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「被ばく事故 核燃料物質を紙くずのゴミ箱に」 (日テレNEWS24 2017/7/21)
http://www.news24.jp/articles/2017/07/21/07367594.html
JAEA(=日本原子力研究開発機構)の研究施設、「大洗研究開発センター」で起きた被ばく事故で、核燃料物質を入れていたポリ容器は、核燃料用ではなくゴミ箱だったことが分かった。
先月の事故は、核燃料物質が入ったポリ容器を包んでいた袋が破裂して核物質が飛散したもの。JAEAは21日の会見で、核燃料物質を入れていたポリ容器は、紙くずなどを入れるためのゴミ箱だったことを明らかにした。
ポリ容器が放射線を浴びるとガスが発生するため、これが爆発の一因になったとみている。
JAEA・高野公秀グループリーダー「当時の方々がどういう考えでそういう容器に入れてしまったのか、これから明らかにしていく」
あらためて、JAEAのずさんな安全管理が明らかになったかたち。
-------(引用ここまで)-----------------------------
プルトニウムをゴミ箱に入れて保管していたとは、、、。
JCOの「バケツ作業で臨界」にも驚きましたが、これはさらに上をいく杜撰さです。
いやもう、絶句するしかありません。
プルトニウムがどれだけ毒性が強く、不安定で危険な物質か理解しているのでしょうか。
「当時の方々がどういう考えでそういう容器に入れてしまったのか、これから明らかにしていく」
という、他人ごとのような無責任な発言にも腹が立ちます。
プルトニウムの管理を引き継いだら、安全性を常に検証、確認して、不適切なものは
改善していくのが管理者としての義務ではありませんか。
「昔の人がやったことだから、おら知らねぇ」という無責任な態度は許されません。
プルトニウムを扱う作業も極めていい加減で、安全性を無視しています。
こういった危険な物質を扱うときは、グローブボックスを使うのが常識です[1]。
グローブボックスを使っていれば、作業員がプルトニウムを吸い込むこともなかったはずです。
高純度プルトニウムの臨界質量はたったの数キログラム。
数キロ集まっただけで、勝手に核分裂が始まり大爆発を起こす恐ろしい物質です。
だから細かく分けて厳重に保管管理しなければなりません。
こんな杜撰な管理・作業では、JCO事故とは比較にならない大事故・大爆発が起きるのも
時間の問題でしょう。
(関連情報)
[1] 「グローブボックス」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
[2] 「プルトニウムの恐怖」 (高木仁三郎・著 岩波新書)
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