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NY外為ドル指数が続落、コアCPIが予想下回り 米消費者物価↑ガソリンや家賃大幅上昇 長期金利上昇で大打撃テールではない
http://www.asyura2.com/16/hasan114/msg/528.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 10 月 19 日 08:24:49: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

NY外為ドル指数が続落、コアCPIが予想下回り
Lananh Nguyen、Netty Ismail
2016年10月19日 05:49 JST更新日時 2016年10月19日 06:57 JST

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18日のニューヨーク外国為替市場ではドルが総じて下げた。9月の米消費者物価指数(CPI)が食品とエネルギーを除いたベースで予想を下回ったことが材料視された。
  ドルは主要通貨の大半に対して下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が12月の会合で利上げしたとしても、その後の利上げペースは緩やかなものになるとの見方が背景にある。米金融当局の姿勢にはまだら模様の米経済が映し出されている。連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は先週の講演で年内利上げの可能性を排除しなかった一方で、緩和的な政策を維持する論拠を示した。

https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iDG9GoIifcBo/v2/-1x-1.png
  ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「根本的なインフレ動向が落ち着いているため、最近のドル堅調を受けた利益確定の動きが広がった」と指摘。イエレン議長とフィッシャー副議長の最近の発言は利上げがかなり緩やかなペースになる可能性を強調していると述べた。

消費者物価指数予想下回る(ニューヨーク市内)

Photographer: Emile Wamsteker/Bloomberg News
  強弱まちまちな経済指標や政治リスクを受けてFOMCの利上げ能力が限定的になるとの見方から、ドル指数は年初から3%近く下落。ただ、ここ数週間では利上げが近いとの見方からヘッジファンドや資金運用会社がドルの買い越しを膨らませているため、ドルは下げ幅を縮小している。
  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下、2日間の続落となった。ドルは対ユーロでほぼ変わらずの1ユーロ=1.0981ドル。対円でもほぼ変わらずの1ドル=103円87銭。
  金利先物市場が示唆する12月までの利上げ確率は63%。この算出は利上げ後の実効フェデラルファンド(FF)金利が平均0.625%になるとの仮定に基づいている。
  RBCキャピタル・マーケッツの世界為替戦略責任者ストラテジスト、アダム・コール氏(ロンドン在勤)は「市場では12月に利上げが実施されるとの見方が明らかに強まっているが、長期的な金利観測にはほとんど影響していない」と指摘した。
  9月のCPIは前月比0.3%上昇。伸び率はブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。8月は0.2%上昇だった。食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.1%上昇。市場予想は0.2%上昇だった。
  経済指標が予想を上回ったか下回ったかを示すブルームバーグ米経済サプライズ指数は今週、2週間ぶりにマイナスとなっている。
  ワールド・ファーストUKのチーフエコノミスト、ジェレミー・クック氏は「米インフレ指標はかなり落ち着いており、強いインフレ圧力は見当たらない。過去1週間にかなり利益を含んだドルの持ち高を解消する理由を市場は探していた」と述べた。
原題:Dollar Extends Decline as U.S. Inflation Data Underwhelm Traders(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-18/OF9FW76VDKHX01

 


米9月消費者物価0.3%上昇、ガソリンや家賃が大幅値上がり

 10月18日、9月の米消費者物価指数は前月比0.3%上昇した。ガソリンや家賃が押し上げた。写真はロサンゼルスの給油所。2月4日撮影。(2016年 ロイター/Mario Anzuoni)

[ワシントン 18日 ロイター] - 米労働省が18日発表した9月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比で0.3%上昇した。前年同月比は1.5%上昇と、2014年10月以来の大きな上昇率になった。
ガソリン価格や家賃が大きく値上がりし、全体を押し上げた。インフレ圧力が着実に高まっていることを示唆しており、米連邦準備理事会(FRB)による12月の利上げを後押しする可能性がある。
市場は前月比で0.3%、前年同月比で1.5%の上昇を予想していた。8月は前月比が0.2%、前年同月比が1.1%の上昇だった。
MUFGユニオンバンクのチーフエコノミスト、クリス・ラプキー氏は「インフレデータは、来月の利上げを後押しするほど過熱気味の内容ではないが、一定のインフレ圧力を生み出せるほど経済が力強いことは確かだ」と述べる。 
また、ミラー・タバクの首席経済ストラテジスト、アンソニー・カリダキス氏は「緩やかな物価上昇は、12月米利上げに対するいかなる反論をも退けるだろう」とし、「完全雇用に近付きつつあり、物価は実際の状況に対応し始めている」と語った。
最近までの医療費の値上がりが収まり、基調的な物価上昇は減速の兆しを示した。価格の変化を計算する上で正しくないデータを使用したとして、政府は今年5月から8月までの処方せん薬の価格を改定した。
食品やエネルギーを除くコアCPIは前月比0.1%上昇で、8月の0.3%上昇から伸びを縮小した。前年同月比は2.2%上昇。8月は2.3%の上昇だった。
コアCPIの伸び縮小は、連邦準備理事会が12月に利上げするとの観測にはあまり影響しないとみられる。
内訳ではガソリン価格が5.8%上昇し、全体の上昇分の半分以上を占めた。
電気代も2014年12月以来の大幅上昇となった。一方で、食料価格は3カ月連続で変わらず。家庭で消費する食品の価格は5カ月連続で下落している。
コアCPIの構成要素では、住宅価格が一段と上昇。帰属家賃は0.4%上昇と、上昇率は2006年10月以来の大きさとなった。
医療費は0.2%上昇。病院費は変わらずとなる一方、処方箋薬は0.8%上昇した。
*内容を追加して再送します。
http://jp.reuters.com/article/us-cpi-sep-idJPKBN12I21F?sp=true

 


米消費者物価指数:9月は5カ月で最大の上昇−エネルギーが反発
Michelle Jamrisko
2016年10月19日 00:14 JST

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9月の米消費者物価指数(CPI)はここ5カ月で最大の伸びとなった。居住費やエネルギー価格の上昇が反映された。
  米労働省の18日発表によると、9月のCPIは前月比0.3%上昇。伸び率はブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。8月は0.2%上昇だった。
  食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.1%上昇。市場予想は0.2%上昇だった。前年比では2.2%上昇。
  9月の総合CPIは前年比では1.5%上昇と、2014年10月以来の大幅な伸び。

https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/ivHHFZ21sATo/v2/-1x-1.png

  レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルのチーフエコノミスト、スコット・ブラウン氏は「今回のCPIは12月の利上げ、および向こう1年間における緩やかなペースでの利上げというシナリオとなお整合的だ」と指摘した。
  項目別に見ると、エネルギーは前月比2.9%の大幅上昇。7月に1.6%低下したあと、8月は変わらずだった。前年同月比では2.9%の低下。食品は前月比ほぼ変わらずだった。
  また9月は居住費や航空運賃が上昇した一方、衣料品や自動車は値下がりした。
  統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Consumer Prices in U.S. Rise at Fastest Pace in Five Months(抜粋)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-18/OF8W9B6VDKHY01

 
NY原油(18日):50ドル台回復−OPEC減産、詳細合意の見方
Paul Burkhardt
2016年10月19日 05:18 JST

18日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。1バレル=50ドルを上回って終えた。石油輸出国機構(OPEC)が先月の減産合意の詳細を詰めることができるとの見方から買いが入った。
  USバンク・ウェルス・マネジメントの投資担当シニアストラテジスト、ロブ・ヘイワース氏(シアトル在勤)は「市場は新たなニュースを待っている。エネルギー情報局(EIA)の在庫統計が相場を動かすのは確実だ。当社は生産増を予想している」と述べた。
  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比35セント(0.7%)高い1バレル=50.29ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント原油12月限は16セント上げて51.68ドル。
原題:Oil Tops $50 as Weak Dollar Adds Further Boost After OPEC Accord(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-18/OF9EIT6VDKHV01


 


長期金利上昇で大打撃、「テール」なシナリオではない−ゴールドマン
Siddharth Verma
2016年10月19日 06:33 JST

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長期金利の1ポイント上昇で過去最大の損失水準だと分析
世界の債券での平均残存年限はインフレ調整後で09年の2倍超

長期金利が上昇すれば投資家はひどい打撃を受ける。ゴールドマン・サックス・グループの分析が示した。最近の長期債利回り急上昇を考えると、怖くなる話だ。
  ゴールドマンのアナリストらによると、長期金利の1ポイント上昇がブルームバーグ・バークレイズ・US・アグリゲート指数の構成債券保有者にもたらす損失は1兆1000億ドル(約114兆円)に上る。これは過去最大の損失水準だという。
  ゴールドマンは債券売りがまだ続くと考えており、そうした事態の想定は「テールなシナリオというにはほど遠い」とアナリストらは記している。「テール」は、可能性は低いが影響が大きい「テールリスク」からの転用。
米財務省
米財務省 Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
  景気の弱さで先進国・地域の中央銀行が緩和的政策を維持するとの見通しを背景に、債券は今年、世界的に値上がりした。長期債投資のリターンは良好だったが、最近の利回り上昇でキャピタルゲインは浸食されている。
  世界の債券での平均残存年限はインフレ調整後で2009年水準の2倍超、1994年の3倍になっており、利回り上昇によるリスクは高くなっているとゴールドマンは指摘。マーティ・ヤング氏が率いる債券アナリストらは17日にリポートで、「市場での売りは続く可能性があり、デュレーションリスクにさらされるドル債の想定額は前代未聞の大きさだ」と説明した。
  ゴールドマンの損失額試算はドル建て投資適格級現物債が対象のため、市場全体のリスクはさらに大きい。
原題:Goldman Says U.S. Bondholders Risk a $1.1 Trillion Hit if Rates Spike(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-18/OF8H046JTSE901


 

ゴールドマン:債券トレーディングのエンジン全開-予想上回る収入
Dakin Campbell
2016年10月18日 21:12 JST 更新日時 2016年10月19日 07:16 JST
 
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債券トレーディング収入は49%増
他の米銀の好調に続く 
債券トレーディング事業の7年にわたる低迷期を通じた米ゴールドマン・サックス・グループのコミットメントは報われた。同事業の7−9月(第3四半期)収入は前年同期比で49%増え、アナリスト予想を上回る利益に寄与した。
  債券トレーディングの収入は第2四半期の33%増に続いて回復した。競合他社の一部が縮小する中でも同事業重視を続けたロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)の戦略の正しさが証明された。18日の発表によると、第3四半期純利益は前年同期比47%増だった。
  ブランクファインCEOは人員を減らし若手に責任を委譲、報酬コストを抑えて環境改善時に打って出る準備を整えてきた。債券トレーディングでの業界全体の収入は昨年、2009年の半分に落ち込んでいた。今年第3四半期はJPモルガン・チェースの同事業収入がアナリスト予想を10億ドル上回り、シティグループは前年同期比35%増となるなど好調。
ゴールドマン・サックス本社(ニューヨーク)
ゴールドマン・サックス本社(ニューヨーク) Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg
  ハービー・シュワルツ最高財務責任者(CFO)は電話会議でゴールドマンの業績良好について、今後についての楽観につながる前向きな要因によるというよりも、比較対象の前年同期の状況とそれに対し今年は逆風がなかったことが理由と説明した。それでも、成長が上向く時に備えた同社の状態に満足していると述べた。
  純利益は20億9000万ドル(約2170億円、1株当たり4.88ドル)と、前年同期の14億3000万ドル(同2.90ドル)から増えた。ブルームバーグがまとめたアナリスト20人の予想平均は1株利益3.88ドルだった。同日の株価終値は2.2%高の172.63ドル。
  ゴールドマンの第3四半期債券トレーディング収入は19億6000万ドルに上り、前年同期の会計調整を除いたベースで49%増加。ブルームバーグがまとめたアナリスト5人の予想は17億ドルだった。株式トレーディング収入は17億8000万ドルとアナリスト予想の16億9000万ドルを上回った。
  純収入は前年同期比19%増の81億7000万ドルと、アナリスト予想の74億1000万ドルを超えた。費用は10%増の53億ドル。アナリストは49億ドルを予想していた。報酬と手当の費用が36%増えた。1−9月では報酬準備金の収入に対する割合が41%となり、前年同期の40%から増えた。
  投資銀行業務の収入は1.2%減の15億4000万ドル。予想は14億7000万ドル。債券引き受けと株式引き受けはそれぞれ17%と19%の増収。一方、助言業務からの収入は19%減だった。

原題:Goldman Sachs Profit Rises 47% as Bond-Trading Outperforms(抜粋)
Goldman Sachs Bond-Trading Engine Revs Up to Beat Estimates (2)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-18/OF8RIM6JTSEE01


 


米公定歩合、9地区連銀が引き上げ提案=会合議事要旨

[ワシントン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は18日、9月の公定歩合会合議事要旨を公表した。9地区連銀が引き上げを求め、FRBが金融政策の引き締めに近いことを改めてうかがわせた。

7、8月の会合では、8連銀が引き上げを求めていた。

議事要旨によると、アトランタ、カンザスシティー、リッチモンド、クリーブランド、サンフランシスコ、ボストン、セントルイス、フィラデルフィア、ダラス地区連銀が、1%から1.25%への引き上げを提案した。ただFRBは、公定歩合据え置きを決めている。

引き上げの提案理由として「経済活動や労働市場が実際に、想定上でも底堅さを増し、中期的にインフレ率が2%へと徐々に戻ることを促す状況」を挙げた。
http://jp.reuters.com/article/fed-discount-rate-idJPKBN12I2FE


米公定歩合議事録:引き上げ支持が増加、地区連銀の4分の3に
Jeanna Smialek
2016年10月19日 06:50 JST

12の地区連銀のうち9地区の理事が1.25%への引き上げを支持
経済活動や労働市場の強さはインフレ率の緩やかな回復を後押しへ

18日公表された9月の米公定歩合議事録によると、12の地区連銀のうち9地区の連銀理事が1%から1.25%への引き上げを支持した。
  アトランタ連銀が公定歩合引き上げに支持に加わったことで、引き上げを支持する地区連銀の数はフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を引き上げた2015年12月以降で最高となった。公定歩合に関する投票結果は、各地区連銀の総裁が主要政策金利であるFF金利の変更を支持するかどうかのシグナルにもなり得る。
  9月の公定歩合議事録によると、「大半の地区連銀理事は米労働市場がスキルの水準やセクターを越えて全体的に引き締まり、多くの職種で報酬の上昇圧力を伴ったことに注目した」。「経済活動と労働市場が力強さを増している現状や見通しは、インフレ率が中期的に2%に向かって緩やかに回復するのを後押しすることから」大半の理事は引き上げを勧めたという。
  ボストン、フィラデルフィア、クリーブランド、リッチモンド、セントルイス、カンザスシティー、ダラス、サンフランシスコの各地区連銀理事に加えて9月はアトランタ連銀理事も公定歩合引き上げを支持した。公定歩合変更を支持した地区連銀の総裁のうち4人はいずれも今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。
  一方、公定歩合据え置きを勧告する投票を行ったのはニューヨーク、ミネアポリス、シカゴの各地区連銀理事。このグループでFOMCの投票権を持つのはニューヨーク連銀のダドリー総裁のみ。
原題:Fed’s Regional Bank Boards Ramp Up the Call for a Rate Increase(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-18/OF9HLQ6JIJVN01

 

 

米国債:上昇、コアインフレ率が予想下回る−利上げ観測が後退
Yun Li
2016年10月19日 05:24 JST更新日時 2016年10月19日 06:33 JST
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18日の米国債相場は5年債を中心に上昇。9月の消費者物価指数(CPI)ではコアインフレ率の伸びが市場予想を下回り、トレーダーが織り込む年内の米利上げ確率は低下した。
  5年債利回りは2週ぶりの水準に低下。米労働省の発表によると、9月の食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.1%上昇で、伸びは市場予想(0.2%上昇)を下回った。イールドカーブはスティープ化。5年債と30年債の利回り格差は6月以降での最大付近となった。

https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iTwtGEXkBITA/v2/-1x-1.png

  ノバスコシア銀行の米国債トレーディング責任者、チャールズ・コミスキー氏は「コアCPIは市場予想を若干下回り、それがイールドカーブをスティープ化させている」と指摘。「予想を下回るコアインフレ指標は金融当局を若干後ずさりさせた」と続けた。
  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、5年債利回りは前日比約3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.22%。終値ベースで3日以来の低水準となった。同年債(表面利率1.125%、2021年9月償還)価格は99 1/2。
  10年債利回りは3bp低下の1.74%。5年債と30年債の利回り格差は約1.28ポイントに広がった。
  債券市場のインフレ期待指標である10年ブレークイーブンレート(米10年債と同年限インフレ連動債との利回り差)は約1.68ポイント。
  先物市場に織り込まれる12月までの利上げ確率は約63%と、前日の66%から低下。この算出は利上げ後の実効フェデラルファンド(FF)金利が0.625%になるとの仮定に基づく。
原題:Treasuries Gain as Tepid Inflation Data Muddle Fed Rate Outlook(抜粋)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-18/OF9EAY6VDKHU01

 


債券上昇か、米債高や日銀オペが支え−フラット化にもたつきとの声も
三浦和美、山中英典
2016年10月19日 07:54 JST
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米10年国債利回りは3bp低い1.74%程度で終了
先物夜間取引は151円83銭で終了、前日の日中終値比2銭高
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債券相場は上昇が予想されている。前日の米国債相場が堅調に推移した流れを引き継ぎ、国内債市場でも買いが先行する見込み。日本銀行がこの日に長期国債買い入れオペを実施するとの観測も支えとなる見通し。
  19日の長期国債先物市場で中心限月12月物は、151円台後半での推移が予想されている。夜間取引は前日の日中終値比2銭高の151円83銭で引けた。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、 「国内での新規相場材料が少ない中、今日の円債相場は海外債券高の流れを手掛かりに上昇して始まりそうだ」と予想する。「日銀が長期国債買い入れオペを通知し、無難な結果になれば、需給面の好材料ととらえて底堅さを増すだろう」とみている。
  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値マイナス0.055%をやや下回っての推移が予想されている。稲留氏はこの日の予想レンジをマイナス0.065%〜マイナス0.055%としている。
  前日の国内債市場は流動性供給入札が弱めの結果となり、20年ゾーンなどが軟化した。一方、30年や40年などの超長期債は取引終盤に戻しており、全体的に方向感に欠けた。東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、「昨日は流動性供給入札の結果が弱く、利回り低下やカーブのフラット(平たん)化はもたついた」と指摘。「今日は米長期金利の低下が若干フォローになろうが、閑散小動きの域は出ないとみる。期待される日銀買い入れの結果も影響する公算が大きい」と言う。
  18日の米国債相場は続伸。米10年物国債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp)低下の
アップルストア
アップルストア Photographer: Nicky Loh/Bloomberg
1.74%程度で引けた。 9月の消費者物価指数(CPI)で、価格変動の大きいエネルギーと食料を除くコア指数が前月比0.1%上昇と、伸びが市場予想の0.2%上昇を下回ったことが手掛かり。トレーダーが織り込む年内の米利上げ確率は低下した。
米国債相場の市況記事はこちらをご覧下さい。
  日銀はこの日午前10時10分の金融調節で、今月6回目となる長期国債買い入れオペを通知する可能性がある。
  みずほ証券金融市場調査部によると、19日に長期・超長期ゾーン、21日に中長期ゾーンの買い入れが実施される見込み。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-18/OF9LKN6JIJVY01

 
米国株:上昇、企業決算が手掛かり−ヘルスケア、金融が高い
Oliver Renick、Rebecca Spalding
2016年10月19日 05:36 JST 更新日時 2016年10月19日 06:58 JST
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NY外為:ドル指数が続落、コアCPIが予想下回り
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18日の米国株は上昇。企業決算が手掛かりとなったほか、米国経済には緩やかなペースでの政策引き締めを受け入れられる十分な力強さがあるとの見方が広がった。
  ユナイテッドヘルス・グループは5年ぶりの大幅上昇。同社は通期の利益予想を引き上げた。ネットフリックスは急伸。契約者数の増加が好感された。一方、IBMは下落。利益マージンが4四半期連続で縮小した。
  S&P500種株価指数は前日比0.6%上昇して2139.60。ダウ工業株30種平均は75.54ドル(0.4%)高の18161.94ドルだった。
NY証取トレーダー
NY証取トレーダー Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
  ロバート・W・ベアードの機関投資家担当株式セールストレーダー、マイケル・アントネッリ氏は「今週に入りかなり売りが出ており、そこから反発するには企業決算は十分だった」と述べ、「まだ本格的に大きな材料は出てない。ネットフリックスなど大手企業の株価上昇は確実に地合いを支えている」と続けた。
  ゴールドマン・サックス・グループは2.2%高。債券トレーディング事業の四半期収入が増加し、アナリスト予想を上回る利益に寄与した。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は下落。7−9月決算では利益がアナリスト予想を上回ったが、主力薬品である関節リウマチ薬「レミケード」は近く他社製品との競争が厳しくなると見込まれている。
  アナリスト予想ではS&P500種採用企業の第3四半期利益は1.4%減となっている。ブルームバーグのデータによれば、すでに発表された52社の決算では利益がアナリスト予想を6.6%上回った。売上高は予想を1.3%上回った。

  投資家はまた、経済統計から経済成長の強さを見極めようとしている。この日発表された9月の米消費者物価指数(CPI)はここ5カ月で最大の伸びとなった。
  12月利上げの確率は約63%が織り込まれているが、前日の66%からは低下した。9月末よりは10ポイント高い。
原題:CEOs Go Silent on Future as S&P 500 Seesaw Rocks for Another Day(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-18/OF9EYM6VDKHW01  

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コメント
 
1. 2016年10月19日 08:39:49 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[616]
投資家のキャッシュ保有増加、急落懸念から債券は縮小=BAML

[ロンドン 18日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BAML)が公表した月次のファンドマネジャー調査によると、債券への投資配分は10カ月ぶりの水準に低下する一方、キャッシュ保有は英国の欧州連合(EU)離脱決定以来の水準に拡大した。債券価格急落への警戒感が背景にある。

調査は世界の資産運用担当者213人を対象に10月7─13日に実施した。

キャッシュの比率は5.8%と、前月の5.5%から上昇。英国のEU離脱決定後の7月につけた高水準に戻った。

半面、債券はネットで50%がアンダーウエートとなり、ネットで45%がアンダーウエートだった前月からさらに債券保有を減らしている状況が明らかになった。

BAMLによると、回答者の76%が債券価格はかなりバブルの様相が強いと回答した。

18%の回答者が2番目に大きいテールリスク(確率は低いが発生すると非常に大きな損失をもたらすリスク)として、債券市場の急落や信用スプレッドの拡大を挙げた。またイールドカーブがスティープ化するとの見方を示した投資家はネットで31%と、2014年6月以来の水準に上昇した。

世界のインフレ期待はネットで70%と、ネットで61%だった前月から上昇、1年4カ月ぶりの高水準となった。一方、景気低迷下にインフレが加速するスタグフレーション懸念は2013年4月以来の高い水準に達した。

回答者の20%が最大のテールリスクとしてEU分裂を挙げた。英国の離脱による広範な影響を依然懸念しているもようだ。

また2番目に大きいリスクとして、米共和党のドナルド・トランプ大統領候補の勝利を挙げた回答者は17%に上った。
http://jp.reuters.com/article/funds-baml-survey-idJPKBN12I2F7


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