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米大統領選に“第3候補”浮上 痛手はトランプかヒラリーか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182586
2016年6月2日 日刊ゲンダイ
元ニューメキシコ州知事のゲーリー・ジョンソン氏(C)AP
波乱続きの米大統領選でまた異変だ。共和党でも民主党でもない第3政党「リバタリアン党」が勢力を急拡大させているのだ。先月29日のフロリダ州の党大会でゲーリー・ジョンソン元ニューメキシコ州知事(63)が大統領選の党候補に指名され、FOXテレビの世論調査ではジョンソン氏の支持率は全米で10%に達した。
暴言を連発する共和党のトランプ、鼻持ちならない民主党のクリントンは、好感が持てない「非好感度」がいずれも5〜6割台で推移し、異例の高さを記録している。リバタリアン党が“批判票”の受け皿になるとみられている。どんな政党なのか。
■支持層の8割は共和党寄り
「自由至上主義を掲げる政党です。“小さな政府”を訴えている点では共和党の政策に近く、同性婚や妊娠中絶を認める点では民主党に近い。両方の政党の政策を“いいとこ取り”しているように見えますが、支持層の8割が共和党寄りです」(国際ジャーナリストの堀田佳男氏)
実際、ジョンソン氏は共和党員として、1994年から2期、ニューメキシコ州知事を務めた。その間に“マリフアナ解禁”など個人の自由を重視する政策を支持し、2012年の大統領選にも共和党から出馬したが、途中でリバタリアン党に鞍替えした。リバタリアン党の副大統領候補に選ばれたウィリアム・ウェルド氏(70)も、共和党員として90年からマサチューセッツ知事を2期務めている。
“第3の候補”の登場は、今回の大統領選にどんな影響を与えるか。
「ジョンソン氏が11月の本選挙で勝利することはまずありませんが、トランプ氏もヒラリー氏も票を食われるのは間違いありません。とくに痛手を負うのは共和党のトランプ氏でしょう。似ているのが92年の大統領選です。共和党の“パパ”ブッシュが有利な選挙戦を展開していましたが、共和党の考えに近い大金持ちのロス・ぺロー氏が出馬したことで票を食われ、民主党のビル・クリントンにまさかの逆転負けを喫しました」(堀田佳男氏)
ジョンソン氏の今後の動向次第で、絶好調のトランプの勢いが止まることになるかもしれない。これは、面白いことになってきた。
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