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朝日新聞 / 元文科省事務次官・前川喜平さんが退任前に全職員へ宛てたメール
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/2061d1a467700123d52d554db36331bc
2017年05月26日 のんきに介護
〔資料〕
「「気は優しくて力持ちの文科省に」次官、全職員へメール」
朝日新聞(2017年1月20日20時15分)
☆ 記事URL:http://www.asahi.com/articles/ASK1N563DK1NUTIL031.html
文部科学省の前川喜平事務次官が全職員にあてて送った「文部科学省の皆さんへ」と題するメールの主な内容は以下の通り。
◇
本日、私は大臣から辞職を承認する辞令を頂戴しました。
文部科学省の皆さんが元気いっぱい仕事に打ち込めるようリードすべき立場の私が、このような形で退職することは、誠に残念であり申し訳なく思っています。
国家公務員法が定める再就職規制を遵守(じゅんしゅ)できなかったことは事実であり、文部科学省として深く反省し、しっかりと再発防止措置をとる必要があります。
私を反面教師として、二度とこのようなことが起こらないよう、職員の皆さんは遵法意識を徹底し国民の信頼回復に努めてください。
しかし皆さん、動揺したり意気消沈したりしている暇はありません。
一日たりともおろそかにできない大事な仕事があるからです。
文部科学省の任務は極めて重要です。私が考える文部科学省の任務とは、教育・文化・スポーツ・科学技術・学術の振興を通じて、誰もが明るく楽しくしあわせに人生を全うできる社会をつくること、未知なるものに挑戦し限界を克服し輝く未来へと前進すること、さらには自由で平等で平和で民主的で文化的な国をつくり世界の平和と人類の福祉に貢献することです。
そして、私が考える文部科学省職員の仕事は、子どもたち、教師、研究者、技術者、芸術家、アスリートなど、それぞれの現場でがんばっている人たちを助け、励まし、支えていくことです。
特に、弱い立場、つらい境遇にある人たちに手を差し伸べることは、行政官の第一の使命だと思います。
その意味でも、文部科学省での最後の日々において、給付型奨学金制度の実現の見通しがついたこと、発達障害や外国人の児童生徒のための教職員定数改善に道筋がついたこと、教育機会確保法が成立し不登校児童生徒の学校外での学習の支援や義務教育未修了者・中学校形式卒業者などのための就学機会の整備が本格的に始まることは、私にとって大きな喜びです。
一方で、もんじゅの廃炉と今後の高速炉開発に向けた取り組み、文化庁の機能強化と京都への移転、高大接続改革の円滑な実施など、数々の困難な課題を残して去ることはとても心残りです。
あとは皆さんで力を合わせてがんばってください。
そして皆さん、仕事を通じて自分自身を生かしてください。職場を自己実現の場としてください。初代文部大臣森有礼の「自警」の表現を借りて言うなら「いよいよ謀りいよいよ進めついにもってその職に生きるの精神覚悟あるを要す」です。
森有礼は「その職に死するの精神覚悟」と言ったのですが、死んでしまってはいけません。人を生かし、自分を生かし、みんなが生き生きと働く職場をつくっていってください。
ひとつお願いがあります。私たちの職場にも少なからずいるであろうLGBTの当事者、セクシュアル・マイノリティの人たちへの理解と支援です。無理解や偏見にさらされているLGBT当事者の方々の息苦しさを、少しでも和らげられるよう願っています。
そして、セクシュアル・マイノリティに限らず、様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会を目指してほしいと思います。
気は優しくて力持ち、そんな文部科学省をつくっていってください。
いろいろ書いているうちに長くなってしまいました。最後まで読んでくれてありがとう。
それでは皆さんさようなら。
2017年1月20日 前川喜平
@kinoryuichi @mikuriya_ogishi ご存知かもしれませんが、前川氏が退官時に全職員に宛てた最後のメールです。
― 山羽明人 (@cIHtcCLzQtI7ZPX) 2017年5月26日
このメールを読んで、前川氏が自分と真逆の方向の現政権の中で自分の理想信念を貫くことをどう思っていたかわかるような気がしました。
次官、全職員へメール:朝日新聞https://t.co/bCrC8aoG0e
【スガの印象操作のひどさ】スガとゴミ売新聞の前川氏への個人攻撃は目に余るものがあります。前川氏の事務次官辞任時に全職員に送ったメールです。その内容は、スガの印象操作とは逆です。こうあってほしいと思う文科省の姿だと思います。是非一読を。https://t.co/zsntvOQzmg
― 金子勝 (@masaru_kaneko) 2017年5月26日
前川さん、こんな風に血が通った事が言えるキャリア官僚がいたんだな。
― はるみ (@harumi19762015) 2017年5月24日
覚えておく。https://t.co/uOnKpEmwWZ
「気は優しくて力持ちの文科省に」次官、全職員へメール https://t.co/39Q781IveT
― 東京舟人 (@funabito_tokyo) 2017年5月26日
辞職承認の辞令を受け取った日のメールの文言からは、菅の云う「地位に連綿としがみつく」気配は微塵も無い。
むしろ、こういう人物こそが首相にふさわしいとさえ感じるほど潔く思慮深い。
「気は優しくて力持ちの文科省に」次官、全職員へメールhttps://t.co/hQMpmVQIHe
― 空 【安倍政権打倒!】 (@kskt21) 2017年5月24日
このようなメールを残す文部科学省の前川喜平・前事務次官は安倍晋三一味の
悪巧み・脅しには屈しないでしょう!
RT前川文科事務次官が安倍に首きられる前に放った全職員向けメールhttps://t.co/PbbFBHQcUR誰もが幸せに人生を全う出来る社会を作る事、自由で平等で平和で民主的文化的な国を作り世界平和と人類の福祉に貢献し弱い立場つらい境遇の人に手を差し伸べる事は行政官の第一の使命
― 文鳥さん ぶんちょうさん ( ⁰⊖⁰) (@komatsunotsuma) 2017年5月24日
財務省はダメダメだけど、文科省は素晴らしい!
― kmokmos.. (@kmokmos) 2017年5月24日
こんな官僚達もいるんだ!と絶賛したくなるような記事!
文科省のお陰で、安倍晋三を辞任と訴追が実現できるかもしれない!#加計学園 #森友学園https://t.co/0aA1LYJT3X
前川前次官の文科省職員にあてたメールって、久々感動だわ、こういう人に首相とかやってもらいたいが。小沢さん、山本太郎氏あたりと日本世直しとかどうかなあ?なにより弱者に対する目線が温かい。https://t.co/v7g5pWnQC7
― 中野阿佐ヶ谷 (@akihikoyoshitom) 2017年5月26日
読みました。いっさい人となりは知りませんが、クビになって出ていく職場にこれが書ける人だということは分かりました。↓
― なかむらよしこ (@yokkobukko) 2017年5月26日
「気は優しくて力持ちの文科省に」次官、全職員へメール:朝日新聞デジタル https://t.co/8lDasmpOBl
- 文科省が本来やるべきことはなんだったか?「元文科省事務次官・前川喜平さんが退任前に全職員へ宛てたメール」について taked4700 2017/5/27 21:07:55
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