「ポケモンGO」が生むビジネスの“接点”、一足先にプレーして見えたもの（nikkei BPnet）赤かぶ

「ポケモンGO」が生むビジネスの“接点”、一足先にプレーして見えたもの（nikkei BPnet）
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投稿者赤かぶ日時 2016 年 7 月 22 日 16:35:50: igsppGRN/E9PQ　kNSCqYLU

　　　　　　　　　　　　　社会現象になりつつある「ポケモンGO」を一足先に欧州でプレイ

「ポケモンGO」が生むビジネスの“接点”、一足先にプレーして見えたもの
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160722-56611537-bpnet-sci
nikkei BPnet 7月22日(金)15時43分配信

　世界中で爆発的なヒットが報じられているスマホゲーム「ポケモンGO」。単なるスマホゲームの枠を超え、社会現象になりつつあるという意味で、国内でも注目度の高い存在だ。

　日本ではサービス開始が遅れたこともあり、ポケモンGOについて噂も含め多くの情報が乱れ飛んでいる。その間、筆者は欧州に滞在していたこともあり、7月14日からドイツや英国でポケモンGOをプレイすることができた。まずはいったいどのようなゲームなのか、改めて紹介しよう。

■街中を歩き回ってポケモンを集める

　ポケモンGOは位置情報を利用したゲームだ。スマホを持って実際に歩き回り、ゲームを進めるというシステムは、同じ開発元による人気ゲーム「Ingress（イングレス）」に近い。さらに、日本だけでなく世界的に人気の高い「ポケモン」をベースにしたことで、爆発的なヒットにつながったといえる。

　普段ゲームをやらない人でもすぐ楽しめるほど、ゲームシステムはシンプルで分かりやすい。マップ上に青いマークで示された「ポケストップ」に近づくと、様々なアイテムを得られる。一度アイテムを得たポケストップは一定時間使えなくなるので、次のポケストップを目指して歩いていく。現在位置はスマホが搭載するGPS機能で取得する仕組みだ。

　こうして歩いていると、マップ上に「ポケモン」が現れることがある。モンスターボールをぶつけるミニゲームをクリアーすることで、出現したポケモンを捕獲できる。ゲーム内の「図鑑」によれば、登場するポケモンの種類は140種類以上。たくさんのポケモンをコレクションすることも、ポケモンGOの楽しみのひとつだ。

　カメラからの入力映像にポケモンを重ねることで、あたかも現実世界にポケモンが現れたかのような「拡張現実」（AR）も面白い。ゲームの本筋とはやや外れるものの、意外な場所でポケモンと記念撮影し、SNSで共有するといった楽しみ方もある。

■多忙な社会人でも楽しめる「ポケコイン」の活用

　ポケモンGOは誰もが無料で楽しめる。だが、ゲームを効率的に進めるために「有料アイテム」を利用するという手もある。

　有料アイテムは、クレジットカードやiTunesのギフトカードなどで購入できる「ポケコイン」と交換する形で入手する。獲得できる経験値が2倍になったり、ポケモンが出やすくなったりする有料アイテムを使えば、プレイ時間の限られる社会人でも効率的にゲームを進められる。

　ただし、ポケストップからしか入手できないアイテムや、歩いた距離に応じて孵化する「ポケモンのタマゴ」といった要素もある。スマホを持って実際に町の中を歩き回ることが、ポケモンGOを遊ぶうえでの大前提なのだ。

　ポケモンを集める最大の目的は、「ジム」を巡るバトルだ。ジムは駅前などランドマーク的な場所にあり、赤・青・黄の3つのチームに分かれたプレイヤーによる争奪戦が展開されている。

　同じ色のプレイヤーと協力してジムを拡張し、強いポケモンを配置しておけば、敵からジムを防衛できる。ジムを一定時間守ることができれば、無料で「ポケコイン」を得られるのがポイントだ。

　たしかに有料アイテムを使えばゲームは有利になる。だが、ポケコインを無料で入手する方法も用意されており、幅広い年齢層のプレイヤーが課金をしなくても十分楽しめるよう配慮されている印象だ。

■ポケモンGOのビジネス活用は？

　ポケモンGOは「ビジネス活用」の可能性も有望である。現実世界を歩き回るゲームのため、自宅や電車内でひとり黙々とプレイする一般的なスマホゲームと比べて、より多くの“接点”があるからだ。

　たとえば「ポケストップ」に有料アイテムの「ルアーモジュール」をセットすると、30分間ポケモンが出やすくなる。この効果は全プレイヤーに及ぶので、ポケストップを設置されている店舗などが集客に利用できるというわけだ。

　現時点ではユーザーが殺到していることもあり、サーバーは非常に不安定な状態。ログインできないことや、アプリのフリーズも珍しくない。今後サーバーが安定し、任意の場所にポケストップを設置できるなどの仕組みが整備されれば、ビジネス利用の可能性は大きく高まるだろう。

　ポケモンGOに関連したビジネスも続々と登場しつつある。日本でのサービス開始にあたって日本マクドナルドは提携を発表。米T-Mobile USや日本のフリービットは、ポケモンGOのデータ通信料が1年間無料になるプランを発表した。ますます加熱するポケモンGO人気とともに、ビジネスの可能性も拡大しそうだ。
　