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「安倍政権がめざしている改憲は9条の力を今度こそ根絶やしにしようという試み」渡辺治名誉教授
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-12271202915.html
May 03, 2017 かばさわ洋平
安倍政権がめざしている改憲は9条の力を根絶やしにしようという試み!
今日は憲法施行から70年目の記念日です。渡辺治一橋大学名誉教授によるインタビュー記事が赤旗に展開されています。なぜ安倍政権が改憲にこだわるのか、やはり9条の力根絶こそが狙いであると指摘し、理由についても説いています。全国各地で9条の会がつくられ、草の根で憲法を守っていこうという運動が大事です。憲法改憲ありきではなく憲法を活かした政治の実現こそ必要です。
赤旗 5/3
憲法の70年は、10年をおかずに侵略戦争をくりかえし、最後は2000万人のアジアの人々の死と原爆の惨禍をもたらした戦前の日本とは全く対照的な70年をつくってきました。戦後のアジアも朝鮮戦争以来戦争を繰り返してきましたが、日本が直接の侵略者になることはありませんでしたし、戦争に武力で加担したり戦火に見舞われない、アジアで唯一の国となりました。
それが日米安保のおかげだという議論がありますが、これは明らかな間違いです。2国間軍事同盟条約を結んできたところ、あるいは結んでいるところは、少なくありませんが、いずれの国も軍事同盟にもとづいて特にアメリカの戦争に加担し、まきこまれた経験をもっているからです。日本の平和は、憲法9条を堅持することで、日米安保条約の軍事同盟機能を十全に発動させなかったからこそ確保できたのです。
安倍政権がめざしている三度目の改憲は、こうした9条の力を今度こそ根絶やしにしようという試みです。安倍改憲の背景には、二つの要因があります。
一つは、アメリカが戦争に疲れ財政的にも苦しくなるなかで、同盟国に対し軍事肩代わりの圧力を強めていることです。トランプ政権は、その象徴です。しかしそれだけでは安倍改憲の執念深さを説明できません。
安倍改憲を動かしているもう一つの原動力は、アジアでふたたび軍事大国になりたいという野望です。そこでまず安倍首相が手をつけたのが、アメリカの戦争への自衛隊が加担、海外の武力行使を阻んできた政府解釈を改変するという解釈を改変するという解釈改憲と戦争法でした。
戦争法が強行採決されたとき、9条は死んだという声が上がりました。けれども、決して9条は死んでしまったわけではない。戦争法を強行して、安倍首相は改めて9条の存在を自覚せざるをえなかったのです。
戦争法を通したものの国連南スーダンPKOへの自衛隊の新任務派遣に対しては、国民の強い違憲の声が止まらず撤収を余儀なくされ、自衛隊を戦場に縛り付ける軍法も軍法会議も憲法のもとでつくれない。戦時に国民を動員する緊急事態規定もない。そのいら立ちが安倍改憲を突き動かしています。
憲法が施行されて70年。9条はなお未完であり、その実現をめざす私たちの運動も未完です。憲法を実現する道は、第3の改憲攻勢を阻むたたかいを通じてしか切り開くことはできません。その力も、戦争法反対・廃止のたたかいで生まれた市民と野党の共同しかありません。
戦争法廃止や沖縄の米軍新基地建設を止める新しい国民の共同が前進し、その課題を実現するために新しい政治を切り開くことは、新しい政治を切り開くことは、私たちに課せられた、大変大きな歴史的課題となっています。
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