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老後の準備は?他 20〜30代夫婦「年末年始に考えたいお金の話」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171209-00000003-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 12/9(土) 19:00配信
まずはライフプランを立てることから
年末年始は、1年間の「お金の出入り」を振り返るべき時だ。どんな観点に注意すべきなのか。今回は、「20〜30代の夫婦」が考えるべき“ライフプランとお金”について、ファイナンシャル・プランナーの清水斐氏が解説する。
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前回記事〈最低限の貯蓄額は?他 20代独身「1年間の家計収支の振り返り方」リンク入れる〉では、20代の独身の方向けに、年末年始で考えていただきたい「お金の話」をご紹介しました。今回は20〜30代夫婦の場合です。
■意外と夫婦で異なる「将来設計」
結婚すると、将来どんな家族の姿でありたいかというイメージを、夫婦ですり合わせていくことになります。子供は欲しいのか? 家を買いたいのか? どのように暮らしていくかについて、独身の時は夢だったことを、現実として叶えていく段階です。
例えば、家を購入したいのであればどのエリアに住むか、マンションか戸建てか、新築か中古か、いつを目標にするか、予算はいくらか、いつまでそこに住むか、その家でどんな暮らしをしたいのか、購入しなければいけないのか、賃貸ではいけないのか──といったことを具体的に考え、ライフプランを作成していくことになります。
そんなのわざわざ作らなくても何となくわかっているから大丈夫、と思われるかもしれません。しかし、ファイナンシャル・プランナーである私が相談を受ける際にも、ライフプラン作成をしてもらうと、意外に夫婦で少しずつ将来の希望が違うことも少なくありません。
また、将来設計をしているつもりでも、それをまとめてみると「本当にこれで良いのか?」と疑問に思うようなケースも出てきます。例えば、「会社の住宅補助が出なくなったら住宅を購入したい」という住宅に関する将来像がきちんとある一方で、「退職後は地元に戻りたい」という意向がある夫婦。そうなると、購入した住宅には15年程度しか住まない計算になりました。その15年のために購入は必要でしょうか。
また、子供がいる家庭、あるいはこれから欲しいと思っている家庭にとっても、ライフプランを作成することで見えてくることがあります。子供を大学まで行かせたいと考えている方は多いと思いますが、その子供が独立する時に自分が何歳になっていて、その時の収支の状況はどうなっているかまで人生設計として考えることが重要です。
まずは手書きでもパソコンでもいいので、年末年始の時間を使って、90歳くらいまで年表形式でライフプランを作ってみてください。そして、それぞれのステージでどのくらいお金がかかるかも記入してみましょう。そうすることで普段の「生活費」とは別に、どれくらいのお金が必要なのかが見えてきます。
住宅を購入するつもりなら、頭金も考慮に入れましょう。また、金融機関のウェブサイトで住宅ローンのシミュレーションができますから、金利3%程度で試算してみてください。住宅を購入した際にかかる月々の費用がわかります。
■退職後の準備は早く始めるほど楽
ライフプランを作成して、必要な金額が分かったら、まとまったお金を使う時期までの貯蓄目標を作りましょう。
その際、退職後の生活費の不足分も考慮してください。将来の年金額は、様々なサイトでシミュレーションできます。ただし、今後は受給できる金額が減ったり、受給開始年齢が引き上げられる可能性があります。受給額はシミュレーションで出てきた金額の8割で考え、受給開始年齢は70歳になると想定し、90歳まで受給するとして計算しましょう。以下のような計算式になります。
〈退職後の生活費不足分=退職から90歳までの生活費−20年分の年金受給予想額〉
「こんなに貯蓄しなきゃいけないの?」とびっくりする方も多いはずです。だからこそ、なるべく早い段階からその数字と向き合って準備しなければいけないのです。生活水準は段々と上がっていく傾向にあります。今から収入が上がっても生活水準を上げずに貯蓄を増やすことで、貯蓄目標は達成することが可能です。
「貯蓄は収入が上がってから……」と考える方も多いのですが、収入が上がるころには教育費が増えているなど、支出も多くなる傾向があります。今は子育てなどで働いていないが将来は共働きで収入が増える予定があるなど、大きく収入増が見込める場合以外は、今から貯蓄を始める計画を立てましょう。20〜30代は、退職まで時間があります。「時間を味方につける」ことで、貯蓄は比較的楽になります。
貯蓄目標がわかったら、その方法も検討しましょう。預貯金でも悪くないのですが、普段の生活費の口座と同じだと、どうしても使ってしまいたくなるものです。将来のための貯蓄分は、専用の口座を作って定期預金をするほうがいいと思います。あるいはNISA(少額投資非課税制度)やつみたてNISAを使ったり、退職後の生活資金の分なら確定拠出年金(iDeCoなど)を利用したりして、賢く資産を作っていきましょう。
この一連の作業は時間に余裕があるときにしかできません。ぜひ、年末年始のお休みを使ってご家族で考えてみてください。また、次の年以降の年末年始も、計画通りに貯蓄ができたかの確認やライフプランの見直しをすることをおすすめします。
◆しみず・あや/CFPR、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員I種。30歳でファイナンシャル・プランナーとして独立、長野・東京で活動中。主に30〜40代の「普通のくらし」を求めている方への「自分がお客様の立場だったらどういう判断をするか」を軸にお金の持ち方・つかい方のアドバイスに力を入れている。ライフプラン作りから資産運用まで老後にわたる継続的なサポートすることを事業理念として活動している。HPはhttp://www.fp-saku.com/。
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