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総額1200万円にのぼる裏ガネの提供が…(※イメージ)
甘利明・前経済再生相の電撃辞任 告発者の“真意”と疑惑の行方〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160203-00000001-sasahi-pol
週刊朝日 2016年2月12日号
週刊文春のスクープで、甘利明・前経済再生相が電撃辞任した。その疑惑とは、千葉県白井市にある建設会社「S」社の総務担当者I氏から総額1200万円にのぼる裏ガネの提供や飲食接待されたというものだ。
記者会見で甘利氏は、千葉県のS社総務担当のI氏ら告発者に嵌(は)められたかのように強調してみせた。
S社の社長から甘利事務所のA秘書に報道前後、連絡があり、「言ってくれれば絶対(記事を)止める。(略)内輪揉めでありもしないことを(文春に)Iが言ったと言えば済む話になる」と持ち掛けられたことを明かしたのだ。
S社が甘利事務所に現金攻勢を仕掛けた背景には、UR(都市再生機構)と道路整備をめぐる土地トラブルがあった。金銭授受の見返りに“口利き”を依頼したS社の社長とI氏は一体と見るのが自然だ。
一方で社長が記事の揉み消しを臭わすような口ぶりだが、その真意は何か。
S社の関係者が囁く。
「文春の直撃取材を受けたA秘書が、慌てて社長に泣きついたのです。I氏を止められるのは、社長しかいないからですが、工作はうまくいかなかった」
S社の社長の代理人を務める弁護士は、本誌に次のように語った。
「社長とI氏の関係はもう切れています。URとの補償交渉が続いているのに、文春で記事になってもS社は何の得にもならない。告発はI氏の勝手な行動であり、大変驚いています。甘利氏が電話の内容を会見で明かしたことに社長はいい感情を持っていませんが、お辞めになるような事態は本意ではなかった」
依然、身を隠したままの告発者、I氏はどのような人物なのか。
「もともとは不動産のディベロッパーだったが、約20年前、数億円の借金を背負った。4度結婚していて、転々とし、右翼団体にも属したことがあった。非常に警戒心が強く、ダーティーなカネを扱うわけだから、自分がネコババしたと疑われないように、記録は徹底して残していた」(I氏の知人)
甘利氏はURへの口利き疑惑について、まったく把握しておらず報道で初めて知った、と弁明している。だが辞任直後、甘利氏の秘書とURの職員が13年6月以降、居酒屋での接待を含め12回にわたって面談していたことが明らかになった。
しかも、URは幹線道路建設に伴う移転補償金としてS社に2億3千万円も支払ったが、その額が適正かどうか、会計検査院が調査を開始したのだ。
その後もS社とURのトラブルは解決せず、幹線道路は未完成のままだ。
「地元の自民党市議や県議も手を出さない曰(いわ)くつきの案件だった」(民主党の山井和則衆院議員)
甘利氏の金銭授受疑惑はこのまま、幕引きとされるのか。元検事の郷原信郎弁護士はこう指摘する。
「甘利氏は安倍政権の重要閣僚です。民営化や理事長人事への同意などに関連して、URに対する『議員の権限に基づく影響力』があります。2度にわたって直接相談を受け、計100万円を受領したことも認めている甘利氏が、S社への補償金の支払いに関し、自らか秘書を通じてUR側に何らかの働きかけをしていれば、あっせん利得罪に該当する可能性があります」
立件されれば、国会議員としては初のケースとなる。
(本誌取材班=西岡千史、上田耕司、亀井洋志、牧野めぐみ)
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