癌に効く食べ物 1. ブロッコリースプラウト http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search/aruburokkori/br_4.html
2. りんご http://www9.ocn.ne.jp/~appleweb/kougi.htm 3. 温州みかん http://www.naoru.com/mikann.htm 4. バナナ http://www.banana.co.jp/LINK2/Cancer.htm 5. グレープフルーツ http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search/arugrape/grape2.htm 6. ニンニク http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/1995.3.15.htm 7. ハタケシメジ http://www.hatakeshimeji.gr.jp/power/index.html 8. 魚の刺身 http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/0107back/saizen1.html 9. ホタテ貝 http://aomoritomoya.co.jp/glyco/glycoindex.html コーヒーも1日1L飲めば
1970年ころ、肝臓や膀胱ガン予防にコーヒーが有効らしいという研究報告がおこなわれたことがある。ただ、データが多くなかったことや、なぜ有効かという解析が十分でなかったため、当時はあまり注目されなかった。 しかし、岐阜大学の森秀樹教授らは、コーヒーに多く含まれているクロロゲン酸という物質が、ラット実験で大腸ガン抑止効果 があることを立証したほか、薄目のコーヒーを与えたラットが肝臓ガンにかかりにくいという抑制効果 を確認した。またコーヒー成分であるクロロゲン酸とカフェー酸が、舌などに発生する口腔ガンを抑制するという結果 も発表している。 また日本女子大学のグエン教授の研究は、ガンや老化の元凶とされる「活性酸素」をコーヒーが消去するというものである。 体内の活性酸素は、外部からのウイルス侵入を抑止する働きがあるので、過剰になると細胞膜を酸化させ、老化やガンを起こすと考えられている。 グエン教授の実験では、コーヒーを飲むとスーパーオキシドアニオン、ヒドロキシラジカル、過酸化水素など各種の活性酸素に対して強い消去作用を示した。コーヒーのどの成分がどう作用しているのかは未解明だがクロロゲン酸、カフェー酸、カフェイン及び褐色色素などの成分のいずれかにその働きがあるもんもと推測される。 http://www.paocoffee.co.jp/iihanasi2.html コーヒー1日5杯で肝臓がんの発病4分の1に・厚労省研究班 コーヒーを多く飲む人ほど肝臓がんになりにくいとの調査結果を厚生労働省の研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がまとめ、17日までに米医学誌で発表した。1日5杯以上飲む人はほとんど飲まない人より発病率が4分の1に低下するという。 調査は40―69歳の男女約9万人を約10年間追跡し、コーヒーの量と肝臓がんの発病率を分析。ほとんど飲まない人の発病率を1とすると、毎日1―2杯で0.52、3―4杯で0.48、5杯以上で0.24となり、量が多いほど肝臓がんの発病が少なかった。 コーヒーにはクロロゲン酸という成分が含まれており、これが肝臓がんの発生を抑えている可能性があると研究チームはみており、今後さらに詳しく調べる。コーヒーに肝臓がんの抑制効果があるとの調査結果は東北大学チームが今年1月に発表しているが、今回の調査では飲む量と発病率の関係を詳しく分析した。 カフェインが肝障害を予防? 肝障害をきたすリスクのある人は、コーヒーなどのカフェイン入り飲料を摂取することによって、そのリスクを低減させることができるという研究が、ニューオーリンズで開催された米国消化器病週間(DDW2004)で発表された。 この研究は、米国立糖尿病消化器腎疾患研究所の研究者で、筆頭研究者でもあるJames E. Everhart博士と、Social and Scientific Systems社(メリーランド州シルバースプリング)のConstance E. Ruhl博士が、第3回米国国民健康栄養調査研究(NHANES)の参加者のうち、飲み過ぎ、B型肝炎、C型肝炎、鉄過剰または糖代謝障害により肝障害のリスクが高い男女5,944例を対象に、コーヒー、茶、清涼飲料の摂取量を報告させ、そのデータを収集し、解析したもの。
研究の結果、コーヒーおよびカフェインの摂取量が多いほど、肝障害をきたす可能性の低いことが明らかになった。これは年齢、性別、人種に関係なく同じ傾向が認められ。さらに、保護作用はコーヒーよりもカフェインの方が強かった。ただし、Everhart博士は「カフェインのこの作用は他の研究でも明らかにされているが、カフェインが肝臓を疾患から保護する理由は判明していない。カフェインは脳および肝臓に存在するある種の受容体を遮断し、このことが免疫作用を果たしていると考えられるが、推測の域を出ない」としている。 エール大学内科助教授のJonathan A. Dranoff博士は、集団ベースの研究で得られた所見は、必ずしもカフェインが肝臓の健康に何らかの変化をもたらしていることを裏付けるものではないと指摘するとともに、「次の段階は、患者をカフェイングループとノンカフェイングループとに無作為に割り付けて行う試験の実施であり、この仮説を検証するにはこの方法が最善である」と述べている。 >原文 [2004年5月19日/HealthDayNews] 報告相次ぐコーヒー派のがんリスク低下
コーヒーのぬくもりが恋しい季節。コーヒーはカフェインが頭を刺激する働きが知られているが、最近は別の面でも健康との関係が指摘され始めた。がんだ。コーヒーをよく飲む人は膵臓や腸、肝臓のがんにかかりにくい傾向があるという調査結果が最近相次いで発表され、「眠気覚まし」以外の作用が注目を浴びている。 コーヒーを多く飲む男性ほど、膵臓(すいぞう)がんになる確率が低い−−。厚生労働省の研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が日本がん学会で発表した調査結果だ。
具体的にはコーヒーを1日1〜2杯以上飲む男性は、膵臓がんにかかるリスクが、ほとんど飲まないグループより低かった。1日3杯飲む男性の危険度はさらに低かった。この結果から見る限りでは、コーヒーをよく飲む男性ほど、危険度が下がる傾向がうかがえる。
40〜69歳の男女約10万人を対象にした大規模な調査の結果だ。コーヒーを1日に3杯以上飲む人、1〜2杯の人、1杯未満の人、ほとんど飲まない人の4グループに分けて調べた。平均約11年にもわたる追跡調査の期間中に膵臓がんになった人のコーヒー摂取量との関係を分析した結果だ。
誤解のないように書き添えるが、この調査結果はコーヒーががん抑制効果をはっきり持つと示しているわけではなく、コーヒーのどの成分ががんリスクと関係しているかを明示してもいない。「コーヒー=がん抑制」と直結して考えるのはいささか早とちりだろう。
厚労省研究班の別の調査では、コーヒーを1日に3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない人に比べ、結腸がんにかかるリスクが約半分に下がるという結果が出ている。女性で結腸がんができるリスクは、1日に3杯以上飲む人の方が、ほとんど飲まない人と比べて56%低かった。男性には顕著な関係性は見付からなかった。男性は喫煙や飲酒といった、コーヒー以外の要因が大腸がんの発症と関係している可能性があるという。
コーヒーを1日に5杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人に比べ、肝臓がんの発病率が約4分の1に低下するというデータも、厚労省の研究班がまとめた調査結果だ。ほとんど飲まない人の発病率を「1」とすると、毎日1〜2杯飲む人は0.52、3〜4杯は0.48、5杯以上は0.24となり、調査の範囲では「多く飲む方が発病しにくい」という傾向が見られた。数字を仮にそのまま当てはめれば、コーヒーを毎日1杯以上飲む人は肝がんにかかるリスクが半減していることになる。
コーヒーを飲む人に肝臓がんリスクが下がる傾向があるという調査結果は、その前に東北大学の研究チームも発表している。この調査では、コーヒーを1日に平均1杯以上飲む人が肝臓がんになる危険性は、全く飲まない人の6割程度という数字が出た。
これら2つの調査結果も、コーヒーのどの成分が直接的にそれぞれのがん防止に効果を発揮するのかを明らかにはしていない。統計的に見て因果関係がうかがえるという程度の分析であり、「コーヒーが○○に効く」という短絡的な思いこみは禁物だ。
コーヒーには健康上のマイナス面もある。カフェインは交感神経の働きを活発にするので、血圧や脈拍が上がりやすくなる。血管系の重い病気を患っている人は避けるのが望ましい。妊娠中の女性も飲み過ぎは禁物だ。もちろん、眠気を抑える働きがあるので、不眠を誘うおそれもある。
手軽に飲めるチルドカップ・タイプの商品が市民権を得た
全日本コーヒー協会のサイトでは、ほかにも、心臓の拍動を高めて血流を良くする効果や、腎臓の働きを活発にして、老廃物の排泄を進める作用、二日酔いに伴う頭痛を和らげるメリットなどが紹介されている。しかし、ストレスの多い現代人にとってやはり一番ありがたいのは、コーヒーの香りがもたらすリラックス効果だろう。ストレスはあらゆる病を助長する源。ふくよかな香りとまろやかな味わいでストレスから解放される一瞬は万薬にも代え難い。 調査会社のエルゴ・ブレインズが実施したアンケート調査によれば、コーヒーを飲む頻度は「1日に2杯以上」が48%だった。「1日に2杯以上」の割合は、年代別では50代以上が61%で最も高い。次いで40代の54.9%。年代が上がるにつれて、コーヒーを「1日に2杯以上」飲む割合が高くなる傾向が見られ、「大人ほどコーヒーを飲む」傾向が見て取れる。 http://waga.nikkei.co.jp/comfort/life.aspx?i=20071018g3000g3
___ 有機農産物は美味しい
化学肥料、農薬漬けの生産物と有機栽培の良質なものとでは味に雲泥の差があります。良質な農産物は糖度が高く甘みや香ばしさがあり、えぐ味や苦味、泥臭さ(硝酸)やカビのような味(農薬)苦味(展着剤?)はしません。食後ケップが出るような物も失格です。 農薬の味はどんなに洗っても、調理しても決して落ちることはありません。たとえ完全に表面の農薬を洗い流せたとしても浸透性の農薬には何の役にも立ちません。また化学肥料により破壊された土壌により野菜そのものの損なわれた味が元に戻るわけではありません。ひどい場合は1年間漬けたキュウリの漬物でも農薬の味がして食べられません。スイカの皮に近い部分は農薬の味がし中心部分は異常無かった(農薬の味がしないというだけで不味いことに変わりはない)という例もあります。 全ての農薬に味がある訳ではないようですが多用しなければならない状態では、何種類かの農薬を併用しますので殆どの場合分かるようです。見かけや保存性を優先した品種改良の結果不味くなった物もありますが何れにしても不味い物はダメです。 本来の味覚を取り戻すためには数ヶ月から数年かかると思ってください。それほど皆さんの味覚は異常になっているのです。それと、非食品である化学調味料は絶対に使用しないこと、添加された物はできるだけ買わないことです 8投稿者:有機農産物は美味しい 投稿日:2005年11月03日(木) 20時48分11秒 化学肥料で作物が不味くなったのと、化学調味料が一般で使われ出した時期は、ほぼ一致。化学調味料自体の安全性(中華料理症候群等)はさておいても、食物としては不適格で不味い物の味を、誤魔化して食べさせるための安易な方法であり、初めから美味しい物ができれば愚かで馬鹿げたことです。 他の非食品添加物も同様です。食べることはできるが本来、食べ物ではない物(各種食品添加物)まで食品に加えることを合法化したことも大いに問題でしょう。「食べられる=食べ物」ではありません。日本人は、平均10kg/一人/年、の食物外物質を食べさせられていると言われています。 化学肥料、堆肥(特に完熟物)の多用により過剰な窒素が硝酸として作物に蓄積します。硝酸は肉の発色材としても使われていますが消化器官内で発ガン性のある亜硝酸に変わる有害物質です。 また農薬はシックハウス症候群やシックスクール症候群の原因となる化学物質と同じように極微量でも同様の症状(農薬中毒)を招く恐れがあります。この両症候群は特異体質の者に起こるのではなく誰にでも起きる可能性があるといわれています。 農薬の本当の恐ろしさを知っているのは他ならぬ生産者自身です。防護服で身を固め命がけで農薬散布をしています。無防備で散布したら命の保証はされません。 農薬の安全性というのは、この程度なら死にませんよということであって、毒性が無いわけではありません。もっとも使用基準を守る限りは短期的にはそれ程危険はないでしょう。しかし長期間では疑問です。少量でも環境ホルモンといわれている問題も否定できません。特に除草剤は急性毒性はそれ程ありませんが環境汚染の最大の原因とも言われています。 現実問題として、食物が巷に溢れているのに、食べられるものがないという者が増えています。食物アレルギー、化学物質過敏症などです。人によっては安全値と言われる量より遥かに少ない微量の化学物質でも反応すると言われます。 そのような状態になると、一般的な有機栽培や無農薬でもダメで、唯一、無施肥栽培のものなら食べられる物があるということです。 化学調味料や各種添加物入り加工食品を止め、良質な農産物を食べ続けていると、耐性は失われ感受性を示すようになり下痢等をします。特に幼児は顕著に現れ、食べてから30分から数時間でアトピー様症状や蕁麻疹が現われ不良食品探知器代わりになります http://amodoki.hp.infoseek.co.jp/kiso/tishiki.html#kigen 現在の栄養学では、蛋白質を多く摂った者の方が長生きできるからと、老人に肉をたくさん食べなさいと肉食を奨めています。確かに統計上は、その様な結果が出ています。 しかし、本当なのでしょうか?。殆んど肉食をしない者でも長生きしています。これをどのように説明するのでしょう。 これはデータの読み間違いと思います。因果関係が逆で、全てとは言いませんが肉食したから長生きしたのではなく、身体が丈夫だから肉食ができるのであり、肉食で多少寿命を縮めても、まだ身体が弱い者よりは長生できたということだと思います。肉食できるのは結果というわけです。体力的に劣る弱い者は、肉食をしないから辛うじて生き長らえることができていると考えられます。 体の弱い(弱っている)者にとって肉食は、非常に負担になります。風邪などで体力が落ちている時に、肉を食べたいでしょうか。そんな時は、お粥に梅干と相場が決まっています。無理して食べれば身体が拒否し吐いてしまいます。 弱い者には身体に負担をかけない、低蛋白(窒素)の穀菜食が適しています。動物は本能に忠実に従い、怪我や病気などの時は、絶食し体力が回復してくるまで何も食べようとしません。 知人の姉は乳癌で医者に見放されたため、現代医療は一切受けず自然食を中心にした療養の結果、50kg程の体重が17kgになるまで、数年生き亡くなりました。 骸骨が皮を被っている状態です。ここまで生きるのも考えものですが、食事を変えたことにより、簡単に死ねなくなってしまった例です。
また、こんな話もあります。「貴女は二十歳まで生きられない」と医者(現代医学)に見放され、普通の食事(栄養学が勧める)が摂れない彼女は、自然食の勉強、普及に励みそれから40年、生きました。 彼女は、普通の食事だけでなく、点滴も受け付けない体質でした。過労で倒れ、口を利けない状態で病院に運ばれた時、点滴がダメだと必死に伝えようと暴れましたが、縛り付けられ点滴をされ死亡しました。医者は医療ミスと認めましたが後の祭です。 勿論、普段は蛋白質(窒素)は必要です。しかし日本人の場合、最も身体に負担をかけないのは、植物性蛋白質を必要最小限度だけ摂り、動物蛋白なら魚や、せいぜい小動物程度と言われます。 肉食は、体力的に余力があり新陳代謝が盛んで、老廃物を体外に排泄しやすい、肉体労働者や若者、長すぎる寿命を持て余し、縮めたい者だけに奨めるべきです(笑)。 栄養学を元に、体力が劣っている老人や病人に、肉食を奨めることは殺人行為に等しいと言えます。 自然食の立場から見ると、現在の病院食は病人製造食、癌患者に対しては再発食だと言います。うがった見方をすれば病人を増やし病院が儲かる食事です。
人に肉食が向いていないことを別の面からみると、人からできるだけ遠縁の物が良いということが言えます。その証拠に、キノコ(菌類)や植物、発酵食品(間接的菌食)などには、健康食品、機能性食品と言われる物が多く、動物では魚くらいまでで、哺乳類等の高等生物にはそのようなものはありません。
餌や水を変えれば吸血性の外部寄生虫までも消すことができます.
http://amodoki.hp.infoseek.co.jp/etc/matome.html キャベツ類野菜に肺がん予防効果 肺がんに特異的な遺伝子的感受性を有する患者がキャベツ類を摂取すると、発がんリスクが低下する可能性のあることが新たな研究で明らかになった。フランスのがん研究国際機関(リヨン)遺伝疫学部部長のPaul Brennan氏らは、英医学誌「Lancet」10月29日号に、「アブラナ科の野菜を少なくとも週1回摂取することによって予防効果が認められる」ことを報告した。 これまでにも、キャベツやブロッコリー、芽キャベツなどアブラナ科の野菜に肺がんの予防効果があることを示す研究結果が得られていた。しかし、いずれも決定的な結果と言えるものではなかったという。アブラナ科には、肺がんに対して化学予防効果が認められるイソチオシアネート(硫黄化合物の一種)が豊富に含まれることがわかっている。 しかし、イソチオシアネートはGSTM1およびGSTT1と呼ばれる遺伝子によって産生されるグルタチオン-S-トランスフェラーゼ酵素により体内から除去されてしまう。これらの遺伝子が不活性であると体内のイソチオシアネートが高値を示すことになる。 今回Brennan氏らは、チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキア、ルーマニアおよびロシアの肺がん患者2141例と健常者2168例とを比較検討した。いずれも古くからアブラナ科の野菜の摂取量が多い国である。その結果、不活性型GSTM1遺伝子を保有し、アブラナ科の野菜を摂取している人は、肺がん発症の割合が33%低かった。不活性型GSTT1遺伝子を保有する人は同じく37%低く、いずれも不活性型であるとリスクは72%低かった。両遺伝子に活性化がみられるグループでは予防効果は認められなかった。 Brennan氏は「この効果がすべて遺伝子に左右されるものではないが、予防効果の大半がアブラナ科の野菜によるものであることを示すものである」と指摘、「アブラナ科に含まれる成分の代謝に時間のかかるグループで予防効果が増大することが明らかになれば、アブラナ科野菜の肺がんに対する特異的な予防効果が示されることになる」と述べている。 米オクスナークリニック財団(ニューオーリンズ)血液・腫瘍学部長のJay Brooks博士は、この結果をきわめて興味深いものであるとした上で、「肺がんに対する遺伝子的感受性の存在が明らかにされた」としている。 >原文[2005年10月27日/HealthDayNews] 野菜や果物で膵がんのリスクが軽減 果物や野菜を豊富に摂取していると膵がんのリスクが50%軽減することが、米カルフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)疫学・生物統計学教授のElizabeth A. Holly氏らの研究で明らかになった。 同氏によれば、「膵がんは乳がんや肺がんのように発生頻度の高いがんではないが、診断および治療が特に困難である。質素な生活をすれば膵がんを有意に予防することができることを強く裏づける今回の所見が、この致死性のがんの発生率を低下させる最も実際的な方法の一つとなると思われる」という。 今回の研究結果は、膵がん患者532例および無作為化により抽出したサンフランシスコ地域の住民1,700例以上を対象とした面接結果に基づいて得られた。膵がんの予防効果が強く認められたのは、タマネギやニンニク、マメ類、黄色野菜(ニンジン、ヤマイモ、サツマイモ、トウモロコシ、カボチャ)、緑色野菜、アブラナ科野菜など。果物にも予防効果が認められたものの、野菜ほど優れてはいなかった。果物の中で最も予防効果が優れていたのは柑橘類の果実と果汁であった。 こうした野菜や果物を1日に少なくとも5皿分摂取すると、2皿分以下摂取したグループよりも膵がんリスクが50%低く、9皿分摂取すると、5皿分以下摂取したグループより膵がんリスクが50%低かった。1皿分は、調理した野菜であれば半カップ分、葉野菜のサラダは2カップ分、果物は中程度の大きさ1切れ分とした。 米国での膵がんによる死亡は年間約30万例に達し、5年生存率は4%に満たない。膵がんは診断が困難であり、そのほとんどが治療不能である。研究は、がん関連誌「Cancer Epidemiology Biomarkers and Prevention」最新号に掲載された。 >原文 [2005年9月15日/HealthDayNews] 緑茶と前立腺ガン 米国ガン研究協会 2005年2月14日 Karen Sollins,MS,RD,CDN
現在の研究からは、緑茶に含まれる“植物化学物質”が、前立腺ガンが広がるのを防ぐことが指摘されています。これまでの研究で、これと同じ物質が“前立腺がガン”の進展を防ぐのに役立つと思われることが指摘されて以来、“ガンと闘う緑茶の力”を調べる今後の研究が必要であると唱えられています。しかし、前立腺ガンのリスクを少なくするための最善の方法は、やはり、植物を中心とした食事をすることにあります。 “緑茶に関する新しい研究”では、“ポリフェノール”という植物化学物質が、成長因子と蛋白質を攻撃することで、腫瘍が大きくなる過程を阻止し、身体のほかの部位に広がることを防ぐことが指摘されています。さらなる研究がなされることで、多くの男性が高年齢になると直面する“おとなしく、心配する必要のないタイプの前立腺ガン”が、“致命的で悪性のガン”に進行するのを防ぐための治療法を確立するのに役立つかもしれません。 米国ガン研究協会(AICR)における最新の“食事とガンに関する会議”で発表された研究によると、“進行性ガンを持つネズミに緑茶を与えたところ、前立腺ガンが肝臓、骨、そのほかの部位に転移、または広がるのを抑えることができた”ことが証明されています。“1日に6杯の緑茶”が、“身体の過程や物質のバランス”を改善するのに必要な量に相当するため、ガンの転移を阻止するのに役立つのかもしれません。 どんな場合においても、ガンの予防を緑茶だけにたよるのは間違いだといえます。前立腺ガンのリスクには、いろんな栄養的な影響がかかわっていることが研究により明らかで、ビタミンEもある程度の予防をするようです。 17投稿者:緑茶と前立腺ガン 投稿日:2005年11月05日(土) 12時07分48秒 いくつかの重要な研究からは、抗酸化物質ミネラルであるセレ二ウムも、予防に役立つことが考えられます。アメリカ人のほとんどは、十分な量のセレ二ウムを摂っていますが、研究においては“サプリメント”を用いているため、研究に参加した人々は、ふつうよりも高いレベルを摂っていることになります。しかし、マルチビタミンを含め、セレ二ウムのサプリメントを摂りながら、セレ二ウムを豊富に含む魚貝類、全粒粉、そして野菜をたくさん食べることで、前立腺ガンから守られるかどうかは不明です。一人の人の1日のセレ二ウム摂取量が400mcgを超えると、神経障害やそのほかの副作用が生じる可能性があるからです。 最近の米国ガン研究協会(AICR)において発表された研究では、1週間に生で、もしくは料理されたトマトを2個以上食べることで、前立腺ガンを25%予防できることが指摘されています。リコペンと呼ばれる抗酸化物質である植物化学物質は、ガンのリスクを少なくすることが証明されています。トマトに含まれるほかの物質も、リスクを少なくする働きをしているのかもしれません。ブロッコリーのような十字花科の野菜に含まれる、他の植物化学物質もAICRの学会で取上げられています。それは“インドールー3−カビノール(indole-3-carbinol)という植物化学物質で、発ガン性物質を阻止する身体の力を増強させ、前立腺ガンの細胞が進展するのを止めると考えられます。大豆に含まれる植物化学物質も、同様に予防に役立つと考えられます。 前立腺ガンのリスクを低くしたいのであれば、“緑茶を飲むこと”が、“健康的で、植物を主体とした食事の代わりである”と考えてはいけません。けれども、あまり健康的ではない飲み物を緑茶に代えるのは構いません。紅茶も健康には良いものがありますが、緑茶に高レベルに含まれるカテキンと呼ばれる抗酸化物質が、より健康に良いと思われます。“植物を主体とした食事”と緑茶の抗酸化物質を結びつけることで、全ての植物物質がともに相互作用することで、健康を自分で守るための“大きな効果”を与えてくれると思われます。 http://www.02.246.ne.jp/~sophia/Nutrition%20Notes/050214.htm 緑茶飲用と胃がんとの関連について ―概要― ―厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC研究)からの結果― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。 平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に,岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久(以上コホートI)、茨城県水戸、新潟県柏崎、高知県中央東、長崎県上五島(以上コホートII)という7地域にお住まいの、40〜69歳の男女約9万人の方々に、食事や喫煙などの生活習慣に関するアンケート調査を実施しました。その後コホートI は12年間、コホートIIは7年間追跡し、緑茶飲用と胃がん発生率(リスク)との関係を調べた結果を、専門誌で論文発表しました(Cancer Causes Control 2004年 15巻 483-498 ページ)。この前向き追跡研究によって、緑茶をよく飲む女性では、胃がんリスクが低くなることが示されました。 緑茶をよく飲むと女性の胃がんリスクが下がる 追跡期間中に892名(男性665名、女性227名)の方が胃がんになりました。緑茶を1日1杯未満飲む人を基準として、緑茶を1日1-2杯、3-4杯、および5杯以上飲むと答えた人の胃がんのリスクを計算しました。なお、緑茶をよく飲む人では年齢が高い、喫煙者が多い、野菜や果物をよく食べるなどの傾向がありましたが、これらの要因自体が胃がんのリスクと関連する可能性がありますので、あらかじめその影響を除いた上で、目的とする緑茶と胃がんとの関連を検討しました。すると下のグラフのように、女性で緑茶を1日当たり5杯以上飲む人で胃がんのリスクは3割ほど抑えられました。男性では緑茶によるリスクの低下ははっきりとしませんでした。 胃がん予防の観点から これまでこの研究班で、喫煙と高塩分食品の摂取および高塩分摂取に代表される伝統型食生活パターンが胃がんのリスクを上げ、野菜・果物の摂取がリスクを下げることが確かめられてきました。それは他の多くの研究結果と一致するものでした。緑茶については胃がん予防効果がないとする日本からの報告もあり、緑茶の胃がん予防効果は議論のさなかです。今回の結果からは緑茶をよく飲むことにより胃がんのリスクが下がることが女性において示されました。男性でははっきりとした効果はみられませんでしたが、緑茶をよく飲む人にたばこを吸う人や伝統型食生活を送る人が多かったため、その影響を除ききれなかったのかもしれません。現時点ではこれをとれば確実にがんの予防効果があるという単一の食品は存在しません。まずは胃がんのみならず様々な部位のがんのリスクを上げるたばこを控えた上で、高塩分に偏らず、野菜・果物の豊富な食生活を送ることが胃がん予防の近道と思われます。その中で緑茶も多く飲むように心がければ胃がん予防の一助になる可能性があることを、この研究結果は示しています。 緑茶の胃がん予防効果、喫煙で打ち消し・厚労省研究班 緑茶に含まれる成分「カテキン」には胃がんを予防する効果があるが、喫煙によって効果が打ち消される――。厚生労働省の研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がこんな調査結果をまとめ、米国の科学雑誌に発表した。
研究班の井上真奈美・国立がんセンター室長が全国に住む男女約3万7000人を12年間にわたって追跡調査。期間中に胃がんにかかった494人の血中のカテキンの濃度を胃がんにならなかった人と比較した。 カテキンの1種「エピカテキン3ガレート(ECG)」の濃度が高い女性は、胃がんにかかるリスクが最大で7割も下がることが判明。男性ではがんリスクの抑制効果は確認できず、カテキンの種類によっては逆にリスクが高くなった。 たばこを吸うかどうかでグループ分けして血中のカテキン濃度と胃がん発症の関連も調べた。非喫煙者ではカテキン濃度が高いと胃がんリスクが下がるのに対し、喫煙者では逆にリスクが高まるという結果が出た。 http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2008022203418h1 緑茶の胃がん予防効果
カテキンの血中濃度高い女性、胃がんリスク7割減・厚労省研究班 厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)は、緑茶に含まれるカテキン「エピカテキン3ガレート(ECG)」の血中濃度が高いと、女性では胃がんにかかるリスクが最大で7割抑制できることを、大規模疫学調査で突き止めた。
井上真奈美・国立がんセンター室長が全国に住む男女約3万7000人を12年間にわたり追跡。期間中に胃がんにかかった494人に、同数の胃がんにならなかった人を加えた988人を分析対象とした。血中に含まれるカテキンの濃度の高い順に3グループに分け、胃がん発症リスクとの関係を調べた。 [2008年2月25日/日経産業新聞] 大腸ポリープ、緑茶カテキンで再発予防 岐阜大教授ら 緑茶成分のカテキンを含む錠剤を飲み続けると大腸ポリープの再発が抑えられることを、岐阜大医学部の清水雅仁助教や森脇久隆教授らが臨床試験で確かめた。名古屋市で28日から開かれる日本癌学会で発表する。 大腸がんのもとになるポリープの再発予防が緑茶錠剤の臨床試験で実証されたのは初めてという。手軽な緑茶錠剤によるがん予防の可能性をうかがわせる成果といえる。 臨床試験には、岐阜大病院など岐阜県内の4病院が参加した。大腸ポリープを内視鏡で切除した125人のうち60人に緑茶錠剤3錠(計1.5グラム、6杯分)を毎日飲んでもらい、飲まない65人と、1年後に大腸を内視鏡で検査して、ポリープ再発率を比べた。〔共同〕(22:13) お茶で卵巣ガンが防げますか? 米国ガン研究協会 2006年2月27日 Karen Sollins,MS,RD,CDN “卵巣ガンのリスクの低さ”は“一杯のお茶”に関係があるようだとの見解を支持する新しい研究が行われ、今までに行われている研究もますます大規模に行われるようになっています。スエーデンでの“女性グループを対象にした大規模な研究”では、最低でも1日に2杯の“お茶を飲んでいる女性”は、“お茶を飲まない女性”に比べると、卵巣ガンになる割合が46%少なくなっていました。大部分の女性は、アジアでは一般的な“緑茶”ではなく、米国では最も一般的な“紅茶”を飲んでいました。 “お茶”と“卵巣ガンの少なさ”を結びつけた、この最新の研究は、61,000人以上のスエーデンの中年以上の女性を、約15年追跡したものです。最低でも、1日に2杯の“お茶”を飲んでいた女性は、このガンの割合がもっとも低く、1日に1杯だけ飲んでいた女性でも、リスクを24%減少させています。多くの西欧文化の中では、確かに“お茶を飲む人々”は、一般の人に比べて、“運動を良くし、アルコールを控え、体重をコントロールし、野菜を多く食べるため”、ライフスタイルが健康的である傾向があります。しかし、この研究は、他にも卵巣ガンに影響を与えると考えられる要因の調整も考慮して行われました。体重、年令、妊娠歴、カロリー・果物・野菜・アルコールの摂取などの要因が調節された後に、この割合の低さが得られています。この研究は、コーヒー愛好家の国であるスエーデンで行われたため、ガンのリスクに“コーヒーの摂取”が関係が無かったことは、重要なことです。“お茶の効用”は、“コーヒーの量が少なかった”ことによるものではありませんでした。もちろん、“お茶愛飲者”のライフスタイルや食事の“まだわかっていない、他の要因”が、ガンのリスクを低くしていることに関係しているのかもしれません。 以前にも、健康な女性群と卵巣ガンの女性群を比較した研究があります。“毎日お茶を飲んでいる人”は、このタイプのガンになる割合が60%低く、“30年以上お茶を飲んでいる人”は、75%以上もガンになる割合が低くなっていました。“紅茶”や“ウーロン茶”も“緑茶”と同じように“ガンを予防する”と思われますが、この研究が中国で行われたため、“お茶愛飲者”の90%以上は“緑茶”を飲んでいました。この研究の結果は、“お茶愛飲者”と“お茶を飲まない人”における“野菜の摂取量の違い”の調整はなされていませんが、この研究グループでは、その調整は必要ではないと考えられます。年令、体重、妊娠歴、運動量、そしてアルコール摂取量は調整されました。
現在も続けられている“アイオワでの閉経後の女性を対象としていた研究”では、“お茶と卵巣ガン”の関係は、明確ではありません。“一週間に一度でもお茶を飲む人”は、“全く飲まない人”に比べて、ガンになる割合が半分以上も少なくなっていましたが、1日に一杯以上飲むことによる効果はありませんでした。というのは、この研究では極めてわずかな女性しか卵巣ガンになっていないため、どんな結論にたいしても、その根拠が明確ではないのです。 実験では、“お茶”が“卵巣ガン”だけではなく、“様々な手段でそのほかのガンも予防する”と考えられています。“お茶”に含まれる“天然物質”のいくつかが“強力な抗酸化物質”であり、これらが細胞のDNAの損傷(この損傷がガンへと進む)を防いだり、修復させたりすると思われるのです。これらの“自然の植物化学物質”は、発ガン性物質が“ガン化への過程”を始めさせる力を抑制するほかに、ガンが進んだ段階においても、ガン化した細胞の“増大と拡散”を抑制したり、“自己破滅”を促したりして活躍すると思われます。中国のある研究では、緑茶を少なくとも1日に一杯飲んだ卵巣ガンの女性は、お茶を飲まなかった卵巣ガンの女性にくらべて二倍以上生存しています。
これらの研究が示している“お茶の持っている、ある特定のガンを少なくする影響力”は、楽観的なもののように受け取れますが、研究の広い視野から考えると、“お茶”だけという、ある一つの手段は好ましくありません。卵巣ガンに関する研究の結果は、常に同じではありません。しかし、研究のいくつかは、“体重をコントロールすること”、“動物性脂肪を制限すること”、 そして“豊富な濃い緑の野菜とほかの種類の野菜を食べること”も、卵巣ガンだけではなくほかのガンからあなたを守るのに役立つことを示しています。 http://www.02.246.ne.jp/~sophia/Nutrition%20Notes/060227.htm ___
ブロッコリーの新芽で胃がん予防
ブロッコリーの新芽で胃がん予防の可能性…筑波大
ブロッコリーの新芽に、胃がんの原因と注目されるヘリコバクター・ピロリ菌を殺傷し、胃炎を抑える効果があることを、筑波大の研究グループが突き止めた。米国で開催中の米がん学会主催の国際会議で2日発表する。 同大の谷中昭典講師(消化器内科)らは、ピロリ菌に感染している50人を二つのグループに分け、一方にはブロッコリーの新芽を、残り一方には、アルファルファのもやしを、それぞれ毎日約70グラムずつ、2か月間、食べ続けてもらった。成分で見ると新芽、もやしは、ほぼ同じだが、ブロッコリーの新芽には、スルフォラファンという成分(抗酸化物質)が多く含まれる。 実験前後で、ピロリ菌の活性の強さを比較したところ、新芽を食べたグループは、活性が約30%〜60%減少。さらに、胃炎も抑えられた。もやしを食べたグループは、こうした変化は見られなかった。マウスでは確認されていたが、人間で確認されたのは初めて。 谷中講師は「スルフォラファンは、特にブロッコリーの新芽に大量に含まれる。ピロリ菌を除菌しなくても、胃炎を抑え、胃がんを予防できる可能性がある」と話している。 (2005年11月1日 読売新聞) 大腸癌の原因 大腸ガンの発ガン物質としてもっとも重要なのは「肉食」 これは世界の国々の肉を食べる量とその国の大腸ガン発生率の相関をみたものです。きれいに相関しています. http://daichou.com/why.htm
大腸癌の原因としてもっとも重要なのは「肉食」です お肉でも脂肪の少ない鶏肉、魚は安全です. これは世界の国々の肉を食べる量とその国の大腸癌発生率の相関をみたものです。きれいに相関しています. 世界でもっとも多く肉を食べる世界最大の牧畜国ニュージーランドは世界でもっとも大腸癌の多い国となっています 反対に大腸癌をもっとも強力に予防する効果があるのは野菜です 野菜の大腸癌予防の理由は二つあると考えられています。植物繊維 と抗酸化作用のあるビタミン(色素)です。主役は前者のようです。無理に生野菜をサラダにしなくても調理しても植物繊維は安定ですから好きなように食べるのが良いでしょう。 お酒、とくにビールは大腸癌の増加因子です。 ビールと焼き肉が大好きな方(みんな好きですよね・・・・・)は野菜焼きも必ず注文しましょう お酒の中でも焼酎のような「蒸留酒」は比較的危険性が低いとされています. ポリフェノール (抗酸化作用がある)を多くふくむ赤ワインが良いか悪いかはわかりませんが(おそらくは)ビールよりは良いかも・・・・ 最近の研究によりますと・・・・大腸ポリープを切除した方が食生活をかえて菜食主義者になっても、その後の大腸ポリープの予防効果が無かったということがわかっています。 どうやら・・若い時の食生活が大事なようで、ポリープができてから(すでに小さな芽は多数できていると考えられます)、あわてて食生活を変えてもあまり効果はないようです . http://daichou.com/yobou.htm ココアを飲むと病気で死ぬリスクが減る
[シカゴ 28日 ロイター] ココアをたくさん飲む男性は、まったく飲まない男性と比較して、病気で死ぬリスクが50%も低いことを、オランダ人の研究者グループが明らかにした。 ココアには血圧を低下させる効果があることが知られていたが、これまでの研究では、長期的には、心臓病の予防にはならないと見られてきた。ココアには脂肪、糖分が多く含まれ、高カロリーだからだ。 内科の専門誌『Archives of Internal Medicine』に掲載された新しい研究結果によると、病気による死亡のリスクを減らしている要因は、血圧低下作用ではないという。また、致死的な心臓病にかかるケースが少ないせいでもない。 重要なのは、ココアに含まれる酸化防止物質とフラバノールで、これらが血管内部を覆う細胞の機能を高め、心臓発作、癌、肺の病気の原因となるコレステロールなどの化学物質によるリスクを減らしているという。 フラバノールは、野菜、緑茶、赤ワインに含まれるフラボノイドの仲間だ。 調査はオランダ・ジュトフェン在住の65歳から84歳までの高齢男性470人を対象に1985年から2000年の15年間、実施された。その結果、314人が亡くなり、ココアを多く摂取する男性の死亡率は、そうでない男性の半分であることが明らかになった。 研究グループは、健康にココアが及ぼす影響をもっと広範囲に調べる必要があるとしている。 [日本語訳:ラプター] 食事でガンを抑制
食事でガンを抑制=栄養素に抗ガン効果=米国日本移民の発病に注目=ゴイアバとトマトで回復
【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】食物の栄養分と成分がガンの抑制にどのような影響を及ぼすのかを長年のテーマに、研究者は人体実験などを繰り返してきたが、その成果が徐々に表れてきた。そもそもガンと食物の因果関係は、戦後アメリカに渡った日本移民が日本で罹患しないガンにかかったことが注目され、研究が始まった。食物の栄養素が抗ガン剤の役目を果たすことが現在まで明らかにされている。特に野菜類から新しく数十種類が発見されている。しかし、医学的な臨床実験は確立されておらず、食物の組み合わせ、摂取量、摂取の期間などが今後の研究課題となっている。だがガンの手術を受けた患者が術後にゴイアバとトマトを毎日食べたら急速に快復に向かったという明るい話題もある。 ガンは現在、心臓疾患に次いで死亡率が高く、医学界はその原因と治療法に日夜研究を続けている。その中で、食物とガンの因果関係も長年研究が積み重ねられ、徐々に成果が上がってきている。 食べ物がガンの発生に直接関係があると判明したのは七〇年代に入ってからだ。戦後アメリカに移住した日本移民に日本で発病例のなかった乳ガンと腸ガンの症状が発見された。医師が原因を追求した結果、食習慣の違いでガンが発病することが明らかにされた。それまで日本で普段食べていた魚類、大豆では発生しなかったガンが、アメリカでの日常食である肉類、油ものが原因となって発病した。逆に肺ガンの発病率が減少したのは、アメリカのオレンジジュースの効用であることが分かった。これにより食べ物のガンへの影響がクローズアップされるようになった。 ブラジル国立ガンセンターによると、近年の研究で野菜に含まれるフィトキミコと呼ばれる栄養素が数十種類発見され、これが他の食物要素とくっ付いてガン細胞を滅亡させる働きをすることが実験で明らかになった。 システム・コンサルタントのモライスさん(五〇)は、「胃ガンと判ってから、毎日ゴイアバとトマトを食べ続けた」と話し、手術をした主治医も急速な回復に驚きを隠せないでいるという。医師は、データが未確認で医学的にコメント出来ないが、この食べ物に効用があったことは事実だとしている。要は適量の野菜と果物を「根気よく長期間摂ること」が必要だと強調している。 聖市で十六日から十九日までの期間で開催される第一回ブラジル・ガンと栄養学会で、特別名誉講師として招待されたフランス人のリボリ博士は、ヨーロッパでガンの権威とされている。同博士はこれまでの十五年間、ヨーロッパ十カ国でボランティア五十三万人の食生活を調査してガンとの関係を研究してきた。この結果、二万八千人がガンにかかったことがわかった。発病率はフランス・イギリス・スイスの順で高く、食べ物で共通しているのは、砂糖、バター、乳製品のほか、ポテト、ケーキ、清涼飲水だった。逆に一番少ないスペインの日常食は野菜、青果物、卵、魚、ミルクなどだった。 これまでの調査・研究をもとに、ガンに効用がある食物とガンの種類は次の通り。 ▼にんにく=胃 ▼米、パン、穀類、豆野菜、葉野菜=直腸、食道、胃、大腸 ▼オリーブ油=胃、乳 ▼くるみ類=食道、胃 ▼緑茶=食道、胃、すい臓、前立腺、膀胱 ▼フェイジョン、豆野菜=口腔、咽頭、喉頭 ▼柑橘類(レモン、みかん)=胃、口腔、咽頭、食道、肺、すい臓 ▼野生果物(桑、イチゴ)=肺 ▼魚(鮭、にしん、いわし)=口腔、のど、直腸、すい臓、乳、前立腺、大腸 ▼大豆=前立腺 ▼トマト、ピーマン(赤)、ゴイアバ(赤)=前立腺、消化器、乳 ▼野菜(ブロッコリ、キャベツ、カリフラワー類)=肺、食道、乳腺、前立腺、肝臓、小腸、ぼうこう、大腸 http://www.nikkeyshimbun.com.br/040626-31brasil.html ショウガは抗がん食品 血液をサラサラ、炎症も抑える
いま新ショウガが出回っている。新ショウガは文字通り取れたてのショウガで色が白い。終年出回っている黄褐色のショウガは、貯蔵して翌年出荷されたヒネショウガである。 新ショウガの皮を剥(む)いて薄くスライスし、ひたひたまで梅酢を加えると鮮やかな紅梅色に染まって紅ショウガになる。 新ショウガの出回る期間は11月までだが、その間は紅ショウガを食卓に出しておき、誰もが欲しいだけ食べられるようにしておきたい。 フレッシュなショウガが体によいことを知っていて、紅ショウガにして食べてきたのは日本人の知恵だが、アメリカ国立がん研究所は最新の科学的な治験に基づいて、最も重要な抗がん食品のグループにショウガを入れている。 ショウガは胃腸にもよく、最も重要な働きをすると考えられている刺激性成分は、コレステロールを下げ、炎症を抑え、血液の粘度を下げることが分かっている。 だから、血中コレステロール値の高い人や、関節炎や痛風で苦しんでいる人、血栓症のリスクが高くなっている人はショウガを食べるべきだ。 ショウガの刺激性成分は精油と樹脂との混合物で、その33%をショウガ固有の物質であるジンゲロールとその誘導体が占めている。新ショウガはジンゲロールの比率が高く、ヒネショウガになると誘導体の比率が高くなる。それと新ショウガには豊富に消化酵素が含まれているので一番のオススメだが、ヒネショウガにもその効力はある。 ショウガの食べ方として取り入れていただきたいのはジュース食で、高コレステロール、関節炎、痛風の人には次のジュースが勧められている。 〈高コレステロール〉〈関節炎〉〈痛風〉→ショウガ+パイナップル・ジュース 〈関節炎〉→ショウガ+リンゴ+ニンジン・ジュース ショウガは塊の大きなところを幅6ミリ。その量のショウガに対してパイナップルは2分の1個、リンゴは1個、ニンジンは小4本を加えてジュースにする。 ●まるもと・よしお 1934年、大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。 http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16312 ありふれた野菜・果物に抗がん力 いま強い抗がん作用が注目されて、世界中で多数の動物実験が行われているPCA(プロトカテキン)は、八百屋に並んでいる日常的な果物と野菜に含まれている栄養素である。
ラットに肝臓がんを発症させる発がん物質を与えた実験では、PCAががんの発生を防ぎ、肝臓の細胞の損傷を顕著に抑えている。そして、発生してしまった腫瘍の数を減らしている。 しかも、がんの発生初期だけでなく、進行段階でも同様の効果を示しているのだ。 発がん物質の害を打ち消すだけの非常に強い力があるわけで、その他の多数の研究でも、ラットとハムスターの大腸がん、肝臓がん、膀胱(ぼうこう)がん、口腔がんを防いでいる。 では、このPCAは、どんな果物と野菜に含まれているのかというと、ほとんどの果物と野菜に含まれている。だから、高価な果物や珍奇な野菜を求める必要はまったくない。ただ、ありふれた果物と野菜をたっぷり―とは、食べたいだけの量―食べていれば、十分にとれる栄養素なのである。 むろん、PCAは果物と野菜に含まれている多数の栄養素のひとつに過ぎず、これ以外にも重要な働きをするものがたくさんあるのだから、食事に占める果物と野菜の量は、誇張ではなく健康を左右することになるのだ。 現在では、世界中どこに行っても同じような果物と野菜が売られているが、それはさまざまな原産地のものが世界中に伝播(でんぱ)して、主要な農作物になった結果である。おそらく人類は、それが栄養的に重要な食品であることに気付き、主要な農作物にしていったのだ。 そして、どこででも手に入るありふれたものになったのだが、ありふれた農作物にわれわれの健康を支える栄養が含まれていることを、科学が証明し始めている。 http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16374 発がん物質を無毒化する野菜・果物はコレだ
肝臓は発がん物質の解毒をフェーズ2酵素と総称される酵素群によって行っている。だからがんを予防するにはフェーズ2酵素が最高に機能している必要があるのだが、フェーズ2酵素が十分に作られていない人や、作られていてもその働きの悪い人がいる。 そういう人は危険な状態に自分を置いているのだが、それは食事によって大きく変えられることがわかっている。 フェーズ2酵素の働きを高める食品があるし、フェーズ2酵素の原料になる食品もあるので、それらの食品が十分に取れる食事にすればよいのだ。 代表的なフェーズ2酵素で極めて重要なものにグルタチオン転移酵素があるが、グルタチオンを最も多く含んでいるのは、アボカド、アスパラガス、スイカ。次いでグレープフルーツ、オレンジ、イチゴ、トマト、メロン、ブロッコリー、ホウレンソウ、パセリ、ズッキーニ、オクラ、ジャガイモなどの野菜と果物である。 これらの野菜と果物を最近どれだけ食べたか思い出してみて、ほとんど食べていない人がいたら、食事について考え直す必要がある。 グルタチオンは体内で作り出される物質なので必須栄養素ではなく、アミノ酸のシステインから作られるので、高タンパク食品を取っていれば不足しないと考えられていた時代があったけれども、実際は中高年の場合は特に不足している人が多く健康の度合いを測る指標となっている物質である。 研究によると血中グルタチオン値の高い人ほど自分を健康だと感じており、客観的なデータでも健康度が高く、病気が少なく、血圧もコレステロールも低いのだ。そして、がんのリスクも低いということになる。 フェーズ2酵素の働きを高めることが明らかな物質には、スルフォラファンというアブラナ科の野菜に含まれているファイトケミカルがある。 スルフォラファンを最も多く含んでいるのはブロッコリー。次いで、芽キャベツ、ケール、レッドキャベツである。 だからブロッコリーは抗がん食品の王様といわれているのだが、毎日の食事でこれらの食品の出番を増やすことががんの予防につながる。 http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16343 血中セレン値が低いとガンの発症が倍増 セレンは必須ミネラルの1つで摂取勧告量は1日に50〜100マイクログラムと微量だが、体の抗酸化ネットワークの欠かせないメンバーである。 セレンを多く含んだ食品をあまり食べないことと、セレンの血中値が低いことはいずれも、研究の結果、心臓病、脳卒中、ガンのリスクの上昇と強く結びついている。 セレンを多く含んでいる食品を挙げると、貝、青魚、きのこ、たまねぎ、にんにく、人参、ブロッコリー、キャベツ、グリーンピース。 貝類は、かき、あさり、しじみ、はまぐり、さざえ、赤貝など。青魚は、鮭、まぐろ、さば、あじ、いわし、にしん。これらはみな高セレン食品だ。魚介類をよく食べている日本人が、肉主体の食事をしている欧米人に比べて心臓病による死亡率が低い理由の1つは、セレンの高摂取と考えられている。 野菜に含まれるセレンの量は、生産地の土壌に大きく左右されるが、アメリカで州ごとに土壌に含まれるセレンの量と心臓病による死亡率の比較が行われた結果、土壌に最も多くセレンを含んでいるコロラド州のコロラドスプリングスは、全米中最も心臓病による死亡率が低かった。 セレンは細胞膜内の酸化した脂肪を無害化する数種類の酵素の構成要素である。体がそれらの酵素を作り出すのにどうしても必要とするミネラルなのだ。だからセレンが十分に摂れる食事をしていると、心臓病だけでなく加齢に伴う多くの病気の予防につながるが、ガンについてはウィレット・スタディと呼ばれる有名な研究で明白にされている。ハーバード大のウィレット医博をヘッドにしたチームが1973年に研究を始めて1983年に発表したもので、アメリカの14の地域の4480人のガンになっていない男性の血液のサンプルを採って行われた。 5年後に111人がガンになっていたので、同じ年齢で同じライフスタイルのガンになっていない210人と比較したところ、血中セレン値が最も低かった人たちは最も高かった人たちの2倍の率でガンを発病していた。 http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16258 人参とセロリは最強のガン予防食品だ
人参はセリ科の野菜でセロリの仲間である。 セリ科の野菜がガンを抑える働きをすることは多くの研究で明らかになっている。 1989年にアメリカ国立ガン研究所は、ガンを予防する成分を含んでいる食品を食事に多くとり入れるよう提唱して、とくに重要な食品のリストをピラミッドの形の表にして発表したが、ピラミッドの一番上の最も重要度の高い食品のグループには人参とセロリが入っていた。 人参の重要な成分は、ファイトケミカルのカロテノイドの1つのアルファ・カロテンで、煮たり炒めたりした人参にはこの物質が全食品中トップの濃度で含まれている。 アルファ・カロテンは強力な抗ガン物質で、動物を用いて実験すると、ガンの成長を抑えることが確認できるのだが、人参は脳卒中からも守ってくれることがわかっている。 8700人の看護婦を対象に8年かけて行われたハーバード大の研究によると、週に5本以上の人参を食べている人は、月に1本しか食べていない人よりも、脳卒中を起こす率が68%も低かったのだ。 人参はガンと脳卒中を予防し、心臓病のリスクも下げてくれるのだ。 ビタミンやファイトケミカルの多くは熱に弱いので、加熱調理をすると一般にその量が減るけれども、人参は逆に、煮たり炒めたりしたほうが、体に使われる有効成分の量が増加する。 きんぴらごぼうなどは定番にしたい料理だが、人参を多く食べるにはサラダもよい。 作り方は簡単で、人参をグレイターでおろしてレモン汁をかけるだけ。 レモン汁のビタミンCが人参を生食する場合の栄養素の損失を防いでくれるので、レモンを先に絞っておいて、すぐにかける。あとはレーズンを加えてもよいし、亜麻仁油あるいはオリーブ油を加えてもよい。 グレイターでおろすと人参の組織がギザギザに切れる。それがおいしさのヒミツで、これを食卓に出しておくと、たいていの人はびっくりするくらいの量を食べられる。 http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16171 トマトは前立腺ガンの発症を抑える
トマトの栄養的な特徴は、ファイトケミカルのひとつのカロテノイドの仲間のリコピンを全食品中で最も多く含んでいることだ。現在までに世界で行われた7つの研究のうち5つが、トマトを多く摂る食事は前立腺ガンの発病を低率に抑えることを強く示している。 そして、進行した深刻な前立腺ガンに対してもリコピンの抗腫瘍作用が明らかにされている。 それはリコピンが前立腺の治療にも役立つ可能性を示唆しており、サプリメントでリコピンを補った研究も複数行われている。その研究結果でもリコピンが前立腺ガンの腫瘍の成長のスピードを遅らせ、また腫瘍を縮小させている。 そうした研究で投与されているリコピンの量はどれくらいかというと、1日10〜30ミリグラム。一方、生のトマト100グラム中に含まれているリコピンの量は約3ミリグラム、煮つめた状態では6ミリグラム。ラタトゥイユのような料理を食べれば、10ミリグラムは十分に摂れるわけである。 これだけトマトに威力があるのならば、人間の知恵として、その威力を遺憾なく発揮させる料理が他にもあっていいように思われる。 それこそは、ナポリタンの名で知られるナポリの伝統料理、トマト・ソースのスパゲッティだ。 この料理の主材料は玉ねぎとトマトだが、伝統的なレシピでは、玉ねぎ1個に対して、トマトがなんと1キロ使われる。それが黄金比でおいしさのヒミツなのだ。 http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16131 実証されたリンゴと玉ねぎの強力抗ガン作用
「1日1個のリンゴが医者を遠ざける」という西洋の古い諺(ことわざ)があるが、最新の研究もそれを裏付けている。 フィンランドの公衆衛生研究所が1965年にガンにかかっていない男女9995人を対象に始めた食習慣とガンの発病の相関を確める追跡研究の結果が1991年に発表されたのだ。 1991年までの26年間に997人がガンになり、そのうちの151人は肺ガンだった。 ガンの発病のリスクを顕著に高めたのはフラボノイドがあまり摂れない食事で、フラボノイドが毎日摂れる食事をしている人よりも20%多く発病していた。そして、フラボノイドを非常に多く摂っている人たちと比較すると、46%も多く発病していた。 フラボノイドはファイトケミカルの一つで、植物が外部から受けるさまざまなストレスに対して自分を守るために作り出している物質である。だから、当然ながら植物にしか含まれていない。 種類は極めて多く、確認されているだけでも4000以上の化学的に特異なフラボノイドが存在している。 われわれが日常食べている植物性の食品に含まれているフラボノイドの重要なものは十指に余るけれども、その働きの一つは抗酸化作用で、ビタミンCと共働するという特徴を持っている。特別の食品にのみ含まれているのではなく、ありふれた日常的な果物、豆、ナッツ、種、穀類、お茶に含まれている物質である。 フィンランドの研究者たちは、そういう食品を食べてフラボノイドが多く摂れる食事をしている人がガンにかかりにくいことを明らかにしたのだが、特に重要な働きをしていると考えられる食品の第1はリンゴだったと述べている。それに肉薄していた第2位は、玉ねぎである。 リンゴを毎日1個食べている人たち、玉ねぎを日常多く食べている人たちのガンの発病率が最も低かったわけで、この2つの食品の共通点は、全食品中で最も多くケルセチンというフラボノイドを含んでいることから、研究者たちはケルセチンには強い抗ガン作用があるのではないかと推論している。 http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16087 癌予防物質は植物性の食品だけ 「果物と野菜をたっぷり食べる食事がガンを予防する」
それが世界中で行われてきた多数のガン予防の研究が導き出してきた結論である。 研究が進んで知見が蓄積されればされるほど答えは単純になっていったのだが、この「野菜」は広義の野菜なので、ナッツ、豆、種も加えて考えていただきたい。 ガンを予防する物質を探す研究が本格的に行われるようになったのは、米国立ガン研究所が予算をつけてその後押しを始めた1980年以降だが、1990年にはすでに栄養学の歴史を塗り変えるような画期的な知見が集まっていた。 そして、ファイトケミカルズ(訳すと植物化学物質)という英語の新語も生まれていたが、それはガンを予防する物質が動物からは見つからずに植物性の食品からだけ見つかっていったからである。しかも、その数があまりにも多数だったために、新語を作って総称するようになったのだ。 それが栄養学を変えたのは、ファイトケミカルズがアマゾンの雨林やチベットの奥地からではなく、最もありふれた植物性の食品、つまり日常的な果物と野菜の中から最も多く見つかったからである。 われわれはそれを昔から食べてきているのだから、食事とは元来、ファイトケミカルズを摂る行為だったのだということがわかった。 食事は必須栄養素を摂る行為であると同時に病気を遠ざける働きを持ったファイトケミカルズを摂る行為でもあったのだ。 そして、ファイトケミカルズに共通しているのは抗酸化作用なので、それを多く含んだ食事によってガンが予防された場合には、ガン以外の病気も多く予防されるし、老化の速度もスローダウンすることがわかった。 ファイトケミカルズが薬品と異なるのは、ガンが出来てしまった後で、それをやっつけるのではなく、体自体の防衛力を高めて、病気にならないようにする点である。少量で猛烈な効果を生み出す薬品ではなく、栄養素として毎日かなりの量を摂っていると力が発揮されてくる物質なのである。 http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16080 カルシウムで大腸がん予防
カルシウム多量に取ると大腸がんリスク3割減 牛乳や小魚に含まれるカルシウムを毎日たくさん取ると、大腸がんになる危険性が約30%低下することが、九州大学の古野純典教授と国立国際医療センター研究所の溝上哲也部長らの大規模な疫学調査で分かった。28日から横浜市で始まる日本癌(がん)学会で発表する。
大腸がんは欧米型の食生活が浸透し国内でも患者が急増、毎年約9万人が発病し、約4万人が死亡する。がんの部位別死亡数で見ると女性でトップ、男性だと第4 位。明確な予防効果が確認された食物はこれまでなかった。 調査は2000年から03年にかけ、福岡市と近郊にある8病院に入院中の大腸がん患者840人と同地域で暮らす健康な住民833人を対象に実施した。普段食べている食品の種類と量を聞き取り、カルシウムやそのほかの栄養素の摂取量と大腸がんとの関係を調べた。 [2006年9月23日/日本経済新聞 朝刊] 牛乳で大腸がん予防
牛乳たんぱく質で大腸がん予防、国立がんセンターなど研究調査
牛乳に含まれるたんぱく質を毎日大量に摂取すると、大腸がんを予防できる可能性があることが、国立がんセンターの神津隆弘室長らと森永乳業の研究調査で分かった。将来がんになる恐れがあるポリープが小さくなった。28日から横浜市で始まる日本癌(がん)学会で発表する 娘の母乳を飲んだら末期ガンが治った? 英国人男性の事例が話題に。 2009年06月15日22時06分 / 提供:ナリナリドットコム
出産から育児を通して母の偉大さを実感する人は多いが、近年は赤ちゃんに対する母体としての機能の面からも、その素晴らしさが知られてきている。例えば、胎児と母親をつなぐへその緒を流れる臍帯血。この中には血液を作る造血幹細胞が多量に含まれており、白血病患者への移植のほか、皮膚や臓器などの組織を作り出す可能性があることが注目されている。そして、臍帯血と同等に注目を浴びているのが母乳だ。 母乳は栄養と免疫力に富む「赤ちゃんにとっての最良の食事」だが、成人に対してもさまざまな効果がある可能性が指摘されている。特に、母乳に含まれるたんぱく質「ラクトフェリン」は、各研究から細菌やウイルスの抑制、腸内環境の正常化、貧血防止、免疫力増強、がんの抑制、花粉症の緩和など、さまざまな効果が期待されているという。 こうした中で、英国の男性がん患者が娘の母乳を飲んだところ回復傾向を示したことが、英米のメディアによって報じられ話題になっている。 この男性は、英ウィルトシャーに住む67歳のティム・ブラウンさん。英紙デイリー・メールなどによると、ティムさんは2007年7月に胃痛のため病院で検査を受けた結果、末期の肝臓がんと診断された。1週間後に娘のジョージアさんの結婚式を控えていたティムさんは、すぐに手術を受けて成功し、無事結婚式に参加。その後1年間は化学療法が奏効し、小康状態を保ちながら生活していたが、ジョージアさんが第1子を妊娠中に病気が再発したそうだ。 そんなある日、ジョージアさんはティムさんの治療に役立つかもしれない情報を、あるテレビ番組から仕入れた。その番組の内容は米国の男性前立腺がん患者が、機関を通じて母乳を入手し、毎日飲み続けて治療を行っているというもの。番組を見た当初、ジョージアさんは「もし本当の話なら、ばかげた考え」と思ったそうだが、ジョージアさんはこの1か月前に息子のモンティ君を出産したばかり。自分が母乳を出せることに気づき、「父が良くなるためなら何でも試してみよう」と決断した。 インターネットからも同様の事例があることを知ったジョージアさんは、ティムさんに母乳の提供を提案。ティムさんもあっさり「いいんじゃない?」と同意したという。ジョージアさんは、息子のモンティ君に授乳する際にティムさんの分も絞って届け、受け取った母乳はティムさんの妻・キャロルさんが冷凍している。毎朝食時に解凍し、シリアルに注ぐ牛乳と混ぜているそうだ。 その効果はてきめんで、飲み始めてから1か月後の検査で状態が良くなったと診断された。ジョージアさんは「母乳が本当に役立っているのかは分からないけれど、母乳治療はできる限り続けるわ」と語っている。ちなみにティムさんによると、母乳の味は「ちょっと刺激的で脂っぽいけど、不快じゃないよ」とのこと。 現在のところ、母乳の摂取ががん抑制につながるという医学的根拠は証明はされていない。英国の世界がん研究財団も「母乳ががん患者に何らかの利益をもたらすという根拠は、まだ見つかってない」と、英紙デイリー・ミラーにコメントしている。しかし、米国では母乳ががんに効果があることが注目されており、米ABCでは「米食品医薬品局(FDA)は、母乳が小児がんのリスクを下げるかもしれないと公式サイトに掲載している」と紹介。FDAは「母乳に含まれるたんぱく質が、がん細胞を『自滅させる』要因になり得る」と説明している。 母乳がガンを抑制させるはっきりした解明はまだされていないが、専門家の間でも母乳に何らかの期待感を持って研究が進められているようだ。 http://www.asyura2.com/09/health15/msg/132.html オリーブ油、がん予防に有効か 少量で細胞の酸化抑制 2006年12月27日22時28分
毎日少量のオリーブオイルを取れば、がんを患う危険性が少なくなるとの調査結果をデンマーク大学病院の研究グループが明らかにした。27日付の英紙デーリー・エクスプレスなどが報じた。 それによると同グループは、欧州5カ国の20歳から60歳までの健康な男性182人に対し、1日当たり25ミリリットルのオリーブオイルを2週間にわたって摂取させた。その後、細胞酸化の度合いを示す物質の量を調べたところ、摂取前よりも13%も少なくなっていることが判明した。(時事) 食用油を使うなら
第105回「食用油脂の見えざる恐怖と対策」 (2001/06/20)
6月初めにマスメディアでスウェーデン・カロリンスカ大の研究が紹介された。「魚の脂が前立腺ガンを防ぐ」という趣旨の見出しだけ見て、「やっぱり魚を食べなくては」と思われた方が結構多いのではあるまいか。しかし、この研究が、連載第101回「食の成分データベースを使う」後半で紹介した食用油脂摂取が招く健康問題そのものであることに、多くの方は気付かれていないようなので、改めてその恐ろしさをまとめたい。国内では前立腺ガンなど特殊なガンではないか、と思われようが、欧米で発生が多いガンだから研究材料として取り上げられているのであり、実は「魚の脂がガンを防ぐ」と読んでかまわないし、逆にガン化を促進している油脂が身近に存在するのである。 ◆自分の身を守るための油脂選別術 ミネラルウォーターを買う機会が増えた。その値段からみると食用油の安さに改めて驚く。バーゲンで売られている1500ミリリットル入りは200円もしない。水以下である。安くてふんだんにあるから消費側は無頓着でいられる、あるいはメーカーサイドは騒ぎ立てたくない。 脂には動物性と植物性がある。食肉など含まれる動物性の油脂は、動脈硬化などの心配があるから食べる量はほどほどにしたい。これに対して、魚の脂は実は植物性の油脂の仲間と考えてよく、こうした植物性の油脂には3つのグループが存在する。
ガンに対して促進する側と、抑止する側、そして中立のグループである。 オリーブ油の大部分を占めている一価不飽和脂肪酸「オレイン酸」が中立グループ代表になる。私の身近な食品系スーパーでは、揚げ物総菜の油はオリーブ油を使ってくれていて、カツ、かき揚げやコロッケを買う場合など、安心していられる。炒め物も含めてオリーブ油を使いなさい、と言われるゆえんである。ただしオリーブ油はバーゲンの一般食用油ほど安くはない。 ガンを促進する側は「リノール酸系」の油。リノール酸は体内でアラキドン酸という物質に変わる。ふだんから存在している物質ではあるが、これが過剰になると有害性を発揮するとみられている。リノール酸系の油脂はファーストフード、スナック菓子などで多用されているから知らず知らずに大量に摂取してしまう。 これに対抗する抑止側はというと、魚の脂に多いEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)など「αリノレン酸系」の油になる。抑止できる仕組みはこうである。リノール酸のアラキドン酸への変換と、αリノレン酸系の体内変換には同じ酵素を使うため、αリノレン酸系が十分あればアラキドン酸は過剰に造られることがなくなるのだ。
ただし魚が良いからと言って、油脂は魚ばかりで摂るわけにゆかない。普段の生活では、どうしても食用油からが多くなる。食用油を買うと、実はこの3つのグループの脂肪酸をたいてい全て含んでいる。日常生活に使ってそう負担にならない使い分けを考えるには、各種油について3グループ成分をどれくらい含んでいるか知ればよい。 代表的な油の成分を、第101回で取り上げた「食品成分データベース」で調べてみよう。成分は中立・促進・抑止の順に並べた。 紅花油は進物用などとして高価で売られているが、避けて通るのが無難と分かる。欧米ではこの紅花油やコーン油、大豆油の消費が多い。逆に、ナタネ油は安い食用油だが、成分比は好ましいと知れよう。第101回で説明したように、この問題を追究している日本脂質栄養学会はリノール酸系とαリノレン酸系との摂取比を国が示している基準よりも2倍厳しくし、「2:1」程度にと求めている。ナタネ油単独ならこれを満たしているので、家庭でのベースとして使える。それでも日常的にリノール酸は摂り過ぎになりやすい。魚の脂はリノール酸系に比べてαリノレン酸系が圧倒的に多いから、せいぜい魚を食べようということになる。 リノール酸は上限を考えて抑えていきたいし、αリノレン酸、EPA、DHAはなるべく多くしたい。それでも脂肪酸の大部分は、オレイン酸のような中立の一価不飽和脂肪酸で摂るべきとするのが基本的な考え方だ。
最初にあげたように魚が良いと、やみくもに食べれば良いものではないだろう。ちなみに可食部100グラム当たりのDHAとEPAはそれぞれ、サバだと1.7と1.2グラム程度、サケやアジは0.7と0.4グラム程度は含まれている。EPAは母乳にも含まれているものだが、乳幼児に限れば過剰摂取は正常な成長を妨げるので摂取の上限が設定されている。 油脂が及ぼす悪影響はガンばかりではない。高コレステロール血症、動脈硬化、アレルギー発症、脳の機能障害さらには行動の「攻撃性」まで招くと、日本脂質栄養学会の研究者から指摘されている。 http://dandoweb.com/backno/20010620.htm オリーブオイルと癌効果 オリーブオイルを消費する地中海地方2005.8
良質のオリーブオイルは少し緑色がかった黄金色です。ふくよかな香りがあるため、ゆでたてのパスタにからめたり、サラダにふりかけたり、マリネに使うと、料理にかぐわしい青草のようなエッセンスが加わり、味の奥行きがぐんと広がります。このほか、イタリアでは焼きたてのパンをオリーブオイルに浸して食べますね。 最近になって、オリーブオイルの色、味、香りに加えてもうひとつのすばらしい長所が明らかになってきました。それは、動脈硬化とそれによる病気、脳卒中や心筋梗塞、癌などを予防する効果があるという事実です。 以前から、ヨーロッパの中でたくさんのオリーブオイルを消費する地中海地方の国々、ギリシャ、イタリア、スペインでは、乳癌や大腸癌による死亡率が、消費量の少ない国々、イギリスやデンマークに比べてとても低いことが知られていました。1990年代に行なわれたいくつかの研究から、オリーブオイルの消費量が多いほど癌の発生が少なくなる、という関係が明らかになってきました。 http://www.asakuma.co.jp/cgi-bin/toribia/list.cgi 大豆が前立腺がん抑制か、61歳以上は発症半減・厚労省 大豆食品に含まれている「イソフラボン」を多く食べている男性ほど、早期の前立腺がんを発症するリスクが低くなる――。こんな調査結果を厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がまとめ、15日発表した。特に61歳以上では、大豆食品を多く摂取していると発症リスクが最大で半分になったという。 日本人の男性約4万3000人を平均8年間にわたって追跡して調べた。日本人は欧米人と比べて、前立腺がんの発生率が30分の1以下と低い。ただ症状が現れる前段階のがんが見つかる比率は、日本と欧米で差がないことが知られている。研究グループは「イソフラボンに、がんが進行して症状が現れるのを抑制する効果があるのではないか」とみている。 http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007031509506h1 大豆と癌
シンガポール大学の科学者による研究結果は、大豆の消費量と、あるタイプの癌リスクが低いことの間に関連性があることを指摘しています。 日本人女性の乳ガン罹患率は、世界で最も低いレベルにあることはよく知られています。いくつかの研究により、大豆消費量の増大と、前立腺癌の罹患率の低下と間に関連性があることが示唆されています。中国本土の中国人の乳癌リスクは、北米人のリスクの約10%であり、中国人の前立腺癌リスクは、北米人のそれのわずか2%です。ワングとウィクソン(Wang and Wixon)11によれば、多くの要因がこうした差に寄与しているが、大豆の消費量が主要な要因であるかもしれません。 日本人女性とフィンランド人女性を対象とした研究では、尿中の高いイソフラボン含有量と低い乳癌罹患との相関関係が示されました。アジア人女性の間では、豆腐の消費量が多いことが、乳癌リスクの低下に関連していることがわかっています。 ミシガン大学の研究者が実施した動物実験による研究では、大豆が結腸癌ポリープのサイズと数を低減させることを証明しています。その他いくつかの研究で、大豆あるいは他の大豆製品が齧歯動物における化学的に誘発された乳癌の発症を約50%低下させることが明らかになっています。 http://www.asajapan.org/food/health/document2.html アイルランドの研究で大豆を多く含む食品が乳癌のリスクを軽減する 可能性が明らかに
アルスター大学の新しい研究で大豆を多く含む食品には乳癌の広がりを抑制する可能性があることが示唆された。乳癌は西欧世界の女性の最も一般的な癌の形態であるが、伝統的に食生活で大量の大豆製品を消費する東南アジアに住む住民の間では発生率が低い。アルスター大学生体臨床医学部では、これまで細胞を培養して乳癌細胞の侵入に対するイソフラボンの効果を調べてきた。そしてイソフラボンには、東南アジアの人々の摂取する濃度と同じ濃度でも乳癌細胞侵入を強力に抑制する効果があることを発見した。 研究者達は、豆乳、大豆ドリンクやデザートのような大豆を多く含む製品を食べることが、身体中の癌細胞拡散防止に重要な役割を果たす可能性があると言っている。 大豆イソフラボンが患者を癌細胞から守るかどうかを確かめるためには人間のボランティアを使って、さらに研究を進めることが必要である。 http://www.asajapan.org/food/health/soy&health_04win.html 野菜や果物が癌(がん)を撃退 野菜や果物の摂取により、さまざまな癌(がん)のリスクが減少することを示した3つの研究が、ロサンゼルスで開催された米国癌学会(AACR)年次集会で報告された。 米国立癌研究所(NCI)のNeal Freedman氏らによる研究は、成人49万802人を対象に、果物および野菜の摂取量と頭頸部癌の発生率を比較したもの。5年間に頭頸部癌と診断されたのは787人であった。喫煙およびアルコール摂取などの危険因子(リスクファクター)を調整後、1日1,000カロリー摂取につき果物または野菜を6皿分摂取する人は、1.5皿しか摂取しない人に比べ頭頸部癌リスクが29%低く、1皿分追加するだけでも6%のリスク低下が認められた。単独では果物よりも野菜の方が高い予防効果がみられたという。 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究グループは、ブロッコリーと大豆(ダイズ)蛋白(たんぱく)による乳癌および卵巣癌に対する予防効果のメカニズムについて、実験室レベルでの研究成果を報告した。ブロッコリーが消化されるとジインドリルメタン(DIM)という物質が、大豆が消化されるとゲニステインという物質が形成される。今回、これらの物質が、乳癌および卵巣癌の細胞の運動性に作用し、癌の拡散を抑制することがわかった。しかし、大豆にはエストロゲン様の作用があるため、エストロゲンにより促進される癌のある人は注意が必要だという。 米ハワイ癌研究センターの研究グループは、カリフォルニアおよびハワイ在住の18万3,518人を対象にフラボノール摂取量と膵癌リスクを比較した。フラボノールは、タマネギ、リンゴ、ベリー類、ケールおよびブロッコリーなどに含まれる物質。フラボノール摂取量が最も高い人では膵癌リスクが23%低いことがわかったほか、喫煙者ではさらに効果が大きく、フラボノール摂取量が高い人は膵癌リスクが59%低いことが判明した。
以上の3研究から、さまざまな種類の植物性食品を摂取することが癌予防には最良であるといえると、米国癌研究協会(AICR)のMelanie Polk氏は述べている。農家の直売所へ行ったり、食料品店で時間をかけて野菜を吟味したりするほか、野菜をおいしく食べられる料理法を見つけるなどの工夫も必要だとPolk氏はいう。原文[2007年4月16日/HealthDay News http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20070427hj001hj アブラナ科の野菜
ブロッコリーやキャベツなど、グルコシノレートという成分を豊富に含むアブラナ科の野菜がさまざまな抗癌(がん)作用を示すことはこれまで多く報告されているが、それを裏付けるような複数の報告が、米ボルチモアで開催された米国癌学会(AACR)癌予防研究フロンティア会議で発表された。
筑波大学人間総合科学研究科の谷中昭典博士らの研究では、20人の被験者中、ブロッコリー・スプラウト(ブロッコリーの新芽)を多く摂取している人は、ピロリ菌(Helicobacter pylori)への感染が有意に低いことがわかった。ピロリ菌は胃炎(胃の内壁の炎症)を起こす細菌で、消化性潰瘍や胃癌の主要な原因となる。今回、ピロリ菌を全滅させるまではいかないが、ブロッコリー・スプラウトを多く食べるというごく簡単な方法でピロリ菌を抑制し、それに伴う胃炎を軽減できることがわかったのは、ピロリ菌保菌者への朗報だという。 酸化性物質(オキシダント)はDNAを傷つけ細胞を殺し潜在的に癌をもたらす有毒分子であるが、ブロッコリー・スプラウトに含まれるスルフォラファンという成分が、酸化性物質に対する細胞の防御作用を助けるという。スルフォラファンは、グルコシノレートの分解産物イソチオシアネート(イオウ化合物の一種)の一つで、ブロッコリーに特有の成分であり、新芽には特に豊富に含まれる。 米ジョンスホプキンス大学(メリーランド州)からの報告は、紫外線照射したマウスの皮膚に照射直後ブロッコリー・スプラウト抽出液を塗ったところ、皮膚癌発生率が非塗布群で100%に対し、塗布群では50%だったというもの。研究チームは現在、皮膚への塗布だけでなく、経口摂取した場合のマウスでの効果を調べており、将来ヒトに応用して、スルフォラファンを服用または肌に塗るような皮膚癌予防薬の開発につながると期待している。
米ミシガン州立大学のチームからは、キャベツやザワークラウト(塩漬けキャベツ)を多く食べる女性で乳癌リスクが低いというデータが発表された。思春期に多量にキャベツを食べ始め、生か調理時間が短い場合に予防効果が最も高いという。キャベツに含まれるグルコシノレートの分解産物が、発癌過程や癌の促進過程を阻止すると考えられるという。 この学会では、イチョウ葉エキスに含まれるギンコリドAとギンコリドBという成分が卵巣癌リスクを低下するという報告や、ニンニクに含まれる硫化ジアリル(DAS)が、高熱で調理された肉や卵から生じる発癌物質の作用を阻害するという報告もなされた。 http://www.bestkanpo.com/news/news_view/218.html ブロッコリーの新芽に胃癌の予防効果 1日に約70gのブロッコリーの新芽(スプラウト)を食べると、胃潰瘍のほか、おそらく胃癌(がん)のリスクも軽減されることが、東京理科大学教授の谷中昭典博士らの研究で明らかにされた。これまでにも、ブロッコリーの摂取により食道癌、膀胱癌、皮膚癌、肺癌をはじめ多数の癌のリスクが低下することが示されているが、さらにここに胃癌が加わることになる。 共著者の1人である米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルチモア)医学部のJed W. Fahey氏によると、この予防効果をもたらしているのは、ブロッコリーに含まれるスルフォラファン(sulforaphane)という成分だという。Fahey氏らは、2002年にスルフォラファンがヘリコバクター・ピロリ菌(H. pylori)の殺菌効果を有する可能性を初めて記載した。医学誌「Cancer Prevention Research(癌予防研究)」4月号に掲載された今回の研究は、スルフォラファンの豊富なブロッコリー・スプラウトの摂取によって、胃の損傷および癌リスクと密接に関連するピロリ菌が減少するかどうかを調べたもの。 米国ではピロリ菌の感染率が25〜30%であるのに対し、日本では感染率が90%に近い。今回の研究はピロリ菌感染者48人を対象に日本で実施されたもので、半数は1日70gのブロッコリー・スプラウト、残りの半数はスルフォラファンを含まないアルファルファ・スプラウトを摂取。8週間後、ブロッコリー群にはピロリ菌の感染レベルに有意な低下がみられたが、アルファルファ群には低下が認められなかった。 米ノースカロライナ大学栄養学研究所のSteven H. Zeisel博士によると、スルフォラファンはブロッコリーを歯でかんで細胞が壊されたときに初めて形成され、それによって肝臓から発癌物質を不活性化させるのに重要な酵素が産生されるという。食事に取り入れる量を増やせば、有益な生物活性物質の産生を促すことができ、ブロッコリーでもよいがブロッコリー・スプラウトだとなおよいと同氏は述べている。
しかし、中には錠剤などで簡単にスルフォラファンを摂取しようとする人もいる。「すべての人の食生活を変えさせることは不可能。錠剤でも何もしないよりはいいが、錠剤を多量に摂るのを勧めるわけではない」とFahey氏は述べている。Zeisel氏は「植物に含まれるさまざまな成分を併せて摂ることによって効果が発揮されると考えられ、抽出して錠剤にしても必ずしも効果が得られるとは限らない」と指摘している。 原文 [2009年4月6日/HealthDay News] http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20090416hj001hj 食物と癌リスクの関係 食生活によって一部の癌(がん)の発症リスクが左右される可能性が複数の研究で示され、ボストンで開催された米国癌学会(AACR)主催の癌予防研究に関する国際シンポジウムで発表された。 米国立癌研究所(NCI)のLarissa Korde博士らによる研究では、幼少期に多量の大豆を摂取した女性で、乳癌発症リスクが有意に低いことが示された。この研究は、アジア系米国人の女性1,563人を対象としたもので、597人が乳癌を発症しており、966人は発症していなかった。幼少期の大豆の摂取量が最も多いグループ(週平均2食強)は、最も少ないグループ(週平均4分の1食)に比べ、乳癌発症リスクが58%低いことがわかったという。また、思春期および成人後の大豆摂取量が最も多いグループでも、乳癌リスクが25%低かった。 アジア人は米国人に比べ大豆の消費量が多く、乳癌発症率は米国人の4分の1から7分の1である。しかしアジア人が米国に移住すると、わずか3世代で米国人の乳癌発症率に追いついてしまう。Korde氏らは、対象女性の食習慣について質問票による調査を実施し、近隣にアジア人が多く住むか、アジア系の食料品店で買い物をするか、アジアの新聞を読むかなどといった生活様式に関する各因子について問診を行った。さらに対象者の母親255人にも情報を求めた結果、大豆が最も重要な因子であることを突き止めたという。 大豆がどのように乳癌リスクに影響しているのかは正確にはわかっていないが、大豆に含まれるイソフラボンにはエストロゲン様の保護作用があり、若年期にこれに曝露すると乳房組織の発達に変化が生じ、発癌感受性が低くなることが動物モデルで示されている。また、ホルモン様物質にさらされる時期も、乳癌リスクを大きく左右することがわかっている。
同シンポジウムでは、週5回以上魚を食べる男性は、週1回未満しか食べない男性に比べ、大腸癌(直腸結腸癌)を発症するリスクが40%低いという別研究による知見も報告された。喫煙者280人を対象とした別の研究では、ビタミンEの豊富な食事を摂っている人は喫煙に起因する癌の発症リスクが低いことも示された。ただし、この効果がみられたのは男性のみで女性にはみられず、その理由は不明だという。 http://www.bestkanpo.com/news/news_view/218.html 肝がんリスク、肥満は2倍超 厚労省研究班 厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)は10日、高血糖や肥満などメタボリック症候群の関連要因を抱えている人について、肝臓がんにかかるリスクが2倍以上に高まるとの大規模疫学調査の結果を発表した。肝がんは大半が肝炎ウイルスに感染して発症するが、生活習慣に気をつければ発症を回避できる可能性があるという。 井上真奈美・国立がんセンター室長が、40―69歳の男女1万7590人を13年間追跡調査。期間中に102人が肝がんにかかった。調査開始時点の健診結果をもとに、血圧や血糖値、中性脂肪、体格指数(BMI)などのメタボリック関連要因が、肝がんリスクと関連するか調べた。 高血糖(1デシリットル当たり140ミリグラム以上、または空腹時で同100ミリグラム以上)のグループは、そうでないグループと比較し、肝がんになるリスクが1.75倍になった。また肥満度を示すBMIが25以上の人は、そうでない人と比べて肝がんリスクが2.22倍になった。(14:01) http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090310AT1G1000G10032009.html 玄米
玄米には重金属を排せつする成分「フィチン酸」が含まれています 実際、農薬がどのくらい残るのかを測定すると、玄米は白米の「2倍」近い量が残留します。 しかし玄米には、体の中の有害物質を強力に排泄する(体の外に出す)力があって、体内に残留する量は『玄米の方が少ない』のです。 玄米の作用 昭和40年に入って、農薬として毒性の高い有機水銀を使ったものが問題になったとき、この玄米の効果が研究されました。 マウスを使って残留する水銀の量を比べています。 有機水銀の残留量は白米0.004ppmに対し玄米0.009ppm。2倍以上です。 しかし、1ヶ月後に体内に残留する量は白米0.035ppmに対し玄米0.015ppm。 逆に半分しか残りません。 その多くが体の外に排泄されています。 その排泄量を比較すると、白米2.5%に対して、玄米は88.3%。強力な排泄力があるのが分かります。 少なくとも、農薬を気にして白米に変える必要はなさそうです。 緑色野菜 緑色野菜に含まれる葉緑素は腸にある毒素を吸着するのが分かった。 葉緑素のポルフィン骨格はにおいや有害物質などを吸着します。 生活習慣の改善により癌(がん)リスクを大幅に軽減可能
特定の人はいずれ必ず癌(がん)になり、その運命を変えることはできないと考えている人もいるが、実際は癌になりやすい人でも生活習慣の改善によって大幅にリスクを軽減することができるという。米国癌研究協会(AICR)のKaren Collins氏は「食事、体重、運動の3つを改善することにより癌の約3分の1を防ぐことができ、さらに禁煙を追加すれば現在の癌の半分以上を予防することが可能だ」と述べている。 AICRは、世界癌研究基金(WCRF)とともに、7,000件を超える癌研究についてレビューした報告書「食品、栄養、身体活動と癌予防:グローバルな視点(Food, Nutrition, Physical Activity and the Prevention of Cancer: A Global Perspective)」を発表している。 同報告書は、以下のように助言している: 体重:ボディ・マス・インデックス(BMI、肥満指数として用いられる)を21〜23に維持し、成人後の体重増加を避ける。BMIは24.9までが正常とされるが、癌予防のためには正常範囲内の最低値がよい。
運動:早足で歩くなどの適度な運動(moderate exercise)を1日30分以上行う。理想としては、1日に60分の適度な運動または30分の激しい運動(vigorous exercise)をするのが望ましい。また、テレビを見るなどの座りがちな行動を制限する。 食事:果物、野菜、全粒穀類などの植物性の食品を主に摂取し、糖分の多い食品、加工食品、ファストフードをなるべく避けるほか、赤身肉の摂取を週18オンス(約510g)以内に抑える。塩分は1日2.4g以内、アルコールは女性で1日1杯、男性で2杯に抑える。 サプリメント(栄養補助食品):癌予防に有効な栄養素は食物から摂取するべきであり、サプリメントの利用は勧めない。 この勧告は「全か無か」というものではないと、Collin氏は強調している。例えば、健康的な体重には程遠くても、少しでもそれに近づけることに価値があるのだという。また、それぞれの面での改善がほかの面の改善を促すことにもなると同氏は述べている。
米ノースウエスタン記念病院(シカゴ)の乳癌専門医Virginia Kaklamani氏によると、乳癌の家族歴のある女性の場合、生活習慣の改善に加えてさらに積極的な予防措置を要することがあるため、遺伝カウンセリングについて医師に相談する方がよいという。ほかにも特定の癌の家族歴がある人は、その癌の発症リスクを評価する検査について医師に相談するよう、専門家は勧めている。 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20090611hj001hj ○2003年2月28日 朝日新聞 タイトル「ガン予防に黒酢が効く」 「鹿児島県特産の黒酢に抗ガン作用があることが、鹿児島大農学部の藤井信教授(食品機能化学)らの研究でわかった。 ガン細胞のあるマウスに黒酢入り飼料を食べさせると、ガン増殖が大幅に抑えられたという。黒酢の摂取で、異常細胞を除去する「ナチュラルキラー細胞」(NK細胞)が活性したことも判明。これが、ガン増殖を抑えた原因らしい。」 ○2002年12月14日 毎日新聞 タイトル「健康増進酢の力 血圧低下を立証」 「昔から言い伝えられてきた食酢の効能が今春、初めて科学的に立証された。世界保健機関(WHO)循環器疾患予防国際共同センター長の家森幸男・京都大名誉教授らの研究と、岡山大医学部、総合医科学研究所(大阪府豊中市)などの協力による臨床試験で、食酢による高血圧者の血圧低下作用が確認された。また、とり続けることによる副作用の試験でも血液分析なども含め異常は認められなかった。」 ○2001年10月1日 日本経済新聞 タイトル「黒酢エキスがガン増殖抑制」 「T酢は京都大学の大東肇教授と金沢医科大学の田中卓二教授の両グループの協力を得て、黒酢エキスによる抗ガン効果を実験で確認した。人間のガン細胞の増殖やラットでのガン発生を抑制する効果を確かめた。一般に健康に良いとされる黒酢だが、抗ガン効果の実験データが出たのは初めてという。このほど開いた第六十回日本癌学会総会で発表した。」
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