http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/160.html
Tweet |
オバマに恨み? フリン大統領補佐官“情報局長クビ”の過去 トランプ政権の閣僚を裸にする
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199469
2017年2月13日 日刊ゲンダイ 文字お越し
最終階級の「中将」がコンプレックス?(C)AP
国防総省の情報機関である「国防情報局(DIA)」の元局長。選挙戦では早くからトランプ支持を表明し、外交や安全保障のアドバイザーを務めたマイケル・フリン大統領補佐官(58)。昨年10月に来日し、菅官房長官らと会談。大統領選直後に安倍首相がトランプと会談した際も同席していた。当初は国防長官候補ともいわれていたが、民主党員であることや、イスラム教への嫌悪をあおる差別的な言動が問題視されることを見越して、議会承認の必要がない大統領補佐官(国家安全保障担当)に収まった。
●軍歴 81年にロードアイランド大を卒業、予備役将校訓練課程を経て陸軍に入隊。統合特殊部隊司令部の情報部長や統合参謀本部情報担当、在アフガニスタン米軍情報部長などを歴任し、一貫して情報畑を歩んだ軍人だ。
オバマ政権下の12年7月にDIA局長に抜擢されたが、ロシア寄りの姿勢が批判された。中東をめぐるオバマとの意見の相違や感情的なもつれもあり、「組織運営に問題があった」として、14年にクビになった。この時の恨みで、反オバマの急先鋒になり、トランプに接近。退任後は自身のコンサルティング会社を立ち上げ、世界中に顧客がいる。
●フリン・ファクツ DIA局長時代、事実と異なるインテリジェンスを頻繁に主張したり、確かな情報を思い込みで否定することが多く、職員からは「フリン・ファクツ」と呼ばれていたという。陸軍情報部で一緒に仕事をした経験があるカーネギー国際平和財団のサラ・チェイズ氏は、ニューヨーク・タイムズの取材に対し、「情報収集能力はあるが、一貫した結論を導き出すだけの分析力はなかった。フリンの話を10分聞くと、2〜3個は矛盾点がある」と指摘。
●3つ星 フリンの国防総省での最終階級は3つ星の中将。マティス国防長官やケリー国土安全保障長官は「レジェンド」と呼ばれる4つ星の大将のため、劣等感を抱いているとも。
●親ロシア イスラム殲滅のためにロシアと手を組むべしという考えをトランプに吹き込んだ張本人。大統領補佐官への起用をトランプに勧めたのは、親ロ路線に転換したキッシンジャーとされる。トランプが1月にプーチン大統領と電話協議した際にも同席。ロシア政府が出資する宣伝放送「ロシア・トゥデー」で講演を行い、報酬をもらったこともある。オバマ政権がロシアへの追加制裁を決めた前日には、駐米ロシア大使と5回にわたって電話で話していたことも判明している。
大統領選の最中にフリンの息子がツイッターで流した「嘘ニュース」が銃撃事件に発展。フリン自身もたびたび事実でないことを吹聴してきた。そういうやからが最高機密を扱い、米国の軍事や外交に多大な影響を与える。トランプ政権の危うさを象徴するような人物だ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。