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在沖米軍の犯罪を防ぐ唯一の手段は「全面撤退」だ 日本外交と政治の正体
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2016年6月10日 孫崎享 外交評論家 日刊ゲンダイ 文字お越し
(C)日刊ゲンダイ
沖縄県うるま市の女性会社員(20)が遺体で見つかった事件で、元米海兵隊員で軍属のシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32)は県警の取り調べに対し「強姦し、発覚を恐れて殺害した」と供述。県警は9日、殺人と強姦致死容疑で再逮捕した。
この事件に対する県民の怒りと悲しみは大きい。5月26日の沖縄県議会は、自民党議員が退席する中で@沖縄の全ての米海兵隊の撤退A普天間米軍基地の辺野古移転の断念B日米地位協定の見直しを求める決議をした。
在日米軍基地を認める日米地位協定(当初は行政協定)は、米軍が@望むだけの軍隊をA望む場所にB望む期間持ちC公務中の犯罪は日本の裁判所で基本的に裁かれない――とする占領時代的協定である。ドイツは冷戦後、日米地位協定に相当する「NATO軍地位補足協定」について、ドイツの主権を認める形で改定している。ところが、日本政府は地位協定の見直しに消極的である。今回の事件を受けても、安倍首相とオバマ大統領は「再発防止に向け、最善を尽くす」と発表しただけだ。
在沖縄米軍は5月27日、服喪と綱紀粛正の一環として、沖縄に滞在する全ての米軍人に対し、午前0時以降の外出禁止や基地以外での飲酒禁止を命じたが、わずか1週間で嘉手納基地所属の米海軍2等兵曹、アイメ・メヒア容疑者(21)が道路交通法違反(酒酔い運転)の疑いで現行犯逮捕された。県警の発表によると、基準値の6倍のアルコールが検出されたメヒア容疑者は、国道を逆走し、軽乗用車2台とそれぞれ正面衝突。最初にぶつかった車の助手席にいた女性(35)には胸の骨が折れる重傷を負わせ、別の車の男性(30)も左腕に軽いけがをしたという。
これは沖縄県議会の厳しい決議や日米首脳による協議、在沖米軍の綱紀粛正の命令などが、何ら在沖米軍の犯罪の「再発防止」に結びつかないことを示している。
在沖海兵隊の役割は緊急展開であり、沖縄や日本のために駐留しているのではない。ハワイでもグアムでも豪州でも、どこでも構わないのである。日本政府、国民は今こそ、沖縄県民の怒りと悲しみに真剣に耳を傾け、強く海兵隊の撤退を迫るべきである。
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