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それにしても腑に落ちないことばかり。
最近、めっきり勢いのおとろえた・・・かつては勝ち組ブロガーの代表のようであった「きっこの日記」。最新のエントリーには、同じ本文が3回繰り返して書いてある。おまじないか。自称有名人ブログのゴーストライターという肩書きのキッコなのでブログを書いてアップすることが職業ということだが、本文を3回唱えてしかも一か月近くもそれに気づかないというのは異常だろう。
おかしい。でも、そんなことどうでもいい。近所のお爺ちゃんはいつも朝飯を3回食べていた。
現役の横綱が不祥事で辞任。これが国技大相撲の代表。お前らは工業高校のラグビー部か。しかも今回がはじめてではなくモンゴル人というのはあまりに民度が低く、神聖な伝統と格式のある我々日本の国技には相応しくないという結論がいい加減でたといっていいだろう。被害にあった力士の直属の親方である貴乃花は自分の弟子を守るなどといい格好をしているが、実際はモンゴル人排斥へ動いたということである。スポーツ選手同士の傷害事故というのは、日馬富士・白鵬サイドの主張通りだとたいてい略式起訴から罰金30万くらいでかたがつくのだ。協会もその路線で手打ちをするために貴乃花と直談判したがったが、貴乃花はあくまで診断書をつけて被害届を出し、殺人未遂の裁定が下されることもありうる事件に発展させた。貴乃花がここまでするのは、角界に増幅するモンゴル人はもういらないという風潮が後押しをしているからである。
おかしい。モンゴル人は日本からスカウトにいった結果、これだけ増えたのに、なんで悪者にして排除しなくてはいけないのか。しかしどこでもこういうものである。ヨーロッパにおけるイスラム教徒移民にしてもしかり。
今の時代はナショナリズムが色濃く台頭してきており、世界市民だのコスモポリタンだのという寝言を言っていられる愉快な時代はとっくに終わっている。国家同士の摩擦だけでなく、一つの国の中でも人種や信条などで大きな対立の種は見え隠れしている。15億の国民が全員マルかいてチョンで表せます、みたいな平等天国の中国でさえ地域ごとにライバル心は強くマルかいてチョンで統一されていた時代は終わっている。
日本はどうだ。ダウンタウンという神輿をかついだ吉本興業が90年代に大規模な全国進出をして関西弁がバラエティーの標準語とでもいえるような時代がやってきた。本当にこの現象は非関西文化圏の国民から受け入れられているのであろうか。韓流ブームのようにいづれはまたマイノリティーの枠組みへ還っていくのであろうか。それを占うような出来事を私はめにした。先日のM-1グランプリでのことである。
グランプリに勝ち残り優勝したのは九州出身のコンビだった。おかしい。おかしすぎる。九州がいけないとはいわない。タモリやクリームシチューなど九州出身者の大物も笑芸の世界にはいる。しかし、優勝したコンビは相撲の番付でいうなら十両程度であり、現役の有名どころがわんさか集まった中で勝ち抜くような力量は全くない。おかしいのだ。
どこらへんがおかしい、につながったのか、わかりやすくしてみよう。
九州出身の優勝コンビと事実上の一騎打ちになった関西弁のコンビの和牛。そこには大人と子供に近い漫才の差があった。一体、審査委員は何をみていたのか。評価を下した彼らに着目してみたい。
九州のコンビに票を投じた審査員
@ 渡辺正行 (非関西人) *センスが悪い
A 春風亭小朝 (非関西人)*センスが悪い
B 博多大丸 (非関西人)*センスが悪い
C 中川礼二 (関西人)*面白い
和牛に票を投じた審査員
@ 松本人志(関西人) *面白い
A 上沼恵美子 (関西人) *やや面白い
B オール巨人 (関西人)*面白い
(*は中立な観点からした審査員の特徴)
早い話、関西人の審査員は和牛を支持し、非関西人は九州のコンビを支持したのである。なんとわかりやすいことか。それだけのことである。そして関西人でありながら、和牛を裏切った中川がいなければ和牛は優勝していたのである。中川は以前から和牛をよく思っておらず四国出身のくせに関西人以上に関西的であろうとするぶしつけな水田を嫌っているのがアカラサマである。いうなれば、非関西圏の審査員による「関西嫌い」が反映されたエコヒイキな決勝審査に中川は郷土愛ゆえの「関西人のフリをする四国の田舎者へのアレルギー」から和牛をはじいて同乗したのである。
九州出身のコンビが優勝した背景には、こういった地域差から生まれる偏見が渦巻いていたのである。渡辺も小朝も声高には語らない。しかし、この不可解な採点によって彼らの本音は見事に暴露されてしまったのだった。「関西は嫌い、関西弁はもういい、関西人は全国電波から去れ」という初老の意地の悪さが、全然面白くない九州コンビを優勝に導いたのである。
これと同じことはこのTv番組以外でも頻繁に起こっているだろうし、これからもその傾向は強まるかもしれない。いままで関西人よって占領されていたバラエティー枠を奪還するために非関西圏は団結して関西にノーを唱えだす。そしてダウンタウンが消えるころには通天閣の幟は各局でおろされることになるだろう。
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