猛毒を含んでる爆発物の保管場所(3号機プール)あたりで爆発があったのに、 https://www.youtube.com/watch?v=OiZmLqWnjgc http://c23.biz/eV77 未だにその保管場所の画像を隠蔽したまま理屈だけでごり押し続けて来る態度をとり続けられると、 「その理屈を、なぜ画像を隠蔽したまま、言って来るんだ?」と不信に思うだろう。 http://fukushimadisasternote.1apps.com/ 公開されてるのは瓦礫が邪魔で3%しか見えない頃の画像だけだ。残り97%の画像は未だに隠蔽。 隠蔽箇所の爆発物が爆発していてそれが含んでる猛毒(プルトニウム)が飛散し浮遊してることを疑われて当然です。 プルトニウムはとびとびに存在する上、測定器は数cm以内に近づけないと無反応。途轍もない量あっても測定では発見不能。水の中にある使用済燃料は爆発物です。 燃料プールは平常時の時点で、核分裂1回当たりの、核分裂数の増倍率が 0.95 もある。 (根拠 http://www.jca.apc.org/mihama/stop_pu/takahama3_kenkai101213.pdf#page=2 ) ある程度、隙間があるから、もしラックが壊れたら密集度が1割上がる場所が出来てもおかしくない。 その場所では増倍率が 1.05 になるから、強烈な連鎖反応が起こって燃料が一瞬で気化します(爆発) ([補足] 増倍率は、プール底にシャーベット状に拡がる等の極端に薄い形状でない限り、密集度に比例する)。 ネット上では、原発マフィアの工作員と思われる連中が、 原発燃料では核分裂を誘発するのは遅発中性子だけだから温度は絶対にゆっくりとしか上がらないとか 原発燃料では絶対に遅発臨界しか起きないから温度はゆっくりとしか上がらないとか という嘘っパチを広めていますが、自分の命にかかわる住民は騙されない。 なぜそれが嘘っパチで、増倍率が 1.05 になったら強烈な連鎖反応を起こすのか説明します。 この説明を読めば、使用済燃料が爆発して猛毒がばら撒かれていてもおかしくない、とわかる。 未公開の550体分の保管場所の画像を見ない限り、ばら撒かれてないと言い切れるわけがないとわかる。 臨界は常に、即発中性子による誘発と、遅発中性子による誘発の、両方が入り乱れて連鎖して行く。 図で描くと以下のとおり(核分裂1回当たりの、核分裂数の増倍率が 1.001 の場合) □□□□□□□→→→→→→→→→→→遅発中性子→ □□□□□□/□□□□□□□□□□□□□□□□□\□□□□□□/ 100000個分裂⇒‥‥⇒109944個分裂⇒⇒即発中性子⇒⇒109954個分裂⇒‥‥⇒120888個分裂 □□□□□□□□□/□□□□□□\□□□□□□□□□□□□□□□□□/ □□□□□□□□□□□□□□□□□→遅発中性子→→→→→→→→→→→  ̄0.0000秒 ̄ ̄‥‥ ̄ ̄0.0999秒 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄0.1000秒 ̄ ̄‥‥ ̄ ̄0.1999秒 ̄ [注] □は空白のつもり。本当に空白を書くと位置がずれて図が崩れるから□を書いてる。 0.0001秒ごとに 1.0000949 倍ずつ増えて行ってる。 1.0000949 倍ずつと言える理由は、 増倍率 1.001 の場合の話をしてるのだから、 時刻 0.0999秒 の核分裂では、 即発中性子が誘発する個数と遅発中性子が誘発する個数の合計は 109944×1.001 になってる筈。 即発中性子が誘発する個数と遅発中性子が誘発する個数の比率は常に99%と1%だから、 即発中性子が誘発する個数 = 109944×1.001×0.99、 遅発中性子が誘発する個数 = 109944×1.001×0.01。 時刻 0.1000秒 に核分裂させられる個数は、 即発中性子で核分裂させられる個数 = 109944×1.001×0.99 、 遅発中性子で核分裂させられる個数 = 100000×1.001×0.01 (0.1秒前の核分裂が出す物が当たるから) と合計した個数になるから 109954個。 109944個 の 1.0000949倍 も 109954個。2者が一致するように、0.0001秒ごとに 1.0000949 倍になるのです。 これが、両方が入り乱れて連鎖して行く、の意味です。 ■ここで、平常時の状態から、突然、燃料の間隔が狭まり始め、 核分裂1回あたりの増倍率が、0.0001秒に0.00001ずつ大きくなって行った(0.1秒で0.01上がるペース)ときに 使用済燃料が気化するかを推測します。 それを推測するため、元の温度を10℃として、使用済燃料が連鎖反応を起こして熱を出すことで、 その使用済燃料を含んでる燃料集合体全体の温度がどう上がって行くかを求めます。 それを求めるために、下図のC言語プログラムを作りました。 #include <stdio.h> #define RatioUpStartTime 10000 int main(int argc, char* argv[]) { double vNum[0x400], ratio, num, cumulat, temperat; int t, ratio100000, passedTime; for (t = 0; t < 0x400; t++) vNum[t] = 0; ratio100000 = 95000; cumulat = 0; t = 0; while (1){ ratio = (double)ratio100000 / 100000; num = vNum[(t - 1) & 0x3FF] * ratio * 0.99 + vNum[(t - 1000) & 0x3FF] * ratio * 0.01; if ((t % 10) == 0) num += 1; vNum[t & 0x3FF] = num; cumulat += num; temperat = 10 + 0.000000000032 * cumulat / (234 * 170 + 285 * 130); if (t == RatioUpStartTime) printf("%8e\n\n", (vNum[t & 0x3FF] - vNum[(t - 10) & 0x3FF])); if (temperat >= 11 && (t % 20) == 0){ passedTime = t - RatioUpStartTime; printf("%.3f, %.4f, %19.0f, %21.0f, %7.1f\n", ((double)passedTime/10000), ratio, num, cumulat, temperat); if (temperat >= 50000) break; } if (t >= RatioUpStartTime) ratio100000++; t++; } return 0; } 核分裂は必ず0.0001秒間隔でとびとびにまとまって起こるとして、各時刻の核分裂数を求めています (0.0001秒間隔でとびとびにまとまって起こることも理論上あり得る可能性の1つだから、全可能性の代表としてこれを求める)。 期待値を求めているので、個数と言えども小数点以下まで求めています。 初期状態を核分裂数0とし、時刻0.0000秒で自発核分裂が1個加わって核分裂の連鎖が始まり その後も自発核分裂が核分裂の連鎖に、0.001秒ごとに1個ずつ加わって行くとして、求めています (燃料集合体1体あたり平均0.001秒間隔でウラン238が自発核分裂を起こすから。間隔が0.001秒である理由は後述)。 初めは、核分裂数(の期待値)が減り続けては、自発核分裂の1個が加わって、減り始める前より少し多くなる、 という過渡期が続いて徐々に増えて行きますが、やがて、 減り始める前と全く同じ値になる、つまり0.001秒周期で同じパターンを繰り返す、定常状態になります。 時刻1.0000秒では、定常状態になっていますから、 時刻1.0000秒から、核分裂1回あたりの増倍率を、0.0001秒ごとに0.00001ずつ大きくして行っています。 核分裂数から熱量を求める計算では、燃料集合体が酸化ウラン 170kg、ジルコニウム 130kgで構成されてるとし (根拠 http://www.ne.jp/asahi/suita/kyouiku-kankyou/higashinihonshinsai2.html )、 酸化ウランの比熱234J/kg度、ジルコニウムの比熱285J/kg度、核分裂1個の熱量 0.000000000032J として求めています。 上図のプログラムを実行した結果が下図です。 0.000000e+000 0.832, 1.0332, 53931128218768, 2459782882897626, 11.0 0.834, 1.0334, 84940341591476, 3840227380572051, 11.6 0.836, 1.0336, 134297993416626, 6019138705208600, 12.5 0.838, 1.0338, 213160015066183, 9471701111080364, 13.9 0.840, 1.0340, 339642738172183, 14963625736838138, 16.2 0.842, 1.0342, 543274064245187, 23733398151012440, 19.9 0.844, 1.0344, 872359177353717, 37791687470272000, 25.7 0.846, 1.0346, 1406212953765185, 60415026521358680, 35.2 0.848, 1.0348, 2275547616871133, 96962779435975968, 50.4 0.850, 1.0350, 3696574899554191, 156234028514120320, 75.1 0.852, 1.0352, 6028253644310502, 252729421201651330, 115.3 0.854, 1.0354, 9868738126916884, 410435288085595200, 180.9 0.856, 1.0356, 16218456061272692, 669177669855087620, 288.7 0.858, 1.0358, 26756841406970728, 1095330540320205100, 466.2 0.860, 1.0360, 44313628119195720, 1799927987188441600, 759.7 0.862, 1.0362, 73674394899432720, 2969411728913809400, 1246.8 0.864, 1.0364, 122962398911646820, 4918019652752369700, 2058.4 0.866, 1.0366, 206017557769691010, 8177373924337254400, 3415.9 0.868, 1.0368, 346506970670439620, 13650244481567543000, 5695.4 0.870, 1.0370, 585053022947915780, 22875426959279350000, 9537.7 0.872, 1.0372, 991639156423879810, 38485704027517755000, 16039.4 0.874, 1.0374, 1687279272340693200, 65002545427683566000, 27083.8 0.876, 1.0376, 2882005579333742100, 110220215516628650000, 45917.2 0.878, 1.0378, 4941705748992007200, 187625294419478540000, 78156.7 1行目の 0.000000e+000 は、時刻1.0000秒に定常状態になってるかを確認するために、 その時刻の核分裂数と0.0010秒前の核分裂数の差を出力したもので、0ですからそうなってるということです。 2行目以降の出力は、核分裂による熱で温度がどのように上がって行くかを出力した物です。 出力項目は、左から順に以下のとおりです。 ・核分裂1回あたりの増倍率が大きくなり始めてからの、経過時間(単位:秒) ・核分裂1回あたりの増倍率 ・核分裂数(その時刻に起こる核分裂数) ・核分裂数の累計 ・燃料以外を含めた燃料集合体全体の温度(対流等で熱が外に逃げなかったときの温度) もし、すべての時刻について出力すると膨大な量になるので、 温度が11℃以上になってから、50000℃を超えたときまでを、0.002秒毎にとびとびに出力しています。 結果を見ると、使用済燃料(水の中にある)は、自分自身を含んでる燃料集合体全体の温度を、 0.500秒→0.832秒の0.332秒間に1度上げる熱を出し(10℃を11℃まで上げる熱量)、 0.832秒→0.850秒の0.018秒間に64度上げる熱を出し(11℃を75℃まで上げる熱量)、 0.850秒→0.868秒の0.018秒間に5620度上げる熱を出す(75℃を5695℃まで上げる熱量) ということがわかります(増倍率が1を超えるのは0.5秒後だから、0.5秒後から熱を出し始める)。 使用済燃料が気化することはわかると思います。 ■対流で熱が除去されるからこんなに高い温度にならない、と思うかもしれませんが、 たったの0.018秒間に300kgを5620度上げる熱が出て来ることに対しては、対流の効果は焼け石に水です。 対流の効果は無視できます。 ■水が気化すると、燃料の間隔が狭まって行く動きを、水蒸気の膨張力で食い止めて拡張に転じ、増倍率が下がる と思うかもしれませんが... 見てください、100℃あたりからの急激な温度上昇を。 水が気化する100℃になってから、燃料が気化する4200℃まで、0.018秒も掛かっていません。 0.018秒以内に、燃料の間隔が狭まって行く動きを食い止められると思いますか? もしこれが、4200℃ではなく1億℃になるまでに食い止められるか、という話なら、 数千万℃の物凄い膨張力で0.018秒以内に食い止めて拡張に転じ、増倍率が下がって1億℃にならないでしょうが、 論じてるのは4200℃になるかです。たかが100℃〜4200℃の膨張力で0.018秒以内に食い止めるのは無理でしょう。 水蒸気の膨張力の効果も無視できます。 ■水中に気泡が出来て、水の密度が下がって中性子の減速が不充分になるために、増倍率が下がる と思うかもしれませんが... 気泡が出来た瞬間は、密度は周りの水と同じで、いきなり気体のスカスカな密度になるわけじゃない。 スカスカな密度になるには、膨張しないといけないけど、膨張するには、 周りの水を押しのけないといけない、当然、押しのけた水が行く先にある水も押しのけないといけない、 トコロテン式に水面まで押しのけて行かないといけない。 この押しのけが、0.018秒以内で完了すると思いますか? 0.018秒以内では、むしろ、ほとんど膨張できず、密度も大して下がらず、中性子の減速も不充分にはならず、 増倍率(核分裂1回あたりの、核分裂数の増倍率)も大して変わらないと思います。 気泡による増倍率低下の効果も無視できます。 ■要するに、100℃になってから4200℃になるまでの時間が、短か過ぎるのです。 もしラックの一部が壊れたら、燃料の間隔にバラツキが出来る、広くなる場所と狭くなる場所が出来る。 狭くなる場所では、燃料が連鎖反応を起こして上図の温度上昇をして気化してしまうとわかるでしょう。 水素爆発では水中にあるラックは絶対に壊れない、と言い切る人達が居ますが、 本当に壊れないのか、わからないでしょう。 水面での爆発は場所によって不均一、水面を押し下げる力も場所によってバラバラ。 圧力の高い場所の水面が、下の水を水平方向に押しのけながら下がって、圧力の低い場所が盛り上がる 一瞬後には、圧力が変わってその逆のことが起こる、場所によってバラバラに起こる。 水は水平方向に小刻みに動かされる。動く距離は短くても急激に左右に振動する感じで動く、 そういうことが起こるかもしれないでしょう。 水素爆発で水中にあるラックが壊れたかどうかは、そこの画像を見ない限り、わからないのです。 そこの画像を公開させることは必須なのです。 未だに見せないままが通用してることの方がおかしい! ■なお、燃料集合体1体あたりウラン238が自発核分裂を起こす平均間隔が 0.001秒 である理由は、 自発核分裂の発生確率は 6.76回/秒kg であり (根拠 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=06-03-05-09 )、 燃料集合体1個にウラン238は 160kg 含まれるから、 燃料集合体1体の中の自発核分裂の発生頻度は 6.76回/秒kg×160kg = 1000回/秒 だからです。
|