http://www.asyura2.com/16/senkyo199/msg/539.html
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すぐ下のスレッドで、「安倍首相と拉致問題」に関する衆議院予算委員会の質疑応答が取り上げられているが、21世紀に入ってこの15年、日本の北東アジア(対中韓朝)外交は安倍晋三氏問題を軸に動いてきたということもできる。
スパイなどでもよくある話だが、対北朝鮮強硬派の筆頭とされている安倍晋三氏は、北朝鮮に足を向けて眠ることが出来ない政治家であり、その弱みを隠すため必死に対北朝鮮強硬言動を繰り返してきた。
今日の衆議院予算委員会の質疑を先取りするように、10日付けの日経新聞は、蓮池透氏の安倍批判を無視したまま、安倍首相の提灯持ち記事を掲載し安倍擁護に奔走している。
そう言いながらも、否応なく火の粉を全身に浴びることになる日朝国交正常化を成し遂げられる政治家は安倍氏以外いないように見えるので、安倍首相には腹を決めて日朝国交正常化を達成しさっさと職を辞してもらいたいと思っている。
ほんとかウソかわからない北朝鮮の「核実験」は、日本(安倍政権)に日朝国交正常化の早期実現を促す“仕掛け花火”なのである。
※ 参照投稿
「首相「私が拉致問題を解決」:北朝鮮に大きな借りがある安倍さんでしか解決できないテーマ」
http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/381.html
○信じられない人も多いだろうが、米国政権は朝鮮半島の統一を政治課題としている
「元米財務長官ローレンス・サマーズ氏が語るアベノミクス:日本が重要な役割を果たし、朝鮮半島の統一が成し遂げられるとの話も」
http://www.asyura2.com/15/hasan104/msg/397.html
○13年6月に起きた田中均元外務審議官との“ケンカ”も外務省による安倍サポートの一環である。
「首相 田中元外務審議官を批判:田中氏の「保守主義と歴史認識:右傾化、日本攻撃の口実に」に対し」
http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/307.html」
「首相、北朝鮮との交渉記録「2回分ない」 田中氏を改めて批判:この間の田中均批判の意図は何だろね?」
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/541.html
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[政 その瞬間]国家の意思として帰さない(02年10月 安倍官房副長官) 拉致、圧力路線で首相動かす
2002年10月15日、北朝鮮による拉致被害者5人が24年ぶりに帰国し、家族らとの再開を果たした。首相、小泉純一郎の電撃訪朝から約1カ月。膠着状態の拉致問題が大きく動いたが、政府は被害者の扱いを巡る新たな問題を抱えた。
帰国したのは日朝首脳会談で北朝鮮が生存を明らかにした地村保志、浜本富貴恵、蓮池薫、奥土祐木子、曽我ひとみ。子どもら家族は北朝鮮に残っていた。あくまで被害者の一時帰国と主張する北朝鮮に対し、被害者を戻すべきかどうかで政府内の意見が割れた。
「誘拐した犯人に被害者を引き渡すのと同じだ」。日本にとどめるべきだと唱えた急先鋒(せんぽう)が官房副長官の安倍晋三。拉致問題に長年携わり、外務省は北朝鮮に融和的すぎると不満を抱いていた。
小泉の訪朝を含む日朝交渉にあたってきた外務省アジア大洋州局長の田中均は「今後の交渉のためにもいったん戻すべきだ」との立場。北朝鮮政策で対話と圧力のどちらに重きを置くかの路線対立でもあった。
10月24日、首相官邸の執務室に小泉、安倍、田中、外相の川口順子らが顔をそろえた。対立がとけず小泉の裁定を仰ぐためだった。
小泉が「本人たちは何と言っているのか」と聞くと、安倍が遮った。「本人たちのせいにしてはいけません。国家の意思として帰さないとすべきです」。北朝鮮に家族を残している以上、自由な意思を示すのは難しいと考えたからだ。
出席者によると、小泉に聞かれた田中は北朝鮮に帰すと約束したわけでないと説明。目をつぶって聞いた小泉は安倍の主張を選んだ。遅れて来た官房長官、福田康夫は決断の瞬間に間に合わなかったという。安倍は被害者の帰郷先を回り経緯を話した。日朝対話は一時途絶えるが04年に小泉再訪朝を経て家族の帰国が実現。安倍は次期リーダー候補として知名度を上げた。
=肩書は当時、敬称略
(中山真)
◆「政 その瞬間」は政治が大きく動いた場面を検証し、象徴する言葉とともに人間模様を描きます。
決断が正義でも、結果出してこそ 井上義行参院議員(元安倍官房副長官秘書官)
井上義行参院議員(元安倍官房副長官秘書官) 世論も最初は被害者を北朝鮮に戻すべきだとの声が多く、戻さない決断をした直後は(安倍氏は)つらい立場に置かれた。正義だったとしても結果を出さないと失敗と判断されるからだ。結果的に家族も取り戻すことができ、正しい決断だったと立証された。だからこそ今の安倍(首相)さんがある。(インタビューを電子版に▼Web刊→紙面連動)
[日経新聞1月10日朝刊P.12]
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