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新たな株価指数が続々と誕生
高配当、AI…他、続々誕生する新指数の市場へのインパクト
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170210-00010000-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 2/10(金) 16:00配信
昨年来の「トランプ相場」で勢いを増している日本株市場。まだまだ株価上昇が期待できるという声も高まるなか、今年は年初から新たな株価指数(インデックス)が続々登場している。
まず1月10日にお目見えしたのが、「日経平均高配当株50指数」だ。日経平均を構成する225銘柄のうち、みずほフィナンシャルグループやキヤノンといった予想配当利回りの高い50銘柄で構成される。同指数の構成銘柄から計算した予想配当利回りは3%程度となっており、日銀のマイナス金利導入などの影響で定期預金金利が0.01%と超低金利時代が続くなか、魅力的な水準といえるかもしれない。
続いて野村証券が算出を開始したのが「野村AIビジネス70」。これはAI(人工知能)に関連するビジネスについて、新聞、雑誌など各種ニュースの膨大な記事検索結果(ビッグデータ)から有望な70銘柄をAIが抽出。いわば「AIがAI関連銘柄を選ぶ指数」となっている。
そして東証と日経新聞が3月13日から算出開始を予定しているのが「JPX日経中小型株指数」である。これはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や日銀のETF買い入れの投資対象として注目されているJPX日経インデックス400の考え方を中小型株にも適用。過去3年間の平均自己資本利益率(ROE)や累積営業利益などによって投資魅力の高い200銘柄を抽出するものだ。
はたしてこれらの新指数は今後の日本株市場にどのような影響を及ぼすのか。カブ知恵代表の藤井英敏氏は、こう分析する。
「まず高配当株というのは、株価が下落基調にある時に下がりにくい株ということで注目が高まる。この先大きなキャピタルゲイン(値上がり益)が期待できるような相場環境では、インカムゲイン(配当益)は明らかに見劣りするため、今が“旬”とはいえないかもしれません。
次に野村のAI指数は、メタップスやロックオン、JIG-SAWといったAI関連の有望小型株で構成されているならまだしも、構成銘柄上位をみると、シャープやルネサスエレクトロニクス、三菱UFJフィナンシャル・グループなどとなっており、あまり妙味は感じられない。これだけ大企業で構成されているなら従来の株価指数と何ら変わらない印象を受けます。
一方、中小型株指数はミドルリスク・ミドルリターン狙いとしては、いいかもしれない。中小型の個別銘柄を狙おうとすると、どうしてもハイリスク・ハイリターンになりがちですが、これだけ多くの銘柄を組み入れていればリスクも分散されるため、ある程度リスクを回避しながらそれなりのリターンを期待したい投資家向けといえるでしょう」
もっともこれらの株価指数が今後、株式市場にインパクトを与えるかどうかは認知度次第だという。
「インデックスというのはアイドルユニットと同じで、次々と誕生してはいつの間にか消えてしまう。これらの指数が人気化して機関投資家のベンチマークにされるかどうかが市場で定着するポイントといえます。
新たな株価指数が人気化・定着したならば、当該株価指数の先物・オプションが上場し、いわゆる『裁定取引』が可能になります。こうなると、市場で一人前の株価指数として認められたといえるでしょう」(藤井氏)
日経平均の採用銘柄になれば機関投資家が買い入れることで大きな株価上昇につながるように、これらの株価指数がそこまでインパクトをもたらせるかどうか。今後に注目だ。
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