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稲田氏の靖国参拝、オバマ氏の横面を張る
発信時間: 2016-12-30 09:53:39 | チャイナネット
日本の稲田朋美防衛相は安倍首相に同行し真珠湾を訪問したが、帰国後の29日午前に靖国神社を参拝した。西側諸国の観測筋も、これには驚きを隠せなかった。
ハワイの真珠湾は1941年に太平洋戦争が勃発した場所で、安倍氏と稲田氏ら一行は米国に取り入る姿勢を示すため、戦没者の慰霊に訪れた。しかし稲田氏は急に態度を変え、第二次大戦のA級戦犯が祀られている靖国神社に訪問し、まったく異なる「敬意」を示した。
A級戦犯は真珠湾で命を落とした米兵の敵だ。稲田氏はオバマ大統領の横面を張ったようなものだ。しかも安倍氏本人が参拝できないため、稲田氏が代行したような形だ。手のひらを返し、昨日英霊に祈りを捧げたと思えば今日になり悪霊を呼び覚まそうとする。日本当局の解離性は、世界を不快にしている。どんなに苦労しても、人々はこのような行動を理解でいず、またこのような行動は「筋が通る」と思わないだろう。
稲田氏の過去の靖国参拝が、ある程度は「個人的行為」と解釈できたとするならば、今回は紛れもなく内閣の代表者だった。安倍氏ら一行の真珠湾訪問で日本の右翼の不興を買ったため、稲田氏が自らバランスを整えたのだ。こうすれば真珠湾が靖国神社に、靖国神社が真珠湾になり、性質がまったく異なる二つの場所が同じ天秤の両端に置かれた。
日本の政治家による靖国参拝に対して、米国人も不快感を抱いている。しかし米軍が現在も日本に駐留し、自信満々であることから、それほど強く刺激されない。しかし稲田氏が今回、真珠湾と靖国神社の間を行き来したことを最も侮辱的と感じているのは、中国や韓国ではなくオバマ政権と米国人だろう。
当然ながら、米国人は怒りを抑えて黙り続け、そこに特別な悪意が含まれることを指摘せず、自分のメンツを守ることができる。しかし人々は馬鹿ではない。ハワイで米国政府に厚遇されたばかりの稲田氏は、真珠湾訪問時の表情を、真珠湾爆撃を画策した戦犯に捧げた。人々はこれが日本人の企てた、あちらをなだめてはこちらをなだめる茶番劇であることを目にしている。
稲田氏にとってのオバマ政権の価値は、日本の右翼の価値ほど高くない。米国は利用し対処しなければならない集団に過ぎない。彼らは安倍政権のそろばんの珠でもある。
日本が第二次大戦の歴史で人々に不快感を抱かせている根本的な原因は、日本人が自ら歴史をこねくり回そうとしていることだ。今日謝ったかと思えば、明日は謝罪とも謝罪の撤回とも取れる奇妙な姿勢を示す。しかしいくらこねくり回したところで、いわゆる反省とは偽物である。これは世界の日本に対する全体的な印象だ。日本の政治家も楽ではない。歴史問題をめぐりあれほど多くの手段を弄し、落ち着きなく飛び回っているのだから。彼らは歴史問題で立ち回る多くの精力を持つ。毎年靖国神社を参拝する政治家の数とその盛況ぶりは、世界各国の堂々たる祈念活動を相殺できるほどだろう。
日本人と靖国神社について論じようとすれば、世界は疲れ果てることになる。中国人は、日本社会が演出する靖国神社の極端かつ奇々怪々なゲームを蔑視することが、最良の態度だろう。彼らを相手に腹を立てることなどできようか。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月30日
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