟に変わりはないと思う』
長谷 俊二
https://www.facebook.com/permalink.php?id=100006930163732&story_fbid=1898668760374111
「日本は司法の独立が確立された法治国家ではないので」権力の走狗と化した司法。
日刊ゲンダイ|辺野古新基地の建設を止める沖縄県の「闘いはこれから」https://t.co/Sua26LAa24
― 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2017年6月1日
『…辺野古基地に反対する鳩山由起夫元首相やオリバー・ストーン監督ら内外の著名人数百人が一緒に座り込んで2人を防衛し、その映像が全世界に流れれば、これは衝撃的だ…』
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