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国務長官としてトランプはエクソンモービルの会長を選んでネオコンを刺激、F-35の開発も批判
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2016.12.14 10:41:38 櫻井ジャーナル
ドナルド・トランプ次期大統領は国務長官候補として巨大石油会社エクソンモービルの会長兼CEOを務めるレックス・ティラーソンを選んだ。これまで有力メディアはルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長、ジョン・ボルトン元国連大使、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事などの名前を挙げていた。
ボルトンは狂信的なネオコンであり、ロムニーはネオコンと協力関係にあるキリスト教系カルトの信者。今回の選挙でトランプに多額の寄付をしたカジノ経営者、シェルドン・アデルソンは2012年の大統領選挙でロムニーを支援していた。当初、アデルソンはネオコンのニュート・ギングリッチを推していたが、選挙戦の展開でロムニーへ切り替えている。有力メディアに名前が出たということは、その背後にいる勢力に望まれている人物だということでもあるだろう。
しかし、実際に選ばれたのはロシアのウラジミル・プーチン大統領とも親しいティラーソン。安全保障担当の大統領補佐官にマイケル・フリン元DIA局長を選んだことでも言えるが、意外とトランプはネオコンから自立している。ロッキード・マーチンが開発しているF-35戦闘機のコストが制御不能になっているとTwitterに書き込み、戦争ビジネスを揺さぶってもいる。
上院議員に出馬して以来、ヒラリー・クリントンはロッキード・マーチンから多額の寄付を受け、「ロッキード・マーチンの上院議員」とも呼ばれていた。リチャード・チェイニー元副大統領の妻リンは1994年から2001年まで同社の重役。ヒラリーとリンは戦争ビジネスでつながっている。言うまでもなく、リチャード・チェイニーは1995年から2000年までハリーバートンのCEO兼会長。戦争で大儲けしている会社だ。
ソ連消滅後、アメリカの軍需産業は能力よりカネ儲けを優先、その象徴がロッキード・マーチンのF-35だ。この戦闘機は現在のアメリカを象徴する存在だと言えるかもしれない。プログラム・コストは1兆5000億ドル以上になりそうだが、「空飛ぶダンプカー」と呼ばれる代物。2015年の初めにカリフォルニア州のエドワード空軍基地でF-35A(通常離着陸型)は燃料タンクを装着したF-16Dと模擬空中戦を行い、完敗してしまったと言われている。間違いなく要撃には不向き。この高額欠陥戦闘機を日本も5機注文、さらに42機を購入する計画だという。
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