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野党の最善の戦略は自民党憲法改正草案をたたくことだ
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27Sep2016 天木直人のブログ
いよいよ、憲法改正の是非をめぐる国会攻防が始まった。
蓮舫・野田民進党は自民党の憲法改正草案の撤回を求め、二階自民党幹事長は撤回しないと言い張った。
どちらも、芝居をしているのならわかる。
しかし、本気でそう言っているのなら、どちらも大きな戦略ミスを犯している。
そもそも、自民党憲法改正草案のでたらめぶりについては、知る人ぞ知っている。
たとえば情報月刊誌「選択」がその8月号で、この自民党憲法改正草案を次のように徹底的に酷評している。
それは、自民党が野党時代につくった負の遺産であり、執筆者の右翼丸出しの磯崎陽輔憲法改正推進副本部長の執念と、草案発表当時の自民党総裁であった谷垣貞一の無関心の産物であったと。
憲法改正を自己目的化するあまり細部に目が行き届かず磯崎に丸投げした安倍晋三は、ほとんど何も知らないに違いないと。
自民党憲法改正草案の馬鹿さ加減の一つ一つを、ここで逐条的に指摘するまでもないだろう。
個人主義を否定し、全体主義の臭いすらする自民党憲法改正草案は、国際的に見ても笑いものになる代物だ。
だからこそ、物事のわかっている下村博文あたりが、持ち出してくれるなと森英介憲法審査委員長に注文をつけたのだ。
さすがの公明党もこの自民党憲法改正草案だけは飲めない。
だから野党は、自民党憲法改正草案の撤回を求めるのではなく、その逆に、それを白日の下にさらして、笑いものにすべきなのだ。
その逆に、安倍首相が馬鹿でなければ、蓮舫・野田の要求を渡りに船とばかり、機会をみはからって、撤回に応じるというだろう。
私だったらそうする。
そのかわり民進党の案を出してくれというだろう。
そうすれば攻守交替で、今度は民進党が追い込まれる事になる。
対案を出すことが出来ず、出したが最後、民進党の案の都合のいいところだけをつまみ食いされて、民進党は改憲の片棒を担がされることになる。
二階幹事長が、「撤回しない」と突っぱねたのは、その後に想定される安倍首相の、「撤回に応じる」という譲歩の「大英断」を、高く売りつける芝居であると考えれば合点がいく。
そんな自民党の手に乗らないように、蓮舫・野田の民進党は、自民党憲法改正草案という時代錯誤の「古証文」を、白日の下に引っ張りだすのだ。
はたして蓮舫・野田の民進党はその事に気づくだろうか(了)
自民党憲法草案の条文解説
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