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プラス利回りの日本国債、相場上昇の下で急速に姿消す ソブリン債は「あまりにも危険」 社債よお前もか 不動産は逃避先トップ
http://www.asyura2.com/16/hasan110/msg/647.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 7 月 08 日 15:12:29: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

(回答先: 米雇用、大きな伸びはもう過去のものか 米所得不均衡 米CEA委員長BI制度を批判 先進国と新興国で広がる情報格差 投稿者 軽毛 日時 2016 年 7 月 08 日 14:43:19)

プラス利回りの日本国債、相場上昇の下で急速に姿消す−チャート
Naoto Hosoda
2016年7月8日 12:00 JST
  プラスの利回り確保が急速に難しくなっている日本で今週、一段とその余地が狭まった。新発20年物国債の利回りが初めてマイナスを付けたためで、ゼロを割り込んでいないのは30年物と40年物だけとなった。日本銀行が1月、欧州の中央銀行の一部に追随する形でマイナス金利政策の導入を決めたことを受け、期間が短めの国債利回りはゼロを下回り、マイナス圏で推移している。
原題:Debt Rally Leaves Only Japan’s Longest Bonds Above Zero: Chart(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-08/O9Z66D6JIJV701


債券上昇、新発2年債利回り連日で過去最低更新−追加緩和観測根強い
山中英典、野沢茂樹
2016年7月8日 07:50 JST 更新日時 2016年7月8日 13:53 JST

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新発2年債利回り一時マイナス0.365%、長期金利マイナス0.30%
円の100円割れ接近で、いつ追加緩和があるかもしれないとの見方

債券相場は上昇。長期金利は過去最低水準を更新し、一時はマイナス0.30%まで低下した。日本銀行による追加金融緩和を織り込む形で債券が買われているとの見方が出ており、新発2年債利回りも過去最低、先物は最高値を付けている。
  8日の現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.285%で開始した。徐々に水準を切り下げ、マイナス0.30%と過去最低を更新。その後はマイナス0.29%に戻している。新発2年物の366回債利回りはマイナス0.365%と連日で過去最低を記録した。
  新発20年物の157回債利回りは0.5bp高い0.04%、新発30年物の51回債利回りは1bp高い0.075%で取引されている。
  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「強いのが先物や10年債。短期ゾーンも強い。ドル・円の100円割れが近づいて、いつ追加緩和があるかもしれないということで、短いところに資金を移している面もあるだろう」と話した。一方、「弱いのは超長期ゾーン。超長期ゾーンがゼロ%に近づいて当面のゴールが見えたので利益確定売りが出やすくなっている。来週の30年債入札に向けたショートメークもあるだろう」と分析した。
  日銀がこの日実施した今月4回目となる長期国債買い入れオペの結果によると、残存期間「1年超3年以下」と「10年超25年以下」の応札倍率が前回から低下した。一方、「3年超5年以下」と「25年超」が上昇した。
3者会合
  財務省と金融庁、日銀の幹部が8日午前、金融庁内で英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて不安定な動きが続いている市場動向について意見交換し、為替市場で投機的な動きがあれば必要な対応を取る方針を確認した。財務省の浅川雅嗣財務官が記者団に明らかにした。
  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「日銀、財務省、金融庁の会合もあって緩和期待も意識される。英国のEU離脱により、世界経済の減速懸念や金融市場の不安定化に対して、各国で政策対応を考える一環」だと指摘。ただ、「すぐに緩和政策につながるとは思わない。不透明感が強まっている中で、7月末の日銀会合での緩和期待につながるので支えとなるだろう」と話した。

次回会合を28日、29日に開く日銀の本店

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比変わらずの153円58銭で取引を開始。その後は水準を切り上げ、一時は153円81銭まで上昇し、過去最高値を付けた。
  JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は、「債券相場は日銀のマイナス金利拡大を徐々に織り込みつつある。ひとまず、付利の10bp下げを織り込んだ印象だ」と話した。一方、「超長期債はおとといまでのラリーが一服し、高値警戒感からリアルマネーなどの売りが優勢になっている。20年債は初めてマイナス圏に入ったので、いったん調整に転じている」と述べた。 
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-07/O9YUSI6JIJV001


 


グロース氏:ソブリン債は「あまりにも危険」−利回りは過去最低水準
Wes Goodman
2016年7月8日 11:24 JST

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世界ソブリン債指数に採用の債券利回りが初めて1%割り込む
利回り急低下を受けてソブリン債需要は後退しつつある−CIBC

ビル・グロース氏は、利回りが過去最低水準にあるソブリン債について、リスクを冒してまで投資するには値しないと語る。
  かつてパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを築き上げたグロース氏は6日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ソブリン債は私の好みではない」と述べた。
  現在はジャナス・キャピタル・グループで「ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」を運用する同氏は、利回りの小幅上昇が相場の大幅下落をもたらす可能性があり、低利回りは債券が特に脆弱(ぜいじゃく)であることを意味するとし、「あまりにも危険だ」とコメントした。
ビル・グロース氏
ビル・グロース氏 Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
  米国と英国、オーストラリアの国債利回りは6日、過去最低を更新し、マイナス圏にあるドイツと日本では前例のない水準に低下。2006年以降のデータに基づけば、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の世界ソブリン債指数に採用された債券の平均利回りは今週、初めて1%を割り込んだ。

  また、ブルームバーグ・グローバル先進国ソブリン債指数に採用の証券は約10兆ドル(約1007兆円)相当がマイナスの利回りとなっている。
  英国による欧州連合(EU)離脱の選択が世界の経済成長を圧迫するとの見方を背景に、安全性が高いとされる資産への需要が拡大し、債券相場は上昇している。
  CIBCワールド・マーケッツ・ジャパンの債券責任者、大江一明氏は、利回りの急低下を受けてソブリン債への需要は後退しつつあると話す。
  大江氏は、手持ちの米国債があれば非常に幸運だとし、その場合、利益を確定した上で社債などに乗り換えることができると指摘。日本ないし欧州のマイナス利回りに投資するのはあり得ないとの考えを示した。
原題:Gross Calls Sovereign Bonds Too Risky With U.S. Yields Near Lows(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-08/O9Z2EG6JIJV601


 


社債よお前もか、利回り消滅しマイナス化急増−英EU離脱で資金流入

呉太淳、Finbarr Flynn
2016年7月8日 00:01 JST 更新日時 2016年7月8日 14:14 JST

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流通利回りがマイナスの社債は7日時点で768本、年初はゼロだった
マイナス金利拡大を見込む向きなどが購入と、SMBC日興・橋本氏

日本銀行のマイナス金利政策で、たびたび発生していたマイナス金利での社債取引が6月以降、急増している。英国の欧州連合(EU)離脱問題で、質への逃避から日本国債の利回りが一段と低下。利回りを求める買いを集め、信用リスクのある社債の金利までもがゼロ以下に押し下げられた。
  ブルームバーグのデータによると、流通利回り(気配値)がマイナスの残存期間1年以上の社債は今年初めには存在しなかったが、7日時点ではトヨタ自動車やNTTドコモの社債など768本ある。過去1カ月で約9倍に増えた。SMBC日興証券によると、それまでは日銀の社債買い入れオペ前後にマイナス金利での売買があった程度だったが、6月以降は取引が急増しているという。
  EU残留か離脱かを問う英国民投票をめぐり、金融市場では6月に入り不透明感からリスク回避の動きが強まった。同月23日の投票で予想外のEU離脱が決まると、欧州での離脱ドミノやイタリアの銀行経営への不安から主要国の国債が買われた。日本国債の場合は年限20年までがマイナス金利に突入し、社債市場への資金流入が加速。バンク・オブ・アメリカのデータによると、国内社債の平均利回りは6日時点で、データで遡れる96年以降で最低の0.11%を記録した。
マイナス金利導入を1月末に決めた黒田日銀総裁
マイナス金利導入を1月末に決めた黒田日銀総裁 Photographer: Akio Kon/Bloomberg
  SMBC日興証券の橋本宗治クレジットアナリストは、6月に急速に市場金利が低下したり、流通する社債が減ったことで、キャピタルゲイン狙いで「もっとマイナス金利になるという人や金利がマイナス0.1%の日銀当座預金よりはましだという人が買っている」と指摘する。ボーナスシーズンで手持ちの現金が潤沢な金融機関などによる買いが見込まれるという。
  

日銀オペ
  日銀による社債買い入れオペも利回り低下の要因だ。マイナス金利政策決定後の2月以降、平均レートはマイナスに陥り、直近の6月20日に行われた同オペの平均レートはマイナス0.217%、足切りレートはマイナス0.304%。ともに前回5月の過去最低水準を更新した。
  日銀はマイナス金利でも社債を買い取っており、SMBC日興の橋本氏は、社債価格について「ディーリング目的の場合は、買ってくれる人がいるところまで行く」と指摘。「オペ金利がマイナス0.3%近くまで行っているので、社債利回りが一段と低下してもおかしくない」と話す。ニッセイ基礎研究所の徳島勝幸・年金部長は、「日銀が買い入れ対象にする銘柄のマイナス取引は今後増えていく」との見方を示す。
  日銀は月1回程度のペースで社債買い入れオペを行い、今年は1−6月で6537億円買い上げた。対象は格付けがトリプルB格相当以上で、1発行体当たりの買入残高の上限は1000億円、総発行残高の25%以下となっている。
  ブルームバーグが英国民投票より前の6月6−10日に実施した調査(エコノミスト40人が対象)によると、日銀が7月28、29日の政策決定会合で追加緩和を行うとの予想は22人(55%)を占めた。6、7月の両会合を合わせると緩和予想が33人(83%)と圧倒的多数を占めたが、6月会合では金融政策は据え置かれた。
  バンク・オブ・シンガポールのチーフエコノミスト、リチャード・ジェラム氏は、英国民投票後に一段と円高が進み、国内経済への懸念が出ていることを背景に「日銀が追加緩和する可能性はより高くなった」と語った。
新発債
  社債は流通市場に限らず、発行市場でも金利が低下している。トヨタファイナンスは6月、表面利率0.001%の3年債を発行した。ただ、ニッセイ基礎研の徳島氏は、現状では金融市場の決済機能を担う証券保管振替機構のシステムが「社債にマイナスのクーポンをつけられない」ことを挙げ、新発債でのマイナス金利は当面出にくいとの見方を示した。
  同機構はコマーシャルペーパー(CP)については、マイナス金利発行に対応したが、その直後に三井住友ファイナンス&リースが3月に初めてマイナス金利でCPを発行している。
  SMBC日興は8日付リポートで、仮に追加緩和が行われた場合の新発債市場への影響として、トヨタファイナンスが行ったようなゼロに近いクーポンでの発行がさらに増えるほか、低金利環境を活用して「社債調達の長期化に動く企業がさらに増加すると考えられる」と指摘した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-07/O9TKIT6K50XZ01

日本の不動産は英EU離脱決定後の混乱からの逃避先トップ−JLL
Frederik Balfour
2016年7月8日 01:43 JST

英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて機関投資家が安全資産を捜し求める中で、不動産コンサルタントのジョーンズラングラサール(JLL)のアドバイスは「東へ行け」だ。
  魅力的な投資先の最右翼は日本。住宅用不動産プロジェクトの実効益回りは日本のマイナス金利を勘案すると7%に達するケースもある。JLLの住宅および投資担当マネジングディレクターのジョゼフ・ツァン氏が6日、香港での記者説明会で述べた。「日本でのリターンは非常に高く借り入れコストは低い。従ってスプレッドが大きいのは明らかだ」と同氏は語った。
新宿のビル群
新宿のビル群 Photographer: Yuya Shino/Bloomberg
  EU離脱を決めた英国では不動産ファンドへの償還請求が急増し、ファンドによる解約停止が相次いだ。
  
原題:Japan Property Offers Haven From Post-Brexit Turmoil, JLL Says(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-07/O9YCZ0SYF01V01


 

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