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ノロウイルス食中毒が猛威、死の危険も…洗剤等でも死滅せず、惣菜等あらゆる食品で感染
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17724.html
2017.01.16 文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士 Business Journal
2006年と12年に流行した「ノロウイルス食中毒」が、今冬は大流行する気配があると昨年12月13日、国立感染症研究所から発表された。06年には日本全国で2万7000人の患者が出たが、今年はそれを上回る勢いであるという。昨年末の5日間で北関東の大学病院で、病院給食が原因のノロウイルス食中毒感染者が280人も出ている。
1968年、米国オハイオ州ノーウォークの小学校で集団発生した胃腸炎の患者より発見されたので、「Norovirus」(ノロウイルス)と呼ばれるようになった。「ノロウイルス食中毒」の症状は、激しい下痢や嘔吐で、それによる脱水で死亡するケースもあるので要注意である。
食中毒菌の「腸炎ビブリオ」や「サルモネラ」は1〜10万個が口から入らないと感染が成立しないが、「ノロウイルス」は10〜100個でも感染するほど感染力が強い。しかも、抗生物質は無効、ワクチンもないので質が悪い。
高温に弱いので、夏は2〜3日で死滅するが、冬は1〜2週間生きるので、11月〜2月が感染のピークになる。
■感染ルート
(1)「ノロウイルス食中毒」患者の吐いたもの、糞便、それらが乾燥したものから空中に浮遊したウイルスが経口的に感染する。糞便は1グラム中に1億個、嘔吐物は1グラムに100万個のウイルスが存在している。
(2)感染者が調理のときに触れた食品(ノロウイルスが付着)を食べる。寿司、仕出し弁当、サンドイッチ、惣菜など。
(3)ノロウイルスに汚染された牡蠣などの貝類を、十分に加熱せずに食べる。
(4)人から人へ……ノロウイルス感染者が触れたドアノブや蛇口、道具や雑誌に触れる。
■予防法
(1)外出時は必ず手洗いを入念に行う
ノロウイルスは直径30〜40ナノメートルと、インフルエンザウイルスの3分の1ほどの極小の大きさなので、手の細かいシワなどの間に入り込み、ざっとした手洗いでは落ちない。ノロウイルスはアルコールには強いので、石鹸を使い、流水で30秒以上かけて入念に洗う。
(2)素手で触れた可能性のあるものは食べない
(3)電車の中や雑踏ではマスクを着用する
(4)糞便や嘔吐物をアルコールや洗剤で拭き取っても、ノロウイルスは死滅しない。塩素系殺菌消毒剤で消毒する。
(5)ノロウイルスは高温に弱いので、ウイルスが生棲している牡蠣などの2枚貝は、90℃で90秒以上熱すると死滅する。
(6)「ノロウイルス食中毒」にかかった人には2〜3週間近づかない。特にタオルや寝具は共有しない。調理具やドアノブ、トイレの便器は塩素系の漂白剤で消毒する。
(7)同じ条件でも、感染する人、しない人がいるのは免疫力(体力、抵抗力)の差にある。よって「腸の免疫力を低下させない」「腸の免疫力を高める」ことを心がける。
それには、以下の対策を行うべきである。
(1)暴飲暴食を避ける。
(2)冷たい食物は避け、温かい食物をよくかんで、腹八分目以下に食べる。
(3)ラクトフェリン(母乳に含まれるたんぱく質で、ノロウイルスが腸管の細胞に付着するのを防ぐほか、抗菌作用も発揮する)を含むナチュラルチーズ、ラクトフェリン入りのヨーグルトを常食する。
(4)食中毒、下痢の「特効民間薬」の梅番茶」を1日2〜3杯飲む。
【「梅番茶」つくり方】
梅干しを湯呑みに入れて、ハシでつつき、果肉は残して、種子は取り出す。すりおろした生姜5〜10滴、醤油小〜大さじ1杯を加え、熱い番茶を注いで、湯呑みいっぱいにする。
(5)全身のリンパ球(免疫細胞)の約70%が存在する腸を温めて、免疫力を高めるために「腹巻き」を常時着用する。
(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)
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