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しばらく見ないうちに顔がすっきりした石原伸晃経済再生相 (c)朝日新聞社
“グラグラ”安倍政権 後任「石原」に1億総脱力〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160203-00000003-sasahi-pol
週刊朝日 2016年2月12日号より抜粋
甘利明・前経済再生相の辞任劇により、アベノミクスの司令塔を失った安倍政権。後任に石原伸晃氏が指名されたが、自民党内はおろか、政治評論家、経済アナリストらには「最大の不安要因」になりかねない、と指摘されている。
TPP(環太平洋経済連携協定)は大筋合意はしているものの、細かな調整は必要だ。消費増税の議論も今後、大詰めを迎える。これまで行政改革相、国土交通相、環境相、原子力防災担当相を歴任しながら、経済閣僚の経験がない石原氏に務まるのか。不安は各所から上がっている。
ある生命保険会社の運用担当者は、
「今後の経済の行く末は、甘利氏辞任より、石原氏就任の影響のほうがポイントになると思います。手腕はもちろん心配ですが、石原氏の身辺で変なことが出てこなければいいのですが……」
石原氏といえば、党幹事長時代の2012年9月、原発事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所を、テレビ番組で「サティアン」と呼んで炎上。環境相だった14年6月には、汚染土などを受け入れる中間貯蔵施設をめぐる地権者との交渉後、記者団に「最後は金目(かねめ)でしょ」と発言。被災地の住民から総スカンを食らった過去は記憶に新しい。
ある与党関係者は言う。
「これまで安倍首相は麻生太郎財務相、甘利氏、菅義偉官房長官の4人でよく話をしていました。そのときに、麻生氏と甘利氏は増税など政策の話をしつつ、甘利氏が閣僚を務めた経済産業省と、財務省の折衷案を探ったりしていたようです。二人のように、石原氏と麻生氏が親密になれるでしょうか。関係各所への政策の根回しができる能力もあるかどうか」
実際、麻生氏は29日の会見で「石原さんは(経済分野は)あまり得意ではないかもしれないが、頑張ってもらえることを期待している」と、早くも冷ややかなコメントを発している。
甘利氏後任は、農林水産相経験者で政策に明るい林芳正氏(岸田派)が本命と言われ、塩谷立・元文部科学相(細田派)の名も挙がったが、最終的には安倍首相と気心が知れた仲とされる石原氏に決まった。政治評論家の浅川博忠氏はこう指摘する。
「お友達内閣と批判された第1次安倍政権のときと似ています。TPPに特に詳しいわけでもない石原氏以外に、適任者がいたはず。安倍首相の党内での人間関係の狭さが影響していると感じます。万が一、石原氏が失言などで降板する事態となれば、第2次安倍政権で5人目の閣僚辞任。甘利氏の早期辞任でせっかく見えた安倍政権の挽回シナリオも狂ってくる」
一寸先は闇──という緊張感も生まれてきそうだ。
(本誌・小泉耕平、永野原梨香)
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