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24日、中国メディア・澎湃新聞によると、中国最大の鉄道メーカー・中国中車は21日、時速600キロで走行可能なリニアモーターカーや時速400キロで国際運行が可能な高速鉄道列車の開発などをスタートさせると発表した。資料写真。
中国はなぜ高速鉄道があるのに時速600キロのリニアを開発するのか―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a153348.html
2016年10月25日(火) 22時20分
2016年10月24日、中国メディア・澎湃新聞によると、中国最大の鉄道メーカー・中国中車は21日、時速600キロで走行可能なリニアモーターカーや時速400キロで国際運行が可能な高速鉄道列車の開発などをスタートさせると発表した。
中国で運航している旅客機の平均時速は約900キロ。リニアモーターカーの時速600kmはその3分の2の速度ということになる。開発の前段階では、長さ約5キロの磁気浮上式の試験走路と、磁気浮上式の高速型試験車両の開発が行われる。計画では100%自主開発となる。
しかし、中〜低速度で短距離ではあるが、長沙市などでリニアモーターカーはすでに導入されており、しかも総延長2万キロに及ぶ高速鉄道があるにもかかわらず、時速600キロものリニアモーターカー開発に着手する必要は本当にあるのだろうか。
こうした疑問に、中国中車の責任者は、先端科学技術の分野ではすでに「ポスト高速鉄道時代」を見据えた技術の蓄積が進められており、速度だけでなく、安全性の面でも開発が進んでいると明かす。技術スタッフによると、高速鉄道は物理的にも実用性の面でも速度400キロ以下の運行が適しており、それ以上となれば車体が軽量で、牽引効率に優れ、振動もないリニアモーターカーが適しているという。
また、政府の進める「一帯一路」戦略は多くの国をまたぐ一大構想だが、鉄道は国によって軌間幅や架線電圧、マイナス40〜50度の気温などの環境、技術基準、信号システムなどさまざまに異なっており、それらすべてに対応しながら時速400キロで運行可能な国際高速列車の開発も進められる。
現在、リニアモーターカーの分野で先端を行くのは日本とドイツ。とりわけ日本の超電導リニアは最高時速603キロを記録している。上海で運行している「上海トランスラピッド」はドイツの技術を使っており、最高商業運転速度は431キロとなっている。(翻訳・編集/岡田)
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