福島 横向温泉 ( No.7 ) 福島 横向温泉 http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/239.html
横向温泉中の湯旅館 福島県 耶麻郡 猪苗代町 横向温泉 (「マウント磐梯」の奧) 土湯峠付近は秘湯のお宿(秘湯っぽいが建物立派)がたくさんあるけれど、 「中の湯旅館」は本当に秘湯(壊れそう・・)。川沿いに建つ湯治専門のお宿です。 食事出しは一切していないので、外食か自炊にて食事を摂ることになります。 1泊3千円+アルファで、お布団や調理器具は揃っています。 浴衣は別料金なので、寝巻きは持参したほうが良いでしょう。 温泉は、「霊泉」と呼ばれるぬるい湯が有名。 混浴の浴室と女性用浴室がありますが、「霊泉」は混浴のほうにしかありません。 どちらも木の浴槽で鄙び風情があります。 浴室を隔てる壁は一部取り払われ、女性用浴室から跨いで混浴へ移動できるよう敷居が低くなっています。つまり混浴側からも女性用浴室が見える状態。 女性用浴室があるとはいえ、慣れていない女性は多少戸惑うこともあるかもしれません^^; 単純泉でありながら、薄い濁りがあり、少しの金気とアブラ臭を感じる湯です。 ツルツル感はほとんどなく、どちらかというとキシキシしたベタつき感を感じてしまうかもしれませんが、黄褐色の湯華が多く浮かぶ良泉です。 せっかく泊まりで訪れたので詳細なレポをすこし・・。 日帰りで寄った際、中の湯旅館の常連さんから、混浴にある2種類の温泉を “ぬるい湯”が中の湯旅館でしか浸かれない温泉、 “適温の湯”を中の湯旅館系列の付近にある「マウント磐梯」というホテルでも浸かれる湯 ・・という説明を受けていました。 気になって後で宿の人に確認すると、それは良くある誤解だそうで間違いとのことです。 中の湯旅館だけで源泉を8本も所有しており、 1本は「霊泉」のぬる湯。(浴室外に小さな小屋があるのですが、それが「霊泉」の泉源です) 残り7本は山からの湧出です。 混合して使っているのではなく、そのうち1本を霊泉脇の適温の湯と女性用浴槽に使っているのだそうです。 適温の湯の方は「霊泉」の加熱槽だと勘違いされてしまうようですが、全くの別源泉であるということでした。 さらに、中の湯旅館系列の「マウント磐梯」へは、中の湯旅館使用とは異なる別源泉が使われているそうです。 横向温泉は1200年もの歴史がある温泉で、「上の湯」・「中の湯」・「下の湯」があり、それぞれに異なる源泉を持っています。 中の湯旅館は、いわば横向温泉発祥の地。 旅館業を営んでからは200年ほどの歴史があるようですが、その間だけで3度も火災に遭ってしまったため、古い書物は焼かれてしまい、残念なことに大昔のことは分らなくなってしまったそうです。 建物は築70年。浴室と浴槽も同様です。 昔を懐かしがる常連さんを想い、改築・補修をしながら建て直さずに頑張ってきたとのこと。 ドアを開くと外れ(宿の方が・・です)、壁はひび割れ、あちこちボロボロではありますが、この宿を愛する常連さんの気持ち、一晩ですが私も充分に分りました。「もう建て直さなきゃいけない。崩壊の危険が迫っているし、このままじゃ命が危ない」と笑いながら話すお宿の方。 その危険度・・・決してオーバーじゃないところが何とも凄い(;^_^A 横向温泉という奇妙な名前が記憶に引っかかっていました。情報は少ないですが、歴史は古そうです。宿といっても自炊専門で一泊3,450円。二泊以上すると一泊2,800になるようで、これは安い! しかし、泊まってみて納得です。今にも崩れ落ちそうな建物。実際、トイレの床が抜けました。オフ会にどうかとも考えていたけれど、やめておくことにします。 しかし、温泉は最高です。泊まりは躊躇するものの、入浴しに毎月でも来たいくらいです。 この冷泉はアブラ臭がします。冷泉でアブラ臭というのは他に記憶がありません。冷泉の温度は26〜28℃ほどではないかと思います。この水風呂に浸かってみたいところですが、それはできません。混浴の浴室には2つの浴槽があり、一つは40℃ほどのお湯が注がれ、ここから溢れたお湯が隣の浴槽に流れ、ここに冷泉が注がれているため、実際に入るお湯は2つの源泉がブレンドされたものになっています。温度は35〜36℃くらいでしょうか。 冷泉はすこぶるよいものですが、40℃のお湯のほうも負けてはいません。奥会津の玉梨温泉とよく似た味と香りがします。味は鉄分を含む甘味のあるものです。 成分分析の表示が読みづらく、記録する気になれなかったのですが、重炭酸土類泉か似たような泉質ではないかと思います。他の横向温泉とは異なるようで、ぬる湯が楽しめるのはここだけかもしれません。 泡つきやヌルヌルすべすべ感があるわけではありませんが、なんとも気持ちよいお湯です。これまで入ってきた温泉の中でトップクラスでしょう。 ___________________ 横向温泉を再訪しました。再訪などは日常茶飯事なので、いちいち新しい記事を書き直すことは普段はしないつもりなのですが、ここは特別です。愛着深まり、次はいつ行こうかと考えるのが楽しいのです。長湯の自己記録も更新し、私にとって特別な温泉の感が強まりました。 前回の訪問では、浴室の写真が撮れませんでしたし、陽が照っているときに入浴できなかったので、湯の色が分かりませんでした。だんだんはっきりしてきた温泉の素性ですが、どうやら1g/kgを少し越すくらいの無色透明のお湯のようです。いい温泉に多いことですが、成分の数値からは信じがたい存在感のあるお湯です。黒褐色の大きな湯の花が舞っています。 _____________________ 先月たいへん気に入ったお湯です。今回の再訪で、思いはいよいよ深まりました。これまで体験した温泉のベストと言えるかもしれません。今回は明るいときにも入ったので、色を確認できました。なんと無色透明です。濁り湯をイメージするような強い匂いがするので意外です。大きな湯の花がたくさん舞っています。 今回も宿泊ですが、温泉好きの異常さはここで爆発しました。トータル7時間も浸かっていましたが、連続入浴時間も3時間25分で新記録樹立です(浸かり続けた時間です)。時間感覚が麻痺する温泉です。「いい湯だなあ、もっと来たいなあ」などと考えているうちに、あっという間に2時間くらいは経ってしまいます。浦島太郎のようですが、出るときは多分若返るところが少し違います。 なお、混浴の側にしかない霊泉で長湯可能です。少し温すぎなくらいですが、ときどきもうひとつの浴槽に浸かることで体を冷やさずにすみます。 ところで、この辺りは紅葉が綺麗でした。女将さんの話では、先週がピークだったそうですが、まだまだ綺麗。うつらうつらしながら、部屋の窓越しに紅葉を見ていたら、帰りたくなくなりました。ここは別荘にするぞ。宿泊料は、こたつ、浴衣料金込みで4,150円でした。 ○横向温泉「森の旅亭マウント磐梯」 中の湯の系列なのですが、雰囲気はまるで違います。大きなホテルですが、けっこう古いようです。大浴場を見た瞬間、失敗したかと思いましたが、意外にも掛け流しのいい湯。中の湯と匂いがほとんど同じです。鉄系が効いた匂いです。もしかしたら同じ源泉かと思いましたが、分析表を見ると、こちらのほうが薄い。源泉の温度も高いようです。温泉の力は中の湯よりだいぶ劣ります。 玄関横に足湯と手湯もあるので、前を通ったら湯の匂いをお試しあれ。なお、道路の反対側200メートル進んだところに有名な幽霊屋敷があります。目に飛び込んでくるや異様な雰囲気を感じます。 昨年9月、10月に続き、3度目の来訪となる。 3回全て宿泊してじっくりと、このお湯とコミュニケーションしてきた。 いくら時間を費やしても語りあきることのない極上湯がここにある。 3度目なので、レポは以前のものを再掲する。温泉マニアには自信を持ってお勧めするが、宿については日本でも有数のぼろさと推察するので、覚悟願いたい。
2種類の源泉があるが、薬効があるとされる低温の湯のほうは、もうひとつの湯とのブレンドとなる。この低温の湯は、湯口では(源泉そのものとしては)アブラ臭がする。どちらもとてもよい湯だ。 雨にたたられながらも、東北へ4泊5日で湯巡り旅してきました。全部で9湯。ゆっくり入ることを心がけました。 2泊は八幡平で過ごし、未入湯で懸案だった有名な温泉を堪能しました。 後日、じっくりレポしていきます。
しかし、北東北の有名処をクリアしてゆくに連れて、言われているほどのお湯ではないなという感想も正直なところあります。伝統やロケーションのよさに惑わされず、よいお湯を求め続けていきたいと思います。 笹谷温泉「一乃湯」(泊)、鶯宿温泉「うぐいす旅館」、銭川温泉(泊)、玉川温泉、ふけの湯、後生掛温泉(泊)、松川温泉「松楓荘」、横向温泉「中の湯旅館」(泊)、土湯温泉「富士屋」 以上の9湯。お湯のよさは横向がダントツで、ロケーションでは「ふけの湯」の露天(建物と離れているほう)、お湯の鮮度では横向と「うぐいす旅館」といったところ。後生掛はお湯はともあれ宿泊満足度高いです(湯治棟ではなく旅館のほう)。なお、宿のぼろさにおいて、横向を超えるところはない。ということで、同行者と意見が一致しました(^^; 横向温泉<中の湯旅館> *新レポート
5度目か6度目の来訪になる。全て宿泊である。 分かってはいるけど、やはりここは凄い。 隔絶された空間だと思う。春とは思えぬヒョウや大雨に見舞われ、まるで夢の世界か、魔空間にでも迷い込んだような気分になった。 通された部屋は、いつもの奥の棟ではなく、玄関の真上にあった。こちらは初めてだ。なんだか雑然としていて、床が傾いているのが一目で分かる。ペットボトルを横向に置くと、転がっていく。そっちの方には座りたくないなあ。 おまけに窓はちゃんと閉まらず、隙間風が入ってくる。 そして、これが一番凄いことなのだが、この宿の温泉は最高である。どのくらい最高かといえば、200〜400湯のうちの一番だと言える。 そう、私にとって、ここはなくてはならない温泉であり、この湯にゆっくり浸かるために、毎回恐る恐る宿泊しているのだ。 今回の訪問は、1年半のブランクがあいたが、この間に大きな変化があった。 混浴浴室と女性専用浴室の間にちゃんとした壁が出来ており、女性だけが行き来できる(はずの)扉が作られている。 そしてもっと驚いたことに、何と露天風呂が出来ていたのだ。 露天に出るのに、女湯が丸見えなのと、老人には至難の技といえそうな出にくい通路になっているため、改善が必要である。 露天の湯は、2つの源泉のうち、水のような温度の霊泉で匂う、あの油臭がするのだが、温度は40℃以上ありそうで、いったいどうなっているのか分からない。 今回は、あの歯切れのよい女将さんと話す機会もなく、源泉について確認できなかったのが残念である。 中の湯旅館は素泊まり専門の宿で、自炊設備もあるのだが、私はいつも弁当や外食を利用している。 近くはないが、福島市西部にある「八夢」はよく利用させて頂いている。 料理は決して一流とは言えないのだが、何度来てもまた来たくなる不思議な魅力がある店だ。 _________ 弘法不動の湯 (旧マルナカ温泉) http://www.koubou-fudounoyu.com/ https://onsen.nifty.com/fukushima-onsen/onsen008808/ https://blog.goo.ne.jp/onsen_shouyou/e/32a991d6471b3b14555d510df1f4f544 福島県 岩瀬郡 鏡石町 岡の内418 _________ 福島 微温湯温泉 (眼に効く温泉) http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/240.html
|