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トラブル続きMRJ “日の丸ジェット機”は商売になるのか?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/188748
2016年8月30日 日刊ゲンダイ
三菱重工の“チャレンジ精神”は評価できるが…(同社の大宮会長)/(C)日刊ゲンダイ
大丈夫なのか。“国家的プロジェクト”ともいわれる小型ジェット旅客機「MRJ」のことだ。
28日、米国で飛行試験を行うため、名古屋空港を出発し最初の給油地である北海道を目指したが、空調システムのトラブルで、離陸後約1時間で同空港に引き返した。飛行中止となったのは前日に続き2日連続で、しかも同じ理由というから心配だ。
開発を進める三菱航空機は「飛行再開は点検結果を見て判断する」としているが、計画が遅れるのは必至だろう。MRJは昨年11月、初飛行に成功。プロペラ機「YS11」以来、約半世紀ぶりの“日の丸航空機”として期待が大きかった。しかし、開発は当初から遅れに遅れていて、“トラブル”続きだ。
1号機は全日空に納入予定だが、主翼強度に問題が見つかり、納入時期が当初の来春から1年以上先送りされた。しかも今回の飛行直前には、米航空会社(88席クラス)に納入するには、重量オーバーであることが発覚。軽量化を余儀なくされている。「経済界」編集局長の関慎夫氏はこう言う。
「今までの経緯を見ていると、『次、また何か出てくるのではないか』と思われても仕方がない。(三菱航空機の親会社である)三菱重工の“チャレンジ精神”は評価できますが、技術が追いついていないのが現状でしょう。競合するサイズの中国機なども“安さ”を武器に攻勢をかけていて、開発が遅れれば遅れるほど、商談は不利になっていくと思います」
MRJの研究開発費は3300億円以上とされ、そのうち、国が少なくとも500億円以上を負担している。現段階では日米の航空会社から447機を受注しているが、こうしたトラブルが続けば、受注にも大きな影響が出かねない。経済ジャーナリストの重道武司氏はこう言う。
「“採算ライン”とされる受注750機には、まだほど遠い状態のうえ、トラブル続出で開発コストはさらに膨らむ。非常に苦しい経営を続けているわけですが、ここまできたら、途中でやめるわけにはいかない。親会社か、それとも国が支援するのか。さらに税金が投入される可能性もあります」
進むも退くもイバラの道だ。
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