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2016年 05月 09日
【テニスのマドリッドOPの準決勝、錦織圭は3−6,(4)6−7でジョコビッチに負けてしまったのだが。ここ1年では、一番いい試合をしたように思う。第2セットで追い込まれても、メンタルで簡単に崩れなかったし。世界有数のTOPプレーヤーしかできないようなスーパーショットが何本も出ていたし。<何度かぞくぞくって来ちゃった。(@@)>
もうホント、ただ1ゲーム、たった1、2本のことなんですよね。ここぞという肝心なとこで、ポイントがとれるか、自ら落としてしまうのか・・・。まあ、それが一番難しいことなのかも知れないけれど。この壁さえ乗り越えられれば・・・。ローマOP、全仏に向けてp(*^-^*)q がんばっ♪です。】
安倍首相が5月1〜6日、欧州+ロシアへの外遊に出かけた。^^;
欧州外遊は1日にイタリア、2日にフランス、3日にベルギー、4日にドイツ、5日にイギリスと(激安周遊ツアー並みの?)強行軍。
今月26、27日の伊勢志摩サミットを控えて、安倍首相としては、議長国首脳としてG7国首脳にご挨拶をしておくと共に、会合でうまくリーダーシップをとれるように各国首脳と意見交換(すり合わせ、根回し)しておきたいところ。
米、カナダ大統領には、先月、米国で行なわれた核安保サミットの際に会談を行なっていることから、残る4カ国とEUの首脳に会いに行ったのである。(・・)
各国首脳は、挨拶に来るというものをムゲに断ることもできないし。とりあえず会ってはくれたものの、各国ともほとんど形ばかりの会談や会見を行なったに過ぎず。
経済・軍事面で、世界のTOP国に肩を並べることが目標の安倍首相は、G7でも議長国としてリーダーシップをとりたくてたまらず。
ただ、テロとかについても語ってたけど、相手にされていないし。ここは世界が困っている経済面で日本が(ってか日本の首脳であるわたしが?)けん引役を果たそうと意欲を燃やしていて。G7による財政出動を提案していたのだけど。
経済的に困窮しているイタリアを除いては、相手にされず。特にドイツ、イギリスでは、財政出動に反対、慎重な意見を返され、ハンパでしまりのない形で欧州外遊を終えることになってしまった。(~_~;)
* * * * *
しかも、安倍くんったら、欧米ではとっくに「もうアベノミクスが終わった」(成功しないまま、終わったのよ)って言われているのに・・・。
日本は、為替も株価もコントロールする力を失ったと見られていて。今まさに円高が急激に進んで、株価も激落ちしている最中なのに・・・。
最後の会見で、世界経済の修復に関して「なすべきことは、明確です。 アベノミクスの『三本の矢』を、もう一度、世界レベルで展開させることであります」ななんて言っちゃうんだもの。(・o・)
みっともないというか、恥ずかしいというか。下手すると滑稽な感じにさえ見えて、mewは思わず顔を伏せたくなっちゃったですよ。_(_^_)_
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安倍首相は前回、日本で開催された08年洞爺湖サミットに関して、おそらくは自分で議長を務めるつもりで、会場などを決めたにもかかわらず、間もなく首相を辞めたため、出席できず。
日本で開催するサミットに議長としての出席することに、ただならぬ思い、こだわりがあるし。(関連記事・『安倍、ノーベル平和賞を狙う?&サミットへの思い+GWに閣僚も次々と外遊』http://mewrun7.exblog.jp/24344477/)
また、安倍首相としては、ここで何とか国際社会に自分のリーダーシップをアピールしたいと。
さらに、日本国内向けにも、伊勢志摩サミットでの自分の活躍を見せ付けて、参院選での支持率アップにつなげたいという思惑が強いのではないかと思うのだけど・・・。
世界的に経済が低迷気味の中、日本もアベノミクスが破綻して、早くもダウン気味になっているのが明らかなわけで。<しかも、ちゃんと景気向上ができておらず、ほとんどの地域や国民に効果が出ていないのに、もうダウンしちゃうとは。(>_<)>
このままでは、安倍首相&仲間たちが期待しているほどには、伊勢志摩サミットで世界各国にも日本の国民にも、ろくに評価されないで終わってしまうおそれが大きくなって来たように思える。(~_~;)
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安倍首相の会見の要旨を少しアップしておこう。
『昨今の原油価格の下落は新興国経済に大きな打撃を与えている。過剰設備や不良債権の問題が指摘される中国の景気減速懸念も背景に、年明け以降、世界的に市場が大きく変動し、世界経済の不透明さが増している。世界経済の下方リスクと脆弱性が高まっている。こうしたリスクに主要7カ国(G7)がいかに協調して立ち向かえるかが主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の最大のテーマだ。G7がリードして世界経済の持続的かつ力強い成長への道筋を示し、政策協調への力強いメッセージを打ち出さなければならない。
なすべきことは明確だ。アベノミクスの3本の矢をもう一度世界レベルで展開させることだ。自由な競争から新しい技術革新や付加価値が生まれる。構造改革を進め自由で公正な市場をつくらなければならない。
多くの専門家は今年、さらなる景気悪化と世界的な需要の低迷を見込んでいる。安定した成長軌道を目指し、この低迷した状況から一気呵成(かせい)に抜け出す脱出速度を上げていくためには、金融政策だけでなく財政政策でも機動的な対応が強く求められている。
世界経済が抱えているリスクが顕在化し危機に陥る前に、私たちは行動を起こさなければならない。G7にいま求められているのは行動だ。』(日本経済新聞16年5月5日)』
【安倍くんは、何か相変わらずXXはこう言ったパターンを情感をこめて語るのが好きで・・・。
『なすべきことは、明確です。 アベノミクスの「三本の矢」を、もう一度、世界レベルで展開させることであります。(中略)
イギリスを代表する保守政治家、チャーチル首相の言葉がよみがえります。「『行動』を起こすことを、私は、まったく恐れない。恐れるのは、ただ無為に時を過ごすことだけだ。
(I don’t worry about action, but only inaction.)」
世界経済が抱えているリスクが顕在化し危機に陥る、その前に、私たちは「行動」を起こさなければならなりません。私たちG7に、今、求められていることは「行動」であります。』とか高らかに語っちゃってたんだよね。(~_~;)】
* * * * *
ただ、安倍首相はその後、『各国での首脳会談で、通常の景気循環を超えて危機に陥るリスクを回避し、世界経済を再活性化させるため、G7には構造改革の加速に合わせて機動的な財政出動が求められていること、そのためにサミットで一段と強い、明確なメッセージを発したいと考えていることを伝え、手応えをしっかりと感じ取れた』とか言ってたのだけど。
<そのあとで、他国の主張に配慮して『金融政策、機動的な財政政策、構造改革について、それぞれの国の事情を反映しつつ、バランスよく協力を進めていくことが重要だという点で各国首脳と一致できた』と付け加えていた』です。>
財政出動については、安倍首相もさすがに「一致できた」とは言えないので、苦しまぎれで「感じ取れた」という表現を使うしかなかったような感じが・・・。^^;
でも、実際には、果たして、サミット本番でどこまで話がまとめられるのか、どこまでのことを共同声明に盛り込めるのか、かなり不安な、危うい状態に陥っているというのが実なのである。(>_<)
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時事通信は、今回の欧州歴訪に関して、このような記事を載せていたのだけど。非常に客観的に日本&安倍政権の現状をあらわしているように思う。(・・)
『【ロンドン時事】安倍晋三首相は6日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の地ならしを目的とした欧州5カ国歴訪の日程を終え、英国の地を離れた。世界経済を下支えするための財政出動をめぐり、イタリアとフランスの支持は取り付けたものの、財政規律を重視するドイツ、英国との溝は完全には埋まらなかった。伊勢志摩サミットが目前に迫る中、先進7カ国(G7)として明確なメッセージを打ち出すことができるか、議長を務める首相の真価が問われる。
◇結束に腐心
「行動を起こすことを私は全く恐れない。恐れるのはただ無為に時を過ごすことだけだ」。首相は5日、欧州歴訪最後の訪問国である英国での内外記者会見で、同国を代表する宰相チャーチルの名言を紹介し、財政出動を含むG7の政策協調に決意を示した。
今回の欧州歴訪の焦点は、メルケル独首相との会談だった。2015年予算で新規国債発行ゼロを実現したドイツは財政出動には慎重だが、欧州をけん引する経済大国でもあり、ドイツの理解をどう得るかがサミットを成功させる鍵となるからだ。
安倍首相は4日の日独首脳会談でアベノミクスの取り組みなどを紹介しつつ、財政出動への協調を求めた。しかし、メルケル首相は財政出動について、「私は決してフロントランナーではない」とした上で「構造改革、金融政策、財政出動を三つ一緒にやっていかないといけない」と、慎重な立場を崩さなかった。
首相に同行する世耕弘成官房副長官はベルリンで記者団に「財政出動、構造改革のバランスを取ることが重要だということで完全に一致した」と成果を強調したが、政府関係者は「ドイツが一筋縄でいかないことはもともと分かっていた」と漏らす。
財政出動をめぐっては、緊縮財政を進める英国ともスタンスの違いを露見。5日の日英首脳会談でキャメロン首相から「それぞれの国の事情を反映しよう」とくぎを刺された。
日本政府は今後、「シェルパ」と呼ばれる各国首脳の補佐役間の協議に全力を挙げる。サミットで独英の主張も包含しつつ、G7の結束を示す強いメッセージを発信したい考えだが、構造改革や金融政策とのバランスも考慮した内容になりそうだ。
◇為替で日米温度差
今回の歴訪を通じて、為替の安定が伊勢志摩サミットの議題に浮上してきた。安倍首相は5日の内外記者会見で「伊勢志摩サミットで必要に応じて議論されることになる」と指摘し、為替介入の可能性も示唆した。しかし、財政出動で日本と連携する米国は為替政策をめぐり、「監視リスト」に中国、ドイツなどとともに日本を列挙して介入をけん制している。
首相はサミットの成果などを掲げて夏の参院選になだれ込む作戦だった。ただ、株価下落などアベノミクスに陰りが見え、サミットでのG7の政策協調も容易ではない。「G7の力を借りて参院選の追い風にしようというもくろみは破綻しつつある」。野党からはこうした冷ややかな見方も出ている。(時事通信16年5月6日)』
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しかも、安倍首相はこの後、訪問したロシアでも、全くと言っていいほど成果を出せず。<ロシアの話はまた後日に。>
このまま円高や株価が持ち直さなければ、今までヨイショしてくれた経済界も冷たくなるのは目に見えているし。いよいよ安倍政権も下り坂にはいって来たかな〜という感じがあるのだけど。
あまりに恥ずかしいので、どうか間違っても、世界の経済をアベノミクスで牽引するとかクチにしないで欲しいと願っているmewなのだった。
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