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[2233]動揺するな。北朝鮮への米軍の爆撃は、来年の4月。私の予言通り。
投稿者:副島隆彦
投稿日:2017-12-05 21:33:26
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
(抜粋)
11月4日のサウジアラビアでのMbS(ムハンマド・ビン・サルマン 王太子( ×皇太子ではない)による、上からのクーデター( palace coup パレス・クー、 宮廷革命との訳されてきた)で、ムハンマド王太子(クラウン・プリンス。次期国王、32歳)は、同族のサウド家の、自分の従兄弟(いとこ)たちまで、一斉に捕まえた。王子たち11人と、重要な財界人とかを含めて28日を逮捕、監禁した。ビンラディーン社の会長も捕まっている。ビンラディーン建設は、中東全体の最大手の建設会社だ。
自分の従兄弟たちを、金銭面で極めて腐敗( ふはい。corrpution コラプション)している、と殴ったりして厳しい尋問にかけている、とNYTが報じた。サウジ国内の彼らの財産は没収されたようだ。この動きは、2年前の2015年から起きていたので、私は、サウド家内部の動きもずっと調べている。
彼らが捕まっているのは、最高級の リッツ・カールトン・ホテルで、 " Ritz Carlton Jail (ジェイル、拘置所)と、呼ばれている。prison (刑務所、監獄)までではないが、jailジェイル
は、custody (カストディ、留置場)や、勾留場(ディテンション detension )と似た、「牢屋」だ。
どうも、あのジャレット・クシュナー(大統領上級顧問)は、この上からのクーデター決行の日の、直前まで、サウジの首都リアドに居たようだ。そして、ムハンマド王太子に助言というか、アメリカの全面支持を伝えて、一緒に、これを決行したに等しい。そして、6日の早朝には、何食わぬ顔をして、日本に現れて皇居の半周ジョギングをしている。横田の米軍基地からまっすぐトランプのいるホテルに来て、サウジの動きの一部始終を義父( トランプのことを Daddy と呼ぶ、笑)に報告したのだろう。 36歳にして恐ろしい男だ。
クシュナーは、ロシア疑惑 Russian collusion ラシアン・コルージョン という、アメリカの、意地汚い権力闘争で、ヒラリー派の司法省、FBIの反共右翼の官僚どもから、付け狙われて、自分に攻撃の炎が向かっていると分かっていて、自分の側近たちを、特別検察官のムラーの陣営に潜り込ませている。このことも前に書いた。クシュナーが、この程度の攻撃に負けるわけはない。
それから、当然に、中国共産党の19回大会「19大(だい)」が10月24日に終わって、新体制が始まった。“ニュー・チャイナ 7 “ (7人のトップ人事)が決まった。しかし、国家体制としての、習近平の「次の10年間」の独裁体制は、正式には、来年の3月の全人代(ぜんじんだい。中国の国民議会)で決まる。
だから、そのあとの4月に、「北朝鮮を処理、処分、片づける。体制変更して、世界に開かれた穏健な国家に変える」を断行する。
習近平独裁で、これを実行して、そのあと、3年ぐらいが経(た)つ。
だから、そのあとの後(うし)ろの2022年からの5年で、中国は、デモクラシー( 1.普通選挙制=ユニヴァーサル・サフレッジ universal suffrage = と 2.複数政党制=マルチ・パーティ・システム multi-party system )の国に移行する。
それで、北朝鮮情勢だ。何か、変な噂(うわさ)や、新聞記事が出回っているようで、「12月18日ごろに、米軍の北朝鮮爆撃が敢行される」というのである。後ろの方に、載せる。
私、副島隆彦は、今日も、はっきりと書きます。米軍の北朝鮮爆撃、そして、中国軍の侵攻(進撃)そして平壌(ピョンヤン)の制圧、そして金正恩(キムジョンウン)体制の変更は、来年の4月だ。私が、6カ月前に、予言したとおりになる。
私は、このことを明確に今日も書きます。日本の他の言論人や、専門家や、テレビ新聞が何を言おうが、書こうが、それらはすべて、副島隆彦の後追(あとお)いの 物真似(ものまね)だ。いよいよ、私が、今年の4月に予言したとおりに、事態は、私の予言に吸い寄せられるように、動いている。
以下に、ポイントフォームで、簡潔に書いてゆく。
1.北朝鮮は、IAEA(世界のNPT=核拡散防止=体制)も脱退しているから、自国の防衛のために、核兵器を保有する権利を、主権(しゅけん。ソブリーンティ sovereignty )のある国家として持っている。
イスラエルは、密かに300発ぐらいの核弾頭を持っている。これは、1964年に、中国の四川省の奥で核実験をして保有したものだ。この頃は、中国とイスラエルは極秘で組んでいた。イスラエルが、アメリカから盗み出した最新兵器の技術を、超安価で中国が買っていた。
2007年に、中国は、合計17億人いるアラブ、イスラム諸国と仲良くする、と決断して、イスラエルと決裂した。 イスラエルが核保有国だから、だから、イランが、カリカリして、「私たちが核を持って何が悪い」となるのだ。 パキスタンとインドも、勝手に核を持ってしまった。だから、北朝鮮が、核を持つこと自体を、国際社会は非難する理由と理屈が立たない。日本国民には、この世界で通用している理屈は、教えないことになっている。
2.この北朝鮮に対して、「危ないじゃないか」と、制裁と 国際的な強制執行の行動をとれるのは、The UN ( ザ・ユーエヌ。ユナイテッド・ネイションズ。 ×国際連合 ○連合諸国)の 総会 general assembly での決議だけだ。あるいは、少なくとも UNSC(諸国連合 安保理=あんぽり= 軍事問題の解決機関)の 満場一致(特に五大国=ファイブ・パーマネント・メンバーズ。米、ロ、中、英、仏 )の決議 resolution レゾルーション が有ったときだけだ。
3.米政府と言えども、勝手に北朝鮮への軍事行動は取れない。今回は、ロシアも中国も、反対しないだろうから、このUNの決議で、北朝鮮処分(処理、片付け)は実行されるだろう。それには、手続きが必要だから、だから、それは来年の4月だ。
4.トランプ政権は、北朝鮮の核関連施設120カ所? への 一斉の爆撃(エアレイド)をしたあと、どんどん朝鮮半島から、手を引く。韓国の釜山(プサン)の海軍基地だけを残して、どんどん軍隊を撤退させるだろう。それが、「アメリカは、もう自分の国に帰ろう」の isolationism アイソレイショニズム だ。
これは、「アメリカはもう、出来るだけ外国のことに関わりたくない(自国の安全が脅かされない限り)」と言う思想で、国内問題優先主義と訳せ、と 私、副島隆彦が、ずっと主張している。アイソレイショニズムは、「アメリカの若者を外国で死なせるな」という思想だ。このことを分かりなさい。
トランプたちを支えている思想は、「仕事が終わったら、さっさと家に帰るぞ。いつまでも外国になんかいないぞ」「経営者の一番の、苦労は、どうやって拡張しすぎた事業を上手に縮小するか(尻払い、殿軍=でんぐん= 軍隊の引き上げ)」だ。
5. あのおフランスだって、自分たちが、世界植民地拡張時代に手に入れた、南太平洋の、タヒチ諸島や、ニユーカレドニアなどの 島々を、「もうカネがかかって、どうにもならない。旧植民地への出費と負担が大きすぎる」で、「さっさと独立でも何でも、してくれ。もうフランス本土からは、カネを出せないんだ」と悲鳴をあげているのだ。
そうなると、やっぱり中国が、これらを買い取る、という動きになる。少なくとも、港湾経営権(ポート・オーソリティ port authority )を買うだろう。これは世界中の主要な港が、売ろうと思えば売り買いできるものだ。
6.UNの副事務総長(デピューティ・セクレタリー・ジェネラル)が、北朝鮮に行って、「少しは国際社会の言うことを聞きなさい」と、宥(なだ)めに行ったが、これは、仲介や、仲裁(ミデイエイション mediation )ではない。事情聴取に行って、言い分を聞いただけだ。これも手続きの一部だ。国際社会(=世界)は、言い分を聞いた、という儀式だ。
ロシアのプーチンも 今回は、仲裁者(mediator )を引き受けない。 それでも、北朝鮮とロシアとの国境に60キロの高速道路があって、その下の地下のトンネルを鉄道が走っているそうだから、そこからキムジョンウンと家族だけを、モスクワに亡命させる、という、「世界の指導者たちは、決して手荒らではない」というジェスチャーをするだろう。
7.北朝鮮の移動式(大型のトラック式)のあの核兵器は、明らかにロシア製の核とミサイルの技術が移転したものだ。プーチンは、どういう顔ぶれのロシア人の科学者たちが、1991年のソビエト崩壊のあとも、北朝鮮に残留して、厚遇を受けて、核兵器の開発を続けたかを正確に知っている。
だから、ロシアにとっては、すべての動きがいまも手に取るように分かる。プーチンは、北朝鮮処分が、終わったあと、天然ガスのパイプラインを韓国、と日本にまで通して、この地域へのロシアの影響力の保持 と、経済開発 を計画している。これが、ロシアの“漁夫の利” だ。 もっと大きくは、ロシアのシベリア開発(広大なシベリアには、たったの600万人しかロシア白人はいない)の一環だ。中国は、「沿海州(えんかいしゅう)を返してくれ」とロシアに言いたいが、もう両国の国境線は歴史的に画定した。中国とロシアには国境紛争はもうない。
8. 韓国の平昌(ピョンヤン)オリンピックが、2月9日開会式で、月末までやっている。 そして3月の9日から2週間はパラリンピックだ。この間は北朝鮮爆撃、侵攻は出来ない。
米韓の合同軍事演習( drill ドリル)が行われるが、これが最後の予行演習であり、実戦さながらでやるだろう。 日本は、予定通り後方支援活動(こうほうしえんかつどう。戦場人足=せんじょうにんそく= 荷物運び)をやらされる。これだけやればいい。
日本の米軍の港と米軍基地から艦船と爆撃機が飛び立つが、そのことで北朝鮮が、日本に過度の敵意を抱くことはない。 日本はアメリカの属国(従属国、朝貢国 tributary state)としての運命を生きるしかない。
9.中国も、習近平の軍事独裁の指揮の下、軍人たちで、ベトナム懲罰戦争(1979年)を指揮官として戦った者たちが司令官となって、北朝鮮に、北(吉林省)と海(渤海)の方から上陸、侵攻する。5万人ぐらい死ぬだろうが、それぐらいは中国にとっては計算のうちだ。中国軍を、共産党の私党から、正常な国家組織に作り替える努力は、このあと行われる。
10.トランプにとっても、習近平にとっても、北朝鮮処理( 今のミャンマーのように、外資に解放して、たくさん外資導入して国を再建させる )が終わったあとは、軍隊と軍需産業(ミリタリー・インダストリー)の膨張を厳しく押さえつけて、核兵器の多弾頭化(ただんとうか、MIRV)などの軍備増強路線にならないように引き締める。
徹底的に軍備縮小(軍縮。デミリタリライゼイション)をして、軍事予算を、急激に削減してゆくだろう。このことが、「尻払い=殿軍(でんぐん)」の「勝って兜の緒を締めよ」で、指導者にとって一番、大事なことだ。
世界を、米、中、ロの 3大国の指導者(トランプ、習近平、プーチン)のよる“第2次ヤルタ会談体制”( 「ニュー・ヤルタ 2.0」)に持ち込んで、大戦争を避けるためには、3大国による、共同での軍縮 の道が、正しい。
11.中国軍も、北朝鮮の体制変更をしたあとは、急いで、北朝鮮領土から、撤退(ウイズドロー)、撤収(エヴァキュエイション)しなければいけない。38度線はこのまま固定する。韓国軍や米軍と対峙することがないようにする。韓国軍も、38度線を越えて進撃することはない。
韓国軍は、北朝鮮から逃げてくる、同胞(同じ民族)を助けるだろう。もし、米軍や、日本軍が、北朝鮮軍と戦うことになったら、きっと、韓国軍は、米軍や日本軍と戦うだろう。愛国心とか、同胞愛というのは、そのように崇高なものなのだ。このことを私たち日本人は、肝に銘じておくべきだ。
12.これからの“第2次朝鮮戦争”、“戦争特需”、朝鮮戦争復興特需(ふっこうとくくじゅ)“ で儲かる株式や、軍需産業の銘柄を知りたい人は、私の最新刊の金融本『銀行消滅(ぎんこうしょうめつ)』(祥伝社、11月初、発売)を書店で立ち読みしてから買いなさい。
以上です。 以下に、くだらない噂を立てて、日本国民を、動揺させて、浮き足立たせて、根拠のない恐怖感(コワイ、コワイ)に陥れようとする、悪質な、扇動記事を一つだけ載せます。
(以下、略)
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