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2016-09-28 12:52
今日28日午後から東京都議会も始まるのだが。今朝のテレ朝のワイドショーで初めて知って、驚いたことに、都議会定例会の初日は開始時刻の20分前から、東京都交響楽団によるセレモニー演奏が行なわれるのが鈴木都政の時代から何十年も続いている慣わしなのだとか。(・o・)<これ、いらなくない?(++)>
今日は、小池知事の所信表明が行なわれることになるのだが。小池氏が何を語るのか、また都議会(特に自民党都議団)がどのように受け止めて対応して行くのか、大きな関心が集まっている。こちらも追々、このブログで取り上げて行きたい。(・・)
何分にも、自民党は+公明党は、都議会で127議席中82議席を占めているだけに、その気になれば、最初から小池知事側の副知事案の承認とか、豊洲移転チェックのための部署などの変更案などを全部認めないなんていう嫌がらせ抵抗も可能なのだが。
小池知事は、都議選で圧勝し、都民からの支持が高いだけに、露骨な嫌がらせはしにくいところ。(~_~;)
自民党本部は、党に許可を得ず出馬した小池氏や同氏を支援した若狭勝氏の除名や厳しい処分は見送ることに決め、若狭氏に口頭で厳重注意を行なうにとどめることに。
さらには、何と若狭氏を小池氏が抜けたあとの東京10区補選の公認候補に決めて、彼らを自民党から離れないように、がっちり確保する作戦に出ている。(@@)
<東京10区補選は、形式的には候補者の公募(論文、面接)などを行い、45人が応募したそうななのだが。若狭氏を公認候補に選ぶための、出来レースだったと言われている。^^;>
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また、小池知事が政治塾を作ることを発表したことも、自民党へのいいけん制(圧力がけ、脅しの武器?)になっている。もし小池知事が、都議会で自公の強力を得られなかった場合には、この小池塾が小池新党に変身する可能性があるからだ。(@@)
来年には東京都議選が行なわれるのだが。自民党の候補者は、できるだけ小池知事の支援を受けたいところ。
しかし、小池氏が新党を作った場合、(橋下大阪知事が自公の抵抗に負けないために、大阪維新の会を作った時と同様)、自民党から(野党からも?)小池新党に議員や候補者が流れる可能性が十分にあるわけで。自民党としては、何とかそれだけは阻止したいという考えが強いのである。(~_~;)
こうして、どんどん小池都知事に対して妥協を重ねて、擦り寄っている自民党なのだが。
ところが、都連の方が小池知事を支援した区議7人に離党勧告処分を出したことから、小池知事&周辺が怒りや警戒心を強めることに。もしかしたら、早めに小池新党が作られたり、自民党の都連や都議団の一部と対立したりする可能性が出て来た。(~_~;)
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『東京都の小池百合子知事が主宰する「政治塾」の運営を担う事務局となる政治団体「都民ファーストの会」が設立された。来年夏の都議選を見据えて、小池氏が「都政刷新」のために立ち上げる「小池新党」の母体となる可能性もありそうだ。
同団体は、知事選で小池氏を支援した都議会会派「かがやけTokyo」(旧みんなの党)の都議3人が中心となって設立した。16日に政治団体の届け出を都選挙管理委員会に提出した。
代表には、自民党の本橋弘隆豊島区議が就任した。本橋氏ら7人の豊島、練馬両区議は小池氏を支援したため、自民党都連から離党勧告を突きつけられている。本橋氏らの動きも注目される。
会計責任者は、かがやけの音喜多(おときた)駿都議が務める。
都民ファーストの会は近く、政治塾参加の呼びかけや講師の選定などを行い、10月初旬にも「開校式」を行うという。自民党の若狭勝衆院議員を常任講師に迎える案なども出ているほか、小池氏が直接講義を行い、選挙戦術を指南することも視野に入れている。
「都民ファースト」は、小池氏が都政運営で最も重視するスローガンだ。政治塾の塾生が都議選の「刺客」候補となり、「都議会のドン」こと内田茂都議率いる都議会自民党現職の地盤に放たれるプランも練られているという。(産経新聞16年9月21日)』
<最近、やたらにTVに出まくっているおときた都議が絡んでいるというのも、何だかね〜。この人は、例の都立高跡地に韓国人学校を作ることに反対して、ネットで舛添叩きの先鋒役を務めた、ウヨ保守っ子なのよね。(-"-)>
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自民党都連は、同党が推薦した増田寛也氏が知事選で惨敗したため、幹部5人が一応責任をとって辞任したのだが。
新会長には、結局、元副会長で、安倍盟友&党でも幹事長代行の要職につけてもらった下村博文氏が選ばれることに。下村氏は元文科大臣で、森御大の下、東京五輪構想にも絡んでいるので、安倍官邸と五輪組織委、都連と都議会のパイプ役にを務めることも、望まれているのだと察する。(・・)
実は、下村氏は都知事選が終わった直後まで、小池氏への厳しい処分を示唆していたのだが。
『今回の選挙で、小池百合子氏が当選し、自民党などが推薦した増田寛也元総務相が敗れたことについて、同党の下村博文総裁特別補佐は1日午前の民放番組で「予想以上の大敗だ。謙虚に受け止める必要がある」と述べ、小池氏出馬の経緯に関して「反党行為だったことは事実だ」として、党紀委員会で処分を検討すべきだとの考えを示した。(時事通信16年8月1日)』
その後、都連の新会長に決まり、安倍首相と会談をしてから、態度が一変。全面協力するという姿勢を打ち出した。(・o・)
『自民党東京都連の次期会長に決定した下村博文幹事長代行は7日、来月の衆院東京10区補選勝利に全力を挙げる考えを示した上で、先の都知事選で争った小池百合子都知事との関係について「いらぬ対立をすべきではない。都政の発展のために協力できるところは全面的に協力していきたい」と語った。党本部で記者団の質問に答えた。
これに先立ち、都連は役員選考委員会を開催。辞任した内田茂氏の後任幹事長に高島直樹都議、会長代行に菅原一秀衆院議員、総務会長に萩生田光一官房副長官、政調会長に井上信治副幹事長を選出した。(時事通信16年9月7日)』
<ここにも安倍側近の萩生田くんがしっかりはいり込んでいて。尚、ドン内田茂氏の後任幹事長の高島氏は、ドンべったりの側近ゆえ、傀儡操り幹事長になる可能性が極めて高いらしい。^^;>
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でもって、先述したように、自民党の本部は東京10区の公認候補を、出来レースで若狭勝氏に決め、若狭氏も当初は、こんな発言をしていたのだけど・・・。
『自民党は20日、小池百合子氏の東京都知事選出馬に伴う衆院東京10区補選(10月23日投開票予定)で、若狭勝衆院議員(59)=比例東京ブロック=を公認する方針を固めた。21日に発表する。10区補選の候補者公募には若狭氏を含む45人が応募し、党本部と都連が審査していた。
若狭氏は都知事選で党方針に反して小池氏を支援したため、当初都連は公認に難色を示した。ただ、党執行部は小池氏との関係改善を模索。二階俊博幹事長が6日に若狭氏を口頭で厳重注意したことで、公募参加が可能となっていた。【加藤明子】(毎日新聞16年8月21日)』
『来月の衆院東京10区補選に自民党公認で立候補予定の若狭議員が会見し、小池新党が仮に出来ても参加しない意向を示すとともに、国と東京都の橋渡しをしたいと強調しました。
「小池知事が小池新党、いわゆる地域政党をつくるかどうかというのは、私も必ずしもはっきり承知しているわけではないが、(私は)自民党の公認候補予定者ということですから、そうした立場を今後続けていくと」(自民党 若狭勝衆院議員)
補選には、民進党の鈴木庸介氏と共産党の岸良信氏も立候補する見通しです。(TBS16年9月23日)』
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これで当分は、小池陣営と自民党都連も持ちつも持たれつの様子見モードで行くのかと思っていたのだが。
ところが、自民党都連がこれと同時期に、小池氏を都知事選で支援した東京10区に相当する豊島、練馬区の区議7人に、突然、離党勧告処分を発表したことから、両者の関係が悪化することになったのだ。(>_<)
『小池氏支援の自民党区議に「離党勧告」処分
自民党東京都連は、東京都知事選挙で小池都知事を支援した自民党区議7人に対して「離党勧告」の処分を決めた。
16日に開かれた東京都連の会合で決まったもので、党の方針に反して立候補した小池氏の支援に回った豊島区と練馬区選出の自民党区議7人に対し、自民党から離党するよう勧告することになった。
一方で、自民党執行部は党の方針に対して立候補した小池知事への処分は行っておらず、また支援に回った若狭勝衆議院議員に対しても口頭での厳重注意にとどめている。
このため16日の会合では、「処分に差がありすぎる」などと反対意見も出たが、最終的に処分は了承されたという。(NNN16年9月16日)』
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これには、さすがのマダム百合子が激怒したようで。彼女は自分を支援してくれた「7人のサムライ」を守ると宣言。自民党に翻意を促した。(・o・)
『都知事選での小池氏圧勝を支えた「チーム百合子」の主要メンバーが23日夜、小池氏の支援団体が東京・池袋で開いた会合で、久々に顔をそろえた。衆院東京10区補選の党公認が決まったばかりの若狭氏に加え、都知事選で小池氏を応援、都連から離党勧告処分が下った豊島、練馬両区の区議7人も姿を見せた。
会合で講演した小池氏は都知事選を振り返る中で、7人の「サムライ」と呼び、「7人のサムライたちが汗をかいてくれた。今は冷や汗、脂汗をかいている」と、離党勧告の現状を紹介。その上で「7人のサムライ、ありがとう。みんなの命はしっかり守る。心配しないで」と呼び掛けた。
若狭氏は、二階俊博幹事長から口頭で厳重注意されただけだが、都連は7人の区議に、党則で定められた8つの処分のうち、2番目に重い離党勧告を通告。党本部と都連で、「処分格差」が生じる事態になった。
小池氏はこの「処分格差」が、補選にもたらす影響を指摘。「区議7人と(党と)の間に、まだ溝ができているのは事実だが、離党勧告というナイフをグッと突き付けたまま選挙(衆院補選)というのは、戦う環境としてあまりよろしくない」と述べた。安倍晋三首相が「必勝」を命じた、東京10区補選。実動部隊の区議を処分したまま活動させることに疑問を呈し、暗に都連に「翻意」を迫った。
会の最後には、主催者に促される形で若狭氏、7人の区議と壇上でそろい踏み。小池氏にとって、後継指名した若狭氏を7人のサムライとともに支えるという無言のアピールになった。
区議7人はすでに、補選での若狭氏への支援に関する協議に入った。一方で、離党勧告の文書も手元に届いた。党内では、若狭氏が補選に勝てば「7人も勝利に貢献した」との理由で、処分は緩和されるとの見方が強い。「厳しい処分は、都連がメンツを守りたいだけ」(党関係者)。小池氏も、見透かしているのかもしれない。【中山知子】(日刊スポーツ16年9月23日)』
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さらに東京10区補選から自民党公認で出馬することが決まっていた&小池新党には参加しないと若狭勝氏も、密約があったことを公表し、自民党離党をにおわしたという。(++)
『衆院東京10区補選(10月11日告示、23日投開票)に自民党公認で立候補する若狭勝衆院議員(59)=比例東京=は27日、7月の都知事選で党推薦候補と対立した小池百合子氏を支援した豊島区議ら7人について、「(7人が党を)除名になれば、(私も)離党も考える」と述べた。
都知事選では若狭氏も小池氏を支援。選挙後、党本部が若狭氏を厳重注意で済ませたのに対し、党東京都連は7人を離党勧告処分とし、応じなければ除名する方針を決めている。若狭氏は、10区補選の候補者公募の際、7人の処分見送りを条件に応募したと明かし、「私が公認されたのは、7人が処分されないことが前提と思っている」と話した。(朝日新聞16年9月27日)』
『若狭氏はこの直前、安倍晋三首相(党総裁)から公認証を受け取り、「がんばって」と激励されていた。若狭氏は記者団に「区議が除名された場合、自民党議員を続けることはできない」と主張。「離党するのか」との質問に「そうだ」と明言した。
小池氏を支援した若狭氏には、二階俊博幹事長が口頭で厳重注意とした上で公認候補に決定。一方、党都連は豊島、練馬両区議計7人に離党勧告を行い、除名も検討している。若狭氏は「著しくバランスを欠く」と批判し、都連に処分の撤回も求めた。(産経新聞16年9月28日)』
・・・というわけで、都議会の状況と並行して、若狭氏を含む小池陣営の動きにも注目をして行きたいと考えているmewなのだった。(@@) <もしかしたら安倍政権の足元を揺るがすことにもつながるしね。(・・)>
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