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補修のたび物流ストップ 豊洲市場の“大動脈”は雨漏り必至
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/188102
2016年8月20日 日刊ゲンダイ
すでに雨水がたまっているところも(C)日刊ゲンダイ
小池百合子都知事が16日に現地を視察、豊洲新市場の開場延期をにおわせたことで、注目が集まる築地移転問題。日刊ゲンダイは約2カ月にわたって豊洲新市場の欠陥を再三追及してきたが、問題点は尽きない。今回は「仲卸売場棟」と「卸売場棟」をつなぐ「連絡通路」があまりの安普請で、容易に“封鎖”に追い込まれる恐れがあるというのだ。
豊洲新市場は、北側に位置する仲卸売場棟と南側に立つ卸売場棟が、東西を走る315号によって分断されている。両棟をつなぐのは、別図の通り建物の1階部分に設置された4本の連絡通路のみ。315号の高架の下をくぐるのだが、屋根の一部は外にさらされている。
■屋根には簡単に切れ目が入るシート防水
問題なのは、外にさらされた屋根が、ほぼ真っ平らなこと。東京都の中央卸売市場・新市場整備部によると、屋根の勾配は2メートルにつきたった1センチ下がるだけだという。シート防水を施しているというが、ひとたび雨が降れば水たまりだらけになってしまう。汚れもたまりやすい。苔むし、雑草が茂れば、衛生管理を売りにした豊洲新市場は形なしだ。
その上、連絡通路内のそこかしこで「雨漏り」が起きる恐れがあるというのだ。
「予算が少ない家屋、アパートを建てる際や、シンプルな店舗を建築する場合なら、シート防水を施した平らな屋根を採用することはあります。しかし、『屋根に物が落ちてこない環境』である必要がある。シートはゴム製で、硬い物が落ちてくると簡単に切れてしまうからです。切れ目ができると、そこから雨水が屋根のコンクリートに浸透し、各所で雨漏りを起こす可能性があります」(建築エコノミストの森山高至氏)
高架状の315号の歩道から、歩行者がスマホやカメラを落としたり、誤って蹴飛ばした石ころが連絡通路の屋根を“直撃”する可能性は十分にあり得る。雨漏りの補修工事のために連絡通路を封鎖すれば、その都度、新市場の物流はストップしかねない。
荷物の重みで床が抜ける、間口が狭くてマグロが切れない――“欠陥”だらけの豊洲新市場は開場予定の11月7日まで3カ月を切った。小池知事もそろそろ「立ち止まる」べきだ。
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