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3日間550ミリの集中豪雨で荒川は氾濫し死者は2000人に
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/209667
2017年7月18日 日刊ゲンダイ P5 文字お越し
国交省作成の荒川氾濫時のイメージ(ユーチューブから)
九州北部の記録的豪雨の発生から2週間。福岡県と大分県の死者数は30人を超え、連絡の取れない人もまだ多い。2014年の広島市の豪雨では土砂災害などで77人が死亡、翌年は鬼怒川の決壊で茨城県を中心に1万9000戸を超える家屋が被害を受けた(死者は8人)。次は首都・東京の番かもしれない。
東北の一部を除き、全国的に晴れ渡った7月の3連休。しかし、雨雲は一度機嫌を損ねると、牙をむいてわれわれに襲い掛かってくる。1時間当たり50ミリを超す降雨量は年間平均232回を記録し、40年前に比べて1.3倍。降って欲しい時には降らず、いったん降り始めるとゲリラ豪雨となる。
15年の9月10日には、台風18号により栃木県日光市五十里観測所は、1日当たりとしては観測史上最多の551ミリの雨量を記録。これが鬼怒川を氾濫させ、茨城県、栃木県を中心に1万9000戸の家屋に大被害をもたらした。濁流に流される家の屋根に必死にへばりつきながら、そのまま流されていった人の映像は記憶に新しい。
■「次は東京かもしれません」
東京でも4年前、世田谷区と目黒区で1時間当たり100ミリを超すゲリラ豪雨が発生。大崎駅や五反田駅で帰宅途中の多くのサラリーマン、OLが足止めを食らった。
「次は東京かもしれません」
こう警鐘を鳴らすのは、「首都水没」の著者で元東京都建設局課長の土屋信行氏だ。土屋氏が最悪のシナリオについてこう続ける。
「最も懸念されるのが、東京の大動脈である荒川氾濫による首都水没の恐怖です。シミュレーションでは3日間の合計雨量550ミリで荒川の堤防は決壊しますが、07年には401ミリまでいったことがある。今回の九州豪雨で被害が大きかった福岡県朝倉市の黒川地区では、わずか1日で750ミリに達する雨量を記録しました。記録的豪雨をもたらす線状降水帯は日本中のどこでも発生し、九州で起こったことが東京で起こらないとは限りません」
国交省が荒川が氾濫した場合の被害想定を出している。北区岩淵地域の堤防が決壊した場合、濁流はあっという間に岩淵小学校をのみ込み、11分後には約700メートル離れた東京メトロ南北線・赤羽岩淵駅に到達。JR赤羽駅周辺を水深2メートル以上の湖に変える。そしてわずか6時間で西日暮里など6駅、9時間で上野駅など23駅を水没させ、銀座も巨大なプールと化す。内閣府では、最大で死者約2000人、孤立者86万人と予想。水が引くのは、長いところで1カ月を要するという。
日本の株価は暴落し、電力が供給されず、千代田区、中央区の大企業の本社もシステム機能がダウンするところが出てくる。
では、溺死を防ぐためにはどこに逃げ込めばいいのか……。
荒川氾濫のシミュレーション!水害に弱い東京は一体どうなる?
フィクションドキュメンタリー「荒川氾濫」 H29 3 改訂版
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