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防衛省はヘリ整備費 “災害便乗”で予算ブン捕る役人の厚顔
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/181566
2016年5月19日 日刊ゲンダイ
オスプレイで救援物資を運ぶ自衛隊と米軍(C)AP
熊本地震からの復旧・復興に向けた補正予算7780億円が17日、国会でスピード成立した。被災地には朗報だが、納税者としては、政府が今後も出してくる“震災対策”予算を簡単に認めるのはヤバイ。便乗して予算を分捕ろうと霞が関の各省庁が舌なめずりしているからだ。
16日の読売新聞に〈大型ヘリ8割飛べず〉という記事が掲載された。熊本地震の際、自衛隊の大型輸送ヘリコプター「CH47」70機のうち8割が一斉点検中で使えなかったため、オスプレイが投入されたというものだ。自衛隊の“大失態”を報じる内容で、官邸はきのう早速、報道を否定していたが、記事を読み進めていくと、ラストにはこう書かれている。
〈自衛隊のヘリは、維持整備の予算が不足し、稼働率が低下傾向にある。防衛省関係者は、「今後も災害発生時に同じ事態を招く恐れがあり、整備態勢の拡充など対策を考える必要がある」としている〉
何のことはない、「災害対策」を名目にして防衛省が予算増額を求めているのだ。
防衛予算は今年度初めて5兆円を超えるまでに膨らんだ。バカ高いオスプレイを買っておいて、ヘリの整備費が足りないとは、いい加減にしろ、と言いたくなる。
もっともこうした便乗は防衛省に限らない。東日本大震災後の「復興予算」では、「国立競技場の改修費」「沖縄県の教育振興費」「過激派対策車両」など被災地と無関係な費用がこれでもかと計上されていたことが大問題になった。これから霞が関は概算要求をまとめる季節。「あれも、これも」と災害対策にかこつけて予算要求しかねない。
「役人は予算を取るためなら、時のブームに合わせ何でも理屈をつけますよ。防衛省のヘリ整備費が不足という件は、いかに他で無駄遣いしているかを自ら証明しているようなものなのに、さらに予算が欲しいとは呆れた話です」(元外交官の天木直人氏)
役人に好き勝手やらせてはならない。
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