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CIAからの状況報告を拒否 外交&安全保障も“トランプ流” 世界が激震 トランプ大統領誕生
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/195809
2016年12月14日 堀田佳男 ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し
インタビューでも“オレ流”全開(フォックスニュース)/(C)AP
11月8日の投票日以降、異例のことが起きている。次期大統領になったドナルド・トランプが、米中央情報局(CIA)が行うブリーフィング(状況報告)を毎日受けないのだ。
ニクソン政権から続いているCIAの状況報告は、毎朝ホワイトハウスの大統領執務室で行われてきた。トランプはまだ就任前だが、次期大統領として報告をオファーされている。中東情勢や中国の南シナ海での動向など、CIAが世界中の情報を収集して報告書にまとめる重要なものだ。
トランプは外交政策だけでなく、安全保障政策でもシロウト。来年1月20日の就任式まで、できるだけ世界情勢を“お勉強”すべきはずだが、過去1カ月でまだ4回しかブリーフィングを受けていない。
トランプはフォックスニュースに対し、「俺は頭がいい人間だ。何か(世界情勢で)変化があったときは、1分間の猶予をくれれば対応できる。毎日同じ情報を、今後8年間も聞きたくない」と、わがままぶりを発揮。早くも「オレ流」を持ち出している。だが現実の世界はそれほど甘くない。
元CIAの分析官マーク・ローエンタール氏はトランプの行動に否定的だ。
「毎日同じ報告内容ということはないのです。イスラム国の動向やロシアによるシリアでの爆撃など、大統領として刻々と変わる世界情勢を的確に把握しなくては、重要な決断は下せません。日々の微妙な変化を知ることが重要なのです」
トランプは米大統領としての職責を最初から放棄しているかに見える。しかも「オレ流」を貫くとなると、歴代の大統領が積み上げてきた行政府の伝統を崩すだけでなく、各省庁の事務方からも反感を買う。すでにその兆候が見られる。
ワシントン・ポスト紙は9日、先の大統領選でロシア政府がトランプを勝たせるために画策したと報道。CIAが事実を認めたというのだ。トランプは「ばかげている」と述べると同時に、CIAの認識を「信じていない」と取り合わない。
諜報機関の情報を最初から信頼しない大統領は今後いったいどんなかじ取りをするのだろうか。(あすにつづく)
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