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政界地獄耳 「反省」と「未来志向」
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1696114.html
2016年8月17日7時59分 日刊スポーツ
★戦後とは、いつからいつまでをいうのか。先の大戦後、焦土と化した国土を復興させ、国力を取り戻し、1956年に経済企画庁は経済白書「日本経済の成長と近代化」の結びで「もはや戦後ではない」と記述。貧困の時代を抜け出したことに「戦後」は使われた。首相・中曽根康弘は行革を推進、そのスローガンに「戦後政治の総決算」とあてた。首相・安倍晋三は第1次内閣で「戦後レジームからの脱却」をうたった。
★地政学や世界史では、戦後とは次の戦争までの期間を指すという。その期間は、戦争がないから「平和」と考えるべきなのだろう。戦後とは次の戦争までの執行猶予期間とみるべきものなのか。歴代首相は全国戦没者追悼式での式辞で諸外国への加害について言及してきた。93年、首相・細川護熙は「哀悼の意」を表明。翌年、首相・村山富市は「深い反省」を加えた。その後の歴代首相は踏襲。諸外国に「多大の損害と苦痛を与えた」とし、「深い反省」を必ず書き込んできた。首相は昨年、戦後70年談話において次世代には「謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と触れた。
★15日、首相は71年目の全国戦没者追悼式で、先の大戦での諸外国に対する「加害と反省」に4年連続で触れず「不戦の誓い」も消えた。未来志向という名の下に、戦没者追悼式の役割の変更だ。広島、長崎と戦没者追悼式以外の1年間、日本社会はそのほとんどを諸外国との未来志向の関係構築のための努力に費やしている。官邸は参列者が遺族中心のため「アジアへの謝罪はなじまない」と考えているようだがそれは逆だ。せめてその3日間だけは戦争の惨禍が再び繰り返されないことを次世代への強い教訓とし、深い反省をする日にすべきではないのか。戦後の平和を維持させるために。(K)※敬称略
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