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シャープ4人で共同経営へ 戴社長の決断は英断か無責任か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220203
2017年12月26日 日刊ゲンダイ
1部復帰セレモニーで鐘を鳴らすシャープの戴正呉社長(7日=東京証券取引所)/(C)共同通信社
早すぎる“分権”に見えるが……。台湾・鴻海精密工業出身の戴正呉社長のもとで経営再建を進め、今月7日に東証1部復帰を果たしたシャープ。23日、来年1月から戴社長ら4人が共同で経営トップのCEOを務める人事を発表した。現在、戴社長に集中している経営責任を4人で分担する。
「戴社長は1部復帰後、退任して帰国するつもりでしたが、周囲に説得され、中期経営計画の最終年度となる19年度まで残ることにしました。ただ、事業や地域ごとに他のCEOに責任を持たせ、戴社長は口出ししないようです」(業界関係者)
シャープの復活はめざましい。昨年3月末時点で、資産をすべて売っても借金などの負債が返せない「債務超過」に陥り、8月には東証2部へ降格。その後、鴻海の“救済”のもと、部材の共同調達によるコスト削減など経営再建を進めた。今年3月期連結決算では、本業のもうけを示す営業利益が3年ぶりに黒字になり、来年3月期(予想)も、売り上げ2兆5100億円(前年比22・4%増)、営業利益930億円(同48・9%増)と絶好調。見事な「最短の1部復帰」(兜町関係者)だった。
とはいえ、まだわずか2年連続の黒字にすぎない。シャープがターゲットにする「IoT」や「8K」などの成長分野での“本格勝負”はこれからである。戴社長が経営の先頭に立つと思いきや、権限を分散させ、自らは一歩引いた格好だ。大丈夫なのか。無責任じゃないのか。
「戴社長は約1年で、資金調達、コストダウン、リストラという“全社戦略”を断行しました。これから、いよいよ事業展開です。シャープのような多角事業の会社では、“事業戦略”を担うトップを置いて、責任と権限を持たせるのが経営の常識です。日本では、全社戦略と事業戦略を区別せず、ワンマン社長が、事業戦略にもチンプンカンな口出しをすることが少なくありません。戴社長は両戦略の峻別をわきまえていて、その通りに動いたまでです。加えて、日本の企業は日本人に任せようという配慮もあります」(岡山商科大学経営学部教授・長田貴仁氏)
ズルズル経営にとどまりがちな日本企業の社長も見習った方がいい。
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— crossmedia (@tabloidpaper) 2017年12月26日
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